Think&Said to Myself
日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw
寂しさと何か
- 2012/04/30 (Mon)
- 恋愛♡ |
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空白の一行を、結局埋めた。
もう彼は今頃、それを読んでいるだろうか。
念入りに考えた小芝居を打ち、なるべく自然にそれを渡した。
そうして逃げるように、エンジンをかけ、ウインカーを出し、道路へ流れ出た。
背後にスタッフ特有のよく通る声で、彼の『ありがとーーーーございましたぁーーー』が聞こえる。
それから、1時間が一ヶ月に思えるような時を過ごした。
彼が退社するであろう時間を超えてからは、何かしていないと落ち着かない。
電話やメールがいつ来てもいいように、充電スタンドにさしっぱなしにしているスマホを恨めしげに見つめてもそれはうんともすんとも言わない。
今日が終わろうとするころ、(駄目かもしれない)と、思った。
それでもあきらめきれなくて、まるで女子高生のように枕元にスマホを置いて眠ったが、私が目を覚ますまでそれが鳴ることはなかったし、起きてからもそれは鳴らなかった。
重ったるい空から、雫が落ちるころには(駄目かもしれない)は確証になりつつあった。
だけれども認めたくなかった。
きっと私が添えたメールアドレスが書き間違っていたんだとか、彼が打ち間違えているんではないかとか、そんなありもしない希望的観測をいくつも考えてみたけれど、そんなことあるはずはないのだ。
仮にメアドに何らかの不具合があったにしても彼は私の電話番号を知っている。
どうしても私に連絡が取りたければ電話をしてくるだろう。
やっぱり、私はただの『ちょっと仲がいいだけの客』に過ぎなかったのだ。
たとえば結婚していたり、彼女がいたり、そうではなくても私を恋愛対象として見られないのであれば、一言そう言ってほしいなと思う。
はっきり言ってくれれば、一度に受けるつらさは大きくなるけれど踏ん切りもつけやすい。
彼の選ぶ相手が私でないのはすごくかなしいが、それでも彼の幸せを願えるくらいには私は理性を欠いてはいないし、彼のことを好きだから。
こうして、読んだのか読んでないのかすらわからない状況は余計にキツい。
ただ、ご飯に誘っただけで好意を打ち明けたわけではないから、真意が理解されていないかも知れないけれど。
だからと言って、それを確かめるべく再びあの場所を訪れるほど私は図太くないし、無神経でもない。
きっとしばらくは寄らないだろう。
手紙を渡したときの照れくささが記憶から霞んでも、きっと彼のいる時間帯には寄れないだろう。
彼の顔を見たらまた想いが再燃するのは目に見えているから。
最後に聞く声が、『ありがとうございました』なんて、あんまりだ。
もっと何か楽しい会話を焼き付けておきたかった。
職場の同僚が彼と同じ怪我をしたこととか、
彼おすすめのレシピを半信半疑で試してみたらおいしかったこととか、
他にも話したい内容は山ほどあったのだ。
駄目だったら、何の迷いもなく北摂に戻れる。
保険的な考えとして、そう思っていた。自分を南大阪にとどめている理由は、もはやもうそれしかなかった。
めでたしだったならずっとここにいて、駄目なら帰りたかった北摂にさっさと異動願いを出してしまえばいい。
帰りたかった北摂に帰れるんだからいいじゃないか、と。
でも実際はそんなに割り切れるもんでもないのだ。
連休最終日は、どんよりとした天候も手伝って何もする気になれなかった。
いちばん安心できるガーゼの布団にすっぽりとくるまって子どものように丸くなって眠り、さすがに何かしなければ・・とのそのそと重い体を引きずってシャワーを浴び、家庭訪問の下見に出かけた。
その下見に行くのさえ、彼の職場の前を通らねばならないのだから、面倒くさい。
彼は私の車に気づくだろうか。
そんなことを考えている自分に舌打ちをする。車内ではファンキーモンキーベイビーズの『君がいない』が流れていた。
空虚感が襲う。
心に穴が開くってこういうことなのか。
もうあの笑顔を見たり、ほっこりとしたその声を聴けないと思ったら、寂しさと何かが一緒くたになって私を襲う。
無理に忘れようと思うとつらいから、自然の成り行きに任せばいい。
時間とか、突然の出会いとか、そういったものに。
それでもその『寂しさと何か』は消えてくれない。
でも、と思う。
手紙にはきちんと言いたかったことは書いてあった。『好き』以外のすべては。
南大阪初の心の居場所になったこと。
彼が言った『お帰り』が何よりうれしかったこと。
たくさんの感謝の気持ち、それが言えたのだから上出来だ。
それに、彼を好きでいる間、私はいちばん幸せだった。
たとえば朝の奇跡とか。
いてくれるだけで私のプラスになったのだ。
この人の役に自分も立ちたいと、些細な言動がいとおしいと、そういう気持ちを思い出させてもらえたのだ。
そんな人にめぐり合えた私は幸せ者だ。
明日からはまた仕事に生きよう。時々は憎らしいけれど、でもかわいくて仕方ない「私の子どもたち」のために全力を注ごう。
でも、そうしてがんばっても、もうほっこり私に微笑んでくれる人がいないのだなぁ・・と思うと、がんばって押し込めた寂しさと何かがまたわいてくる。
今度はもっとわかりやすい形で。
恋愛に失敗して泣いたことなど、今までなかったのに。
私に力をくれてありがとう。
やっぱり自分で思うより相当大好きだったみたいだよ。。
怪我をしないように気をつけて、必ず幸せになってください。
ありがとう。貴方と出逢えて、夢のような1年半でした。
もう彼は今頃、それを読んでいるだろうか。
念入りに考えた小芝居を打ち、なるべく自然にそれを渡した。
そうして逃げるように、エンジンをかけ、ウインカーを出し、道路へ流れ出た。
背後にスタッフ特有のよく通る声で、彼の『ありがとーーーーございましたぁーーー』が聞こえる。
それから、1時間が一ヶ月に思えるような時を過ごした。
彼が退社するであろう時間を超えてからは、何かしていないと落ち着かない。
電話やメールがいつ来てもいいように、充電スタンドにさしっぱなしにしているスマホを恨めしげに見つめてもそれはうんともすんとも言わない。
今日が終わろうとするころ、(駄目かもしれない)と、思った。
それでもあきらめきれなくて、まるで女子高生のように枕元にスマホを置いて眠ったが、私が目を覚ますまでそれが鳴ることはなかったし、起きてからもそれは鳴らなかった。
重ったるい空から、雫が落ちるころには(駄目かもしれない)は確証になりつつあった。
だけれども認めたくなかった。
きっと私が添えたメールアドレスが書き間違っていたんだとか、彼が打ち間違えているんではないかとか、そんなありもしない希望的観測をいくつも考えてみたけれど、そんなことあるはずはないのだ。
仮にメアドに何らかの不具合があったにしても彼は私の電話番号を知っている。
どうしても私に連絡が取りたければ電話をしてくるだろう。
やっぱり、私はただの『ちょっと仲がいいだけの客』に過ぎなかったのだ。
たとえば結婚していたり、彼女がいたり、そうではなくても私を恋愛対象として見られないのであれば、一言そう言ってほしいなと思う。
はっきり言ってくれれば、一度に受けるつらさは大きくなるけれど踏ん切りもつけやすい。
彼の選ぶ相手が私でないのはすごくかなしいが、それでも彼の幸せを願えるくらいには私は理性を欠いてはいないし、彼のことを好きだから。
こうして、読んだのか読んでないのかすらわからない状況は余計にキツい。
ただ、ご飯に誘っただけで好意を打ち明けたわけではないから、真意が理解されていないかも知れないけれど。
だからと言って、それを確かめるべく再びあの場所を訪れるほど私は図太くないし、無神経でもない。
きっとしばらくは寄らないだろう。
手紙を渡したときの照れくささが記憶から霞んでも、きっと彼のいる時間帯には寄れないだろう。
彼の顔を見たらまた想いが再燃するのは目に見えているから。
最後に聞く声が、『ありがとうございました』なんて、あんまりだ。
もっと何か楽しい会話を焼き付けておきたかった。
職場の同僚が彼と同じ怪我をしたこととか、
彼おすすめのレシピを半信半疑で試してみたらおいしかったこととか、
他にも話したい内容は山ほどあったのだ。
駄目だったら、何の迷いもなく北摂に戻れる。
保険的な考えとして、そう思っていた。自分を南大阪にとどめている理由は、もはやもうそれしかなかった。
めでたしだったならずっとここにいて、駄目なら帰りたかった北摂にさっさと異動願いを出してしまえばいい。
帰りたかった北摂に帰れるんだからいいじゃないか、と。
でも実際はそんなに割り切れるもんでもないのだ。
連休最終日は、どんよりとした天候も手伝って何もする気になれなかった。
いちばん安心できるガーゼの布団にすっぽりとくるまって子どものように丸くなって眠り、さすがに何かしなければ・・とのそのそと重い体を引きずってシャワーを浴び、家庭訪問の下見に出かけた。
その下見に行くのさえ、彼の職場の前を通らねばならないのだから、面倒くさい。
彼は私の車に気づくだろうか。
そんなことを考えている自分に舌打ちをする。車内ではファンキーモンキーベイビーズの『君がいない』が流れていた。
空虚感が襲う。
心に穴が開くってこういうことなのか。
もうあの笑顔を見たり、ほっこりとしたその声を聴けないと思ったら、寂しさと何かが一緒くたになって私を襲う。
無理に忘れようと思うとつらいから、自然の成り行きに任せばいい。
時間とか、突然の出会いとか、そういったものに。
それでもその『寂しさと何か』は消えてくれない。
でも、と思う。
手紙にはきちんと言いたかったことは書いてあった。『好き』以外のすべては。
南大阪初の心の居場所になったこと。
彼が言った『お帰り』が何よりうれしかったこと。
たくさんの感謝の気持ち、それが言えたのだから上出来だ。
それに、彼を好きでいる間、私はいちばん幸せだった。
たとえば朝の奇跡とか。
いてくれるだけで私のプラスになったのだ。
この人の役に自分も立ちたいと、些細な言動がいとおしいと、そういう気持ちを思い出させてもらえたのだ。
そんな人にめぐり合えた私は幸せ者だ。
明日からはまた仕事に生きよう。時々は憎らしいけれど、でもかわいくて仕方ない「私の子どもたち」のために全力を注ごう。
でも、そうしてがんばっても、もうほっこり私に微笑んでくれる人がいないのだなぁ・・と思うと、がんばって押し込めた寂しさと何かがまたわいてくる。
今度はもっとわかりやすい形で。
恋愛に失敗して泣いたことなど、今までなかったのに。
私に力をくれてありがとう。
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ありがとう。貴方と出逢えて、夢のような1年半でした。
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非公開
自己紹介:
CPと闘いながら、やさぐれた社会人やってますw
詩を創るのが趣味。でも最近は忙しくてなかなか創作できません。
夕暮れの空が大好きですww
良い空があれば撮り貯めてますが、キレイに撮れないのがなやみ;
このブログでは日常や好きな音楽、本のレビューを綴ります☆徒然なる独り言にお付き合い下さい♪
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