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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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Another Voice

冬らしい鈍色の空が広がる日。

長い2学期も今日で終わるのか、と感慨深い。


今年はたくさん笑って過ごしたせいか、過ぎるのがめちゃくちゃ早い。

4月1日には、そんな1年になるなんて思いもしなかった。
嬉しい誤算emoji


そして今日という日は、忘れられない日になった。
*続き、長文です。




昼までで終わるのは嬉しい反面、憂鬱な面もある。

たとえば近所のショッピングセンターやコンビニから生徒がたむろっているという一報が入る可能性が非常に高い。

今回は言われる前から警戒をしようってことになって、近くにあるスーパーやコンビニ、ディスカウントストアなどよく出るスポットに手分けして見回りに出ることになった。

いつもこういう時は職場から一番近くのところを割り当ててもらうことが多い。


ところがこの日、割り当て表には一番遠い店が入っていて一緒に行く相方を確認すると、尊敬している主任だった。

嬉しい反面、緊張が走る。


絶対、何の考えもなしにペアを組んでいるわけがないのだ。
何か内密の話をしようとしているに違いない、と思った。


と言うのも、ここ数日、『年末年始は実家に帰れ』オーラをビシバシと浴びているんである。
発しているのはむろん、主任だ。

数日前の忘年会では、始まる前に私の向かいにどっかと座ったかと思いきや、『正月は実家帰るん?』と開口一番これである。

母と軋轢があるのを知ってはるので、なんか私と母を仲良くさせようみたいな意図が随所に感じられてそういうのを感じ取る度、私は敏感に反応して神経がささくれ立った。

『言いたいこと言うて喧嘩したらええねん。喧嘩できるのも親がいてこそやで』


確かにそうやねんけど、うちの場合は喧嘩と呼べるのかすらわからず、何回それを繰り返しても決してわかってもらわれへんねんで。先生、そんなん知らんやろ。


それとも先生はあるの?
言いたいこと言わなかったり喧嘩しなかったり親孝行しなかったりで後悔したことが。


心の声はそうつぶやき、いじける。


こういう会話で神経がささくれ立ってしまうのは、仲良くさせようという意図のせいなのか、それともその意図や期待に簡単に応えられないことからの苛立ちなのか、私にはよくわからないままだ。


そういう時、きっと私は険しい顔をしているんだろうな、と思う。
なるべく平静に、と装ってはいるが隠しきれてないに違いない。



はぁーあ。今日に限って主任と見回りだなんて気が重いなぁemojiというのが、その時点での素直な思いだった。



徒歩か車か、という問いに『乗せて行ってよ』という。

歩きやなくて車とか、まさにそんな話なんちゃうんーemoji


ドアを閉めるなり『俺セコいなあw乗っけてもらってラクするとかさw』とニヤリと意味ありげな笑みを浮かべるけれど・・・


どーせ何か企みがあんのはわかってんですからねw


今回はただ帰省しろって言うのとは違う。
うちの学年の教師全員にある宿題が出ているのだ。


その宿題は親に協力してもらわねばできないもので、同じことを子どももするのだが、やっぱ生徒たちにやれって言う前に自分たちもせな!っていう鶴の一声で。


それと似たようなことは自分の小学校時代にもしていて、その時、母親と一緒にしたそれがひどくよその家より思い入れのないもので、いざ発表するときになって寂しい思いをしたのであまり良い思い出がないのだ。

ドキドキしながら実家に電話をしてみたら、明らかに面倒くさそうな声で、

『そんなん、お前がちょちょっと書いといたらいいんちゃうの』と言われた。


そのちょちょっと、ってわけに行かないんスけどぉemoji


既にやる気満々で、高齢のお母さんにその話を下した大先輩やら、『お母さんに見せたら「懐かしいな、昔こんなんしたやろ」言うてた』と言う後輩やら、を横目で見ながら、私はささくれ立った心を必死で抑え、


「ねつ造したらダメっすか?」なんて落第並みの質問をした。
つまり親の協力なしで自分の想像力だけで乗り切るっていう。


期待して渡すだけバカを見るって、わかってるもん。
なんか、自分が嬉しくなるような結果になるかもしれへんって思って、やっぱり違うであろうことを思ったら、たまらなく鬱々とした気分になる。

それでも話を下すなら期待せずにいられない自分もいることを知っているのだ、私は。


ま、そんなことを言ってたもんで、絶対実家に帰って宿題を仕上げてこいって命令なんだろうな、としか思わず。


そのまま見回りが終わり、別行動から合流した後輩に、

『歩いて帰ります?』

うーわ、うまいなw
『乗って帰る?』ではなく『歩いて帰る?』
ちょっと図々しくないと、この流れで『乗せてくれ』とは言えない。


案の定後輩は、お昼を買いに行くので歩いて帰ると言い、私はと言えばついにあまり触れられたくない話題になるのか、と覚悟を決める体勢を整えていた。


だが、触れられたくない反面、心の中におさめておくにはキツいものもあって、同時に誰かに聞いてほしい、とも思っているのであった。

ややこしいことこの上ない。色々面倒くさい人間やな自分と思わずにいられないemoji

こんな面倒くさい部下を見捨てずにいてくれる上司がいるってだけで、私には有難すぎるemoji


赤信号を待つ間、ウィンカーの音だけが響く。
まだ、「触れられたくない話」は出ない。 
変に気づまりになり、ありきたりな年末の感謝の言葉なんか述べてみた・笑


と言うか、感謝の言葉をいくつ並べても到底足りなくてそれがもどかしい。
本当にむちゃくちゃ救われているのだ、そのひとことひとことに。

そのことを言うと、しれっと『いや、俺何もしてないでー』と言う。

先生は、人のいいところにはとても敏感ですぐ気が付くのに、自分のこととなるとそうではないらしい。めっちゃすごいことやのにな。

たった一言でさえ、人を救う力はあるものだ。
それは受け取る人にしかわからない。

ある人にとってはガラクタのような言葉でも、別な人には宝石みたいに輝く。



私がいつ話が出てもいいように、と身構えているのをよそに話題の中心は実家云々ではなく、来年の人事異動のことに関してだった。

その件に関しては、私もずっと考え、心を揺らしていた。

今の子たちの卒業を見たい、と思う気持ちがむちゃくちゃ強い一方で、この頃は、

このまま持ち上がって、いつかまた何か大きな失敗をしてしまったら、今度はこの一番今私を認めてくれている人にまで失望されてしまうんじゃないか。
そしてこれまでもあまり良く思っていない人からは「ほらやっぱりね」と思われるんじゃないか。

そんな恐れもうごめいていた。


管理職はこのリスクファクターの大きな私に出て行ってほしいに決まっているのだし。
何しろ昨年は、そのまた上の人まで呼んできて、今後の身の振りに関してという精神的重圧を掛けるくらいだし。
そんな中で、足をいためての病休があり。

今年はぎりぎりの精神状態の中、始まった。


二日酔いで1日を迎え、内心びくびくしながら始まったが、子どもらに支えられ、主任や周りの先生に支えられ、どうにかここまで来ている。
だが、今の状態が長く続くとは限らない。


気持ちは残りたいけれど、リスクもある。

選べないから、もう運命に委ねようと思っていた。

出ていけ、と言われるのなら新しいところで頑張り、もう少しいなさいと言われるなら、そうしようと。


でも残酷にも主任は、

『単に、異動の年数が来たから、とか上に言われたからじゃなく、残るにしても出るにしてもあんたが選んでそうしてほしい。誰かに迷惑が掛かるから出る、ではなくて、次のステージに行くんやって出て行ってほしい』と言わはる。


うーーん。頭痛の種が増えるゼ。笑


勿論、私や主任がどう言ったところで最終的に決めるのは上の上のお偉いさん方だけれど、今まで学校内では管理職と中間管理職の密談に過ぎず、私の意向を聞いてもらう機会すらあまりなかったので、こんな話をしてくれること自体、涙腺が緩みそうになる。



今ある思いを言ってみた。残りたいけどっていうのと不安や懸念と。
管理職と交わした話も。

今までそれは、飲んだくれて幼馴染に「どーーしよーーーーーーー」と言ったことはあったが、職場の関係者に打ち明けたことはなかった。

全部聞き終えると、押し出すように『ごめんなぁ、そんな思いをしてたのに気付いてあげられんで』

安堵感が底なしでやってくる。どこまで優しいねんemojiemoji

先生が謝ることではない。誰にも言っていなかったのだし、別に泣きはらしたわけでも何でもなかった。
あの日、陰でウコンの力を飲んでいたことを除けばw(飲む順番がおかしい)


でもその言葉を聞いて、あぁ、私ずっとこの言葉を誰かに言ってほしかった、と気づいた。


私が子どもだったころの、親や教師たちに。
でもそれは叶うことがないまま、年を取り、まさか全然別の件で全然別の人から言われるなんて。


失敗しないかを気にして、実験用のマウスみたいにビクビクしながら仕事をしていた頃転勤してきた主任がひたすら褒めてくれるので、戸惑った。狼狽えた。

なんで?なんで??と。
私、褒められるに値することなんて何もしていないのに、と。

そんなことないです、ばかり言っていたが、ある時、聞いている方が照れくさくなるくらい褒めるものだから、どうしていいかわからず「お世辞言わはっても何も出ませんよ・笑」と言ったことがある。

その時「え?」と少し傷ついたような、心外なような表情をした先生を見て、自分の受け答えが正解でないことを悟った。

今までの人生でお世辞じゃなく、そこまで本気で褒めてもらうことってなかったのだ。


『おべんちゃらじゃなくてな、』
『ほんまにようやってくれてると思うから言うねんで。いっつも笑ってるし』


慈雨のように沁み渡っていく。

神様いいんでしょうか。
こんな贅沢すぎる良い人間関係与えてもらってemojiemoji

てか、いいんですか。
こんな私が『ようやってくれてる』なんて言われて。


油断すると涙が出そうだった。
なかなか人前で泣けない。
私の小さな長所でちょっと大きい短所だ。


そのままだと本当に泣いてしまいそうだったし、何とかして今受け取った言葉への感謝を的確に表したかった。
けれどもなかなか「ありがとう」以外の相応しい言葉は見つからず、私はもう少し温めておこうと思ったことを口にした。


「めっちゃ、尊敬しています」と。


今まで尊敬する人に直接それを言ったことはなかった。
ある人は手紙で、ある人は尊敬の念を伝える前に絶対に会えない、話のできない場所に行ってしまった。

だから今度は相手に面と向かって言おう、とは思っていた。
まさかこんなに早くとは思ってなかったけどねw


「、」と「そ」の間に自分の奥底の声を聞いた気がした。

転勤が決まって職場を出ていくときに言おうと思っていたので、心の準備が完全でなくずっとダッシュボードのぬいぐるみたちばかり見つめていたけれど。。。(誰に言うてんねん)


『ありがとう。最高のクリスマスプレゼントやわ』と含めるように返事が返ってきたとき、

なぜだろう。たまらなく泣きたくなった。


無事に目標を達成した嬉しさや安堵なのか、寂しさや悲しみに似た何かなのか、それ以外のものなのか、複雑に入り組んでいてはっきり分類するのは難しい。


その前後に自分が何を言ったかも、靄がかかったようではっきり覚えていない。


ただ、思うのは、やっぱり何か大きな力が働いているのかなぁと。


去年、上に言われて嫌々出した異動願いが通らなかったのも、
このチームで働くことになったのも。


人間の運命って何やねやろと思う。


色んな安堵でしばらくは忘れていたが、相変わらず宿題は出ている。
仕上げるには帰省せなあかんわけで・・・がんばるしかないけどww

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