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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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てがみ

塾での授業もいよいよ最終週・・・。

1人1人に手紙をしたためた。1人に1通。私の思いを伝えるには収まりきらない小さな便箋に文字が埋まっていく。


中高時代は3日に1回手紙を書いていたくらい、手紙好きだった。今は忙しいのもあってあの頃よりはだいぶ書く機会は減ってしまったが、その頃に小遣いが許せば買いためていたレターセットはまだわんさかある。

今では「ちょっと子どもっぽいかな・・・」と使うのを少し躊躇うようなデザインの便箋でも、この世代の子どもらには打ってつけとは言え、男子にわんこ柄やハート柄の便箋で書くとおちょくっているみたいなので普通の無地の紙にメッセージを残そうと思うが・笑




私の受け持った生徒に限らず、子どもにはどんな子でも必ず良いところがある。どんなに手に負えない子でも良いところがないんじゃなく、その、つい目立ってしまう悪いところにいいところが隠されて見えないだけなのだと思う。

ちょうど、雨の日でどんなに空が暗くても太陽はないんじゃなく隠れているだけなのと同じように




私はそういう生徒の良いところを探すのが好きだった。どれほど厚い雲に覆われていようが、その中から一筋でも光を見つけたときは、「よっしゃ」と思う。


会話のキャッチボールがなかなか成り立たない小学生も、遅刻は絶対にせずに時間通りにやってくる。遅刻をしないというのは些細で当たり前なことだけど、その些細で当たり前なことを、私を含め大事にできていない人が多い気がする。そんな中、その子のそういうところは大事にしてほしい。


おしゃべりが始まると度々度を過ぎてしまうS&Mコンビ。某講師と揉め、年末にはお互いが喧嘩をしたあのコンビだ。
そのコンビにも1人ずつに手紙を書いた。残念ながらMさんはインフルエンザになり・・・(なんでこんな日に)今日渡せなかったけれど、Sさんに聞くと最終出勤日である金曜には塾に来るはずだから「先生が直接渡してあげて」と言う。彼女の勧めに従うことにして、渡せなかった手紙は私物入れの中に入れてある。


友達思いで、大人びた考えでしっかりしているSさん。たまに中1でそこまで考えなくていいよぉ・・・とこっちが思うくらいだ。そういうところを大いに認め、でもそうして頑張っていると無理をしすぎてしまうこともあるから、そのときは無理をしないでほしい。人間には年齢相応に振舞っていい時期が必ずある。


こちらも大人びた(というかマセた)Mさん。元彼の数は私と10歳違うというのに私の10倍くらい居そうだ。
マセたと言っても芯はしっかりしていて、ちょっと突っ張っていても絶対踏み外してはいけない一線を知っている。そういう賢い子だ。エンジンが掛かるまでにはすごく時間が掛かるし、そういう時はなだめてもすかしても「ふーん」と独特の鼻を鳴らしたような音を出すだけで何もしない。
でも一旦何かし始めたら、そこからの集中力がスゴイどうしたの?と思うくらいめっちゃ頑張る。

短期集中型。


いいところはいっぱいあるのに自己肯定感が低い。「やってもあかん」とか「できんでもいいもん」と言うのはしょっちゅう。

「どーせお前はぐちぐち言ってるばっかで」なんて挑発して、ハングリー精神で上がってくる子もいるけど、Mさんはそういうタイプじゃない。おそらく自分に対して悲観的なのは、半分本音・半分は大人を試しているのだ、きっと。
自分のいいところを大人が見ているかどうか。



そういう手紙に加えて今日はSさんに少し話をした。揉めた某講師とはSさんの方から歩み寄ってもいいのかもしれない、という話に始まった。
きっと問題を起こした先生も今は彼女らのことをそんなにしこりを持ってみているわけではないだろう。
ただ、わだかまりを残す前の状態に歩み寄るには、どんなに精神的に成熟した大人でさえしんどいものだ。何らかのキッカケが必要だと思う。そういうとき子どもの屈託のなさに救われるのであるが、その屈託のなさを出し切るには彼女らは複雑な年頃過ぎた


その話と絡めて、先生は生徒に勉強を教えるけど、生徒も先生と接する中で先生に何か与えて先生を成長させてるんだと伝えた。
私は本当に彼女らの担当をして良かったと思う。初めは「ぅっわ。ニガテなタイプ」と思った生徒たちではあったけど、接する機会が増えるにしたがって、なんだ、言動の全てが100%本音じゃない、と気づいた。

彼女らが大人に対して時々反抗的なのも、大人への甘えの一種なのかもと思う。反抗してもそっぽを向かれない(あるいは向かれても構わない)と思っていなければ反抗はなかなかできないものだし。


そのうちに「この子ら、やっぱりかわいいな」と思うまでにそう長い時間は掛からなかった。


授業はよく脱線するし、塾に喧嘩を持ち込むし、なかなかパワフルな子らだったけど、そういう彼女らと接してて私も楽しかったし、生徒指導をする経験も彼女らに貰うことができた。


年齢が私とさほど変わらない、年の離れた姉とよく話をするせいか、Sさんはそんな退屈な話もきちんと理解して聞いてくれた。




本当に今週が最後なんだなぁ。



最終週第1弾、月曜日。焦燥と共に過ぎた。
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