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日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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チョコレート

先週末は自宅でゆっくりといくつかの映画を観た今日はそのレビューw

ぇ、お前は卒論があるだろって??えへへ書いてるよ、とろとろと・・・
ほんまでも急がなヤバいゎだって提出は18日苦笑
第一章しか書いてないってどうこれ・・・。。



観たのは「チョコレート」という映画。これは邦題で、原題は「The Monster's Ball」(化け物の夜会)
映画を観ての感想だけど、この映画には原題よりも邦題の「チョコレート」の方が似合うと思う。原題も「Chocolate」でよかったのになぁ





早速レビュー行きます。続きへGO


主演:ハル・ベリー、ビリー・ボブ・ソーントン、ヒース・レジャー


☆Story☆

死刑囚の夫と幼い息子を相次いで亡くした女(ハル・ベリー)と、愛を注ぐことを知る前に息子(ヒース・レジャー)を目の前で失った人種差別主義者の孤独な男(ビリー・ボブ・ソーントン)。それぞれの家族の死をきっかけに、交わるはずのない二人が心を通じ合わせていく…。深い喪失の淵から、愛を知ることによって人生を取り戻す男と女の新たな出発を描いた、心に染み入るビターなラヴ・ストーリーが本作である。

ディープサウス(深南部)と呼ばれるジョージア州で州立刑務所に勤めているハンク(ビリー・ボブ・ソーントン)は、黒人嫌いの保守的な父親バック(ピーター・ボイル)から、偏見と、看守という仕事の両方を受け継いだ男。その父親はずっと以前に引退し、今は自宅で療養の身だが、いまだにこの家の主として君臨し続けている。ハンクの一人息子ソニー(ヒース・レジャー)も看守になったばかりだが、近所に住む黒人のクーパー(モス・デフ)一家と親しく付き合う彼を、ハンクは日頃から情けなく思っている。

黒人の死刑囚マスグローヴ(ショーン・コムズ)の刑執行の日、任務を満足にこなせないソニーにハンクは積もり積もった怒りを爆発させた。だがその翌日、ソニーはハンクの目の前で命を断ってしまう。

マスグローヴの妻レティシア(ハル・ベリー)は、夫が服役していた11年間、女手ひとつで息子タイレル(コロンジ・カルフーン)を育ててきた。

死刑囚の夫が処刑された後、レティシアをさらなる悲劇が襲う。激しい雨の夜、息子タイレルがひき逃げ事故であっけなくこの世を去ってしまったのだ。車にひかれた息子を病院に運んでくれたのは、たまたま通りがかったハンクだった。肉親を失った悲しみの底で、ふたりはやがて、喪失感を埋めるように互いを必要としていく。あれほど憎んでいたはずの黒い肌をしたレティシアをいたわることに、もはやハンクは何の疑問も感じなかった。だが、レティシアは、彼が夫の刑を執行した男であることをまだ知らない・・・・・・。



http://www.gaga.ne.jp/chocolate/story/index.htmlより引用。




情けないことに、電気椅子の場面を直視できない、ヘタレめぐさん。グリーンマイルのときも、その間トイレに行ってました・・・あぁいう残酷なシーンは・・ニガテです特に人が苦しんで亡くなる場面はあまり好きじゃない。




この映画、ストーリー的には文句を付けたいところも多々あるが、考えさせられる内容がたくさん盛り込まれていて、非常に仕上がりとしてはいいのではないかと思う。
途中、主人公ふたりの過激な濡れ場があるためにR18指定が入っているのが残念。そのシーンを削って(もしくはもうちょっとマイルドなシーンにして)R指定にならないようにすれば多くの若者も見られるのに。10代にはわからない心情も多々あるのかもしれないが、この映画是非若者にも観て欲しいものだ。

そんな意図を踏まえてか、無料動画配信サイト・Gyaoではそのシーンを削ってR指定から除外したものも配信されている。
もちろん映画館そのままのノーカットVer.も同じサイトで配信中だ。てか、ぶっちゃけ話の流れ的にそこでいきなりそうなるかって感じだから、あのシーンは多分監督の趣味なんじゃないかと思う・笑




さてさてそんな話はおいといて。


この映画、多くのアメリカが抱えている問題を浮き彫りにしている。その大きなものが、アフリカン・アメリカンに対する偏見だ。今は昔に比べてだいぶそういった差別は減ったし、様々な分野で活躍する黒人も多く居る。

しかし、完全に根絶したかといえば、それはNoだ。


白人至上主義者の主人公の父親。黒人女性は、自分の性的欲求を満たすための道具であるとしか思っていない。そんな父親の元で育った主人公のハンクも黒人に対し偏見を抱いていた。しかし、息子は母親に似て、気が優しくて、少し弱いところのある、そして近所の黒人の子供とも仲良くする人だった。そんな息子を父親であるハンクは壁を作って接してしまう。

絵を描く才能を秘めた死刑囚の刑の執行をハンクの息子がまかされることになるが、練習でもうまく処刑台の電気を流すことが出来ず、刑執行の当日は、人を処刑するという重圧から死刑囚を連れて行く途中、死刑囚の前で嘔吐してしまう。そんな弱い彼にハンクは立腹し、息子の弱さを責めに責めた。


それがキッカケで息子は拳銃自殺を図り、亡くなってしまう。ここにも銃社会アメリカの闇が垣間見える。


息子を失ったことでようやく自分が父親として間違っていたと気がついたハンクは喪失の底に落ちていき、刑務所の看守を辞めてしまう。



一方、死刑囚である夫が服役している13年の間ずっと一人で息子を抱えてやってきたレティシア。彼女は息子を愛していたが、愛するが故に、息子のその肥満体が気になった。アメリカで黒人が生きていくには嫌われるような要素は何一つあってはいけない。彼女はそんな思いにとらわれ、息子が甘いものやお菓子を隠れて食べているのを発見する度に辛く当たった。

夫の刑が執行され、彼女もまた喪失のなかにいたが、さらに息子まで事故で失ってしまう。


息子を偶然ハンクが病院に運んだことでふたりは知り合い、さらにハンクの行きつけの店で彼女がウエイトレスとして働き始めたことで交流はどんどん密になり、ふたりは恋愛感情を抱くようになる。


時を同じくして、ハンクは近所の黒人の子供にも優しい態度を取るようになる。



あるとき、ハンクの留守中にレティシアがプレゼントを持って訪ねたところ、例の差別主義である父親に「黒人の女を抱いてこそナンボだ」みたいなことを言われ、傷ついたレティシアはハンクを避けるようになる。そのことで父親に怒りを覚えたハンクは父親を老人ホームに収容させてしまう。


おーいおい。お父さん、そんな簡単に老人ホーム入れていいんかい??とツッコみたくなるほど、そこはアッサリとあっけなく。。


物語の最後、ハンクの息子の部屋で夫の描いたハンクとその息子の肖像画をレティシアが見つけ、夫を収監していた刑務所の看守であったことを知ったレティシアのその後の演技が非常に素晴らしい。
ハル・ベリーの女優としての実力の高さがその数分のシーンに凝縮されている。なかなかああいう演技が出来る女優さんも少ない。


問題提起や風刺の仕方はなかなかいいが、ストーリー展開が急すぎて不自然なところも多々ある。レティシアの息子がひかれるところも唐突だし、ふたりが恋仲になるのも急だ。さらに人生の半分以上を白人至上主義できたハンクが、いきなりリベラルな考えになるのも不自然だ


この監督さん、ストーリー構成を学ぶ必要がありそう。とはいえ、なかなか感慨深い映画だったので星は4つ。



まだGyaoでやってると思うので興味のある方は鑑賞してみてはいかがでしょうか。だいぶネタバレありなレビューですが、久々にレビューらしいレビューになった・・かな?



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