このタイプになったアナタの特徴
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「二兎を追って一兎も得られない」・・・ってしかも「恋愛が下手」だって・笑 当たってるし。。
興味のある人はどーぞ☆
http://www55.channel.or.jp/human_labo/index.php
暗い話はこのくらいにして、今日は先生の話をしようかと思う
教職の科目に「英語科教育法」というのがあって、英語の教員免許を取るには必ず履修しなあかん。だから特定のクラスに人が集中してしまわんように学籍番号を3か4で割って均等にクラス指定されている。
そのS先生。去年はS先生が嫌で、履修するのをやめたんやけど、3回生中に取得しないと教育実習にいけない関係上、今年もクラス指定はS先生になっていたが、観念して履修した。
このS先生、一言で「厳しい」、そして「理想が高い」
まず英語の教員が持っていなければならない資質のひとつを「発音」であるとし、前期はひたすら発音の練習をさせられた。 それまで、音声学も履修したし、自分の発音にはネイティブには叶わないまでも、それなりに自信はあるつもりやった。
が、そのなけなしの自信、打ち砕かれる・・・
「だめ!!rはもっと下を巻くんだろ!!」「vとbが一緒になってるよ!!」「だーめ!th!!そんなんで生徒の前に出せるか馬鹿野郎!!!!」
飛んでくるのは、ダメだしばっかり。 他の英語科教育法担当教授は、模擬授業をしたり、テスト制作のことなんかをしたり、実際に教壇に立った時、役立ちそうなことばかり。
正味、発音ばっかやって何になるんやろ・・・とか、実践的じゃない、とこのS先生の事を陰で批判していた。
日本人の教授やのに90分英語でしか授業をしないし、(当然その英語が聞き取れない人は置いていかれる。でも先生曰く「英語教員の卵ならこのくらい聞けて当然」らしい)毎週毎週、英語でのレポート提出。
この授業のせいで、かなりの自由時間を割かれてしまう。木曜は毎回徹夜明けで授業に出てたし、出席してるのだって、「必修やから」以外の何の理由もなかった。
しかし、授業を受けるうちに考えが変わってきた。
音声学を学んだとはいえ、それは机上の勉強でしかない。p、bが破裂音で、何と何が無声音で有声音だとか、そういうのを詰め込んだだけで、自分が発音するのにまったく技術がないことに気付かされたのだ。
日本人が難しいとされるthの発音。thoughという単語を発音したときにはS先生に「ゾ~ウさんゾ~ウさん♪」と馬鹿にされた。
破裂音の後のLの発音も難しい。
そして学生に対して、高い能力を求めるS先生だが、悔しいことに自身の発音はまったく非の打ちどころがなく完璧なのである。だから余計に悔しい。 何とかしてあのオッサンを黙らせてやりたい!!笑 とやっきになるものの、まだ足元にも及ばない。
しかも、S先生「母音は無段階に出せないとダメだよ」「教師は正しい発音だけじゃなくて間違った発音もできなきゃダメなんだよ」
何のこっちゃ?間違った発音なんて。今までさんざん「正しい発音」と言っていたのに。
「生徒は絶対間違った発音をする。そのときお前らはその発音を真似て「お前のはこうだろ?でも本物はこうなんだよ」と間違った発音と正しい発音を両方見せられなきゃダメだ」
・・・・・この教授、プロだ。。。プロの中のプロだ。。
それ以来、この先生の授業に積極的に取り組むようになった。鬼のようなスパルタにも関わらず、学生から非難や悪口が出てこないのは実力のある証拠や。本当に実力のあるものの前では、皆黙る。
そのS先生、やっぱり有名らしい。私とは違う日程で、同じ聾学校に介護等体験に行った友達は英語の授業フォローをすることになったのだが、「●●大学の英文っていうと、S先生の発音がきれいだよね」と話題にのぼったらしい。すごい。
ちなみにウチの大学にはTV等で有名な田尻悟郎教授がいる。あの人もプロの中のプロだ。彼の講義を聴講できない(他の授業がカブっている)のが残念
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