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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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絶望の色

学生時代バイトしていた塾の教え子が、SNSにこんな言葉を残した。

『一番つらい時に一番頑張れる人間でありたい』と。


若干22歳にして、なかなか言える言葉じゃない。
そんな彼女をただただ尊敬の眼で見つめることしか出来ないのだった。


心揺さぶられた。衝撃ですらあった。

彼女も22歳にしては重すぎる荷物を背負い、生きている。
泣き言を言いながらも、決して後ろは向かないその姿勢を私は心底かっこいいと思う。


このところの私はと言えば、後ろを向いてばかりだからだ。

電車に乗れなかった。

楽しみにしているA教室メンバーの飲み会へ行こうとして、電車を待って、いざ乗ろうとしたらまた筋緊張が高まって1、2歩前に出そうとするのだが、足はぎこちなくその場を彷徨うだけだ。

停車時間には比較的余裕のある駅なのに、ドアは閉まり行ってしまった。


数分して、また電車が来る。
また筋緊張。同じことの繰り返し。


乗るはずだった電車を見送って、エレベーターに乗り地上へと引き返す。


今日はやっぱり行けません。


そう言おうか・・・と思ったけど、どうせ家にいたって、底なしのかなしみに沈んでいくだけだ。


『遅くまでいてはるなら車で行きます

メンバーにそうメールして、駅から引き返し、イグニッションキーをまわす。


まーち君。もう君はすっかり私の足代わりになってしまったね
これからも、頼むで。


ライオネル・リッチーの『I Call It Love』を聴きながら、阪神高速をひた走る。





そんなことがあってから数日。

足の筋疲労も相変わらずで休憩なしで歩けるのは40~1時間が限度。

1日中街中を歩いていたのはつい、1,2ヶ月前のことなのに。こんな変化が信じられない。



無気力だった。何もしたくない。

大好きなイオンに行ったって、食料品売り場を見るだけで、以前ならウインドウショッピングを飽きるほどしていたのに、その間歩くのが億劫で、要るものを買ったらそそくさと帰る。

梅田だってなんばだって行きたいけれども、また同じことが起こるのが怖くて行けない。


何より、そんな小さくなってしまった自分を認めたくなくて。


絶望の色は黒でも闇でもない。 

同じような景色をして、ただそこに横たわっている。だからいつも襲うのは突然。


仕事に行くのも億劫だけれど、社会人だし、食い扶持を稼がねばならない。鉛のように重い体と心を引きずって取り乱しそうな心にムチを打って、普段どおりに振舞う。


誰も私のその後ろの絶望を知らない。


なんでなん。
なんで今なん。


問うても仕方のないこと。
問うのは愚かなこと。


                         続く
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