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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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He's Not That into Me・・・Or・・・??【Real Story】

Chapter 1  I Met the Best Friend To Eat Dinner.

すっかり日の落ちた後の駅のロータリー。ようやく停まれそうな場所を探し出し、バス停から少し離してブレーキを踏むと、ハザードランプを点滅させる。
規則正しい機械音と、Ne-Yoの歌声をBGMに私は見慣れた顔を探していた。  停車場所を確保するのにロータリーを含め、駅周辺を3周しただけあって車内はすっかり快適に暖まっていた。


ふと雑踏の中を小走りに駆けてくる影が目に入った。
その影は私の車を見つけると、遠慮なく助手席に滑り込む。

『寒い

それもその筈。日の落ちたロータリーには、粉雪が舞っていた。

アクセルを踏みながら、まず私が口を開く。

「あのさぁ、同じ高校やったB君(仮名)って覚えてる?」

『うー名前は覚えてるけど、顔は思い出せない・・・』

「昨日なー、B君と2人でご飯食べ行ってん」

『えぇ


彼女の視線がいたいほど刺さる。見なくても、大きなその眼がさらに大きく見開かれているのがわかる。


『ちょっと詳しいこと聞かしてもらおうやん』


彼女の好奇心の塊も一緒に乗せて、マーチは夜の街を走る。
あぁ、本当に人生は何があるかわからない。。


Chapter 2  Happen To...


刺すような空気が肌に当たる。 クラクションを1つ鳴らして走り去る車のテールランプを振り返り、歩き出す。

僅かに口角を上げて、顔を上げるとバスの運転手と目が合った。


(次あるのかな・・・あったらいいな) 無意識にそう思った自分に驚いた。




遡ること数日前。SNSで見慣れない足跡を見つけた。踏み返してみると、同い年で出身地が同じだった。
名前が初恋の人に酷似していた。 
SNSなんて絶対しそうにない人だったけれど、もしかしたら少し名前を変えて登録なんてしているのかもしれない・・と好奇心で何回か彼のページを踏んでいたら、メッセージが来た。

結果、初恋の人とはまるで別人だったが・・・色々聞いていくうちに、出身高校が同じであることが判明


初恋の人が名前を変えて登録・・・ではなく、別人が本名で登録。
でも同じ高校ということで一気に親近感が増す。SNSのメッセージではまどろっこしいので、メールアドレスを交換した。


いくら同じ高校と言えど、1学年9クラス。1学年だけでも360人いるマンモス高校で、同じクラスになったこともなければ、出身中学が一緒でもなければ面識がないのが当たり前。

私の認識はと言えば、同じクラスにはなっていないけれど何となくそんな名前の人、いたような気はする・・・しかし、顔までは思い出せないし、廊下で擦れ違っていたのかどうかさえ、記憶はあやふやだ。


しばらく高校時代の話に花が咲く。今、彼は専門学校を出た後、北河内地方のとある市で働いているとのことだった。


メールのやりとりが数日あった後、『飯でも・・・』というメールが来たのである。



Chapter 3 To Go or Not to Go??


しばらく、どうすべきか逡巡していた。 いくら同じ高校出身と言えども、よく知らない男と二人でご飯を食べに行くのは勇気がいる。
私たちの通った学校は2流の進学校と言ったって、今や頭まっ金金の兄チャンに変貌しているって可能性だってあるわけだ。待ち合わせに現れた人が口ピアスなんて奴だったらどうしよう・・・なんて根拠のない想像が膨らむ・笑

まぁ、同窓会で会っても、ウチの高校を出た子でそんなド派手に変貌している子はいないけれど・・・。


一旦は言葉を濁したが、思いなおしてOKした。


少し前に『恋愛ニート』なる、ネットの記事を見た。
その定義とは、積極的に異性にアプローチもせず、また自分の周りに来る異性もぶった切り、恋愛をすることから遠ざかっている人を指すらしい。

まさに私やんなんて思わずPCの前でツッコんだのだが、まさにまさに私を表す言葉だった。悔しいけど。。


だから、とりあえず会ってみよう。 ただ一緒にご飯を食べるだけ。 嫌な人なら連絡をとらなければいい。それだけだ。 と自分に言い聞かせて。 
そんな軽い気持ちだったから、服装も『女友達とランチ』みたいな格好で、どこからどう見ても『男子とディナー』な格好ではなかった。

しかも最悪なクリスマスデートと同じ服装。なんでそんな曰くつきの服を選んだのかとあの瞬間の私に問いたい。


後々、それを後悔する事になる。
彼が私の想像を超えて、ジェントルマンだったから。


      

「これと同じ格好。な、イケてへんやろー」

無愛想に前を見つめる私がいる免許証を親友の前に差し出す。

『確かに・・・これは女の子とカフェって感じやな』

・・・・・ゃっぱり。。


『でも、それが却って良く転ぶかもよ!!!』


女と言う生き物は、友だちを励ますためなら、するするとポジティブシンキングが出てくる。それは親友に限らず。
時に行く先に絶望が見えても、友達の前では希望を語るのだ。女のDNAにはそんなのが刻まれているのかもしれない。


出てきたビーフシチューの肉のやわらかさに舌鼓を打ちながら、他愛の無いガールズトークは続いていく。
 

               続きリンクへ。
Chapter 4 Psychological Battle...


待ち合わせを決める際、車で迎えに行く・・・と言って譲らないB君に戸惑いを覚えた私。

よく知らない異性の車に乗るのは気が引ける。相手のテリトリーの中に丸腰で踏み込んで行くような勇気がいる。
深読みのしすぎなのは、周りの友だちの彼氏たちのせいかもしれない。昔から私の友達の彼氏にはろくなのがいなかった。

10代で母親になった私の友達の数人は、付き合っていた人に無理やり性行為を強要された子が多い。ひとりは出産後すぐに離婚し、ひとりは今何をしているのかもしらない。
今で言うところのデートDVってやつ?

多感な10代の時期に、友達からそんな彼氏の愚痴ばかり聞き役になっていたから、『信頼できない男とはそういう傾向が強い』と刷り込まれてしまってなかなか抜け出せないらしい。
もちろん世の男性がみんなそんな人だとは思っていないが、人を信じるのに時間を要する性格が尚更それに拍車を掛けているらしい。
損な性格だなぁ・・・としみじみ思う。


とりあえず、車が停められて尚且つ駅にも近いところ・・・というところを考え、とある駅直結のショッピングモールを指定した。
細かい注文をつけているにも関わらず、屈託無く応じる様子を見ていて、彼もそんな人間かもしれない・・と思った自分を少し恥じた。



待ち合わせ場所には、私の方が先に着いた。 B君はと言えば、私より先に着いていたものの、土曜の夕暮れ時のショッピングモール・・・という条件が災いし、

『(駐車場の)あいてるとこが見つからへん』と嘆きの電話を掛けて来た。


隣接のスターバックスからコーヒーのいい香りが鼻腔を撫でていく。待っている間、

金髪野郎はお断り。
黒のアルファードとか車高を下げたワゴンRとかならお断り。


私の中のチャラい男のイメェジ。 いかにも・・・って感じやん、ってツッコみは敢えてしないでね・笑


しばらくして、現れた人は、そんなチャラい男のステレオタイプから程遠い人だった。

地色のままの髪色。髪型もごく普通だし、ジーンズもこざっぱりと履いている。


さらに話を聞いていくと、案外いい意味でヘタレなところもあるらしい・・・とわかってきた。

新人の頃は客の相手をするのにも手に汗をびっしりかいていたという彼の話を聞いていて、この人はヨコシマな事を考えて喜ぶ奴ではなさそうだ・・・と判断。

結局、小1時間掛かってしまうのに私の最寄り駅まで送っていってくれると言うので、ご厚意に甘えることにした。


クルマと言うのは、気心の知れない者同士には気まずい空間でしかないが、そうでない場合、落ち着いて話ができる絶好の空間とも言える。
彼は後者を狙っていたのかもしれない。


結局、このドライブが彼の好感度をうなぎ上りにさせるキッカケになる。
もしこれを断って電車で帰っていれば、私は彼に興味など持たなかった。きっと。



Chapter 5 I Think dat He's a Gentleman...

クルマは心配していたアルファードでも車高の低いワゴンRでもなく、ごくごく一般的なファミリー向けのミニバンだった。 間違ってもヤンキーが乗らない車種だ。

「ひとりで乗るの、デカくない?」(定員7人)

素朴なギモンを口に出したら、買ってからそう気づいたのだそう。遅っ


座って、タバコのにおいがしないことを確認する。これも私の重要ポイントw


遠いし、悪いなぁ。なんて言っていたら、

『大丈夫来る前にガソリン満タンにしてきたし』

気合入れすぎ


    

ショッピングモールを出て数分で、(この人、運転めっちゃうまい)と言う事に気がついた。

クルマの運転と言うのは、その人の性格や本性が如実に出易い。



急加速・急ブレーキをしない。無理な進路変更も変わりかけの信号を突っ切ることもしない(私も見習わなきゃ)
前方に遅い車がいても、イライラしたり悪態をつく様子もない。落ち着いて顔色ひとつ変えず、一定の車間距離を保って運転している。


単に運転技術が良いだけではなく、同乗者を不安にさせない運転を心がけているのが伝わってくる。
そういうのって、なんか、雑に扱われていない感じがして嬉しい。

本人は、車が仕事だから・・・なんて謙遜していたが、同業者が皆彼のような運転をするとは思えない。


ふと、コラムシフトを握る左腕に眼が留まる。腕時計はドルガバだった。
べらぼうに高価なものでもないが、安物でもない。 めっちゃくちゃメジャーなブランドでもなく、かといってまったく知名度の無いものでもない。それを選ぶところにセンスを感じる。
これで、『たまたま目についたから買った』とかなら笑えるけれど


世の男性の皆さん、女性は結構細かいところまで見ているものですよww うししし(怪)
まぁ、身に着けているものがどれだけセンスが良くても人間の中身が伴わないなら問題外ですけど


食事を談笑を挟み、最寄り駅に着いたのは21時過ぎ。この時間のチョイスにも非常に好感が持てる。


    

『ちょっとキタよキタよキタよーーーーーめっちゃ良い奴やんっB君』

わざと無関心を装って、サラダのレタスにフォークを突き刺す私になどおかまいなしに親友のテンションもうなぎ上りだ。
先ほどまでは、元彼のありえない変貌ぶりと最悪のクリスマスについて酷評していたので、余計にテンションも上がってしまうらしい。まるで自分のことのようにわくわくしている彼女を見ながら、レタスを口に放り込む。

「でもさぁ、会うまではどんな奴かわからへんかったわけやから、いざ会ったらイメージじゃなかったとか思ってるかも知れへんしな」

『いやいや、来月はチョコ請求されるかもよw』

親友はどうもこれを恋に仕立て上げたいらしい。


Nobody knows the end of this story. It's depend on him.
I still don't know what I think of him.  But I think that I almost know about that.
Cuz I wait impatiently for a telephone ranging.

He's Not That into me ( He doesn't have me in his eyes.)
・・・Or? 

        I'm longing to meet'em again.


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