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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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パノプティコン

いつの間にか半月も放置していましたが、ちゃんと生きていますよーーー

引越し準備やら、引越しやら・・・その間ネットが使えなくなったりで・・・こんなにもこんなにも放りっぱなしに




さて、新居。

直感どおり、すごく落ち着く
1DKで2部屋合わせても前の部屋の半分ほどしかないけれど、それでももうちょい狭くてもいいかな・・・なんて思うほど。一人暮らしには置く家具にも寄るけれど、8畳くらいがちょうどいいんじゃないかなぁ。


だいぶ狭くなったとは言え、一人で住むには余裕の広さ。でも前までと違い、仕切りの引き戸をすべて開け放しておけば一続きの部屋にもなるので、自分の気配をそこここに残すことが出来、前みたいに自分の気配のない部屋がもうひとつ存在する・・・という落ち着かなさもなくなった。


それにやはり、校区から出たことが一番の落ち着きの原因なんじゃないかと思う。




校区を出てみて、ふと『パノプティコン』を思い出した。


昔の囚人監視システムのことだが、様々なメタファーとして今も時々使われている。


受刑者の房を円状に配置し、その真ん中に看守の見張り部屋を設け、どの部屋も見えるという状況にし、看守の見張り窓は受刑者から見えないように布で覆っておく。

実際にその部屋に看守がいなくても、受刑者からはその実情を知ることが出来ない。しかし、窓からは常に看守が見ているという観念があるので、無茶な行動は起こせない。
実際見ていなくても『見られている』と思わせる状況を作っておく・・・それがパノプティコンの本質。


校区に住むというのは、パノプティコンに似ている。

生徒や保護者がいつも見ているとは限らない。見たとしてもこちらのことは気にも留めていないかもしれない。しかし校区と言う場所柄、こちらはいつ見られているかわからないという気持ちに陥る。

結果、何をするにも「教師とはこうあるべき」という型に自分をはめて行動する結果になり、息が詰まる。



教師という仕事は好きだ。 でも、定期的に教師ということを抜きにしてただのひとりの人間に戻らなければ、この仕事を続けるのはとてもしんどい。
それをこの1年で思い知った。

パノプティコンから脱出した今、窮屈だった心が一気にほぐれているのを感じる。


引っ越してよかった。
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