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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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オルビスから出た新しいアイカラーを購入普段ピンク系のものは、グラデーションの色合いがなかなか好みでないものも多く、単色のものをいくつか買うことが多かったけれど、これは情報誌で一目見て「買おう」と思い立ち、リハビリに行ったついでにショップへ行ってGETしてきた

いつも春先から夏にかけてはグリーン系のカラーを愛用するけれど、今年はピンクが活躍する日も増えそう





最近観たい映画が『余命』



谷村志穂原作の同名小説の映画化。


主演は松雪泰子、椎名桔平。



映画化を知る前に、この小説を偶然見かけた。今まで谷村志穂という作家を知ってはいたものの、彼女の作品には一度も目を通したことさえなかった。


ガンの再発を自分の手で発見した、現役外科医の女性。彼女の夫は医大の同級生だが、彼は医者にならずフォトグラファーになる道を選んだ。
結婚して、10年目にして授かった1つの命。しかし、抗がん剤治療は胎児には悪影響を与える可能性がある。
治療をしなければ、もう何年も生きられない。


彼女は究極の選択を迫られる。


胎児の生命か。
自分の生命か。



悩んだ末、彼女はまだ見ぬわが子を産む決意をする。医学知識のある夫が、それを知れば子どもは諦めろと言うだろう。


だから彼女は決心した。出産までガンの再発を誰にも言わないことを。






初めは通勤電車の中で徐々に徐々にゆっくりと読み進めよう・・・と考えていたのに、一晩で読んでしまった。


ゆっくり読み進めようという読者の思いを、剥ぎ取る小説であった。話にぐいぐい引き込まれて行くのが読んでいてわかる。



病の進行に対する恐怖、小さな命が日々確実に自分の中で育つのを実感する喜び。打ち明けたいという思い。知られたくないという思い。


過不足のない、締まった表現で確実にそれらの心情が描かれ、読んでいて主人公の気持ちの動きが手に取るようにわかるのだ。


この作家の実力に初めて読んだ瞬間に脱帽した是非他の作品も読んでみたい。


映画化になると知り、キャストを見てまたビックリめっちゃ豪華な俳優陣特に椎名桔平は昔から好きな俳優のひとりだ。彼のような凛とした雰囲気の俳優さんが、優しさが底なしで、ちょっぴり情けない主人公の夫を、どのように表現するのか、観るのが楽しみだ






打ち明けたいが遠ざけたい・・・その思いは私も痛いほど、共感したところである。


CPの二次障害。それを知られるくらいなら、一生親には会いたくないとも思う。




バレンタインの日。悲しいながら特に用事もないので、叔父の家に行くことにした。


年末。あの一番自分のこころが不安定になった時期に、叔母から連絡が入っていた。私が帰省しないというので途方に暮れているというような相談を祖母宅にしたらしい。そのとき叔父一家も祖母の家に帰省していた。



いつもの私からはかけ離れ、泣き喚いている私のことを、叔母達は母らには告げなかったようで、叔父夫婦もあからさまにその理由を尋ねたりはしなかったものの、薄々すごぉく気になっているだろうことは私にも気が付いた。
そんな折だった。話があるから飯でも食いに来い、と言われたのは。

叔父らは、私が何故あの日あんなにも取り乱していたのかを知らない。適当にごまかしてもいいのかもしれない。「男にフラれた」と言ったって信じるだろう。



でも、ちょうどいい頃なのかな、と思う。いずれ手術も受けなければいけないといわれている。しかし、親は絶対手術をすることにOKなど出さないだろう。
でも私はそれで教師が続けられるのなら、それが最善だと思っている。

私がより良い私を保つのは、いつだって人のためだ。将来、私と関わる生徒に少しでも多くのことをしてやりたいと思うし、前にも言った様に少しでも活発で居たいのだ。学校の先生は元気でアクティブな方がいいに決まっている。


それに自分だっていつかは誰かの妻になり、誰かの母になりたい。


どこかに遊びに行って、「ごめん、お母さん車椅子だから、ここは行けない」・・・とか言う事態は、なるべく遅い方がいい。
運動会の親子競技にだって出たい。(「でてやりたい」じゃなく「でたい」笑)


自分ひとりで暮らすなら、車がありさえすれば問題なく日常生活は営めるだろう。しかし誰かと生きる以上は、誰かの心を少しでも満たしたいと思う。
だから少しでも長く、「歩ける私」を保持していたい。



親に内緒で手術をするにしろ、知らせてからするにしろ、理解者がいなくてはならない。


2日に1度は必ず電話をしてくる母に、長期間の入院が隠しとおせる訳もなく・・・。手術なんて知ったらどうなるかわからない。彼女は悪化していることから目をそらし、事実を見ようともしない。


闘うにはしっかり事実を知ることが大事だ。


逃げていては闘えない事を彼女は齢60にして、まだわかっていない。


そういう彼女だから、私は何も言えずどんなにつらいときでさえ、いつもどおりに振舞わなければならない。自分ひとり分の感情からさえ自分を支えるのが精一杯なのに、そこに彼女の弱さまで圧し掛かっては、私の心は持たない。今平常心で居る私がフシギなくらいだ。ちょっとした微妙なきっかけで私の心は年末のあの日のように簡単に綻んでしまう。

そして、親に会わないと決意したところで、その日が永久に来ないかといえばそれはわからない。私から会いに来ないのなら・・・と母はもう、私の引越しの手伝いをしに来る気満々らしい。
ここより広い部屋に住む、と引越しはウキウキなのに、まだ部屋を探してもいない段階から引越しのことを考えただけでテンションが上がらない



叔父たちに話す決意をした。


彼らは、母の妹(つまり私のもう一人の叔母)が乳がんになったとき、一番先に事実を知らされた。しかし、私の母にはいうな、と口止めしたのを今でも守り続けている。

叔母が乳がんを母に隠したのも、今の私と誓い理由からだ。目の前の現実を彼女には受け止められない。私だけでなく親戚からもそう思われている母。長女なのに・・・。。。



決意はしたのに、毅然と刻々と、事実だけを話す自信がない。


途中で取り乱したらどうしよう・・・


従兄弟らは話をしている間、席(というか家)を外してくれるよう話しているが、それでも不安ではある。
自分はきちんと言えるのか。




まるで医学書を読み上げるように淡々と。どんな話も毅然と。
親でもない彼らは、私が取り乱したりなどすればきっとうっとうしいだろう。



今は心の準備をしなければ。
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