Think&Said to Myself
日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw
幕開けは二日酔い ②
- 2014/04/02 (Wed)
- ☆日記★-日常全般-☆ |
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待ち合わせに現れたそいつは、面影はそのままにガタイだけやたらとデカくなっていた。
久しぶり、の前に、
「なんか、背デカなったくない?」
何やねんw でも本当にちょっと見上げないと喋れないのである。
生中で乾杯し、私は気になっていたことを聞いてみた。
久しぶり、の前に、
「なんか、背デカなったくない?」
何やねんw でも本当にちょっと見上げないと喋れないのである。
生中で乾杯し、私は気になっていたことを聞いてみた。
「今日さ、私と飲みに行くって彼女さんに話してるん?気にしてはるんちゃうの?」
もし私なら、彼氏が違う女と二人で飲みに行くなんて言えば、一応快く送り出すものの・・・内心は気になって気になって仕方ないに違いないのである・笑
奴の彼女にそんな思いをさせるのは忍びない。
『あぁ、お前やとは言うてないけど、女の子とって言うのは知ってる。女の子と遊ぶのは今のうちやって言われてんねん。籍入れてから遊びに行ったら殺すから、って・笑』
さすがヤツの彼女さん。心得てはるわ。
学生時代はチャラい印象しかない。
思春期のころは一匹狼でちょっと浮いていて、キザなイメージがあったし、高校では問題を起こして(それも私の尊敬している先生と) ドロップアウトしていたからだ。
それでも大学に入ったことは知っていたが、今やその世界では名の知れたトップ企業で年収1000万を超える高給取りになっていた。外車を2台所有らしい。
そんなに桁違いの収入、にわかに信じられへん。
まぁでも確かにハングリー精神は当時からあった気がするけどw
『彼女は玉の輿に乗ったwなんて言ってるけどな』
ほんまやん、でも。
色々揉まれてきたせいか、ちょっととんがっているところはまだ残っていたもののだいぶ人間の幅が出てきたというか、なんて言ったら良いんだろう。
見直したっていう部分もある。
なんかめっちゃ上からな言い方になってしまうけど。
心理学を専攻していただけあって、私の問題に対してのコメントも超鋭い。
恋バナになったらなったで、
『お前さぁ、メシ誘われてるけど、その先の話が出るのが嫌でって、もう既にそいつと付き合いたくはないんやん』
いやでも悪い人じゃないから、いちお、ほら可能性がある人は泳がしておきたいのもアラサ―の本音・笑(悪)
『キープするとかセコいことせんとな、もう行けよ。本能で気になってるやつによ』
「だって!年すら知らんねんもんっ。それにさぁ、前の人と同業者やしっ」(もう入ってる)
ドンっとハイボールのジョッキの音が苛立ちをそのまま・笑
『お前、何気にガテン系好きよなぁ・笑
自信持って行けって。本音言うと、俺、彼女と出逢ってなかったらお前彼女にしたいくらいやし(ただの酔っ払い)』
「それって男の常套句やよなぁ~」 (ただの酔っ払い その②)
仮にそれが本音だとしても、私はそいつと恋人になりたいとは思わないけど・苦笑
良い奴になったな、とは思うけど、金銭の価値観が違うなと思う。
ある程度収入が多くなれば、それに見合った生活をするのだろうし、仕事柄役職につけばいいスーツや良いネクタイ、良い車がいるのも理解はできる。
けれどもプライベートまで高級志向なのは、肩がこる。
それに男は女性を養ってナンボ、とか、女の為にしゃかりきになってたくさん稼ぐべき、という価値観が強すぎる。
その気概がない男性も多い世の中だから、それくらいの意気込みを持っていることは大切だと思うけど、あまりにも俺が養って当然、みたいな考えを押し付けられると、窮屈である。
そういうのをうまく享受できる子なのだろう。
奴の彼女さんは。
今まで、新しく作った人間関係の中では、過去の話題に触れられたくはなかった。特に地元に関する話題は良いものはほとんどないし、私の中の黒歴史だ。
だがしかし、いかんせん、幼稚園のころから知ってるものだから、そんな歴史を葬り去るわけにもいかない。
奴は、そのことで私の味方になれなかったのがずっと心残りで謝りたかった、と言った。
誰が悪いわけでもないこと。
子どもの中の集団心理。
よくあることだ。
誰かが思い切って声を上げれば、明日はその誰かの居場所がなくなる。
おかしいと思っていても、声を上げることができない。
子どもにとって、教室から居場所がなくなることは死活問題だ。
それから、奴の学生時代の葛藤も知り。
そんな裏側があったのか、と驚いた。
そんな事情を汲めるほど当時は大人ではなかったし、私も必死だった。
と、そんな話をする頃には、ビールでもカクテルでもなくウィスキーw どっぷりww
それから仕事の話。
私をよく知る相手や、同業の知り合いには仕事のこの問題に関しては話しにくかった。
なけなしのプライドが邪魔をして。
この仕事を進んで選んだ私のプライドが。
専門分野が私たちの業界の内部にも詳しいことと、逆に会ってないブランクがあるからこそと、お酒の力と、切羽詰まった明日と。
そんな諸々が言葉を押し出していく。
奴から返ってきたのは意外な言葉だった。
『別にええやん。そうなっても。誰かにとっておらなあかん教師になれや。俺が退学になった時の担任かて、俺をかばってそういう目にあいかけたけど、俺はあの担任がおったから、今があんねん。そういう教師にお前もなれや』
別にええやん。
実際そうなれば「別にええ」ことなんかひとつもないのだけど、なんだろう、この瞬間、すーっと心が軽くなったのだ。
A先生に、坂道で声を掛けてもらったときの解放と似ている。
『それでもお前が教師って仕事にしがみついてんのを見て、何か思う生徒だって絶対いてるはずや。上の評価を気にしすぎやねん。』
仕事を仕事として割り切れる仕事なら、こんなに苦しまなかっただろう。
ただ労働量と釣り合う対価がもらえるようにさくさくと、淡々と毎日を過ごしているはずだ。
でも自分の中で、人生を半分かけたようなものだから、うまく行かないことの連続に対してこれほどまでに自分を見さげてしまう。
全てあかん気になる。
でも、ヤツと話して、あ、仕事ができないときも、そんな自分でもダメじゃないという考えもちゃんとあるんだと、そういう自分でもちゃんと、価値があるんだと、教えられた気がしたのだ。
ウイスキーは途中から、黒烏龍茶に変わっていた。
そのあと、奴が『これは絶対言うな』と言った何かの暴露を聞いて、「マジで?え、わかった。墓場まで持っていく」と言ったのは覚えているけれど、
朝目が覚めたら、さて何を墓場まで持っていかねばならないのか忘れていた・笑
もう、ただの酔っ払いでしかない。
躊躇したものの、ヤツと会って話ができてよかったと思った。
そうでなければ、今平常心で仕事をしている私はいない。
やはり、パズルのように必要な人に必要なときに会うことになっているのだ。
すっかり眠ってしまった街を後にし、私は歩いて家に帰り、奴はネカフェを目指す。
大丈夫、明日はそんなに悪くない。
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詩を創るのが趣味。でも最近は忙しくてなかなか創作できません。
夕暮れの空が大好きですww
良い空があれば撮り貯めてますが、キレイに撮れないのがなやみ;
このブログでは日常や好きな音楽、本のレビューを綴ります☆徒然なる独り言にお付き合い下さい♪
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