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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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余。

どうして、人間ってこうも弱いんだろうか。

なんで自分ひとりの事を、ひとりで背負えないのか。

そんな弱い人間のひとりである私が恨めしい。。



最近、休みの日は一駅くらいの移動ならチャリを使う。ガソリン代節約と言う事もあるが、その裏には、

後悔したくない、という思いがある。


余程しんどくない日は自主リハもやっているけれど、側わんはやっぱりじわじわ進行しているし、座位の左寄りも顕著。

この間、何気なく生徒たちと一緒にラジオ体操をしていて、右側への『ねじれの運動』がスムーズにできない自分に気がついた。
小学校のときは普通にしてたのにな・・・


このまま座位の左寄りがどんどん進めば、おそらくサドルに座ってバランスを取ることが難しくなる。

それが今日、明日の問題ではない事は無論わかっているけれど、いざそうなったとき、もっと乗っておくんだった、と思わなくていいように、乗れるときに乗っておこうと思うのだ。

そして、そんな事を考えるとき、胸の底から捻り上げられるような気持ちになる。

たとえ「もう乗りたくない」と思うまで乗ったとしても、いざ乗れなくなったらそう思うんだろうけれど。。




つい先日、今まであれ程オバハンくさいと敬遠していたサロンパスに手を伸ばした。

板書で負担を掛ける頸部と、背中(尤も本当に痛いところには手が届かないので、その出来るだけ近くだが・・・)に、仕事から帰ったら貼るのが日課になった。肩の凝りがひどいときはそこにも。

寝ている間中貼っておいて、朝軽くシャワーを浴び、あの独特のニオイを消して出勤するというのが定着しつつある。

敬遠していたことをサロンパスに謝りたいくらい(笑)よく効いて、サロンパスを使いはじめた週は痛みを気にすることなく仕事が出来ていたが・・・


今日、梅田に出かける地下鉄の中で、ついうとうとしていたときだった。
アノ鈍痛で目が覚めた。


(くっそぅ・・・)


肩を動かして背中の筋肉が少しでも動くようにしてみる。体重もなるべく右に掛けてみる。
でも痛い。

悔しかった。
昨日も貼って寝たのに・・・関係なかったか。。


痛みに気を取られ、いつもなら無意識に避けられる都会の人の渦にもいちいち神経を集中させなければならない。


結局、目当てのものだけ買うとさっさと地下鉄の駅へと向かった。普段なら特に欲しいものがなくてもあちこちウインドウショッピングをしてみたり、コーヒーの1杯でも飲んで帰るところだが、歩くのが億劫だった。


幸いなことに珍しく席は空いていて、そこに座ったのだが、私の後から杖をついた老婦人が2人、乗ってきた。
もう空席はない。老婦人たちは杖のほかにも、デパートの紙袋を提げていた。

壁際に空いたスペースがあるのを確認して、私は腰を浮かせた。

「どうぞ」と言うより先に、老婦人は私を制した。

『いいんですよ、私たちはすぐ降りますから』


本当は内心、ほっとしていた。まだ背中は痛かった。でも、そのまま元のように腰を下ろす自分が嫌だった。

老婦人たちは言葉通り、隣の淀屋橋で下車していった。



私はまだ、席を譲ろうとすることができる。

でも、それも無意識のうちに壁際のスペースを探してから・・・。
昔は何も考えずに譲って、つり革1本で立っていることができたのに。


自分が崩れていく感覚。
自分が自分でなくなっていく感覚。


『どんなに悪くなっても、あなたがあなたであることに変わりはない』と地元のP.T.は言った。


でも違う。
私が私である、というのは事実でも、心の中では徹底的に何かが違い、私の知っている私ではないのだ。

既に今の自分だって。


この感覚を誰が理解してくれるだろう。 


聞いた者は一様に言う。
『そんなん仕方ないんだから、座ってればいい』と。『他の元気な人が譲ればいい』と。『あなたが気に病むことではない』と・・・

確かにそれは正しい。


でも、目の前に困っている人がいて、自分が助けてあげたいと思っているのにそれが出来ないことがどれほど悔しくてつらいことか、想像してみた事、ある


解決策はたったひとつ。自分が認めることだ。

席さえ譲れなくなった自分を肯定することなのだ。そうしたらこんなに苦しまずに済む。席を譲るだけじゃない。他の失ったものすべてを、自分が認めればいいのだ。


でも肯定できない自分が、肯定してしまいたくない私がいる。


自分を追い詰める結果にしかならないのに、それでもやっぱり抗いたいのだ。
追い詰めるだけにしかならないのに、それでもやっぱり今の自分を情けないと、腑抜けだと思ってしまうのだ。


少しのことで疲れるようになった自分が情けなくて。
数年前まで出来ていたことが困難になっている自分を受け容れられなくて。
変形の進む自分の体を、醜いとしか思えない。


自分が健常者に生まれれば・・・なんて思ったことはないけれど、わかっていても呪いたい運命。
進行していくものは残酷だ。


にんげんってよわい。

なんでじぶんひとりのことを、じぶんで背負えないのか。


苦しいよ。。

 

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