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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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SWEET NOVEMBER

「先週末に観た映画のレビュー」を書く・・・といいながら、違うことを書いたり更新をサボったり・・・だったので「先々週末に観た・・・」になってしまうけれど、映画レビュー、第二弾行きマス




観たのは、「スウィート・ノヴェンバー」

もうノヴェンバー終わって今年もわずかやけど・・・そこは「そんなの関係ねぇ」(古)で。。




サンフランシスコの一流広告会社に勤める仕事人間のネルソン(キアヌ・リーヴス)は、ある日、自動車免許の更新場で出会った風変わりな女性サラ(シャーリーズ・セロン)から、この11月の間、1ヵ月だけの恋人になることを唐突に提案される。彼女の強引な態度、加え一緒に住むこと、仕事を一切してはいけないことという一方的な条件に困惑するネルソンだが、まもなく承諾。そして彼は次第に彼女に惹かれ、恋におちていく。やがてプロポーズ。だがサラは、実は末期ガンであった。それを知ったネルソンは看病を申し出るが、サラは彼への愛ゆえに拒否。マフラーだけを残し、そのまま彼の前から姿を消してしまうのであった。

「今日でもう10月は終わり。あなた、私の11月にならない?」


仕事人間のネルソン。広告会社に勤務し、数々のCMで賞を受賞するエリートサラリーマン。

しかし、1本のプレゼンで取引先の会社のボスを怒らせ、高利益な商談がパーになってしまう。上司からもクビを宣告され、時を同じくして半同棲状態だった彼女も荷物をまとめて出て行ってしまう。


そんな彼の前に現れた風変わりな女性、サラ。そして彼女はそう言ったのだった。



この映画は10代と20代で感想が大きく異なる映画、だと思う。自由奔放で、一ヵ月ごとに恋人をかえ、自分が骨抜きにしてしまった男性がプロポーズをしてこようとも、何の慈悲もなくアッサリと捨てる。


そんな彼女の気ままな行動に、鑑賞したのが高校生なら憤りを覚えるだろう。「なんてひどい女なんだ」と。




そしてこの映画をそれから5年、10年経って観たならば、あの頃と違った思いが湧くに違いない。


静かな愛の哀しさがある映画だな、と思う。


 

しかし、彼女も本気になってしまったネルソンに、自分がガンの末期で長くないことを知られた彼女は、彼の前から姿を消す。
物語はそこで終わってしまう。その後の主人公たちがどう生きていったのか、また、その後のサラがどういう最期を迎えたのかは語られず、それは観る者の想像力を掻き立てる。



自分が本気で好きになった人だからこそ、弱っていく自分を見せたくないというサラの気持ちはよく判る。しかし彼女はそう思う一方で、相反するもうひとつの気持ちがあったのではないだろうか。


夜長にじっくりと観たい、大人の映画である。

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