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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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休日だと言うのに、目覚ましなしで6時半に目覚める。
いつもよりは少し遅い起床だが、習慣というのは恐ろしい・笑


今日は楽しみにしていたリハビリの先生と会う日。ドアを勢いよく開けると、思いのほか冷たい空気が私を貫いて、思わずコートを握り締めた。


阪急の某駅直結の小さなショッピングモール前で待ち合わせ。

やはり阪急沿線はどこも街の雰囲気が似通っている。一見全然似ていないようでもどこか一点がかならず。
ああ、やっぱり落ち着く
この街も住むにはいいかもしれない。

そんな事をふと考える。。やっぱり私の半分はまだ北大阪にいる。


3年ぶりに会う旧友。社会人になって劇的に変化して気がつかなかったらどうしよう・・・なんて考えたけれど、その心配は無用だった。
焦げ茶色のジョッキーブーツを鳴らして歩いてきたのは、変わらぬ彼女だった。


あの頃のままの、いや、あの頃より静かな自信に満ちた柔和な笑顔を私に向ける彼女。
そしてその隣にショートカットの長身の女性。今日紹介してもらうK先生だ。

黒髪のショートカットにネコ科の動物を連想させる細い眼。その輪郭は濃いグレーのアイラインで強調されていた。
後々、中身は超アツい人だと判明するのだけれど、外見はとってもクール。とてもとても、リハビリの先生には見えない。外見で誤解されやすいタイプかもしれない。
KATEのCMに出演できそうなモノトーンがよく似合う女性だった。


ショッピングモールの中の喫茶店に入り、各々ドリンクを注文する。

ウエイトレスが注文を取って去っていってしまうと、K先生が名刺を差し出す。
私と会うからかもしれないが、オフの日でも名刺を持ち歩いているということにびっくり。そういうもんなのかもしれないが、名刺と縁遠い職業に就いているとさっぱりわからない


お互い私の友達からほんの少しの情報を貰っただけだったので、ほんとに何も知らない。
まずは自己紹介から始まる。

K先生はOT(作業療法士)だった。
私は普段理学療法をしているので、あまりOTのことはよくわからない。そもそもOTがどういう理論でアプローチするのかとか、どういう病気の人に施すのかということも知らない。

私がCPだということは見てわかったらしい。

通っているリハビリ施設名、過去にボバース法を受けていて、今はボイタ法を受けていることなどなど、まずはCPに関することを話していく。

『ボバースはね、する方(セラピスト側)もしんどいんよねぇ』

そうなんか


ボバースに傾倒する整形外科医が多いが私の体にはボイタの方が合っていると思うことや、仕事で大変なこと、小児へのリハビリは光がよく当たるのに、18歳以上になると途端に手厚さがなくなることへの不満などなど、やはり専門的な話についてきてくれるので、めっちゃくちゃ話が弾んで、気がつくと旧友を置き去りに・苦笑


『ボバースとかボイタとか何のこっちゃって感じで聞いてるよ、この子』

『でも!こうやって意気投合してんのみるだけで嬉しい


以前から感じてたことだけど、この旧友、本当に天使みたいな子なのだ。
『人の役に立ちたい』というのが口癖。 誰かの役に立てればそれで本当に幸せだと言い切る彼女。

出ているオーラが白すぎて、私もそんなに黒い人間ではないはずなのに自分の愚かさを露呈させられた気になり反省させられる。


『本に出てる以外の二次障害も出てきて当然だと思うで。だってほとんど前例がないもん。めぐちゃんのような仕事をしている人は。事務仕事をしててこんな姿勢を取ったり(板書)することもないしね。他の患者さんが使わない筋肉を使ってるわけやから、本の通りにはならない』


なるほどね~。


『側わんで出てきてる痛みなんかは、PTで筋緊張を和らげる以外のアプローチも考えたほうがいいよ。その方が仕事ももっと楽にできるようになるし』


今はまだ、独身で自分ひとりだからどうにかなっているものの、この先結婚するとかになると、仕事を続ける自信がない・・・という話をすると、

『いかにラクに体に負担を掛けずに家事をするかとかはOTの専門分野やから任せて私の患者さんで、下肢両麻痺で片手のない人がいるんだけど、それでも自由の利く腕1本だけで、子ども3人を育ててるし、毎日お弁当も作ってる。顔面麻痺も少しあるから、よだれもでてきてしまうんだけど、それでもいかにカッコよく見せて授業参観に出席するかとか、そんなことを一緒に考えるのも私の仕事なのよ』


スゴいなぁ上を見ればスゴイ人がまだまだたくさんいる。


たくさんのアドバイスを貰えました。


何より、人見知りの私が初対面の人とその日にこんなに意気投合することは珍しい。一部、生育歴にも似たところがあって「良いお姉さん」的な存在になれそうですw
ただ、彼女の場合、イメージ的に「お姉さん」よりか「アネキ」って感じだけど・笑


まだ30手前でお若いのに、現状に満足せず、色々な可能性を模索して、情熱を燃やしている素晴らしい人でした。
クールな外見とは180度違って、心ん中は炎が燃え滾ってるしねw


コーヒー1杯で3時間半語りつくした。有意義でした


『大丈夫。私と出逢ったから、良くなっていくよ』

一見、自信過剰とも思えないではないけれど、それが真実になりそうだと確信させる何かが彼女にはあった。



このタイミングで出会えたのが数奇である。きっとこれにも何か意味があるのだろうな。

人間は、すべてのことを自分で掴み取っているようでいて、実は神様の掌の上で踊っているだけな気もするのだ。

こうして人と人が織り成す綾でさえも。



K先生に出会わせてくれた友達に感謝、である。
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