Think&Said to Myself
日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw
身内が発達障害であったとき・・
- 2011/01/05 (Wed)
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一度デパートの福袋、買ってみたいしね笑
年末年始休暇は、私にとって身体的にはリフレッシュ・・だが、精神的には修業だ
今回も例によって、a little bit heavyなので、大丈夫と言う方のみ、続きリンクへ。
私の帰省準備は、トイレの芳香剤を買い、シャンプーの空容器に詰め替え用を入れるところから始まる。
どちらも私が用意しないと、あの家の住人は買わないものばかり。
芳香剤はともかく、シャンプーは常識的に考えて必要不可欠なものだと思うのだが、ウチの両親、あれば使うがなかったら別に石鹸でも気にしない・・・という変わり者である。
元々父は、そういうのにはこだわるほうだが、最近はこだわるための髪の毛が・・・・乏しいので、こだわる必要がない・・らしい。 シャンプーよりリアップ持って帰った方がいいかな笑
実家に帰ると、まずトイレの芳香剤を新しいものに取替え、古いものは捨てる用の袋に入れてマーチのハッチバックへ。
実家のゴミ箱に捨てると、まだ使えると母に発掘されかねないからだ。
シャンプーも持ってきたものを置き、前に置いておいたすっからかんの容器を回収。これはまた持って帰って洗い、新しいシャンプーを詰め替え、次の帰省のときに持ってくる。
以前は、詰め替え用のシャンプーそのものを渡していたけれど、半年経っても開封されないままなので、これは何から何までやってやらねば使う気はないらしい・・とこっちが観念した。
本当にそういうところ、ずぼらなウチの母。
それが終わると、バスマットとキッチンマットを洗濯機に放り込む。
他にも洗ってないものがないかどうか、チェック
母は『小姑みたい』と嫌がるけれど、下手すりゃ、私が帰省したとき以外は洗われない・・なんて恐怖もあり得るんだから、私がしなくてどうすんのよ
そういう習慣を終えて、ようやく自分のことが出来る。
父親の靴下がそろそろ破れたものしかなかったので、今回無印で『足なり直角くつした』を買って渡すと、『直角』という響きが面白かったらしく、やたら食いついてきた・笑
休みの間、『今日は「ちょっかく」履いていくど』とかいちいち言いにくるし・笑 そんなに『ちょっかく』が気に入ったなら次からも『ちょっかく』あげようかなw そんなに高くないし
おかんよ、旦那の靴下の管理もあなたの仕事だよ・・・。
自分が19年あの家に住んでいて、よく病気にならなかったものだと感心する。
私も部屋の雑然さは人のこと言えないけど、風呂掃除もトイレ掃除も最低一週間に一回はやってるしねぇ。
前なんか見るに見かねて、父が風呂掃除を始め、湯船にケータイを誤って水没させて母に叱られていた。
いや、あんたが掃除しないからこんなことになるんでしょ・・・と母には言いたいのだけれど
まぁ、こんなのはいつものことだから、大して気に病んだりもしない。
問題は、認知の歪みが顕著なこと。
知り合いのカウンセラーに母のことを相談すると、『詳しい検査をしてみないと何ともいえませんけど、おそらく多動傾向のあるアスペルガーだと思いますよー』とのこと。
大学に入って、発達障害について専門的な知識を学ぶようになるまでは、すべて性格のせいか・・とイライラが募っていたけれど、ある種のコミュニケーション障害だとわかってしまうと、少し楽だ。
母自体を責めずに済むから。 母をそうしているのはアスペルガーだからなんだと、感情の矛先を変える事ができるから。
帰省する少し前、私やいとこが無事に帰ってこられるかを心配し、いても立ってもいられなくなった母は、たまたま行ったスーパーで縁起の良い名前のお米が売っているのを見つけ、30kg程買いこんだ。
なぜ1袋ではなく、3袋なのかもわからない。
車を運転できない彼女がそれをどうやって家まで持ち帰ったのかもわからない。
仕事から帰り、見慣れない米が大量に置いてあるのを見つけた父が問いただすと、どうやらそういう事らしかった。
最初は『何してるんや』と語気を荒げた父も、次第に怒ることがアホらしくなってきたようだった。
いつもそう。私や父の怒りという感情があの人に正しく伝わったことはない。
人の気持ちをうまく汲み取れないのだ。
だから、いつも受け止められることのないまま、宙に浮いて所在をなくした感情の扱いに困る。
いつも消化不良。
それにしたって、誰かに腹を立てることや怒りという感情を持つことは母自身にもある筈なのだけれど。
それでも他人のこととなると、わからないんだな・・・。
『だって、心配で心配でかなわんねんもん。私もどうしたらええんかわからんよ』と叫ぶ声が電話の向こうで聞こえた。
お米買って、それであなたの心配は減るの?縁起担いだだけで、無事に帰ってくる可能性がより高まるの?
大声で問いただしてやりたかった。
彼女自身、その場で衝動的に買ってしまうものの、後からその米の山を見て『これは必要なものだったのか』とまた思い悩むらしいのだ。
つくづくしんどい生き方
夫婦2人で食べるにはあまりにも多い量。腐るものじゃなくてよかったけどね。
『そんなら、米やのうて、酒の方がよかったのに』
当然、父としても感情の消化不良をたくさん抱えていて、本当なら一発ゲンコツでもかましてやりたいところだろうが、それでも力なく笑いながら軽口を飛ばす。
それでも小さい声で、『米ない言うから、わざわざ寒い中わし買いに行ったのに。あんなに買うてくるんだったら行かんでよかったやん』と言うのを私は聞き逃さなかった。
行くのが億劫だからとか、寒いからとか、重いからとか、様々な理由をつけて、買い物に行くのは常に父親が仕事から帰ってきてから。
疲れているだろうが、でも行かなければ自分の晩御飯がないのだから仕方がない。
たまに張り切ってチャリでとことこ出かけたと思えば、必要のないものを買い込んでくるので、父は『自分が(母を)監督できるので一緒に行くほうがええわ』と言っているけれど、ほんまはしんどいんだろうなぁ。
私がもっと近くに住んでいれば、食材を買う送り迎えも出来るし、両親の分のおかずも作って届けることも出来るけれど・・・ 今の私にはやっぱりキツい。ごめんね
本音を言えば、私も自分だけで精一杯だからさ。
更には、自分の旧姓と反対の意味を持つ漢字の入った苗字の人からの年賀状をビリビリに破いてしまったり。
出してくれた人に気の毒だし。。
パニックから抜け出して、ふと冷静になったときに『返事が書けない・・・』(破ったので住所がわからない)とものすごく悲愴な顔をしているので、去年の年賀状を一緒に探すことになった。
私や父親など、彼女があまり信頼を置いていない人だと、いくら彼女の歪んだ思考を良い方向に持っていこうと頑張っても難しい。
たんすの引き出しには、ほとんど手付かずのパキシル(向精神薬)があった。
祖母に言われ、心療内科に行ったものの、飲むのが嫌になって辞めたらしい。
ほんの2日分ほどしか飲まれていない。これでは効果も出ないだろう。
いつもそう。素人判断で途中であっても薬をやめる。頼りすぎるのも良くないが、必要なときに飲むのを辞めて悪化させるのも怖い。
遂に壊れてしまった冷蔵庫を買いに行ったときも、ナゼかひとり暮らしの学生が使うような小さな冷蔵庫ばかり欲しがる。
さすがにそれではとても足りないと、売り場スタッフも巻き込んで説得・笑
私と父親は4ドアの冷蔵庫がよかったのだが、大きいのは嫌というので、ではせめて・・・と3ドアの冷蔵庫に落ち着いた。
でもここでまたまた、
『でもぉ~3(スリー)ドアって、私スリじゃないもん』と帰ってからゴネ出した。
これがギャグのつもりなら「おもろないわ」とツッコめるのだが、本気で言ってるのだから困ってしまう。
父と2人、「頼むから、よそでそんな事言わないでね」と言うしかないのである。
大きな冷蔵庫を嫌がった理由は程なく明らかになった。
『だってぇ、おばあちゃんが大きな冷蔵庫買ってすぐおじいちゃん死んだやろ~。大きいのん買うたらお父さんに何かあるかなって気持ち悪いんやもん・・・』
ちょっとかわいい理由だが、いずれにしても気にしすぎ。
おばあちゃん家の冷蔵庫よりはるかにこっちの方が小さいでしょ。第一、おじいちゃん冷蔵庫のせいで死んだんじゃないよ、と宥めて聞かす。 本当におっきな子どもみたい・・・。
いちばんいいのは専門外来に連れて行き、そう言った言葉のあやが気にならないように、様々なことを気にしすぎてしまうのを緩和できるように、本人に合った薬を処方してもらい、それと並行してカウンセリングを受け、色んな場面を想定しながら、うまくコミュニケーションが取れるようにロールプレイなどを通して会話や、非言語でのニュアンスなどをうまく汲み取れるように訓練することなのだけれど・・・
本人が根気良く続けてくれないことにはしようがない・・・。
持久戦だなぁ。
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詩を創るのが趣味。でも最近は忙しくてなかなか創作できません。
夕暮れの空が大好きですww
良い空があれば撮り貯めてますが、キレイに撮れないのがなやみ;
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