Think&Said to Myself
日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw
言えない怒り
今日、92歳の祖母が老人ホームに入居した。
前日まで長女である母は何も知らされていなかった。そして本人にも。どうやら、次女と長男で話を進めていたらしい。
一度、長男の嫁に詳細を尋ねたが、『そういうことは兄弟で話し合っているようなので、お母さんかおじさんに聞いてみて』と言うだけであった。
いくら、祖母とは血の繋がりはないとは言え、あまりにも無関心すぎやしないか。
私と父がまず思ったのは、祖母が納得しての入居なのかどうか、と言うことだ。
実の娘である母親はいまいちピンと来ていないようだけれど・・・やっぱり彼女はどこかおかしい。
元々祖母はそんなに社交的なタイプではない。
近所のごく限られた人としか親しく会話をしないし、時々話をしに来る民生委員さんでさえ、『お孫さんはおいくつ?』なんていう当たり障りのない世間話でさえ、『身内のことをあれこれ嗅ぎまわられている』と半ば被害妄想に近い考えを持つほど、警戒心が強い。
そんな祖母が、知らない人たちに囲まれてまず友達など容易に出来ないだろう、と私は思った。
すぐに誰とでも仲良くなってしまうタイプのおばあさんなら、同年代の人がたくさんいる老人ホームのようなところは刺激にもなるだろうし、本人も楽しめるのだろうが。
祖母みたいなタイプの人が入居しても、人の輪に入れず、職員と必要最低限の会話しかしない・・という光景は容易く想像できる。
祖母は大正生まれで、3人兄弟の長女。下に弟が2人いるが、1人はもうすでに他界した。
幼くして両親を亡くし、その後、母親代わりで下の弟を育て上げた苦労人である。
元々は広島の生まれだが、原爆が投下される半年ほど前に現在住んでいる町に引っ越したのだ。もし祖母があの時広島にいたならば私はこの世にいないかもしれない。
祖父と結婚後は洋品店を営み、一時は裕福な家庭のようだったが、その後、その商売のせいでなのか何なのかわからないが、借金が膨らみ持っていた山を手放したり、一時は母たち兄弟が新聞配達のバイトをするほどのときもあったらしい。
そんな波乱万丈の人生だからなのか何なのか、いつも最悪のケースを想定する。楽観的とかプラス思考とかそんな言葉は彼女の辞書に存在しない。
調子のいい人間には、まず疑いの目を向けるような人だ。
そういう祖母の考えを否定はしないが、人生の何%か、損をしているな・・と思うことはある。
今回の老人ホーム入居問題。展開が速すぎる。
そんな話はおぼろげながら、前々からあったにはあったが、あれよあれよと言う間に水面下で進行し、本人に知らされたのさえ前日。
私が祖母の立場なら、何の了解もなく勝手に決めてくれるなと息子を叱咤しただろう。
私が彼女の立場ならせめて入るにしても時間をかけてゆっくり家のことや身の回りのことを整理してからにしたい・・と思うだろう。
祖母に今回選択肢は与えられていない。
『どうする?』ではなく、『明日ホームの人が迎えに来るから』なのだ。
それでも別段大きな抵抗もせず、今日入ったのは、息子相手には強く出れないと言うことと、ずっと母親に来てもらっている申し訳なさもあるのだろう。
しかし案の定。
『おばあちゃんね~『もう帰りたい』って言うてるのよー。『すぐに帰るから、そんなに荷物は持ってくるな』って私に言うんよ』
ほら見てみぃ
電話の向こうでは祖母が『私こんなとこずっとおらんよ』と言うのが聞こえる。
なんだかいたたまれない。
自分の子どもや孫の顔だってはっきりわかっているし、今日が何月何日なのか、朝ごはんに何を食べたのかもきちんと言える。
着替えやトイレ、身の回りの世話も全部自分で出来る。
ただ、思うように行かなくなってきた体に不安が強まっているだけ。
本人の意思を充分に確かめないまま、焦って入居する必要があったのか、と疑問に思う。
もう92歳。あとどれくらい生きるかわからないが、確実にフィナーレに向かって走っている。
そんな晩年を、好きに自分の家で過ごさせてやると言うのがそんなに難しいことか。
能天気に笑いながら電話をしてきた母に、(こいつやっぱりアホだ・・)と落胆しながら、
「何日経っても馴染まれへんで、帰りたいって言い続けるようなら好きにさしたげや」とだけ言って電話を切った。
おじ夫婦やおばが何を考えて今回の入居を決めたのか私は知らない。
おばなんかは人の気を知ってか知らずか、『おばあちゃんがあの家に住まなくなれば、あんたのお母さんたちあそこに住めばいいのに。今の古くて使いにくいアパートに家賃払うよりよっぽどいいでしょ』と言う。
母はともかくとして、父は祖母が生きている間は絶対に祖母の家には住もうとしないだろうと思う。
合理的な意見には違いないが、デリカシーがなさ過ぎる。
親孝行もエゴなんだろうかなぁ。。
おじは誰もが知っている大企業に勤め、父なんかとは比べる以前の年収を得ていて、大阪市内にそこそこのマンションを構え、自分の妻が奥様連中とランチに繰り出したり、そこそこのブランドバッグを持って出かけるくらいの懐の余裕はある。
祖母への仕送りだって毎月している。
今回だってホームの費用を払うのはすべておじだろう。
だけれども。お金で解決することだけでいいんかな・・と思わざるを得ない。
確かに大手企業に勤めて、気立てのいい奥さんがいて、品行方正で高学歴な息子がいる時点で充分に親孝行といえば親孝行なのだろう。
だけど、人の心って、お金とかステータスで表現しきれるもの?
血の繋がりのない父の方が、納得しての入居なのか、とか本当は家で過ごしたいんじゃないだろうかとか色々心配している。
必要最小限のお金さえ家庭に入れられないことを散々、祖母に嫌ごとを言われようが、心配をしているのに。
実の子どもたちは一体何を思っているのだろうか。
それが最善だと思ったのだろうか。
それに今回長女である母にさえ、一切事前の相談はなく、事後報告だ。
確かに相談をしたところで、小学校低学年くらいの思考力しかない彼女に判断は無理だろうことは予想できるけれど。
私は母に腹が立つ。
確かにそういう病気なのかもしれないけれど。でも自分がしっかりしないから、自分の母親や子どもさえ守ることができないんでしょうが。と。
最近祖母はどこも悪くないのに『入院させてくれ』と頼んでいたらしい。
思うに一人で過ごす時間が不安だという以外にも、母がいても心底安心できないのではないかと思うのだ。
昔からネズミ年な彼女らしく(!?)小さな物音にもびくびくするわ、風邪をひいて熱を出しただけでもおろおろ・・・ただでさえ気が弱っている病人の前で、彼女はでーーーんと構える、と言うことが出来ない。
私も小さい頃から、病気になるたびに母といると不安が増幅した。
挙句の果てに熱を出して、うなっている子どもを尻目に『あんたはこういうときだけ、お母さんに寄って来るねんなぁ。普段は反抗ばっかりするくせに。困ったときだけか。かわいげがないなぁ』と冷ややかに見下ろせる親としては最低な人だ。
さすがに祖母に向かって、そんなことは言わないだろうが、不安がる老人を目の当たりにして『大丈夫!』とハッタリでも言える力は彼女にはない。
あなたがもっとしっかりしていれば、おばあちゃんは家で過ごせるんじゃないの!?
怒りに酷似した感情。
ふっにゃふにゃふっにゃしたその態度とか、毅然と色んなことに立ち向かえないとか、そういうところにほんと腹が立って仕方ない。
自分の親子どもくらい、守れよ。全力でよ。
でもそれをぶつけたところで、彼女には理解できない。私の言うことを理解するだけの力がない。
昔は1000人居る中で、トップを取ったほどの秀才が。
こういう部分においては、まるで就学前の子どもと同じくらいのレベルしかないのだ。
病気のせいだと自分を宥めても、やっぱり出てくる色んな思い。
しんどいことから逃げてんじゃねえよ、と。
歯を食いしばって何かに耐えたこととかないだろう。いつもしんどくなったら逃げて。
耳の痛いことには聞か猿で、見たくないものには目を瞑り。
そうやってきれいなことしか信じずに生きてんじゃねえよ、と。
あんたがそんなんだから、みんな不幸になるんだよ、と。
言ってもわからない。だから言わない。そうして心の淵にひたひた積もる。
周りを不幸にして、なんでヘラヘラ笑って生きられるのか。
これでも困っているのだと言うなら、何か道を模索しろと。
そんな母親が私は憎い。
過去に私に辛く当たったことはもう時効でも、今現在もどす黒い感情で自分が溺れそうになることがある。
努力してみろ、死ぬ気で。
いえない言葉が溜まってく。
とりあえず今の私に出来ることはGWに祖母に会いに行くこと、電話をかけること・・くらいかな。
もう母にはとっくに愛想尽かしてるよ。
今回の件で如実になった。弟にモノひとつ言えないなんて情けなすぎるわ。
前日まで長女である母は何も知らされていなかった。そして本人にも。どうやら、次女と長男で話を進めていたらしい。
一度、長男の嫁に詳細を尋ねたが、『そういうことは兄弟で話し合っているようなので、お母さんかおじさんに聞いてみて』と言うだけであった。
いくら、祖母とは血の繋がりはないとは言え、あまりにも無関心すぎやしないか。
私と父がまず思ったのは、祖母が納得しての入居なのかどうか、と言うことだ。
実の娘である母親はいまいちピンと来ていないようだけれど・・・やっぱり彼女はどこかおかしい。
元々祖母はそんなに社交的なタイプではない。
近所のごく限られた人としか親しく会話をしないし、時々話をしに来る民生委員さんでさえ、『お孫さんはおいくつ?』なんていう当たり障りのない世間話でさえ、『身内のことをあれこれ嗅ぎまわられている』と半ば被害妄想に近い考えを持つほど、警戒心が強い。
そんな祖母が、知らない人たちに囲まれてまず友達など容易に出来ないだろう、と私は思った。
すぐに誰とでも仲良くなってしまうタイプのおばあさんなら、同年代の人がたくさんいる老人ホームのようなところは刺激にもなるだろうし、本人も楽しめるのだろうが。
祖母みたいなタイプの人が入居しても、人の輪に入れず、職員と必要最低限の会話しかしない・・という光景は容易く想像できる。
祖母は大正生まれで、3人兄弟の長女。下に弟が2人いるが、1人はもうすでに他界した。
幼くして両親を亡くし、その後、母親代わりで下の弟を育て上げた苦労人である。
元々は広島の生まれだが、原爆が投下される半年ほど前に現在住んでいる町に引っ越したのだ。もし祖母があの時広島にいたならば私はこの世にいないかもしれない。
祖父と結婚後は洋品店を営み、一時は裕福な家庭のようだったが、その後、その商売のせいでなのか何なのかわからないが、借金が膨らみ持っていた山を手放したり、一時は母たち兄弟が新聞配達のバイトをするほどのときもあったらしい。
そんな波乱万丈の人生だからなのか何なのか、いつも最悪のケースを想定する。楽観的とかプラス思考とかそんな言葉は彼女の辞書に存在しない。
調子のいい人間には、まず疑いの目を向けるような人だ。
そういう祖母の考えを否定はしないが、人生の何%か、損をしているな・・と思うことはある。
今回の老人ホーム入居問題。展開が速すぎる。
そんな話はおぼろげながら、前々からあったにはあったが、あれよあれよと言う間に水面下で進行し、本人に知らされたのさえ前日。
私が祖母の立場なら、何の了解もなく勝手に決めてくれるなと息子を叱咤しただろう。
私が彼女の立場ならせめて入るにしても時間をかけてゆっくり家のことや身の回りのことを整理してからにしたい・・と思うだろう。
祖母に今回選択肢は与えられていない。
『どうする?』ではなく、『明日ホームの人が迎えに来るから』なのだ。
それでも別段大きな抵抗もせず、今日入ったのは、息子相手には強く出れないと言うことと、ずっと母親に来てもらっている申し訳なさもあるのだろう。
しかし案の定。
『おばあちゃんね~『もう帰りたい』って言うてるのよー。『すぐに帰るから、そんなに荷物は持ってくるな』って私に言うんよ』
ほら見てみぃ
電話の向こうでは祖母が『私こんなとこずっとおらんよ』と言うのが聞こえる。
なんだかいたたまれない。
自分の子どもや孫の顔だってはっきりわかっているし、今日が何月何日なのか、朝ごはんに何を食べたのかもきちんと言える。
着替えやトイレ、身の回りの世話も全部自分で出来る。
ただ、思うように行かなくなってきた体に不安が強まっているだけ。
本人の意思を充分に確かめないまま、焦って入居する必要があったのか、と疑問に思う。
もう92歳。あとどれくらい生きるかわからないが、確実にフィナーレに向かって走っている。
そんな晩年を、好きに自分の家で過ごさせてやると言うのがそんなに難しいことか。
能天気に笑いながら電話をしてきた母に、(こいつやっぱりアホだ・・)と落胆しながら、
「何日経っても馴染まれへんで、帰りたいって言い続けるようなら好きにさしたげや」とだけ言って電話を切った。
おじ夫婦やおばが何を考えて今回の入居を決めたのか私は知らない。
おばなんかは人の気を知ってか知らずか、『おばあちゃんがあの家に住まなくなれば、あんたのお母さんたちあそこに住めばいいのに。今の古くて使いにくいアパートに家賃払うよりよっぽどいいでしょ』と言う。
母はともかくとして、父は祖母が生きている間は絶対に祖母の家には住もうとしないだろうと思う。
合理的な意見には違いないが、デリカシーがなさ過ぎる。
親孝行もエゴなんだろうかなぁ。。
おじは誰もが知っている大企業に勤め、父なんかとは比べる以前の年収を得ていて、大阪市内にそこそこのマンションを構え、自分の妻が奥様連中とランチに繰り出したり、そこそこのブランドバッグを持って出かけるくらいの懐の余裕はある。
祖母への仕送りだって毎月している。
今回だってホームの費用を払うのはすべておじだろう。
だけれども。お金で解決することだけでいいんかな・・と思わざるを得ない。
確かに大手企業に勤めて、気立てのいい奥さんがいて、品行方正で高学歴な息子がいる時点で充分に親孝行といえば親孝行なのだろう。
だけど、人の心って、お金とかステータスで表現しきれるもの?
血の繋がりのない父の方が、納得しての入居なのか、とか本当は家で過ごしたいんじゃないだろうかとか色々心配している。
必要最小限のお金さえ家庭に入れられないことを散々、祖母に嫌ごとを言われようが、心配をしているのに。
実の子どもたちは一体何を思っているのだろうか。
それが最善だと思ったのだろうか。
それに今回長女である母にさえ、一切事前の相談はなく、事後報告だ。
確かに相談をしたところで、小学校低学年くらいの思考力しかない彼女に判断は無理だろうことは予想できるけれど。
私は母に腹が立つ。
確かにそういう病気なのかもしれないけれど。でも自分がしっかりしないから、自分の母親や子どもさえ守ることができないんでしょうが。と。
最近祖母はどこも悪くないのに『入院させてくれ』と頼んでいたらしい。
思うに一人で過ごす時間が不安だという以外にも、母がいても心底安心できないのではないかと思うのだ。
昔からネズミ年な彼女らしく(!?)小さな物音にもびくびくするわ、風邪をひいて熱を出しただけでもおろおろ・・・ただでさえ気が弱っている病人の前で、彼女はでーーーんと構える、と言うことが出来ない。
私も小さい頃から、病気になるたびに母といると不安が増幅した。
挙句の果てに熱を出して、うなっている子どもを尻目に『あんたはこういうときだけ、お母さんに寄って来るねんなぁ。普段は反抗ばっかりするくせに。困ったときだけか。かわいげがないなぁ』と冷ややかに見下ろせる親としては最低な人だ。
さすがに祖母に向かって、そんなことは言わないだろうが、不安がる老人を目の当たりにして『大丈夫!』とハッタリでも言える力は彼女にはない。
あなたがもっとしっかりしていれば、おばあちゃんは家で過ごせるんじゃないの!?
怒りに酷似した感情。
ふっにゃふにゃふっにゃしたその態度とか、毅然と色んなことに立ち向かえないとか、そういうところにほんと腹が立って仕方ない。
自分の親子どもくらい、守れよ。全力でよ。
でもそれをぶつけたところで、彼女には理解できない。私の言うことを理解するだけの力がない。
昔は1000人居る中で、トップを取ったほどの秀才が。
こういう部分においては、まるで就学前の子どもと同じくらいのレベルしかないのだ。
病気のせいだと自分を宥めても、やっぱり出てくる色んな思い。
しんどいことから逃げてんじゃねえよ、と。
歯を食いしばって何かに耐えたこととかないだろう。いつもしんどくなったら逃げて。
耳の痛いことには聞か猿で、見たくないものには目を瞑り。
そうやってきれいなことしか信じずに生きてんじゃねえよ、と。
あんたがそんなんだから、みんな不幸になるんだよ、と。
言ってもわからない。だから言わない。そうして心の淵にひたひた積もる。
周りを不幸にして、なんでヘラヘラ笑って生きられるのか。
これでも困っているのだと言うなら、何か道を模索しろと。
そんな母親が私は憎い。
過去に私に辛く当たったことはもう時効でも、今現在もどす黒い感情で自分が溺れそうになることがある。
努力してみろ、死ぬ気で。
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とりあえず今の私に出来ることはGWに祖母に会いに行くこと、電話をかけること・・くらいかな。
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CPと闘いながら、やさぐれた社会人やってますw
詩を創るのが趣味。でも最近は忙しくてなかなか創作できません。
夕暮れの空が大好きですww
良い空があれば撮り貯めてますが、キレイに撮れないのがなやみ;
このブログでは日常や好きな音楽、本のレビューを綴ります☆徒然なる独り言にお付き合い下さい♪
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