漂流者

20代って中途半端だな、と思う。

まぁ、20代で生きる基盤を築いて方向性がはっきり定まっている人の方が少数派なのだろうけど。

なんだろうなぁ。
Ｄｒｉｆｔｅｒみたいな。

ぷかぷか浮かんでいる流木の気分。

色々思い悩む。



３つ下の後輩が彼氏にプロポーズされたと言う。

コーヒーを飲みながら「おめでとーー」なんて言いつつも、内心穏やかではない。
心底喜んであげることができればいいのに、女とは時々みみっちい生き物だ。


先輩は言う。

30代に入って少しすると20代の頃感じていた靄のようなものがすーっと晴れていくのだと。

ほんまかいな、と思う。


『靄は晴れるけど、皺も増えるよ』


こちらの方が信憑性が高い。笑



みんな、こんななのだろうか。

昔は20代後半なんて一本杉みたいにすっくと立っていられると思ったのに。
現実はそうでもないみたいだ。


未だにさまざまな壁にぶつかって、

泣き、わめき、落ち込み、意味もなくまた浮上して、それに対する処世術を覚えたころに新たな壁があったりする。


カッコよくもなんともないや。
いつまで経ってもブサイクな生き方しかできないでいる。

それとも案外みんなそういうもん？



最近読んだ本の一説。　いつかまたレビュー書きたいと思うけど

『二十代はみんな焦るよ』
『焦らなかったら嘘、ってくらい焦るよ』

主人公の叔母のセリフだが、これが世の20代を生き抜いた人を代表する言葉なのだとしたら、頼もしい。


なんだかんだで、まだ青くさい自分。

野菜で言えば、鮮やかであってもまだまだエグみが強い段階？


20代ってこんなもんでしょうか。


ねぇ、先輩。。。