Think&Said to Myself
日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw
職員室に射す夕陽
- 2012/05/12 (Sat)
- 学校奮闘記! |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
何人か気にかかる子がいるうちのクラスで、特に気にかかる子がひとり、いる。
おうちの事情が複雑で(最近はそういうのも多いけれど)度々欠席をする。
ちょっと身の回りのことにはルーズだけれど、ムードメーカーなので、そういう不得意なところも隠してしまって「愛すべきキャラ」として地位を獲得しつつある。
家庭訪問の時にも、『A君(仮名)が来たら、面白いから来てくれればいいのにってうちの子が言ってるんです』なんて声も聞かれ。
勉強は苦手で、プリントも教科書も机の中にぐっちゃぐちゃだけど、友達には愛される。
学校に来れば一安心なのだけれど、一旦休むと、しばらく休みが続く。
今や学年の先生で彼の名を知らない人はいない。
小学校の時は女性教師とあまり相性が良くなかったらしいので信頼関係を早く築きたい・・と言うのと、単純に生徒との関係が切れてしまったら、すごーくマズイ・・と言うのもあって、かなりまめに電話や訪問をしていた。
もともと私は1日、理由がわかっている欠席でも連絡がどうしてもつかない場合を除いては体調の確認と明日の連絡のために電話をする主義だ。
だから別に彼だけが特別というわけでもないのだが。
ひと月ほど前。例によって休みが続いた日に電話を掛けると、最後にこう言われた。
『いちいち電話して来たり、家に来たりせんとって』
160㎞のどストレートな直球を胸のど真ん中に・・・というべきか、ナイフで心臓を抉るようというべきか、そんくらいの衝撃。
子どもの言うことと言えばそうだけど、でも一生懸命してることを全否定・・・というか、まず私がその子に拒絶されたのがショックで。
しばらく職員室でずーーーーーーーーーーんとひたすらその日は暗いオーラを放っていたと思う。
来んといて言われた・・・(涙) なテンションで。
みんな慰めてくれるけど、ずーーーーーーーーーーーん苦笑
そんな彼が2日続けて休んだので、例によって電話を入れた。
ぴったり10回コールしたが出ない。。
居留守?
それとも出かけているのだろうか。
まぁいいや。
帰る前にもう一度かけよう。
そう思って、やりかけていた仕事をしていた時。
電話が鳴った。
時刻は既に18時半過ぎ。
『この時間の電話って取りたくないよね~』なんて軽口を飛ばしながら、同僚が電話に出る。
応対をしながら、目線が私を捉える。絶対私に関係ある電話だ、と思った。
『A君から、本人』 と口だけが動く。
え
電話に出ると、聞きなじんだまだ声変りをしていない少し高い声が『あ、せんせぃ~』と言う。
どうしたのかと問うと、家の電話に学校の番号が不在で残ったため、かけ直したのだと言う。
胸の奥底から弾けて湧き上がる喜び。
それを一生懸命抑えながら、体の調子はどうかとか月曜の連絡などをする。
「ほな、また先生もみんなも待ってるからな。・・・はーい、さよなら~」
かちゃり、と受話器を置いた瞬間、もう湧き上がるそれを抑えられない。
「やったぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
同じ学年の先生しかそこにいないのをいいことに、感情を爆発させた。
『何なに?!どうしたん?』
「『電話も家にもこんといて』って言ってた子が、自分から掛けてきたんですよぉぉーーーーーーーー」
「もうヤバいっめっちゃ嬉しい」
油断すれば、小躍りしそうになる・笑
その場にいた先生が口々に『よかったねぇ』と言ってくれる。
ああ。
こんな瞬間に、色んな苦労やしんどさはすべて洗い流されていくのだ
おうちの事情が複雑で(最近はそういうのも多いけれど)度々欠席をする。
ちょっと身の回りのことにはルーズだけれど、ムードメーカーなので、そういう不得意なところも隠してしまって「愛すべきキャラ」として地位を獲得しつつある。
家庭訪問の時にも、『A君(仮名)が来たら、面白いから来てくれればいいのにってうちの子が言ってるんです』なんて声も聞かれ。
勉強は苦手で、プリントも教科書も机の中にぐっちゃぐちゃだけど、友達には愛される。
学校に来れば一安心なのだけれど、一旦休むと、しばらく休みが続く。
今や学年の先生で彼の名を知らない人はいない。
小学校の時は女性教師とあまり相性が良くなかったらしいので信頼関係を早く築きたい・・と言うのと、単純に生徒との関係が切れてしまったら、すごーくマズイ・・と言うのもあって、かなりまめに電話や訪問をしていた。
もともと私は1日、理由がわかっている欠席でも連絡がどうしてもつかない場合を除いては体調の確認と明日の連絡のために電話をする主義だ。
だから別に彼だけが特別というわけでもないのだが。
ひと月ほど前。例によって休みが続いた日に電話を掛けると、最後にこう言われた。
『いちいち電話して来たり、家に来たりせんとって』
160㎞のどストレートな直球を胸のど真ん中に・・・というべきか、ナイフで心臓を抉るようというべきか、そんくらいの衝撃。
子どもの言うことと言えばそうだけど、でも一生懸命してることを全否定・・・というか、まず私がその子に拒絶されたのがショックで。
しばらく職員室でずーーーーーーーーーーんとひたすらその日は暗いオーラを放っていたと思う。
来んといて言われた・・・(涙) なテンションで。
みんな慰めてくれるけど、ずーーーーーーーーーーーん苦笑
そんな彼が2日続けて休んだので、例によって電話を入れた。
ぴったり10回コールしたが出ない。。
居留守?
それとも出かけているのだろうか。
まぁいいや。
帰る前にもう一度かけよう。
そう思って、やりかけていた仕事をしていた時。
電話が鳴った。
時刻は既に18時半過ぎ。
『この時間の電話って取りたくないよね~』なんて軽口を飛ばしながら、同僚が電話に出る。
応対をしながら、目線が私を捉える。絶対私に関係ある電話だ、と思った。
『A君から、本人』 と口だけが動く。
え
電話に出ると、聞きなじんだまだ声変りをしていない少し高い声が『あ、せんせぃ~』と言う。
どうしたのかと問うと、家の電話に学校の番号が不在で残ったため、かけ直したのだと言う。
胸の奥底から弾けて湧き上がる喜び。
それを一生懸命抑えながら、体の調子はどうかとか月曜の連絡などをする。
「ほな、また先生もみんなも待ってるからな。・・・はーい、さよなら~」
かちゃり、と受話器を置いた瞬間、もう湧き上がるそれを抑えられない。
「やったぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
同じ学年の先生しかそこにいないのをいいことに、感情を爆発させた。
『何なに?!どうしたん?』
「『電話も家にもこんといて』って言ってた子が、自分から掛けてきたんですよぉぉーーーーーーーー」
「もうヤバいっめっちゃ嬉しい」
油断すれば、小躍りしそうになる・笑
その場にいた先生が口々に『よかったねぇ』と言ってくれる。
ああ。
こんな瞬間に、色んな苦労やしんどさはすべて洗い流されていくのだ
PR
CALENDAR
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
最新記事
(10/12)
(06/08)
(06/03)
(05/09)
(04/10)
最新TB
プロフィール
HN:
☆
性別:
非公開
自己紹介:
CPと闘いながら、やさぐれた社会人やってますw
詩を創るのが趣味。でも最近は忙しくてなかなか創作できません。
夕暮れの空が大好きですww
良い空があれば撮り貯めてますが、キレイに撮れないのがなやみ;
このブログでは日常や好きな音楽、本のレビューを綴ります☆徒然なる独り言にお付き合い下さい♪
詩を創るのが趣味。でも最近は忙しくてなかなか創作できません。
夕暮れの空が大好きですww
良い空があれば撮り貯めてますが、キレイに撮れないのがなやみ;
このブログでは日常や好きな音楽、本のレビューを綴ります☆徒然なる独り言にお付き合い下さい♪
この記事へのコメント