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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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冷静と情熱のあいだ

けたたましいベルが朝の訪れを知らせる。

そっか。今日から仕事やったゎ・・・

目覚ましの音でそれを知るなんて、社会人としてどうよってなツッコミはご容赦願いたい・笑
ついでに今日のタイトルも思いっきりパクりやんけっていうツッコミもなしで・笑

         

大阪府では、夏の間に自分の好きな日程で5日間の休暇を取ることができる。これがいわゆる『お盆休み』の代わりとなり、夏期特別休暇と呼ばれている。

私はいつもお盆前後の月~金の5日間を夏休として取り、前後の土日も引っ付けて9連休にするwというセコい()休みの取り方をしていた。


てなわけで、ほぼ10日ぶりの出勤。休みボケを引きずって体はダルいし、気分も重いことこの上ない。

有給を取れと、悪魔は囁くが、今日はそうは行かない。
生徒会の行事の準備のために仕事が山ほど待っていた。 自分1人で解決する仕事なら時間休でも取ってゆるりと出勤したいところだけれど、生徒会のかわいいかわいい奴ら(笑)が待っている遅れるわけにはいかない。


朝から超テンションが高い生徒会の面々。いつもは冷静で淡々と仕事を進める会長でさえ、長い休みの中、たまに出てくるとテンションがおかしい

そんな彼らに容赦なくツッコみを入れつつ、時には適当にあしらい、時には意図的に無視(いちいち応じていると彼らのすべきことがいつまで経っても終わらない・笑)して、作業をせかしている間に、時間はあっという間に過ぎていく。


一息ついて、お弁当を頬張りつつ、気持ちは急いていた。
早く夕方にならないかなぁ。終業時間が来ないかなぁ。。

単に仕事を早く終えて帰りたいという単純な理由じゃない。


いや、それよりもっと単純な理由かもしれない

のんびりとした昼下がりの職員室は、時間が過ぎるのが異様にスローだ。
時計がとまってんちゃうんですかっていうくらい、ゆっくりである。

じりじりと、針が進むのを待ち、その間に頭を少しずつ2学期のモードに近づけていく。

単語カードを作ったり、画用紙で時計を作ったり・・・(2学期は『What time is it?』から入るのだ)

それでも時計の針は、そんなに進まない。

今日は、仕事が終わったら寄ろうと決めていた
じりじりじりじりと、時計が進むのをひたすら待って、職員終業のベルが鳴るや否や駆け出した。

そんなに待ちきれないなら、それこそ時間休を取ってさっさと帰れば行けるやんと思う人もいるかも知れない。
でもね、夕方以降が比較的手が空いているだろう事を私は知っているのだ
車検の作業が終わるのも夕方だしねw

       

他のところより、ちょっと安い
スタッフが皆、他のところより愛想がいい
職場近いし

私が本当の理由をしまっておくための隠れ蓑。
どれも最初は、本当だったし、今も本当に変わりはないけれど。

今もっと大きな理由がある。

Coz U are there. 


でももし、『なんでここばっかり来てくれるの?』と訊かれることがあったなら、私はまた予防線を張って、上の3つの理由しか言わないに違いない。

幸か不幸か、まだそんなことを訊かれた事はないけれどw


    

そこにたどり着くまでの最後の信号で、私は深呼吸をしていた。

落ち着け、落ち着け。

でも、密かに心は躍動していて今にも私の手を離れて行ってしまいそうだった。


左ウィンカーを出して、滑るように入り込む。

私の眼が彼の姿を捉えた。 
最初は『みんな同じ服だし、誰が誰か区別もつかない』と思っていた私も、最近はその後姿だけで彼の姿を判別できるようになっていた。

よかった居てはった
しかも睨みどおり、店内は空いていて私のほかに1台しかいない。


うずうずしている心を抑え、私はと言えばわざと『あなたがいてるんなんか知らんしー』という態度を装って平然とタンクを開け、平然とタッチパネルを操作する。
視界の端にこちらに向かってくる人影をしっかり捉えながら、さらに心はうずいていたのに、何でもない態度を続けた。

あーかわいくねー
たまには自分から「こんにちは」とか言えよ、アホぅ

もうひとりの自分が喝を入れるが、ヘタレな性分はなかなか治らない。

    


『こんにちは』

今はじめて気がつきました的に振り返る。 この演技、アカデミー賞モノ??(たわけ)


最近、この人はすごくホッとする空気を滲み出す人だ、と気付き始めていた。


今日は絶対、ぜぇーーーーーーーーーーーーーったいこの間言われたことが嬉しかった事を感謝の気持ちと共に伝えたかったんだけれど。

その前に彼は、特大級のワードを投げた。ほっこりとした、笑顔と共に。

『帰ってきましたね、故郷から』

その声に安堵の色が滲んでいると思うのは、私の自惚れだろうか。

『お帰りなさい』

張り詰めていた気持ちがほぐれていく様が、手に取るようにわかった。
ほっとしすぎると、泣きたくなることがある。
そういう意味で、彼は時々、私をたまらなく泣きたくさせるのだ。
そういう人だから、全然タイプじゃないけど好きになったんだろうな。(納得。今更)


素直に、おどけてでもいいから「ただいま」と言えばよかったと思う。
でもその時の私は、その言葉によって引き出された安堵とうれしさを味わうので精一杯だった。
黒いパンツの下の足は、小刻みに震えていた。


その後、私の服装を見て仕事の話を振ってきたので、なんか流れで2学期が始まっちゃうことへの憂鬱感を話す羽目になってしまった・・・ありえへん。そんなネガティブな話を持ち出してきた自分をガチで殴りたい・苦笑

そして程なく、彼は違うお客さんのところへ行ってしまった。

「ありがとう」を伝えることは出来なかった

『行って帰ってきて』という言葉に、たまらなくほっとしたこと。
今、『お帰り』と言われたのと同じくらい泣きたくなったこと(は秘密)
そんな言葉を私にくれてありがとうと、一言言いたかったのに、ついぞ言えないまま、心の中にたくさんの『Damn』を抱え、窓を拭いた。

肝心なことをいえないで、仕事のグチかいお前は

後悔しても後の祭り。


でも、こんな事を言われたら、やっぱり私、タダの客でいるなんて嫌です。


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