Think&Said to Myself
日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw
かんたんにこころはひらかない<まち言その④>
お久しぶりですっ
最近、ご主人は何やら忙しそうなので、お出かけしている間にぼくが代わりに書いちゃいますw
今頃きっとコーヒーでも飲んでるんでしょ。スタバスタバってさっきからうるさかったから・笑
最近のご主人はとにかくうるさい。
あの人と4年一緒にいて思うことだけど、冬はとくにうるさい。
たぶん、寒いとやたら独り言が多くなるせいと、寒いと心身ともにしんどくなるからだろうな。
当然ぼくを運転しているときは独り言の話し相手はぼくになる。
「あ゛ーーー寒い。まーち君、さむい」
ぼくも寒いよ、そりゃ。
「ちょっと早くあったまってよ――さむいにょ」
言葉のはしばしに「にゃ行」が出始めたら要注意。疲れている証拠だ。
「まーち、寒い、まーち寒い・・・」
・・・その発言が寒い・笑
車内があったまればあったまったで、
「・・・眠い」
わがままだなぁもう。頼むから居眠り運転はやめてよね。
ぼくには前方の車を察知して勝手にブレーキを踏むなんて良い機能はない。
そんなつべこべやかましいご主人を乗せて今日もぼくは走る。
今日のご主人は、誰かの不幸ごとでもあったのか、全身真っ黒でカバンまで真っ黒だ。
普段は履かないヒールをカツカツいわせながら歩いてくる。
ぼくのご飯に寄った。
すかさずテンションの高いおじさんが話しかけてくる。
ご主人は適当にあしらっている。
悪い人ではないけれど、ご主人はこの人が少し苦手らしい。
「無遠慮なテンションの高さ」が原因なのだそうだ。
次にぼくを見つけたのは、ご主人が「目だけ石川遼」と言う人で。
でもぼくは彼は石川遼には似ていないと思う。
この前もバッテリーを変えてもらった。
エンジンの調子をご主人にたずねている。
寒いからしんどいけど、ばっちりだよーーーwなんてぼくが言っても人間には聞こえないのだろうけど。。
笑顔で応じるご主人。
でも、その笑顔の中に絶対に崩さない壁のようなものを最近ぼくは感じるんだ。
なにか、こう、
かんたんに こころは ひらかない
みたいな。 打ち解けた体(てい)をかもしつつ、絶対に心を開けっぴろげにしたりしないぞという決意。
やっぱり、おおきなものを失ったのは、相当打撃らしかった。
ご主人はだれにも言わないけれど、ものすごい不自然さでご主人を避けて帰ったことを親友に話した帰り道、ご主人はぼくの中で堰を切ったように泣いていたんだ。
きっと自分が口に出して言うことで、それを認めざるを得なくなったんだと思う。
ぼくもご主人のつらさはわかるつもりだ。
だって、頻繁にぼくをあの場所に連れて行ってたのもぜんぶご主人の都合だし
いまでもときどき、すれ違う。
前みたいにご主人は彼に手を振ったりはしないし、存在すら気が付いていない風をよそおっている。
何度も車線変更を繰り返し、ご主人の車を追い抜いて滑り込んだ彼の車を横目で見て、
「セーフ!」
とつぶやいてにやっとするご主人。 どうやら彼は遅刻寸前だったらしい。
うん、そんなあんたも今日あいさつ当番じゃないの。あと5分しかないよ・笑
ここ何か月か、ご主人は必死に気持ちの落ち着け場所を探しているようだ。
そして、こころがひらいてしまわぬように背中にくっと力を入れて、今日も『目だけ石川遼』と話している。
まったく違うタイプだし、ご主人がなびいてしまうことはないだろうとぼくは思うけれど、同じ職業っていうことで警戒してるんだろう。
自分が弱くならないように。
冷えたからだを溶かすコーヒーみたいに、いつかその凝り固まったこころがほぐれる日はいつなんだろう。
ぼくももうため息は聞きたくない。
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プロフィール
詩を創るのが趣味。でも最近は忙しくてなかなか創作できません。
夕暮れの空が大好きですww
良い空があれば撮り貯めてますが、キレイに撮れないのがなやみ;
このブログでは日常や好きな音楽、本のレビューを綴ります☆徒然なる独り言にお付き合い下さい♪
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