Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますｗ

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泣き出しそうな笑顔≪まち言その⑦≫

こんばんはｗ
寒いですね

ぼくらにとっても厳しい季節です。霜はおりるしね・・・

毎朝ご主人はペットボトルに入ったお湯をぼくのおでこに掛けて、視界を確保・笑
ちょうど墓参りのそれのように・・・。

デフロスターが効くまで待てるほど、朝の時間に余裕はないみたい。

皮膚を刺すような、冬の朝の空気。

低血圧なご主人の、靄のかかったような思考。

そんな曖昧さを含んで、朝は流れていく。

「あ

」
と、ルームミラー越しに柔らかな笑みをこぼすご主人。後ろにいるのが誰なのかだいたい想像がつく。

けれど、その柔らかな笑みの中には確実に切実なかなしみをも含んでいるんだ。きっと。。

なかなか進まない車の流れに業を煮やしたのか、ショートカットを試みた後ろの人。
それを横目に見送って、

「そない急がんでも・・・ｗ」とつぶやくご主人。

いつも朝はぎりぎりなせいかもしれないが、ご主人曰く彼は「車の運転はいらちらしい」だそうだ。

出会いも何もかもぼくと密接に関わっていたから、ぼくに乗ると決まってご主人は彼のことを考えてしまうらしい。

ちょっとつらいけれど、それはぼくにはどうしようもない。

ただ黙って、だれにも見せられないため息や涙を見届けることしかできない。

今も会いたい気持ちや、前みたいに話がしたいという思いはあるのだろう。
でもご主人は、彼に迷惑をかけまいと絶対いない時間に行く。

いないとわかっていながら、つくため息のかなしさ。

一度21時前なのにいたことがあった。

見覚えのある車を認め、一瞬たじろいだご主人だったが何でもないふりを装って、事務的に一連の作業をこなす。

以前であれば、なるべくゆっくりしていたのに、それはもうてきぱきと。

その顔いっぱいにかなしみを浮かべ、再びぼくのところに来て乗り込むとぼそり。

「やっぱり、出てきてはくれへんよね」

唇を噛み、キーを回す。

ねぇ。もういいじゃん。
忘れようよ。

なんてかんたんにできるものじゃなさそうだけど、こっちもたまらないからさ。

ため息ひとつ。
ギアをドライブに。

「まち君、帰ろ」

そうだね、帰ろう。おうちへ。