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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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ちっぽけな勇気

今年もバイトに明け暮れたクリスマスだった。

クリスマスは恋人たちのため・・・なんていうのは学生のためだけに存在するのかもしれない。平日ならば社会人は仕事だし、残業でも入ろうものならデートどころではない。学生最後のクリスマスだというのに、結局私はそんな学生の特権を行使出来ずにいるのだけれど・・・・。


街も仕事もその余韻に浸る暇を与えない。街はそそくさと来る新年に向けて装いを変えてしまったし、仕事も仕事で怒涛である



今回は珍しく朝型の冬期講習。6時に起きて出勤せねばならないのは結構眠いししんどいけれど、夕日を背に家路につけるのは案外便利だ。


スーパーだって開いている。ゴールデンタイムのTV番組だって見られる。仕事の帰りにどこかの駅のショッピングモールに足を伸ばすことも可能だ。

何より塾の業務形態というのは基本的に、人間の体のリズムとは逆行しているので、単純に朝起きて夕方帰るというスタイルは気分がいい



ただ、清清しいこんなスタイルにも欠点はある。

出勤の時間帯が朝のラッシュと重なってしまうこと私の住んでいるところは電車の始発駅ではないので絶対に空席など残っていない。そうなると大勢の中で、立っているのはなかなか苦痛だ。


今日は私の自転車が原付に囲まれていて出すことができず、仕方なく歩いて駅まで向かったのだが、駅につくころにはすっかり足は疲労していた。
この足で手すりだけで自分の体重を支えるのは不可能だ・・・と判断して、壁際に立っていたサラリーマンに声をかけ、立ち位置を変わっていただいた重い荷物を持っているにもかかわらず、快く譲ってくださったそのおじさんにただただ感謝である


そしてこれは私にとっても大きな一歩であった。今までこうして誰かに頼んだことがなかったから。でも声をかければ案外すんなりと譲ってくれるものだな、と実感した。


去年の初冬、介護等体験で一週間ほど京都方面の通勤電車でラッシュに揉まれた。そのときは、私はまだ片手でつり革を掴み、余裕で立っていられたのだ。
1年て、短いようで長い気がする。。昔の私を思い出しては、不思議な感覚に陥る。「あんな難しいこと」を私は難なくやってのけていたのか、と。

通勤ラッシュにもまれるのだって何ともなかったのに。そのときの不快感と言えば、無数のおっさんの口臭であったりしたが、今は「こけはしないか」という心配事が電車を降りるまでぐるぐる渦巻いている。


本当に情けない。そんなに長い時間、電車に乗るわけではないのに。。日ごろ何気なくしていたことの数々が、あまりにも尊いものだった。もろいものだった。そのありがたさをかみ締めて、必死に守らなければいけなかった。。


そんな状況でずっと踏ん張っている&精神的な緊張で勤務先の駅に着くころにはすっかり息が上がってしまう。一応教室に入る前に廊下で息を整えてはみるのだが、私の「お疲れ様です」は朝イチのそれとは思えないほど掠れている。まるでもうすべての勤務を終えた後のように。


歯がゆいなぁ、もどかしいなぁ。。でも、これが今の私の現実なのだから、受け入れてあげなければ。


もし、数年前の私に何か伝えることができたなら、普通の生活をもっともっと味わっておくようにというだろう。満員電車に揺られるような、そんなほんの些細なことを。。



春から社会人になるのに、こんなことで大丈夫なのか、という思いがよぎる。



教職員人事課から電話があったのは、そんなときだった。



まだ若そうな人事担当のSさんは気さくな人で、

「めぐさんが4月1日から採用されるにあたってね、いろいろ配慮しなければならないことについて一度直接お会いして話をしたいと思うんですよ。年明けはいつ都合がいいかな?あ、お休みは旅行に行ったり、バイトがあったりするかな??」



バイトはあっても、旅行って言う選択肢はないなぁ・・金がない



バイトが新学期移行日で休みになっている1日を指定すると、担当の人は、


「5階にね、●●っていう小さな部屋というか、会議室みたいなんがあるんですけどね、そこへ来ていただいて、そこの者に『Sに呼び出された』って言ってくれれば僕行きますんでー」



「学校の事以外でも、めぐさんが日常生活で気になることがあればお伺いしたいと思うんでね、お会いする日までに話すことをまとめておいていただけるといいかと思うんですわ」



そう言っていただけると、こちらも非常に心強いです、と告げ、電話を切った。



本当に心強い。  私が教師として勤まるだけの身体能力がなくなったら、リストラされてしまうのだろうか、と怯えていた。
もちろん、公立校の教員は公務員だから、懲戒免職にならない限り、リストラはない。しかし、現場を離れて、どっかの公的機関の事務員とかに降格される処分は往々にしてある。
それでも私にとっては「リストラ」に等しい。


私に難しいところは助けようとしてくださっているのが判って、すごく安心したのだ。



偶然じゃないんだね、私が受かったの。教師になってもいいって、きちんと認められていたんだね。



それが嬉しかった説明会の時に感じた大阪の教委は一緒に働きやすそうな感じだなという直感は間違っていなかった。


ここまで良くしてくださるのだから、私はもう本当に『全体の奉仕者』として奮闘する義務がある、と決意を新たにした。




*バイトの話もしたいけど、また今度ねやっぱり講習は疲労度が違うので、一気にブログを書く気力が起こらないんですよ

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