たくさんの感謝しかない②

そこからはもう何度も口にしているコース料理(毎年会場が同じｗ)に舌鼓を打ちながら、懐かしい先生方との話に花が咲く。


まだ少ししか飲んでないだろうに顔を真っ赤にし、目をとろん、とさせてビール瓶を持ってくる後輩くん。(２年目)

アルコールは気持ちだけにして、グラスにはノンアルコールのビールを注いでもらう。


『僕ね、先生が掃除してる姿がすごく印象に残っていて、時間があれば僕もするようにしてるんです』


もう感無量

こうして見てくれている人がいる嬉しさ、ありがたさ。


まぁ掃除のクオリティは彼の方が数段上だ・笑


それから懐かしい生徒の話になり、去年の担任の先生と比較されて子どもとうまくいかない・・とこぼす。

仕方ないよぉ。

かたや教職３０年以上の大ベテラン、あなたは去年この仕事についたばかり。

去年の先生の方がよかったーなんて、何年経ってもよく言われる。



でも、経験が浅くても絶対その先生にしかない良さというのが絶対にある。

私もそうやけど、ベテランと比べて技術で劣るのは御幣のある言い方をすれば仕方ない。

だからこそそれ以外のどこで勝負するか。

そう考えなきゃね。



今は怖いものなしのベテランの先生も、私たちと同じくらいの時はいろいろ悩まはったんやろうし。
酸いも甘いも、潜り抜けてきてはるからこそ、その経験に裏打ちされた技術だっていっぱいあるんだ。


なぜか、とっても熱意ある良い先生なのに、なかなか彼の良さがストレートに子どもらに伝わっていない。

でも、いつかきっと伝わるよ




そして、去ったものへ一言、のコーナー。


段なんてなくていいのに、あんねんな。３段(微妙)


持つとこねえし、のぼれねぇよどーしよ。と内心焦っていたら、

別の後輩くんがさーっと駆け寄ってきてくれて腕を貸してくれた。


あ、この阿吽な感じ、懐かしくてありがたいなぁと涙が出そうになる(最近涙腺垂れ流しｗ)



はじめは仕方ないことやけど、何ができて何ができひんのか、まだまだ現任校の先生たちには浸透してなくて、こっちから働きかけていかなければいけない。

わかってはいるものの、なかなか精神力のいることだ。


だからこういうの、すごくほっとするんやよね。



このメッセージ、誰が考えてくれたんやろう・・と想像をめぐらしながら、じーん(涙腺)


そして花束は恐れ多くも主任から！！！！


いやもう、ぶっ倒れてもいいッスかね・・感無量その②．








そこからまた、歓談になり、「お姉さま」と話していると、「お父さん」登場ーーー！！


にゃーーんえべっさんスマーイルぱたぱたｗ(心のしっぽ)


『俺な、あんたに副担してもろて人間の幅広がったよ』


もうっ、泣くしかないセリフ言われたっ



「もーーーー泣きそうーーーー」


なんでぇ、と困惑する「お父さん」(涙腺崩壊させて無自覚ｗ)


「せんせーーーーーーーだいすきーーーーー」



酔ってません。ノンアルですから。でもこのテンション・笑



そしてなぜかひとりぽつんとデザートのケーキを食す主任のもとへ。


背中っ、背中が、何なんこの哀愁ｗ

スイーツ食べてんのに！(スイーツは関係ないやろ)



はじめはめっちゃ心細かった話とか、でも『絶対優しい学年にしよう』って言われて覚悟が決まったこととかを報告。


そして、「お父さん」に引き続き、涙腺崩壊発言。


『あんたのいてる学年はなぁ、優しくなるねん。大人も子どもも』


何なんもう。今日みんなして私の涙腺壊しに掛かってるやろ



わたし、本当にたくさんの先生に守られて教師してたんやなぁ。

つらいことの方が多かったけど、うれしいことの密度がめっちゃ濃いから、それで全部チャラやし、初任校がここでほんまよかったよ。


たくさん笑って、何度も泣かされそうになって、いい会になりました。


もう、ほんまに感謝しかない。