Think&Said to Myself
日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw
凪 ①
- 2009/02/09 (Mon)
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「これ(このメンバー)も見納めかぁ・・・」
少し先を行く仲間たちを見ながらH先生が呟いた。
それを聞いたら、改めて寂しくなった。
4回生の多い今のバイト先は、まさに「第二団塊の世代」という感じ。一斉退職は数年前にもあったが、それに次ぐ勢いである。
もちろん、皆新たな門出を迎えるのだから喜ばしいことだ。でも門出の前には別れがある。。
私を含めた2名が公立中学校の教員、その他にも、テレビ局関連の会社、ANA、IBM、IT関連の会社。
こうして書き連ねてみると、皆いいところに就職が決まったのでは・・・と思う。
でも、教員になる私ともうひとりの先生以外、首都圏での勤務。もうあとひと月余りすれば皆関西から出て行ってしまう。そうなればなかなか全員が揃うのは難しい。
私が3年以上今の職場でシゴトを続けてこれたのは、もちろんこのシゴトが好きだったからだが、他にもうひとつ理由がある。
いくら子どもが好きだ。成長発達に携わりたいと言っていても、職場の人間関係が悪ければ長くは続かない。
そういう点で私は非常にそういう人間関係に恵まれていた。だから今までやってこれたのだと実感している。
「めぐさんはどこで働くとかわかんないの?」とH先生。いつもの凄みのある()絡みではなく穏やかな表情だった。
「まだわかんないんですけど、大阪のどっかです」と答えた。
「そうか。どこへでも行っちゃえ」その言葉とは裏腹にその声には温かみがあった。
H先生を含め、関西圏で勤務している数人の先生とは休みさえ合えばいつでも会う事ができるが、それでもやはり大学生活で大学以外のもっとも大きな位置を占めたのが塾でのバイトであっただけに、言いようのない思いが募る。。
帰宅して、軽く胃に食べ物を入れてから、生徒の担当引継ぎ書に少しずつ記入をした。これから時間を掛けて完成させることになると思うが、まずは生徒の名前と担当である私の名前。
こうしてみると、随分多くの生徒を受け持ってきたなぁと思う。
残念ながら担当期間が短かった生徒などは、顔は覚えていても名前を忘れてしまった・・・という子もいるにはいるが・・・・。。
一番初めに担当したのは当時中学1年生だった、KさんとTさん。
Kさんは今も私の愛弟子である。彼女も今や高校1年生。
いつの間にか私より頭1.5個分低かった身長も私とどっちが高いか・・・くらいになり、世の中を見る目つきもしっかりしてきた。
昔はショートカット専門だった髪はロングになり、服装の趣味は昔と変わらないものの、女性らしさがところどころから余すことなく滲み出るようになった。10代の輝きに満ちている彼女を見るのは眩しい。
最近は部活と勉強の両立が難しくなってきたようだ。不覚にもこの間の試験で赤点だったらしい彼女は充分に頑張った。これは私の落ち度でしかない。
バスケ部に所属する彼女だが、バスケ部の女の子・・・にしては筋肉量が少ない。腕や足に無駄な脂肪はなく、筋肉で引き締まっているが、筋肉が鍛えられているという風には感じられない。
元からあまりそういう体質ではなく、体重も増えにくいらしい。
そんな彼女が、走り回ることの多いハードな部活を終えた頃には、疲れ果ててしまうようだ。予復習も疲れ果ててできないことが多いとのこと。
だからと言って、今の彼女に「部活をやめろ」というのは余りに酷だ。彼女にとってバスケは学校生活の大部分を占めているに違いないからだ。
万一、この先、バスケを取るか成績を取るかという判断を迫られたとき、決めるのは彼女自身。
そうならないようにサポートしてやりたいが、もう時間は少ない。
彼女は無邪気に2年からのことや3月の話をする。その度に私の胸には複雑な思いがよぎる。
ごめんね。先生はもうその頃貴女をサポートしてあげられない。
彼女には、少し早めにいつ辞めるのかを告げ、手紙を渡そうと思う。でもまだあと少し、今はまだ時期尚早。
続く
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詩を創るのが趣味。でも最近は忙しくてなかなか創作できません。
夕暮れの空が大好きですww
良い空があれば撮り貯めてますが、キレイに撮れないのがなやみ;
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