Think&Said to Myself
日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw
ネコ??
- 2016/09/29 (Thu)
- ☆日記★-日常全般-☆ |
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デコ巻きずしとは・・・切ったときに断面が動物やキャラクターになるように作った巻きずしで。。
この日のお題は、かわいい「ネコまきずし」になるはずだったんですけどね・・・・
美術がずっと2だった奴が作ると、こうなります・・・
お子様も喜ぶ巻きずし・・・のはずが、お子様泣かせなお寿司に・・・。
私、将来もし母とかになってもキャラ弁とか絶対無理だわ・・・
どー見ても化け猫ずしじゃないかっ
でも味はおいしかったよ・・・言い訳がましいけど。。
Miracle on the Hudson
- 2016/09/24 (Sat)
- 映画★音楽★本 |
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久しぶりに映画を観てきました。映画館で・笑
実話に基づく話、『ハドソン川の奇跡』です。
確か2009年の年が明けて間もなく・・・だったかな。
卒論を提出し終えて、ほっとしていたころだったと思う。(あんまり言うと年がバレるな)
当時まだブラウン管のTVで、ニュースを見たことをおぼろげに覚えている。
バードストライクで、すべてのエンジンが不能になる中、難易度の高い緊急着水を成し遂げてひとりの死者も出さなかったベテランパイロットのことは、日本でもずいぶん英雄扱いされていた気がする。
その裏で、空港に引き返さず危険性の高い着水という手段を選んだことで、乗客の生命を危険に晒したとして、ああいう委員会にかけられていたのは、この映画を観るまで知らなかった。
トムハンクスの、表情で語る演技が素晴らしい。
特に夜中に街中走るシーンとか、表情ですべて語ってる感じがする。
一歩間違えば大惨事だったけれど、あの短い間で空港に引き返すのも、他の空港に緊急着陸するのも無理って判断し、マンハッタンのビル群に飛行機が墜落なんてことのないようにハドソン川に降りる、と決断した機長、すごいわ。
元、軍のパイロット(だったかな?)っていう経歴の持ち主で、飛行訓練を積んでいたことも幸いしたんだろうな。
管制官が最後まで近隣の空港に行かせようとしている緊迫感とか、実話がベースだからこそリアリティがあった。
機長を信じて、応対したクルーのみんなのチームワークも素敵だし、着水した後、沿岸警備隊の人たちがすぐに救出活動に向かったのもすごい!
なんしか、すごい!しか出てこない自分の語彙力のなさよ・・・苦笑
キャストの中に「Himself, Herself」(本人出演)があったのも、クリントさんのこだわりなのだろう。
エンドロールで、ほんまもんの機長と乗客が再会するシーンがあって、ジーンときました
観てよかった。
新しいほぼ日♪
- 2016/09/09 (Fri)
- しましまとドット |
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8月下旬に来年の手帳のラインナップが発表されてからというもの、どれを買うか吟味に吟味を重ねて・・・ガイドブックも読み込んで、もうもはや、夏の終わりの風物詩的な・笑
来年で3年目になるほぼ日。なんでもっと早く使い始めなかったのか・・というくらいハマりこんでしまっている。
今年はミナペルホネンというテキスタイルブランドのカバーを使っていたが、来年のミナのカバーにはあまり惹かれなかった。
今年は『MOTHER2』とのコラボカバーにしよう!と決め・・・
1日の発売日にLOFTに行って、覆される・・・ああLOFTマジック。
LAPISという、鉱石をテーマにしたカバーに一目ぼれ。
中身は英語版のプランナーというやつにした。
でもやっぱりコラボカバーも捨てきれなかったので、カバーだけ注文。
何かの折に使おう。
夜に届いて、「開封の儀」
来年はどんなことでページが埋まるだろうか。
OKINAWA
- 2016/08/24 (Wed)
- 学校奮闘記! |
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修学旅行の下見のために。
うちの学校では過去違う場所に行っていて、今度久しぶりに沖縄になるというのもあって、もう学年の先生の親睦旅行なんじゃないの?というほど、大勢で行くことに。
下見の旅費は2名分しか出ないため、はみ出た分はもちろんみんな自腹です
しかしまぁ、こんなシーズン真っ只中に・・・前の学校では冬休みに下見だったけど・・飛行機安いし。
なんだかんだでとれる日程がここしかなかったのだそう。
飛行機で1時間ちょい。
同じ国で、こんなに早く行けるのに異国情緒漂う、不思議な場所やわ。
時間がとてもゆっくり流れているなぁと思った。大阪人、せかせかしすぎやな・笑
初日のおひるごはん。定番の沖縄そば。
そばはそばでも、小麦粉なのでそばアレルギーの私でも安心。
ジューシー(沖縄の炊き込みご飯)と一緒になったセットをいただきました。
めっちゃおいしかった
そして、島内では車で回るので、レンタカー3台(大きい車は入れない場所もあるので、コンパクトカーに分乗)で行ったのですが。。。
まさかの・・・MAZDA CX 3
嘘ぉーーー憧れの車
運転担当の後輩君も車好きなんやけど、目の色変えてたわw
もうめっちゃ良い車でした!!!高いから自分では買われへんやろな・・・
バスを停める位置のチェック、見張りで立つ場所の確認、加えて私の場合、みんながエスカレーターで移動している間、どこからエレベーターに乗るかのチェックも。
ホテルとか1ルームマンションみたいやし!
ベランダづたいにほかの部屋に行けないかどうかも大事なポイント。
手すりつたって消灯後に移動するスパイダーマンみたいな子、今までもいたしな・・・
ガマ(天然の防空壕)にも入るんやけど、足元が悪く、杖があってもキツそうだったから地上で待機・・本番は霊感強い子と待機組決定です。
ああいう場所に入ると頭痛がしたり、気分が悪くなる子も実際いるからね・・。
1泊2日の弾丸下見で体力的にはしんどかったけれど、学年の先生たちともたくさん交流できたしよかった。
翌日から授業ってことを除けば、最高・笑
筋肉痛抱えて授業します・苦笑
I met CATS(⋈◍>◡<◍)。✧♡
- 2016/08/13 (Sat)
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その初日。
一度是非観てみたいと思っていたミュージカル『CATS』を鑑賞しに。
運よくチケットが取れたのでw
生『MEMORY』が聴けて、もう感無量!!!
客席まで猫さんたちが来てくれたり、幕の間の休憩には舞台も見学できたりして、充実の公演。
猫の衣装が結構体型くっきり出てしまうもので、公演前に食べ過ぎておなかでっぷり・・・とか絶対したらあかんねんやろうなぁとみなさんのスタイルの良さに驚いておりました。
ひとり(1匹?)ボロボロの身なりをした、周りの猫からもあまり相手にされていない猫がいんねんけど、最初はうつむいて声もぼそぼそ・・・目も力がなくって感じやねんけど、
『私を見てよ!』っていう気迫がヤバいし、一番MEMORYの歌が上手で胸に響いたのもこの猫さん。
そしてだんだんその顔に自信が満ちていく様は・・役者さんってすごいなと思った。
観られてよかったわ。
公演後、出口で偶然前任校で一緒に勤務したことのある先生にお会いして、小学生らしい娘さんも一緒だったんだけど、大阪とか東京とか、こういう質の高い芸術に子どものうちから触れられやすくていいなぁと思った。
地元じゃ『名探偵コナン』の映画でさえ、公開初日にまだ観れないからな
帰りは遅いランチを、30品目の定食が売りのごはん屋さんで。
ここのお店、大阪市内に何店舗かあるのだけど、大好きで近くで用事があってご飯を食べなければならないときは必ず寄るんです
この日のメインは揚げ出し豆腐的なやつやったかな~。
ご飯は玄米やねんけど、ふっくらしていて、家で炊いた玄米とは雲泥の差。
さらに味噌汁も麦みそが使われてて、おいしいんです。
ここの味噌汁に出会って、我が家も味噌を変えたほど。
ただ麦みそ100%だと家計を圧迫するので、麦みそ入りの合わせみそやけどね
浴衣女子会
- 2016/08/12 (Fri)
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今年、私が着たのはこの浴衣。
昔から紺地につばめ柄というのがめっちゃ憧れで
でもなかなか思う柄がなくて、半ばあきらめていたらそんな時に限って売っているもので。
ほぼ衝動買い
安かったので、北新地のヘアサロンで着付けをしてもらったんですが・・・(またディープな場所で)
着つけてもらっている間、表から飛び込みと思われるお客さんがセットを頼んでいるんですね。
男性の声だったので、てっきりオーナーだか店長だかが、お店の女の子を連れてきているのかと思っていたのだけれど・・・
浴衣を着終わって表に出ていくと、そこには古田新太さん似のごっついおっちゃんがいてはんねん。
で、顔にパウダー塗りたくってはって。
顔は完全古田新太さん系やねんけど、髪の毛見たらロングヘアでな・・・髪の毛セットしてもろてはんねん
今までニューハーフの人を見たことがないわけじゃないけど、いかにもオカマバーのママとかしてそうなド派手な人しか見たことなくて。
こんな普通に、おっさんの声でお姉言葉をしゃべらないニューハーフさん初めて見たから衝撃でした。
じんせいーーーいろいろっ・笑
3人で飲み会やったんですが、一人はフルオーダーメイドという気合の入れよう。
金茶色ベースのモダン柄浴衣に、黒い帯がよく似合ってて、いいなあと思った。
私、あんな遊びを利かせた柄絶対似合えへんねん。
ああいうのをさらりと着こなせるおしゃれさんになりたい。
行きつけの居酒屋には夏季限定のカレー焼きそばも出ていて、これがまた美味!!
しかも顔なじみのおじいちゃん(偶然にもこの日彼も浴衣)が、私たち3人に1杯ごちそうしてくれるなんて嬉しいこともあって、楽しい会になりましたw
やっぱ和服好きだわ
たくさんの感謝【人権フォーラム】その②
- 2016/07/31 (Sun)
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いかに私が朝テンパっていたかがわかっていただけるかとww
会場となる場所は、市の施設で、市役所の出張所や図書館も併設されているところである。
それゆえ、生徒にめっちゃ会う!
早速、やんちゃ連中と遭遇。
図書館とか来るのね・・キミタチ。笑
でも、夏休みマジックだなぁ。
どの子を見てもかわいい・笑
きっと心に余裕があるからなんだろうな。
いつもいつもこんな菩薩のような心持ちで、子どもたちを見ることができれば、ガミガミ言ったりしなくて済むのだろうけど。
実際は暴言吐かれるわ、ガラス割られるわで余裕もへったくれもあったもんじゃない
最近思うのです。
案外、夏休み冬休みなんてものは子どもたちのためじゃなく、教師のためにあるのかもなぁと。
でないとね、この業界に夏休み・冬休みがなかったら、この仕事は数年と持たない気がする
やっぱりこう、いくら子どもが好きって言っても、昨今こういろいろ大変だから(苦笑)
しばらく、適度な距離を保って、あ、やっぱみんなかわいいなって思う心を取り戻してから新学期に入るっていう、このインターバル必要よ、ねえ?笑
ま、そんな横道それた話は置いといて。
続きに行きましょか。
たくさんの感謝【人権フォーラム】その①
- 2016/07/30 (Sat)
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平常心、平常心と言い聞かせていたにも関わらず、朝からスーツのベルトを忘れたことに気づき、駐車場から自宅へ引き返し、そのまま意気揚々と車を運転していたら、初めの信号でカバンにスマホが入っていないことに気づき、取りに戻る。。
・・・20分のロス。(全然平常心じゃない)
それでもまぁ、いつものように学校につく。
玄関から職員室に入るまでの間にも、出会う先生出会う先生に、『いよいよ今日やな』とか『頑張ってや』と言われるw
そのたびに「ありがとうございます!」か「頑張ります!」か、
「ふぇぇーーーん」(壊)しか言えない私。 語彙力よ!笑
教頭先生は・・にこにこ微笑みながら、
『なんか、俺も緊張して昨日寝れんかってな~』
なんで先生が笑
でもその言い方がかわいらしくて、
(ヤバい、めっちゃ萌えポイントやわ先生w)と朝からひそかにジワる・笑
サクラを頼んでいたうちの一人で大学の同期でもあるU先生に、
『予定にないこと聞くって言ったけど、やっぱトシ聞くのやめよ』
???
『「職員室で一番嫌いな人誰ですか?」とかねww』
・・・・・やめれ笑
一番あかんやつやからそれ!
とまぁみんないろんな方法で、私の緊張を和らげようとしてくれますw
ありがたい
一番聞いていただきたかった、尊敬している前任校の主任の先生は、役員のお仕事が入っているとかでうちではなく違う分科会に行かないといけなくなったそうで・・・
それを昨日、校長先生から問わず語りに聞かされたものだからテンションだだ下がり。。
<回想>
原稿読みの予行練習中。。
『○○中(前任校)からやったら、▲▲先生(前主任)とか来てくれるんちゃうかなぁ』
と一旦期待を持たせておいて・・・
「あ、××先生から▲▲先生来てくれるとは聞いてるんですけど・・・』
校長、おもむろにマニュアルをペラペラとめくり、
『あー○○小学校の分科会の役員になってるで』
うそーーーーーーーーん!
誰よ、来るとか言うたん。。
「あ、じゃぁ来られないですねー残念」
つとめて明るく振舞ったものの、とりあえずテンションだだ下がり
転勤しても、元気にやってまっせ!ってところ見てほしかったんだけどなぁ。。。
でもお仕事だからしょうがないよね
ああいう仕事って、自分で行きます!とか言うもんじゃなくて、上からここに行けって言われるもんだし。
前主任のところまで、届ける勢いで、それくらいの気合で今日はやろう!
そんな気持ちだった。
私という人間は、案外本番そのものより、あの本番前の心のざわつきに弱い。
なので、今朝も例外でなく・・・(だから二度も忘れ物を取りに帰る羽目にもなるんだけど)
『先生、ビオフェルミン、それ(ペットボトルのふた)じゃ閉まらないですよ』
と後輩に声を掛けられて・・・
ん?と見たら、ビオフェルミンの瓶のふたを一生懸命ペットボトルのふたでしめようとしていた。(アホ)
もう笑うしかないww
みんなは続々と午前中に開かれるセミナーへと出かけていく。
毎年私もセミナーは聞きに行くのだけれど、今年はそんな余裕ないだろうと午前中の申し込みはしていなかった。
が、それを後悔した。
だって、だって!!何かしてないとマジ落ち着かへんねんもーーーーーーーーーん
セミナーに行ったほうがまだ気が紛れたかもしれない。
人影もまばらな職員室で所在なく、うろうろうろうろ。
立ったり座ったり。 (檻の中の熊か)
『ちょっと落ち着いたら?』(そら言われるわなw)
『あと6時間もすれば、すべて終わってるんやからさ』
そうやけど、そうやけど・・・
「うにゅーーーーーーーーー・・・・」
『なんか変な音出てるしw』
結局、直前打ち合わせが始まる1時間も前にスーツに着替え、昼休憩真っ只中の会場に乗り込む・笑
その②に続く
内省作業
- 2016/06/19 (Sun)
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人権教育のことだ。
今年の1月に正式にフォーラムで発表してくれと言われてからというもの、特にここ数か月気持ちが休まらず・・・
教育実習生のことや、これのことで、ここひと月ほどは土日もフルで学校にいる。
ようやく原稿を書き終えた。
やりがいのある仕事だが、結構しんどかった。
単に作業が、ではなくて、中身が。
結構これまでのことを振り返りながら進めなくてはならないことも多かったから。
以前から私を知っている人はよく知っていると思うけれど、就職してからこれまで特に最初の4年間は苦しいものだった。
辞めようかと思うこともしょっちゅうだったし、生活のことを考えどうにか耐えていた時期だってあった。
まぁそれでも自分の好きな仕事だからもったんだけどね。
単に生活のためでも、嫌なら我慢できない。
自分の軌跡をたどる発表でもあるので、時に人気(ひとけ)のない職員室で鼻の奥をツーーンとさせながらPCのキーをたたいていたことも何度か。
それでもどうにか原稿ができた。
あとは発表用の読み原稿だ。
やれるだけやってやる!
実りある3週間その③
- 2016/06/18 (Sat)
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真面目で優秀。責任感も強そう。
一見すると、すごく良いのだが、そういう人の弱点は困っても自分でどうにかしないと!と思いすぎる傾向にあること。
様子を見ていて、彼女もそういうタイプかもしれないなと思っていた。
なかなか弱音を吐かなかったりとかするタイプ。
それは大きな長所だけれど、場合によっては短所にもなり得る。
新任のころ、思いっきりそういうところを短所にしてしまったことがあるので、彼女には晴れて教師になったあと、それで苦労してほしくないなと思った。
なので、敢えて不甲斐ないエピソードを話したり、周りの先生に相談しているところも彼女にそれとなーく見せたり。
チームワークの大切さ、一人で無理な時は周りの力を借りること、その重要性の方に力を入れて話をした。
授業が多少下手でも、子どもたちや周りの先生方とうまく行ってれば、子どもらも頑張るし、仕事もうまく回りやすい。
逆に授業はトップクラスでもスタンドプレーが過ぎたり、自分勝手ばかりしていると教師集団がギクシャクする。
同僚から信頼されなくなると、その空気をやがて子どもたちも感じ取るものだ。
実習も終盤に差し掛かったある日。
私も常日頃注意ばかりしているちょっと大変なクラスでそれは起きた。
私にとって大変なクラスは、彼女にとってもそうだったようで、なかなかうまく行かず、ざわつくことが多かった。
その日、グループ学習をさせていた彼女は残り数分で、子どもたちに聞いてほしいことがあったらしく、静かにするよう指示をしたけれど、もう誰も聞いちゃいねぇ、みたいな状況で。
黙って待ってみたり、静かにするよう促したり、あの手この手を使っているのは見て取れたがそれもなしのつぶて。
誰も先生(実習生)に対して注意を払わない状況に、後ろで見ていた私のほうが堪忍袋の緒が切れそうだったが、よほどのことがない限り、実習生といえどほかの人の授業の中で安易に口は出すまい、と心に決めていた。
これは、と思っても、授業のあとに言うようにしていた。
毎日の疲れもあっただろうし、真面目でよくできる子だから何とかしたいという思いもあっただろう。
でも目の前の子どもたちは誰も自分を見ていない。
声が届かない虚しさ。
こういうのは、教師は若いころに誰もが一度は経験する。
若い先生の中には怒って教室を出て行ってしまう人もいるし、私も昔は「ちゃんとできるまで、授業はやらん!」と飛び出しこそしなかったけど、ずっと睨みながら教卓の前で立っていたこともある。
大学の教職の先生も昔おっしゃっていたけれど、『怒って職員室に戻ってもねぇ、虚しいというか情けないんですよねぇ』
そうなのだ。あとから子どもらがヤバいと思って、謝りに来てくれるならまだいい。
でもそうでないケースもあったりする。
ただ、それを実習時代に経験するというのもなかなかレアだ。
このクラスは相手が実習生だからと気を遣ってくれるようなクラスではない。
まぁ、誰に対しても一緒と言えば聞こえはいいけれど・笑
その時に彼女が感じていたことは、私や他の先生もかつて経験した思いであるはずで、痛いほどよくわかった。
ギリギリまで口は出すまい、と決めていたけれど、彼女の表情が変わってきたのを見て、
私は大きな声で注意していた。
しーーーーーんとなる教室。
怒られている、と理解したのではなく単に大声で注意され、驚いただけかもしれないが。
涙をぬぐいながらも彼女はチャイムを鳴るまで決して教室を出なかった。
すごいなと思う。
彼女が教室を出てから、『なぁあいつ泣いたんって俺のせい?』と聞いてくる子。
そんなんきくんなら、ちゃんとせえやアホーーー!って感じだが、まだ『俺のせい?』と気にするところがかわいいなと思う。
ほんまに気にしてなかったら、そんなこと言わないもんね。
彼女の思いを聞いて、誰でも一度は通る道だよ、みたいな話もして、ああいうときはこうしたらいいよという話もして、それから私はさぁ、どうしよう、と思った。
ここしばらく、疲れもあってか、笑顔が少し減ったように感じていた。
実習を終える前にずたずたになっても、いかん。
でも、乗り越えてもらいたかった。
ただ、免許を取得するだけじゃなくて、将来本気で先生を目指している子。
今は実習生として、だけどいざ本当に教員として子どもたちの前に立ったらまた違う。
これより大変なことも山ほどある。これくらいの苦難でくじけていては、長くは持たない。
最初から『もうあのクラス行きたくない』と言いそうな子なら、発破をかけるんだけど、彼女はそんなこと言わないだろうなという期待はあった。
だから「よっぽどしんどくて、つらいんやったら代わるよ?」とだけ伝え、答えを待った。
もしここで本当に、実習期間の途中で授業者が変わればクラスの子たちは『先生はこの間のことでへこんで授業をしないのだ』というように解釈してしまう。
先生に勝った、みたいな変な意識を植え付けたくもなかった。
本当に1クラス任されれば、泣こうが喚こうが、授業に行かない、という選択肢はない。
だから頑張って!と祈る思いだった。
ほぼ100%、しんどいけれど、やる、というだろう、という見込みはあったけれど、万が一、もう嫌です、と言われたら、ちょっと厳しいことを言うつもりでいた。
でもどんな言葉を使おう、、と布団の中で悶々とする夜が明けて。
けれど、それから数日、実習日誌には「胃が痛かった」と正直に書いていたのでクスリとしたが、彼女は授業をやり遂げた。
そんな姿を子どもたちも見ていたのだろう。最後の日には拍手が起きた。
彼女から手紙をいただいたが、そこには『先生の指導教諭として初めて担当した学生が私だと知ってうれしかった』と書かれていた。
右も左もわからないまま、時に先輩に相談しつつ、こっちもがむしゃらに引き受けた役であった。
他にもっと優秀な先生はいっぱいいるのに私でいいのか、とも思った。
でも、彼女と接する中で、若いころの気持ちみたいなのも思い出したし、何より何の先入観もない真っ白な眼で教師の自分を見られることによる「襟を正される感」とか、自分の教師としての在り方みたいなのを見つめなおす良いきっかけにもなった。
ほんまに引き受けてよかったなと思う。
もうひと月もしないうちに教採だ。
彼女の熱意が、面接官に伝わることを願ってやまない。
前途有望な彼女に対してありがとうの気持ちでいっぱいだ。
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プロフィール
詩を創るのが趣味。でも最近は忙しくてなかなか創作できません。
夕暮れの空が大好きですww
良い空があれば撮り貯めてますが、キレイに撮れないのがなやみ;
このブログでは日常や好きな音楽、本のレビューを綴ります☆徒然なる独り言にお付き合い下さい♪