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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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空っぽの箱庭

数時間前に、久しぶりにメールしたB君に、

『明日早いしもう寝るわ。おやすみ

なんて送っておきながら。。



今の今まで料理に勤しんでいた・笑 (時刻は2:20をおしらせします)



別に、B君とのメールを早く切り上げてやろうとかそんなんじゃなくって・・・断じてなくて・・・


部屋着に着替えてからふと、どうせ明日実家に帰っても、ろくな晩御飯なんてないんやろうな・・・と思ったら、なんか意地になって3品作ってしまった。

★鯖の味噌煮★ ★高野豆腐の煮しめ(with 金時人参&きぬさや)★ ★山芋と豚肉のすき焼き風煮★


気づけば全部和食やね。


この間父が遊びに来たときにロールキャベツを出したらおかわりしてたから、ロールキャベツでもよかったかもしれないけどw
きっと母が作らないから、珍しくていっぱい食べたんだろうけどね。



    


昼間、母のケータイに電話すると、母はまだおばあちゃん家にいて・・・
一抹の不安を抱えながら実家のほうは(掃除とか)どうなったのかと尋ねると、怪しげなウフフフ・・という笑い声が帰ってきた。

彼女がこんな声で笑うときと言えば絶対罰が悪いときなので。


掃除ができていないのは絶対


『換気扇は掃除したのよ、お父さんと。でね、お風呂はね、半分やって、まだしてない』

「あのさ、半分やって・・じゃなくて、そういうものは一気にやってしまわんと」

わかった、と幼児のような声で返事が返って来る。


父に確認すると、風呂掃除は父がやってしまったらしい


「私明日そっちに行くねんけど・・・」

半ば呆れながらそう言うと、

『えぇ明日まだ全然片付いてないわよぉ』


知るか苦笑


私が帰る帰らないに関わらず、師走も終わろうかっていうこの時期に、人ひとり泊められない状態ではいけないと思う。

そんな私の部屋もえらそうなことを言える状態ではないけれど、それでもガスコンロや窓ガラスはマジックリンを買ってきて、一応ピカピカにした



暮れと年明けの準備など、まったくできていないであろう、実家。

今に始まったことではないけれど、私は結構こういう季節季節の行事を大切にしたい方だ。



みすぼらしい実家が目に浮かぶ。

「ただいま」と言うころ、近所からは夕飯のいい匂いが。もちろん私の家からは無臭。これは今も昔も変わらない。

きっと朝か昼の残りの冷ご飯しか、炊飯器にはなく。

おかずは干からびたきゅうりの糠漬けしかなく、『買いに行ってきてよ』と3人分には到底足りない金額を渡される。

スーパーでカゴに放り込むのは、独り暮らしの大学生みたいな出来合いの惣菜の数々。

そして母の予算からはみ出た分は私が払う。


そんな光景がありありと、浮かんでしまう。





脳裡に浮かぶ光景を振り切って現実に戻れば、それとは対照的に、大手スーパーに行けば家族連れがたくさん。

大きなカートに正月用品やら、お鍋の材料やら、親戚が来るのに備えてのお菓子やら・・・溢れんばかりに入れていく人々。


そういうものを見ているといたたまれなくなる。


ひとりのクリスマスも虚しいが、家族が居るのに果てしなく虚しさと孤独を抱えてしまう年末年始は、いつしか私にとって大嫌いな季節になった。


昔から金銭的に不自由していた我が家は、正月だからと言って、カートいっぱいになるほど買い物はしない。


買い物カゴにいっぱいの商品を買う、と言うのは幼い頃から今まで、ずーっとキラキラと輝く行為だった。


いいな 
あの食材を、家族みんなで団欒しながら食べるのか。


どんよりと重い部屋の空気に、
冷えた食卓。


それを見て、とても歓迎されているとは思えない。


盆正月は、帰ってこないと文句をつけるくせに、それならば何故、帰ってきたくなる環境を整えようとしないのか。


金銭を散財しなくても、部屋を清潔に保つことは出来るし、温かいご飯を出すことは出来る。

たとえご飯と味噌汁だけだって、楽しい会話があればそれで充分だ。


帰っても残り物ばかり。 それも食事中に喋るのを母は嫌う。 私と父の話し声だけがふわふわと場違いに部屋に漂い、心は空虚なままだ。


そんなものを受け止めに帰ることを思うと、足は重い。


そして、もう跨げないお風呂。ポンコツのシャワーを申し訳程度に浴びて、震えながら布団に入るのだ、今年も。


大阪でひとりでいて、スーパーの家族連れをいいなぁ・・と眺めるのはまだ我慢できる。


でも、実家で家族と居ながらにしての孤独は、そろそろ心がポッキリ折れそうだ。



私の帰る場所はどこにもない。


おせちもお雑煮も、今年はないのだろう。


せめて自分で作ったものを持って帰れば、無機質なプラスチックの容器からおかずを取ることにならなくて済む。


で、意地になって、作りまくった。


私も早く自分の家族が欲しい。   


一緒に買い物に行き、あれこれと買い物かごに詰め込んで、その食材で温かいご飯を作る。
そして、大勢でそれを囲む。


そんな当たり前のことを当たり前に叶えたい。


私の作った料理は気に入ってくれるだろうか。
気に入ってくれたなら、まだ救われる。


冷え切った家に、向かうのはもうすぐ。暗澹たる思いだけが心を満たしていく。

そこに安らぎなど、皆無。
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