Kotrip to HIROSHIMA ③ あんた大阪人！？

ガイドブックとにらめっこして「行こう！」と決めたのは、

「みっちゃん」というお店。

外はこんな感じ★


晩御飯の時間を少し外して行ったにも関わらず、めっちゃ並んでいた。

私たちの前には、よくわからない訛りの(でもたぶん沖縄か奄美っぽい)大家族が並んでいる。彼らも観光らしい。

広電の某駅からも近いけれど、ホテルから歩けない距離ではなかったので夜道を散歩がてら。


音大卒の親友が、途中の音大を見てみたいと言うので、その道経由で。


なんか、大学っていうより専門学校みたいな建物だった。

学校としての教育はきちんとなされているのだろうけれど、なんかさびしいなぁ～。


何棟も建物があって、芝生なんかもあったりして、なおかつグラウンドがないとキャンパスって感じがしない。


『あんたとこの大学がデカすぎるねん・・・』


まぁ確かにねｗ


長蛇の列に並んでいる間、向かいのガラス張りの喫茶店のウインドウ越しに映るネプリーグを眺めて楽しむ。


「ネプリーグって最近、ゴールデンでやってへんやんなぁ？」

『広島やから？』

真相はいかにあの日スペシャル番組でもやってたんでしょーか。


待ちに待って店内へ。
店内は昔ながらのお好み焼き屋さんと言った風情。カウンターとテーブル席。本棚にはスポーツ新聞や、漫画などなど。


目の細いおもろい顔の兄ちゃん(めっさ失礼)が注文を取りに来てくれる。


メニューを見てみると、中に入れる麺はそばのほかにうどんも選べるらしい。　　私はそばの広島焼に餅を入れてもらって、上にねぎをトッピングした





どやっおいしそうやろ(何なん、このテンション)

お酒が飲めることも電車旅の魅力ｗｗ


思えば親友と飲みは、初めてなのだ。　　
たいていどっちかは車であったり、電車の時も飲みは大抵お金がかかるので普通のご飯屋さんにしか行かず、居酒屋にはあまり行かない。


そんな初飲みは、私は梅酒、彼女はビール。
本当は私もビールにしたかったんだけれど、胃の調子があまりよくなかったので梅酒に。少しでも体に良さげなものを。

飲み方を聞かれなかったので大丈夫かな、と思っていたら、ちゃんとロックで出てきた。

「でもようわかったな～」

『ロックってカオしてたんちゃう』


どんなカオやねん・笑


ここでひとつ物申す！！！

広島の方って、これを『お好み焼き』と呼びますよね　　

大阪府民を代表して、(お前が背負うな)

断固拒否させていただきますっ



(ちょっと鬱陶しい泉谷しげる風のくだり)←何コレ。

あんな、『お好み焼き』言うのんはな、まず麺が入ってへん！
ほんでな、皮もこない薄うないねや。もっとこうふわっとそれでいてボリュームがあんねん。
なんせ『粉もん』言うくらいやしな、もっと粉粉した感じでないとあかんて。

麺が入っとったらな、それは『モダン焼き』やねん！わかる？

あんたらモダン焼き食うてみ、ほんでな・・・・


ぴんぽんぱーーーん。　あまりに鬱陶しくそしてキリがないのでしゅーーーーーーりょーーーーーー

あ、ちょい待ってこらまだ言い終わってないやんか！！ちょ・・・・


ガシャン　　(強制終了)



まぁお好み焼きと呼ぶか広島焼きと呼ぶかは別にして、めっちゃおいしかったわ


大阪のモダン焼きは、お好み焼きの中にソースの味がついた、焼きそばを入れたものですが、


広島焼きは麺自体に味はない。皮が薄い分、皮に付いているソースの味とお口の中で一緒になる感じです。

そして麺をパリッパリに焼いているのが特徴。このパリパリ感がもうやみつき間違いなし



結構ライトな感じだからバクバクいけるんだけど、私の場合おもちを入れたので、それがずっしり来る来る・・・
でも出されたものは残さない主義なので、残った梅酒を駆使しつつ、食べきりましたおいしかった


あの沖縄っぽい大家族は少し前に帰ってしまっていたけれど、親友が、

『ステキ家族やで～見てー』

彼らのいたテーブルを見ると、使ったお皿は大きさごとに重ねて置かれ、その一番上に割り箸もすべてそろえられ、使った紙ナプもたたんで置かれている。
使ったあとのテーブルもきれいに拭かれていた。

「ほんまやなぁ」


結構子どもの数も多く、それもみな小学生とそれ以下だったので、そういう家族連れでここまできれいにして行けるのも珍しい。きっと素行のいい子たちになるんだろうな

近年なかなか見ない光景だけに清々しい思いがした。


さて、いよいよお会計というとき、さっきのおもろい顔の兄ちゃんの敏腕が光る

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次回へ続く