Think&Said to Myself
日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw
大人が忘れてきたもの
- 2009/01/06 (Tue)
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習慣とはおそろしいもので、冬期講習が終わったというのに朝の6時に目が覚めてしまった
冬期講習最終日の昨日は、ちょっとしたハプニングがあった。
京都方面の電車が人身事故の影響で大幅に遅れ、教室管理をする上司が出勤時刻に間に合わないという事態が発生
仕事始めの、しかも通勤ラッシュの時間帯になんで事故なんて起こすんだよ・・・とツッコミたい。。
私もその事故の影響で10分弱遅れたのだが、教室に着くと同僚のO先生がビルの管理人から借りてきた鍵で教室を開けようと試みていた。・・・が開かない。。
もう一度管理人に別の鍵を借りてきたが、それも開かない。いつも早起きして先生の次に早く来るTくんがその様子を見ている。
三度目の正直。O先生はデカいジュラルミンケースを抱えて現れた。ビルの管理人が面倒に思ったらしく、ビル内に入っているテナントなどの鍵をすべて渡した、と言うのだ。
「どんっだけ適当やねん!!」
みんなのツッコミが飛ぶ。。笑
結局マスターキーで教室を開け、エアコンをつけた。しかしやることは山積み。PCを起動させなければ生徒の入退塾の記録が取れない。とりあえず電源を入れてみた。
パスワードを聞かれた。知るか笑
と、そこへ電話が。 電話応対ニガテなんだよな~。。だってウチの塾の名前噛みそうだし笑
しかしかかってきた電話に出ないわけにいかない。
電話に出ると、
「笑 めぐさん先生? あ、よかったー先生、全然電話応対できる」
上司からだった。噛まずにいえてよかった笑
上司からPCを起動するパスワードを聞きだし、PCがやっと立ち上がる。授業が始まったら電話は受話器をあげておいてよいと言われたので、担当の生徒が来たら遠慮なく外線ピ あはは、居留守笑
その間かかってきた電話は上司を除き、2件。いずれも電車の遅れで、出勤に影響のある講師からだった。
保護者からでなくてよかった
なんとか大幅な混乱は避けられたものの、慣れないことをすると肩が凝りますね・笑
色々と書きたいことはあるのだけど、今日は塾の話でまとめようかな
この間も書いたSさんとMさんの中1女の子コンビいつも本当に仲がよく、些細な口論はあるにしろ、めったに喧嘩はしないようだ。
だが、この日は違った。授業にいつもより遅れているので、心配しながら待っているとSさんがひとりで現れた。いつもは二人揃って来るのに・・である。。
Mさんは?と尋ねると、「喧嘩をして、反対方向(塾と)へ走ってった」と言うのだ。
原因を聞くと、思わず「そんなしょうもない事で喧嘩するなよ」と言いたくなるような、至極つまらない些細なことであったが、しょうもない事にも一所懸命になるのが子どものいいところだ
かばんを放り出したまま行ってしまった、と言うので、かばんは取ってきてあげて、と言っている矢先、バタンと乱暴に教室のドアが開き、Mさんが入ってきた。
が、そこにお互いの姿を認めると、二人とも顔を合わせようとしない。席に着かせても、二人はそっぽを向いたまま。喧嘩の腹立たしさからか、問題にもろくに手をつけようとしない。
(雰囲気悪~)
どうせこのままでも、問題は解かないだろう。そう思って、ならばと事態の収束を試みた。
本来子どもの喧嘩と言うのは、大怪我やよほどの険悪な状況に発展しない限りは大人が口を出すべきじゃない、と思う。
でもその日はまだその後に、A先生の数学が残っていたし、こんな雰囲気を引きずって授業を受けられてはA先生も気まずかろうし、二人にとっても良くない。
私とすら顔を合わせようとしないMさんと壁の間に、丸椅子を持ってきて向かい合うようにして座った。私と顔を合わせたくないのか反対側を向くが、反対側にはSさんがいる。Sさんとも顔を合わせたくないMさんの視線は行き場を探してそこらへんを彷徨っていた。
Sさんから聞いた喧嘩の経緯を説明し、「間違いないか?」と尋ねると、「いいよもう。全部ウチが悪いねんもん」とそっぽを向く。
すかさず「あんただけが悪い言うてんのちゃうやんか」ととりなす。この手のタイプは一旦ヘソを曲げたら大変だ
喧嘩の原因は・・・約束した待ち合わせ場所まで自転車で行き、待っていたSさんにMさんが塾まで乗せてくれと頼んだ。しかし、自転車の調子があまり良くなかったのと面倒くさいのとで断った。ならば、自分の自転車を取りに行くので自宅まで乗せてくれとMさんは頼んだ。
塾の時間が迫っているので、Sさんは断り、塾に向かって先に行き始めた。その「断り」がMさんにうまく伝わっておらず、Mさんは「無視して逃げた」と憤り、Sさんは勝手にMさんがプリプリしているのだと思い、「我がままだ」と憤る。
というわけらしい。誤解というのはよく些細な思い込みから始まる。
「言っとくけど、チャリの2ケツ(二人乗り)は法律違反やで」と言うと「知ってるもぉん」
話を聞いていると、若干Mさんの方が悪いが、Sさんにもまったく非がないわけではない。「喧嘩両成敗」という言葉もある。
Sさんには伝わっている、と思い込まずに相手にきちんと自分の気持ちを言うこと、Mさんには、いつもいつも頼めば友達なら何でもしてくれるんだ、と言う思い込みを捨てること、を諭した。
Mさんは家でも親が自分に対して、無関心で過干渉だと言っていた。干渉してほしいところは無関心で、ちょっとほうっておくべきところは過干渉だ、と
適切な愛情や、自分を認められる経験がないのでさびしいのだろう。Sさんのように自分を受容してくれる人に会ったらつい甘えが出てしまうのだ。それで我慢してくれ続ける人ならいいが、世の中そんな人ばかりではない。
待ち合わせの場所で待ってくれていたり、家まで迎えに来てくれたり、毎朝モーニングコールをしてくれる友達なんかなかなか居ないから大事にせなあかんで、こんな友達、なかなか見つけようたって見つかるもんじゃないで、とMさんに伝え続けていると、
「(絶交やから)これからはない」と言っていたMさんが時折チラチラ、Sさんの方を見るようになった。それまではそっぽを向いたままだったので、あ、仲直りは近いな、と思っているうちに授業時間は終わった。
いつもどおり、休憩時間にコンビニへ向かったMさん。いつもならSさんもついていくのだが、行こうか否か迷っている様子。
Mさんが遠ざかったのを見て私はSさんに言った。
「あんなかわいくない事言ってても、ほんまは(Mさんが)Sさんの事好きなんやで。さびしいんやで」
すると、顔から零れ落ちそうなほどの笑みをにぃっと浮かべ、
「知ってる」と返してきた。
このときの笑顔とこのセリフ、読者の方にも見ていただきたかった。本当にかわいかったのだ。
思わず「えらいあんた賢い」とSさんに負けないくらいの笑みを返して言った。するとますます嬉しそうな顔をする。
その直後だった。「ウチも一緒に行くぅー」とSさんがMさんの方へ駆け出したのは。
子どもってすごいな私が忘れてきたものを気づかされた気がした。すごく清々しい仕事始めになった。
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詩を創るのが趣味。でも最近は忙しくてなかなか創作できません。
夕暮れの空が大好きですww
良い空があれば撮り貯めてますが、キレイに撮れないのがなやみ;
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