Think&Said to Myself
日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw
重い影
参観日を目前に控え、ちょっと余所行きの服でも買おうかと郊外のアウトレットに向けて国道を南下中、違和感が私を襲った。
折りしも日曜の夕方。国道沿いには多数の飲食店が並んでいるので道も混んでいる。車間距離が自ずと狭くなるため、目の焦点も近くなりがち。
ところが。
近くに焦点を合わそうとするとツラいのだ。 何が、どんなに、とは説明しにくいが、より目になったみたいな感覚になり、自然にピントが合わない。
さらには。
手足の痺れを感じた。
遠くばかりを見て近くを見ない運転というのも大変危険なので頑張って焦点を合わそうとすればするほど、何とも言えない疲労感が広がる。
何かがおかしい。
最近抜けない偏頭痛も脳裏をよぎり、もしや、脳系の疾患からきてるんじゃなかろうか・・・なんて杞憂する。
ただの疲れや肩こりのせいであってほしいと、肩を揉むと多少は楽になるものの、不安な黒い影が私を見て笑っていることに変わりはなかった。
慌てて、アウトレットまではあと15分・・・のところで急遽Uターンし、引き返す。
昔、自律神経失調症に掛かっていたころは、心因性の不調が多く、いちいち大きな病気ではないかと不安で気が気じゃなかったけれど・・・大学に入ってからはそんなこともなくなっただけに、久しぶりに心配になった。
脳疾患ではないという確信を得たくて、信号待ちの度に、両手を水平にして目を瞑り、手のひらをパンと合わせてみたり、目を上下左右に動かしたり・・・いずれも異常なし。
さらに確信を得たくて、ろれつが回っていることを確かめるべく、マーチの車内で・・・
「あめんぼ 赤いな あいうえお」
「柿の実なったよ かきくけこ」
「ささの葉さらさら さしす・・・」 (元演劇部裏方)
噛まずに言える。
でも尋常ではない体調不良に不安もひとしお。
けれど、
万が一、大きな病気であったにしてもこんなところでどうにかなってたまるか
何が何でも絶対に無事に帰る
そう固く心に言いつけて、ハンドルを握りなおす。
相変わらず焦点は合い辛かったけれど、運転できないほどのものではない。まるで路上教習の頃のように、普段の神経の数倍をつぎ込んで運転し、無事家に着いた。
このときの安堵感ったらない。
ドアに手を掛け、出ようとしたそのとき。
ケータイが振動する音がしてディスプレイを見れば、母の名前。
(こんなときに何の用よ・・・)
『もしもし』
「はぁい、何」
『あのねぇ、今日ねぇ、おばあちゃんに行ったらって言われて○○(地名)に吹奏楽部のコンサートに行ったんよぉ。』
声のトーンも喋り方も、小学校低学年。(実年齢63歳)
語尾に「ね」や「よ」をつけるのはうちの地方独特のものだが、それにしても『せんせいあのね』か!とツッコみたくなる。
私はあなたの担任の先生ではないのだよ、オカン・笑
『でねぇ、結局見ないで帰ってきたんやけどね、パンフレット貰って見たらねぇ、』
話が見えない。緊急ではなさそう。でも。
「結論から言って」
『高3のときのS先生が、○○高校吹奏楽部のね、顧問になってあるんよ』
S先生。久しぶりに聞いたその名前。
生物の教師で、若いのに禿げた頭が気の毒で、当時見合い10連敗の末に11戦目で奥さんになるMさんといい感じになり、息子のK君も産まれた。あのS先生か。
うちの高校に居たころは山岳部顧問だったのだが・・・なぜまったく畑違いのところに。
久しぶりに懐かしい名前を発見して興奮しているのか、彼女のトーンは冷めないまま舌足らずな口調でマシンガンのように話す。
ついさっきまで、脳に何かあったんじゃないか・・・と心配し、無事に帰ってこれたことに心底ほっとしていた私には、その「せんせいあのね」トークに付き合う余裕などまるでなかった。
彼女の前では常に強がらなければならない。
何があっても。
彼女が崩れるから。
熱が出てもバレるまで隠し通し、吐き気がして今にももどしそうでもリハビリには引きずられ・・・
体調が悪いのをひた隠しにしたって 所詮は子ども。すぐバレる。
そのあとの母の動揺ぶりが、私をたまらなく不安にさせるのだ、昔から。
でも余裕を持って話を聞く余裕すらなかった。無事に帰ってきた安堵はあったが、今も体調が改善されたわけではない。
いらっときた。本当にイラっと。
「うっとーーしーねん!!!いっつも空気読まんと掛けて来て。迷惑や」
と言い捨てて切ってしまった。
不安な中、さらになぜ親に強がらねばならないのか、それを考えたらとても情けない。
私も誰かに『大丈夫。何も心配するな』って言われたいよ。
誰かに言うばかりではなくて。
折りしも日曜の夕方。国道沿いには多数の飲食店が並んでいるので道も混んでいる。車間距離が自ずと狭くなるため、目の焦点も近くなりがち。
ところが。
近くに焦点を合わそうとするとツラいのだ。 何が、どんなに、とは説明しにくいが、より目になったみたいな感覚になり、自然にピントが合わない。
さらには。
手足の痺れを感じた。
遠くばかりを見て近くを見ない運転というのも大変危険なので頑張って焦点を合わそうとすればするほど、何とも言えない疲労感が広がる。
何かがおかしい。
最近抜けない偏頭痛も脳裏をよぎり、もしや、脳系の疾患からきてるんじゃなかろうか・・・なんて杞憂する。
ただの疲れや肩こりのせいであってほしいと、肩を揉むと多少は楽になるものの、不安な黒い影が私を見て笑っていることに変わりはなかった。
慌てて、アウトレットまではあと15分・・・のところで急遽Uターンし、引き返す。
昔、自律神経失調症に掛かっていたころは、心因性の不調が多く、いちいち大きな病気ではないかと不安で気が気じゃなかったけれど・・・大学に入ってからはそんなこともなくなっただけに、久しぶりに心配になった。
脳疾患ではないという確信を得たくて、信号待ちの度に、両手を水平にして目を瞑り、手のひらをパンと合わせてみたり、目を上下左右に動かしたり・・・いずれも異常なし。
さらに確信を得たくて、ろれつが回っていることを確かめるべく、マーチの車内で・・・
「あめんぼ 赤いな あいうえお」
「柿の実なったよ かきくけこ」
「ささの葉さらさら さしす・・・」 (元演劇部裏方)
噛まずに言える。
でも尋常ではない体調不良に不安もひとしお。
けれど、
万が一、大きな病気であったにしてもこんなところでどうにかなってたまるか
何が何でも絶対に無事に帰る
そう固く心に言いつけて、ハンドルを握りなおす。
相変わらず焦点は合い辛かったけれど、運転できないほどのものではない。まるで路上教習の頃のように、普段の神経の数倍をつぎ込んで運転し、無事家に着いた。
このときの安堵感ったらない。
ドアに手を掛け、出ようとしたそのとき。
ケータイが振動する音がしてディスプレイを見れば、母の名前。
(こんなときに何の用よ・・・)
『もしもし』
「はぁい、何」
『あのねぇ、今日ねぇ、おばあちゃんに行ったらって言われて○○(地名)に吹奏楽部のコンサートに行ったんよぉ。』
声のトーンも喋り方も、小学校低学年。(実年齢63歳)
語尾に「ね」や「よ」をつけるのはうちの地方独特のものだが、それにしても『せんせいあのね』か!とツッコみたくなる。
私はあなたの担任の先生ではないのだよ、オカン・笑
『でねぇ、結局見ないで帰ってきたんやけどね、パンフレット貰って見たらねぇ、』
話が見えない。緊急ではなさそう。でも。
「結論から言って」
『高3のときのS先生が、○○高校吹奏楽部のね、顧問になってあるんよ』
S先生。久しぶりに聞いたその名前。
生物の教師で、若いのに禿げた頭が気の毒で、当時見合い10連敗の末に11戦目で奥さんになるMさんといい感じになり、息子のK君も産まれた。あのS先生か。
うちの高校に居たころは山岳部顧問だったのだが・・・なぜまったく畑違いのところに。
久しぶりに懐かしい名前を発見して興奮しているのか、彼女のトーンは冷めないまま舌足らずな口調でマシンガンのように話す。
ついさっきまで、脳に何かあったんじゃないか・・・と心配し、無事に帰ってこれたことに心底ほっとしていた私には、その「せんせいあのね」トークに付き合う余裕などまるでなかった。
彼女の前では常に強がらなければならない。
何があっても。
彼女が崩れるから。
熱が出てもバレるまで隠し通し、吐き気がして今にももどしそうでもリハビリには引きずられ・・・
体調が悪いのをひた隠しにしたって 所詮は子ども。すぐバレる。
そのあとの母の動揺ぶりが、私をたまらなく不安にさせるのだ、昔から。
でも余裕を持って話を聞く余裕すらなかった。無事に帰ってきた安堵はあったが、今も体調が改善されたわけではない。
いらっときた。本当にイラっと。
「うっとーーしーねん!!!いっつも空気読まんと掛けて来て。迷惑や」
と言い捨てて切ってしまった。
不安な中、さらになぜ親に強がらねばならないのか、それを考えたらとても情けない。
私も誰かに『大丈夫。何も心配するな』って言われたいよ。
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非公開
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CPと闘いながら、やさぐれた社会人やってますw
詩を創るのが趣味。でも最近は忙しくてなかなか創作できません。
夕暮れの空が大好きですww
良い空があれば撮り貯めてますが、キレイに撮れないのがなやみ;
このブログでは日常や好きな音楽、本のレビューを綴ります☆徒然なる独り言にお付き合い下さい♪
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