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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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課題

最近悩みの種になっている生徒がひとり居る。

別に特に言う事を利かないわけではない。


ただ、よくサボる・・・。わざとらしい言い訳で遅刻してくるのは茶飯事で、授業が始まってから欠席連絡なんてこともしょっちゅうある。


別に、その生徒が遅刻しても欠席しても私には実害はほとんどない。強いて言うならば、数百円のコマ給の変化だけ。

でもコマ給云々なんてほんまどうでもいい。その子がサボって私が生活できないわけではないから。
それよりも来ると思って待っている私の落胆は大きい。


何よりその子にとって良くない。


自分のために待っている人がいるという事をその子はわかっていないのかわかっていても遅刻や欠席をするのか。
私にはまだそれはわからない。


個別指導の塾とは、ある種「約束」の上で成り立っている。

何曜日の何時から来る、ではその時間に先生も待っているという「約束」。


その約束を何回も破ることになっては、その子の信頼が崩れていく。
それは塾に限らず、実際の人間関係だってそう。今はまだ塾だけだからいいかもしれないが、実際の人間関係においてそんな事が続くと、その子の評価はどんどん低くなる。


損をするのは、その子自身なのだ。


そうなるのがわかっていて見過ごすわけには行かない。

父親からの押さえつけがキツいようなので、頭ごなしにガミガミ言っても余計反発するのはわかっている。さぁて、どうするか。

厳しい親の元に生まれ、反発したい気持ちはわかる。私だってそうだったしね。でもその反動の向け方は間違っている。

特にいけないなぁと思うのが、言い訳をすること。

遅れて塾にやってきてもとりあえず「すいません」とは言うものの、そこには誠意が見られないし、その後は言い訳の嵐。


「部活で」・・・・21時を過ぎても、大会前でもないのに部活をさせるなんて通常はありえない。
「電車が遅れてね」
「人身事故で~」・・・そんなニュースなかったけど。。



すべきことをしないで自分を正当化する。何考えとんねん
今はよくても、社会に出たらそれでは通用しない。


それを教えていかねばならない。人を諭すって力が要る。



勉強の方でも、自分の中の満足度合いが低い。求めれば望めば、もっと伸びる。その能力はある。集中して勉強しているときのその眼が物語っている。
でもその7割くらいで自分が満足してしまって「この辺まででいいわ」と頑張ることをそこで諦めてしまう。可能性はたくさんあるのに勿体無い。



その辺も伝えれたらいいなと思う。


それまで作戦を練らないとな。人を「諭し」たり「叱っ」たりするのは初めてだ。



大人への信頼感も薄いように感じる。高校生の頃なんて、まだ世界が狭いから自分の身の回りにいる大人がすべてだと思いがち。例えば親や、親戚、学校の先生たち。

でも、その大人たちがすべてではない。

それはこれから多くの人に出逢う中で身を以って判っていくだろう。でもそのとき、受け容れてくれる大人を撥ね付けていては一生学べない。


その子にそうなってほしくはない。自分を見ている人間は自分の予想以上に多くいるものだと知ってくれたらいいんだけどな




私も昔はそうだった。

小学校3・4年のとき、母に「1千万円出したら、あんたを育ててくれるって人がいるんやけど、あんたどう思う?」といわれた。
そのとき私は「勝手にすれば」と言ったと思う。まだ1万円も大金だった頃(今も大金だけど・笑)1千万円という金額の現実味さえ、ピンとはこなかったが、この人は子どもをお金で売ってしまえるのかと傷ついた。

母親としては「勝手にすれば」なんて言う子どもがかわいくないと思ったのかもしれない。

今でこそ親を赦せるようになったけれど、大阪に出るまで母も周りの大人にも負の感情しか抱かずに育ってきた。


高校で尊敬すべき先生に出逢い、こんな大人もいるのかと衝撃を受け、私の理想の教師像は定まった。
40人も生徒がいて、それを何クラスも受け持っていながら、私が元気のないときには気が付くし、欠席がちだったときに、「理由のない欠席の多い者は、欠点(成績で1。これは単位として認定されない)にするぞ」と言った時も後で呼び出され「あれはお前のことじゃないから。気にしてたら悪いと思って」とわざわざ言ってくれるような先生だった。ただのクラスのひとりなのに、よく見ているんだなぁと思ったものだ。


大学に入って、A先生のような先生にも出逢ったし。先生はいつの日も「頑張れ」とは言わない。「頑張っている」と言う。でも、そう認めてもらえることで、もっと頑張ろうと思うから不思議だ。


自分がすべきことをしていれば、認めてくれる、見てくれている大人はいるものだ。それがたとえ少なくたっていいじゃない。ひとりでもそんな人がいれば、頑張れるよ。



私も生徒にとってそんな存在である先生になりたい



その子と向き合うために今は鋭気を養っておかなければ。
きっと押さえつけられてきた分、不満もあるに違いない。諭すだけではなく、そこにも耳を傾けなければ、私のことも信用してもらえない。

頑張るぞ


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