Think&Said to Myself
日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw
Bridge between........
関西テレビで午後行われていた「ザ・ドキュメント」を見た。
以下、関西テレビのHPより抜粋させていただいた。
自立への絆 ~地域療育の現場から~
語り:豊田康雄(関西テレビ放送)
- 企画意図
平成17年の「発達障害者支援法」、18年の「障害者自立支援法」、19年には「特別支援教育を推進する学校教育法の施行」…。障害児・障害者を取り巻く環境がここ数年で激変している。これまでの療育を支えていた自治体の福祉予算は頭打ちとなり、「病院から在宅へ」の時代の流れが加速した。支援の現場は金も人も火の車。医療的ケアが必要でも、医師が不足している。家族による介護にも限界がある。
障害児支援は、「施設から地域へ」の舵は切られたが、「地域で障害児が自立する」ための明確な処方箋は、法律や行政からは見えてこない。その上、障害者と家族にとって、お互いの事情はそれぞれ異なる。一致しているのは、障害児を育てる親と本人たちの、自立への懸命の模索だ。番組では、さまざまな障害児の親子の家庭・療育現場を通して、「地域での自立」には何が必要かを考える。
- 番組内容
「兵庫県立のじぎく療育センター(神戸市西区)」。今年3月、50年の歴史に幕を閉じた。「医療・福祉・教育」の3つが併設され、30年前は、理想的療育環境の施設と言われた。その頃は最新の医療技術を求め、220のベッドは満床状態だった。しかしその後、医師不足や赤字財政などさまざまな要因で、廃止となった。ここに通っていた700人は、バラバラになった。「医療的ケアも必要な障害児の施設をつくる」という当初の説明は反故にされ、医師不足もあって、リハビリ病棟さえオープンできていない。
由良典子さんは、「のじぎく療育センター」で歯科衛生士として働いていた。障害児をもつお母さんたちに「障害児の母だから仕事できないはおかしい。自立しましょう」と声をかけてた。息子の中学3年の泰輔さんは筋ジストロフィー。筋ジストロフィーは筋力が落ち体が硬直する難病。限られた時間、出来るだけ泰輔さんと一緒に居たいと思うので、仕事は短時間だけにして家族との時間を大事にしている。その時間を預かってくれる施設のデイサービスに頼るのだが、体調が悪い時は、吸引など医療的ケアが必要で、受け入れてくれる施設が極端に減る。同じように「のじぎく」に子供が通っていた家族会副代表の平山真由美さんとともに、療育施設「ルネス花北(姫路市)」を見学にいく。そこで出会った宮田所長のある言葉から、自分たちの将来の有るべき姿が少しずつ見えてくる。
この「ルネス花北」に通う障害児の3つ子(6歳)がいる。姫路市に住む萩原さん一家。2歳から5歳の間、外来保育で障害児の子育てを伝授された。学んだことはリハビリの方法や抱き方などのノウハウだ。それはすなわち、「子どもをどのように自立させるか考える親の姿勢を作る」ことだった。3人で障害が一番重い、レナさんは就学にあたって、他の兄弟とともに「普通小学校へ行く」と譲らない。両親や「ルネス」の職員は、レナさんの強い意思をサポートする。この地域では、公立小学校に進学するためには、「就学指導」という壁がある。「加配」の先生のための予算繰りが、教育行政では先行してしまうのだ。6歳児3人兄妹はこの壁に向かってゆく。
- スタッフ
ディレクター:塩川恵造
撮影:松本比呂之
編集:中島福夫
http://www.ktv.co.jp/b/document/index.htmlより。
豊田アナの声が密かに好きなので、ナレーションが豊田アナだとうれしい笑
家では子どもに絵本を読んだりもするのだそうで。結構演技もお上手な方なので、子どもさんが羨ましい
ま、そんなことは置いといて
このHPに書かれている「加配」とは担任の先生とは別に、障がい児のサポートのためにその児童にもうひとり先生を配置することだ。私も小学生のときは体育や遠足、さらには低学年のときはお手洗いまで隣についてきてくれた(尤もトイレの個室までは入らないが)。私の場合、先生についてきてもらわねば何かができないというわけではなかったけれど、担任の先生の負担は減る。
特に低学年だとごちゃごちゃしてしまいがちな児童に加えて私にまで気を配るとなれば、神経を研ぎ澄ませていなければならないだろう。
私はまだ恵まれていた。自治体にその予算を組むだけの余裕もあったし、自治体の受け入れ態勢が非常に整っていたのだ。
このドキュメントの兵庫県の例のように、特別なテストをさせられることもなく他の子がする就学前検診と少しの知能テストのみで普通学級に入れた。
もちろん、入学前には両親と共に何度も何度も学校をおとずれ、階段の手すりの増設だとかトイレに洋式便器をひとつつけてもらう事など、さまざまなサポートをしていただいた。
私はまだ人の親になったことがないので、親の話を聞いたり同じような障がい児を持つお母さんの話を聞くしかないのだが、今まで障がいを持った人と関わったことがほとんどないお母さんたちが、自分の子どもに障がいがあると知らされてまず思うのは「育てられるのか」ということらしい。うちの母親もそう思ったらしいし。
しかし、親は強くなっていくものだと周りのお母さん方を見て思う。
でもそんなお母さんたちとて、ひとりで頑張れる筈はない。なかには一人で乗り切ってしまう超人的なオカンもいるのかもしれないけれど、どんなに肝っ玉母ちゃんでもやはり心細い時、しんどい時、悩む時はある。
そういうときはやはり専門的な知識を持った人が相談に乗ったりすることとか、そうでなくても悩みやグチを気軽に言える誰かがお母さんの近くにいることが理想的。
私のように、望めば普通学級にいけることの裏にはいくつものハードルがあるということ、このドキュメンタリーを見るまでは感じなかった。
特別支援学校も特別支援学校の良さがある。本人の障がいの程度にあわせて、負荷の少ない環境で学校生活が送れること、本人に合わせた訓練の時間もあることなどなど。
しかし、最終的に彼らが適応していかなければならないのは健常者が圧倒的多数であるこの社会で。普通学級に通うことは特別支援に比べて困難も多いかもしれないけれど、いつかも書いたように、それに適応していくことが本人の力にもなるし、周りにも良い影響を与えるものなのだ。
私が一般枠でも受けられるのに身障の採用枠で受けたのもこういうところにある。もちろん先生の後押しというのもあるが・・・。。
本人も親御さんも「普通学級に」という意思があるのに、入るまでにこれほどの大変さがあるのは理不尽だ。本人に、少しこちらが助けることで適応できるだけの力があるならば、個別にテストやその他もろもろの大変な手順を踏まなくてもいけるように対応していけるのが理想的だ。
そういうハードルが高い一因は、やはり障がいに対する知識が少なかったり、前例がないとしり込みすることであったりするだろう。あるいは何か起きたときに学校側が責任をもてないということかもしれない。
でも多くの子どもやその親御さんは、学校側が故意に見落としたりほうっておいたのでなければ多少のケガ等では何も言わないし、学校側を責めもしないだろうと思う。普通学級に・・・と言った時点で、ある程度は覚悟を決めているだろうしね。健常児だってケガはする。
私が教師になったら、事例は少ないかもしれないけれど、そういう生徒がいた場合、積極的に間に入るなどして普通学級への適応を助けたい。と同時に不安に思ってる親御さんの相談にも乗れたらと思う。障がい児の育児不安とかだと小学校が主なんだろうけど、中学・高校になってくるとお母さんがどう育てる云々もあるけど、やっぱ本人がこれからどうやって社会に出、そこに自分の居場所を見出すかも中心になってくる。
大変だけど、やりがいはあると思う。
障がいを持っていない生徒たちには、自分の経験の中の些細なこと、これも折に触れて語っていきたいな
案外、その道のプロであるP.T.や相談に乗る機会も多いであろう保健師・社会福祉士でさえ、当事者でなければわからないことが多々あると言う。
そういえば私が「●●(某ショッピングセンター)のエスカレーター、レジの近くのほうは流れる速度が速くて怖いけど、エレベーターの近くのは少しゆっくり目だから乗りやすい」と友達に言ったら、その後、
「めぐさんに言われてから色んなとこのエスカレーターの速さが気になるようになってもた」と笑いながら苦情を言われた・笑
でも、そうして少しでも多くの人が気がついてくれるようになると私はうれしい。
バリアフリーは昔に比べるとだいぶ進んできたけれど、まだまだ多くの人にとって快適とは言えない。スロープだって、あっても角度が急ならば車椅子は転がり落ちていってしまう。
2つの世界の狭間で生きてきた私。中途半端かもしれないけれど、これからはその世界の架け橋になりたいのだ。これからを担う多くの子どもたちに何か伝えられたら
その思い、教委の人に伝わったかな。
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詩を創るのが趣味。でも最近は忙しくてなかなか創作できません。
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