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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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祝賀会

土曜日。久しぶりにキャンパスへと赴いた。
この日は、教採の合格者として後輩に経験を語るセミナーと、合格者の祝賀会があった。


男子はピシっとスーツに身を包み、女の子もスーツやかっちりした格好をしている。



教師になりたくて教師になった集団なのだから、後輩70人(もっとかな?)を前にして話をすることは誰でもどうってことはないのだが・・・教採の受験生活は色んな出来事に富んでいて、要点をまとめておかないとだらだらと退屈な話をしてしまうことになる。

前日から話すポイントを一応は絞っておいた。




みんな、どれだけ必死に勉強したか、とか、教採勉強中私はこうストレスを解消した、とか、各々の体験を語る。


私が言っておきたかったのは2点。

今から勉強し始めても間に合うと言うことと、東アカに行かなくても自分の努力次第で合格は勝ち取れると言うこと。




去年、私もセミナーに出て転機を迎えたひとりだ。その頃私は、とりあえずどこでもいいからどこかから内定を貰って、それから教採の勉強に専念しよう・・・と思っていた。
しかし、売り手市場と言えど、したくもない仕事をするために受けに行くのだから、受かるわけがない。どこからも内定をもらえない日々。焦りにまかせて、手当たり次第目に付いたところは受けに行くという、今から考えたらちょっと追い込まれすぎだろうという就活をしていた。


そんな中、教採は受けるんだから行っとかなきゃなと軽い気持ちで行ったセミナー。でも、そこで自分の勉強してなさを思い知り、既に教採に絞って毎日毎日頑張っている子らに触発され、二兎を中途半端に追うのでなく、自分が本当に捕まえたい一兎を追おうと決意した。


その決意に至るまで、自分の置かれた状況を鑑みたらリスクはすごく大きかったし、自分にそれができるという自信もなかった。

焦り・不安・葛藤・・・色々な感情が押し寄せて、一瞬心が潰されそうにもなった。


でも、不安を抱えてでも、私は何のために大学にきたんだ、教師になりたくて来たんじゃないのか・・・と思ったら決断を下すまで長くはなかった。




教採って、教養は勉強をたくさん積まねばならないけれど、それと同様に自分の心の弱さとも闘わなければならない。

「落ちたらどうしよう」と考えない子はほとんどいないし。



全体への話が終わったら、今度は教科ごとに分かれての分科会合格者は皆、英語でのGDの練習をしたメンバーなので気心も知れている。


与えられた会議室へ行くともう数人の後輩が来ていた。
昨年の私も同じだったのだろうが、皆一様に不安の入り混じった独特の表情をしている。


そこから2時間ほど勉強法とかについて後輩を交えて話をした。



自分が受験者の当事者でいるときはまったく気づかなかったが、こうして客観的に後輩らを見ていると「あ、この子はいけそうだな」とか、「この子はめっちゃ頑張らんと・・・」という子が私にもわかる。




それから、祝賀会の会場になっている大学内の教授同伴でなければ入れないレストランへ。


行ったときにはもう、学長の式辞が始まっていてそろーりそろーりと入る。

ビュッフェスタイルの会食を楽しんでいると、


『では、ここで合格者のみなさんを紹介し、学長より記念品を贈呈したいと思います。紹介された人は何か一言二言言ってください』


こんなんあったんですか


法学部から順に名前が呼ばれていく。その間に私は何を喋ろうか考える・・・。。


記念品の授与と「一言」は無事に終わり、また各々食べ始めたが、合格者を紹介した後なので次々と偉いサンが寄って来る。


学長、副学長に激励・握手を受けた。学長をこんなに間近で見たのは初めてだったし、副学長は元文学部の学部長だった人で、私もよく知っている。


副学長は1回生のときから、専攻が違うのによく声を掛けてくれ知らないところで応援されていた。


今回、来賓の方と話をして、今日まで見ず知らずだった人でもこんなにも応援してくれる人もいるし、自分の事などてっきり知らないだろう・・と思っていた人が、気にかけてくれていると言うことに気づいた。


中でも初対面で私の心のうちを抉った方がいた。

ウチの大学OBの教員で組んでいる会の会長が私のところへ来て、足のことを色々聞いてくる。そして、


「『ここまではできる』『これはできない』というのをきちんと持って、できないところは素直に頼りなさい。そうすれば周りは助けてくれますよ、きっと」



普通に聞いていて、そして、その真意を汲み取った瞬間鳥肌が立った。


人に頼ることが苦手な(と言うより上手な頼り方がわからない)私を見抜いたのだろうか。



教務の教職支援の人も、私の顔など知らないだろう・・・と思っていたら覚えてくれていて、「うかってよかったーーー」とめちゃめちゃ喜んでくれて、教育実習事前指導の担当教授も声を掛けに来てくれた。



春からの教員生活が、実のところ少し不安ではあったけれど、こんなにも応援してくれる人がいるというのが判ったから、大丈夫な気がした
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