Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますｗ

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私はまた前を向く。

「ありがとーございました

」

いつものように引き戸を開け、半自動で閉まっていくのを見届けながら更衣場所へと歩き出す。

表に張り出されている職員名の、彼の名前を見ても動揺しなくなってからだいぶ月日が立っていた。
今や普通に担当の先生と、彼がいる前でも恋バナができる。

私はまた前を向く。　

彼には支えられてきたし、きっとその専門性をこれからも必要とするだろう。
むろん、尊敬もしている。

でもそれだけ。ただそれだけ。　そう言えるようになった。ようやく。

私はまた前を向く。

その先に誰がいるかは、これを読んでいるあなたなら、わかるやんね

歩き出した私の数歩後ろから、担当のN先生が追ってくる。

事務員の勤務終了の方が早いので、先に更衣場所が閉められていることがあるので確認に来てくれるのだ。
別に私はトイレでだって着替えられるけれど、どうも彼女には別の目的もあるようで･･･

目の端をにぃっと吊り上げ、ささやき声で、

『仲直り、できた？』と問う。

感情表現が豊かだし、表情もそれに合わせて無限に持ち合わせている。

自分の気持ちを素直に外に出せる人は見ていて安心する。

自分をさらけ出せないうちは、理解してもらえていないと思うことも多かったが、今や彼女は私の大好きな人TOP10に入る。

「まだです･･･すんごぉぉーーーーーーーーーーーーーく悶々としてます。」

恋愛に積極的な性格だったら･･･どれほど楽かと思う。臆せず飛び込んでいけたならこんなにも苦労はしないのだ

そもそも、『仲直り』って。

・・・まだ、仲違いができるほどの仲でもないんだよ。

これがお互いありきの『喧嘩』だったなら、ある意味で喜べたかもしれない。

でも、私が一方的にひどいことを言っただけ。　喧嘩ですらない。

それを思って少し切なくなった。

「本気になると、空回りしちゃうんですよねー。言わなあかんことを言えなかったり、逆に言わんでいいこと言ったり･･･かわいくないことばっか言っちゃう。」

先生は含み笑いで聞いている。

『だいじょーーーぶっ