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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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コマ給¥450の補習授業

かわいいかわいい中高生に・・・・・・・・・・・・・・ではない・・・50もまわったオジサンに・・・・である。


タイトルは今日奢ってもらった抹茶小豆黒ゴマソースパフェの値段こんな事ならジャンボサイズにしとくんだった・笑抹茶なんて超久しぶりでめっちゃおいしかったしちなみにおっちゃんはこの後7限目もあるからとばっちしカツレツプレートなんて食べていた。失礼だがこの年齢でこんなにボリューミーなプレートを平らげてしまえるなんて驚きだ。


大学前のエスニック料理店にこもり、90分何故か私が講義をする羽目になったのだ。





事の発端は本日のA先生の英語学の時間。この講義の試験は来週の授業内で行われる。



試験前に必ず先生は「おさらい」の時間を設け、重要なポイントは殊更丁寧に解説してくれる。物覚えが良い人は極端な話、この「おさらい」をする授業時間だけ出席しても単位が取れてしまう。
でもやっぱり根本的なところを理解しようと思えば、毎回出席しても足りないくらいだと思う。


今日は例によって「おさらい」の時間。


殊更重要で「ココは絶対出るな」と思うところは声のトーンや説明の回数で自ずと解って来る。


それなのにまるでこの世が終わってしまうかの如く悲愴な表情を浮かべている科目等履修生のIさん。元々興味があるのは文化や英会話の方らしく、英語学はどちらかというとあまり好きではないようだ。



授業後、「大丈夫かなー?」を繰り返すIさんに、そんなん言うてる暇あったら空き時間に勉強しろよと思いつつ、「大丈夫ですよ、ちゃんとやってればww」と返す。



ところが、その表情通りオジサマの理解度はすこぶる心もとなかった。



プリントを見ながら「なぁここはどういうこと?」「この文法書の著者は誰?」「この文はどこからの引用?」



さっきの授業で全部丁寧に説明してくれはっただろーが



それらに私が答えていく。それを聞いていた先生が時々教卓の方から助言してくれた。



そのうち先に先生が教室を後にされ、私達はそれからしばらくして教室を出たのだが、途中大学院のAゼミ生に遭遇。



「あ、めぐさんA先生が試験の事で話があるそうだから電話してみた方がええで」



試験の事??私の出来が悪すぎるのだろうか




そのまま研究室か教授の控え室に行ってもよかったのだが、何しろこの広いキャンパス。その2箇所にいるとは限らない。あるときは学生に混じって学食でゴハンを食べていたりするし、ある時は図書館の地下書庫にこもってはる。



電話をしてみることにした。



オジサンは帰らない。きっと試験の良い情報が聞けると思っているのだろうが、おっちゃん甘いで。。



先生の用件は私の不出来でも試験のおいしい話でも何でもなく、ものすごーくシンプルなものだった。



「試験の事なんですが、めぐさんの英語力ならば特に問題はないかと思いますが、・・・・・・問題はオジサマですねぇ・・・・・・相当不安そうな表情をしてたでしょう。教えてあげてくださいね



「オジサマ」のところで思わず受話口を手で覆った。すぐ隣にその「オジサマ」がいるのに聞こえたら大変だ

先生はどうやらIさんの名前を覚えていないらしい。本人と直接話をするときも名前を呼んでいるのは聞いた事がない。



「はぃ・・・・まぁ私の方も何かありましたらいつでも聞いてください(とか偉そうなこといえる立場じゃないが)とは申し上げたので大丈夫だとは思うんですが・・・・。実は今、隣にIさん(殊更名前をハッキリ発音した・笑)がいらっしゃってですねぇ、色々とお答えしてはいるんですけど」



と言うと、なんとA先生が来てくれることになったではないか


面倒見良すぎだ先生ほんの10分少々ではあったが、Iさんの疑問点は解消されただろうか。


そこで先生「めぐさんはですね、私のゼミの学生でして、私のプライバシーから弱みから全部握ってますので、何でも聞いてくれたら結構かと」


プライヴァシーケータイ番号ならしっかりと・笑
弱みあるんですか。。。突きましょうか



とまぁ人聞きのわるーい事をIさんに吹聴して研究室に戻らはりました・笑


そして去り際、「あ、これ、実習で休んでたときのハンドアウト(プリント)」



何故か2枚同じものがある。



2枚ありますが・・・・・・・。。



「1枚は電車で見る用・・・・・2枚目はトイレ用だろ~



トイレに貼る受験生の時やった笑       わかりました、貼ります。。笑 頑張って覚えるべ。



先生が帰られたあと、補習授業の開始なのだった。。


おっちゃん感動しっぱなしのご様子。



「すごいね僕休んだときも次出たら、僕が休んでてどのプリントがないか把握してはって持ってきてくれたでしょう。よう見てるな、学生のこと」


そういう先生なんです、と言った。学生を見る洞察力に非常に長けていると思う。私でさえ時々驚いてしまう。

しかしやる気のない学生に対しては、見向きもしない。そういう厳しい一面もある。


「今日もわざわざ来てくれたのは君を心配してとちゃうな?僕よな?」(何を今更)


そうだと答えた。「考えられんわー」



これほどの学生数の学校で・・・という事だろう。でも見ていないようで、目の端で必ず捉えている。



そういう先生です。(2回目)


ゼミで教採対策のしんどさなどは話すことはなかったが、教採の話をするたび私の表情は変化していたのだろうか。


「辛くなったらSさんやTさん(教員志望)も同じように苦しいんだから、皆同じなんだと思えばいいんですよ」と
おっしゃった。




嬉しかったが、SさんやTさんと、私を比較してはならない、と思った。彼女らの方が私よりずっと努力しているから。「同じように」苦しいなどと言う資格は私にはない。


教採のことを考えると、もう毎日胃がねじ切れてしまいそうな程だ。唯一夢中になれる、苦労でも子どものためなら苦にならない・・・そんな仕事、教師しかない。そう自覚すればするほど「失敗はできない」という思いが自身を押し潰しそうになるのだ。。



辛い。。

でもどうしても子どもらの前で一生生業としていきたいんだ。だからやるしかないのだ。


「さっきあの院生の人、君のファミリーネイム(苗字)知ってたよねぇ?なんで?」

それは先輩(実は年齢はタメらしいんだが。学年が1個しか違わないとこういう事も往々にして起こりうる)が院のAゼミ生だからだと答えた。
その先輩は他大学を卒業してうちの院に来た様で、その大学では卒業に卒論は必修ではなかったため、修論を書く時の参考にとちょくちょく学部のゼミや授業にも顔を出しているから尚更だ。

しかし、もう学部時代からA先生の下で鍛えられたかのごとく、すっかりA色に染まっているその院生を見るたび、(この人、今年からココにきたんやんな?)と再確認せずにいられない。ここまで短期で順応できる彼はすごい


「えーじゃぁ、授業後によくかたまってる学生らは先生の『弟子』?」

Yes, we're the A family.

「僕もAファミリー入れてもらおうかなー?授業難しいし」(そこかよ・・・)



そう簡単には行かないだろう。まずは名前を覚えてもらいましょう。笑

私がおっちゃんにイマイチ好感をもてない理由。それは先生の授業に熱心ではないというところ。私にくっついて回れば試験もどうにかなると思っている節があるようだ。それに今日も良い成績だけ取りたいと考えているような発言を多々する。先生もおそらく判っているだろう。


遠まわしに「試験に出る語句や理論を暗記するだけなら、面白くないですよ。この授業は」と釘を刺した。
その裏にある「自分の知識にしなければ試験の点が良くても意味はない」という真意をあの人は汲み取っただろうか。
その為に先生も、試験前にわざわざ「おさらい」の時間を取るのだ。その意図にも気付いているのだろうか。


Iさんに補習をする傍ら、その他の話もした。

今の大学に決める前は全く別の大学を目指していたこと。ところが、高3の夏に突如今の大学にたまらなく行きたくなったこと。
自分はギリギリ拾ってもらったと思っていること。今も何故合格したのかハッキリとはわからないが、言えるのがここでの勉強・生活が楽しいと思えること。
私の価値観を拡げてくれるたくさんの仲間に出逢ったこと。そして良き師と出逢ったこと。


英文の数ある教授の中の誰が、成績もパッとせず異色の経歴(あまり輝かしくない)を持つ私がココで自分を開花させると見抜いたのだろう。


でもそれは今となってはどうでもよい。



解き放ってくれてありがとう。


私の可能性に賭けてくれてありがとう。



「今思うんですよ。あのときココにきたいと思っていなければ、私は誰の下でどんな英語をしていたかって。ほんまにココに来れてよかったと思いますし、こんな最高な環境で自分の好きな勉強ができるのは最高の贅沢だと思うんですよ。面と向かっては絶対いわないですけどね、私A先生を尊敬しまくってますよ」


するとオジサマは、


「他の授業でも、多くの学生と話をさせてもらうけどね、それに気付いて学校に来てる子は少ないと思うよ。そういう点で、すごく幸せやね君は。」



ほんまそうだと思う。ただ大学に行けることではなく、そこで学歴以上の素晴らしく尊いものを得る喜びがココにはある



月曜日はオジサマにまた「補講」である。私も知識を整理しておかないとこの辺はややこしい。


でも口先だけで「面白い」と言うだけでなく、ほんまの面白さに気付いて欲しいから。相手が中学生だろうが、壮年期のオッサンだろうが同じだ。私はその為に頑張る









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