Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますｗ

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光がみえた日

前回もらった痛みどめのお薬がもうあと少し。

平日の朝なんてなかなか病院に行けないし、来週は土曜の朝は予定がある。

今日行くしかないな

昨日の仕事疲れがまだ取れていなかったから少しでも寝ていたかったけれど、布団から自分を無理やり引きはがして出かけた。

この日出かけたことが大きな転機となる。
それこそ今日じゃないと。来週の土曜日ではダメだったのだ。

ニタニタ顔のヤブかもな院長を脳内に浮かべて憂鬱な気分になりつつ、エレベーターに乗る。

まだ３回目なのにもう受付の女性に顔と名前を憶えられてしまった。

『あ、今日ね、院長先生お休みなんで、代わりにN先生が来てくれてるんですが』

え、うそーーーーーーーん。

検査するだけしてわからないと言われる病院で、さらに担当医が違うなんて

運が悪いなぁ。。

けれど、このN先生が光をもたらす張本人だった。

どんな先生なんだろう・・とドキドキしながら診察室に入ると、思わず、

(うーわ！N島先生にそっくり！！)

大学時代、メタファー研究に長けてはったN島先生にそっくりだった。
苗字も１字違うだけｗ

とはいってもすっごい内輪な話なので、えぇ一般的に・・・真田広之に似てらっしゃいます。

肌も少し浅黒く、ダンディ＆ワイルドって感じ。

世間一般にはこういう人「かっこいい」の部類に入るんだろうけど、私はちょっと苦手だな～と思っていたが、見た目とは裏腹に中身、ごっつい気さくな関西人だった・笑

デスクの上のPCには既に私のカルテが出されている。

『どうですか。だいぶ痛そうやねぇ』

痛いっす。半端なく。。

痛みどめも３時間しか効かないこと、痛くて仕方なく歩くのも困難なこと、婦人科との関連を疑われこちらから紹介状を書いてもらって別の病院に行ったが、そこで因果関係はないだろうと言われ大学病院に行くよう言われたことを話した。

しっかり話を聞いてくれる。

『痛いのはどのへん？』

指差すとそこをごりごりと触り、

『大腿直筋やねー。。うわーこれだいぶ張ってるねぇ・・・

』

あ、この先生良いかもｗ　と手ごたえを感じる。

リハビリの先生もその筋肉が怪しいと言っていたのだｗ

『ここが炎症を起こすとね、だいぶ痛いですよ。長引くし。』

「もう痛くてしようがなくって

　どうにかしてくらさい・・・」

とN医師は満面の笑みで・・

『注射打とうか

』(めっちゃ嬉しそう)

「え・・注射

」

『怖いー？？』

何やねんこれ、小児科の会話か。。笑

超ビビりやねん、私。

したことのない薬品の注射とか、したことない検査の前ってごっついビビんねん

「なんのちゅうしゃですか・・・」

『んー？痛みどめ。患部にねｗ　』

痛みどめの注射・・・

隣席の同僚との会話を思い出す。

隣席のおばちゃま先生が、私が痛い痛いと言い始めた２日後、夜中に突如関節の激痛で救急病院に運ばれた。

痛みの耐性の個人差もあるんだろうけど、関節の痛みで救急車内で叫びまくり、病院についてすぐ、

『こーーんなふっとい注射をな、(そう言ってどれだけ太いのかジェスチャーをし・・)バチーーーーン打たれて、それも痛くて痛くて叫びまわって、でも打った直後から関節の痛みが消えてん

』

もしや・・同じのなんちゃうん。

「こんなふっといのんバチーーーーーーーン」になる運命か・・私も。。

回想に浸ってる間にどんどんテンション下がる

悲壮感漂う私に『(痛み)そんなにやと思うよー？』

『＊＊＊(薬品名。ややこしくて覚えてない)持ってきて』と看護師さんに指示し、私に向き直って、

『はい、ほんならそこに痛いとこ出して寝て』

ぎゃぼーーーーーーーーーー。痛いのやだーーーーーーーーーーーーーー(誰でも嫌やわ)

はぁ

また、パンツ見られるのか。

足の付け根なんて傷めるモンじゃないね・・

まぁ医者も私のパンツなんか見たないやろけどさ・笑

脳裏に仙椎を傷めた時の癒し系おっちゃん先生の『誰もお前のパンツなんか見たないんじゃ！さっさと病院行って来い！』の一言を思い出し、開き直って寝そべったはいいものの・・・

先生が取り出したのは、イソジンを含ませた丸い脱脂綿。

不安を煽る。

だってさ、注射の前って大抵、アルコールを含んだ脱脂綿でしゅしゅってされるやん？

イソジンって・・・やっぱぶっといのんバチーーーーーーンなんやー

そうなんやーー

「ふぇー・・・怖いーーーーー・・」

間髪入れずに『まだ何もしてへんしてへん』とお決まりのツッコミが入る。

ツッコミのキレがいい医者やわ・笑

「つい最近同僚が関節炎なった時にね、こんなぶっといのんバチーーーン打たれたって、それが叫ぶほど痛かったって言うてはったからねぇ

」

『バチーーーーーーーンとはせえへんせえへん』と先生と看護師さんがハモる。

なんでハモんねん、息ぴったしやないか。
しかもほんまに二人して間をおかないツッコミ・笑

「私ビビりなんですよぉー」

言わんでもわかるって言われた・笑

『でもこの間も自衛隊のこんなガタイのお兄さんに注射ー言うた瞬間に顔真っ青になってがたがた震えだすもんなぁ。みんなそんなもんや』

筋肉注射やけど、それほど痛いこともなく、無事に終わった。

でも素を出して話せる先生でよかったわ。

怖かろうがビビってようが、それを出されへん雰囲気を醸し出すお医者さんいてはるやん。思ってること口に出しにくいっつうかさ。

冷やかにこんなんでぎゃーぎゃー言うなよみたいな顔で見はる人。

その注射のおかげか、ちょっと楽ですｗ

『足を持ち上げたりするときに使う筋肉がここの大腿直筋言うねんけど、この筋肉がついてるところ、付着部が炎症を起こしてるんやと思うわ。ここに炎症があるとだいぶ痛むからね。ひと月くらいは見といた方がいいかな。仕事休まへんかったらひと月超えるね』

先生は脳性まひの患者を診たのが嬉しかったのか、私の足を伸ばしたり曲げたりしつつ看護師さんに、

『ほらっ、こんなに膝は伸びるのにアキレス腱はこんなにかたいよっ』

と嬉々として言う。

いや、看護師さんたぶん、そんなにアキレス腱のかたさとか興味ないやろｗ

『えー今までオペせず？これアキレス腱延長術とかすれば絶対楽になるのに。』

え、アキレス腱長なったら嫌や。(たぶん想像してんのと違う・・)笑

大腿直筋付着部炎　という診断がおりました。

せんせーーーーー！！後光が差してるでーーーーー笑