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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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おうちCafe♪

片付けられない女子代表、めぐさんが一念発起して、どうにかこうにか人をあげても引かれない程度に(ただし、あげる相手は何もかも熟知されているといっても過言ではない10年来の親友であるが・・・)部屋を片付け、親友を招いた


話したいことは尽きないけれど、スタバじゃ駐車場料金の方が高くつく。(うちの近所の場合ね)

ご飯を食べに行くのも毎度毎度じゃお金が掛かる。

いちばんいいのは、おうちごはんorおうち飲み

隣同士の市に住んでいるので車で30分もあればお互いの家を行き来できるが、何しろ私の家が常に『ハムスターの巣』みたいなので(笑) なかなか招待できないまま・・・

最後に遊びに来てもらったんが昨年の淀川花火の頃だから、もう1年近く前になる。。


片付けてみると、

私ん家ってこんなに広かったんや笑(普段物が乱雑すぎ)
10畳ってこんな広いのね・・・   常片付いてたら、8畳くらいで充分やん、ひとりやと・笑



今回は仕事帰りに来るということで、晩御飯を作ることにした。

メニューはカフェ風カレー

 

いつも絶妙なタイミングで給食にカレーが登場するので、なかなか最近は作れずにいたのだが、ここ最近はカレーでカブりそうな日もない。
本当に久しぶりだ、家でカレーを作るなんて


まず、ライスは親友のリクエストで麦ご飯。

めぐ家のご飯は、大抵雑穀ご飯か麦ご飯で、真っ白いご飯を炊くことは少ない。だから親が遊びに来ると不満を言われる・笑

メインのカレーは、お肉を鶏ムネ肉にした。脂肪分が少なくてヘルシーな上に、値段もリーズナブル
私は結構普段から鶏肉をよく使う。


そしてそして、この日の主役は・・・・   ぅRadishっ(ちゃんと舌巻いて読んでね・笑)


そう、大根なのですよwww


カレーに大根 そんなん邪道やんっと思うことなかれ。 実はコレ、茶屋町にある某カフェで実際に販売されているメニューを参考にしたんですw


大学2回くらいのときだったかな。
友達と梅田に繰り出したのだけど、その日はあんまり胃腸の調子が良くなくて・・そんな中、カレーを食べに行こうなんて言われたもんだから、少し辟易してたんだけれど、行って食べてみてびっくり。

大根が入ってる  しかもこれがまた、カレーによく合うねん
さらに、大根があるってだけですっごい体にやさしい感じに


その時の感動を再現してみようと言う訳でww


家で作ったのは初めてだったから、味の方が心配だったけれど、まずまずの出来
何より、親友があまりにもおいしそうに食べてくれるものだから、なんだか私まで幸せな気分になれた
やっぱり自分が作ったものを誰かがおいしいって食べてくれるって、ステキな事やんね

今回はローリエ入れて香り付けもしているし、ちょっと本格派w

いつもじゃ絶対食べきれない量を作って、「作りすぎたかな」と思ったけれど、そんな心配何のその。

2人ですっからかんにしてしまった

ご飯を食べるんがひとりじゃないって、いいなぁ。



BGMもカフェ風にして、誰もが知ってるあの曲やこの曲をピアノとインストゥルメントで仕上げたアルバムをチョイス
音大卒の親友は、聴音の能力がすごくて(私もピアノを習ってた頃はある程度聴いてわかったけど、和音の多いのはもう無理だ・・)

『この人の指、一体どうなってんねんろな・・・』

聴けばひとりでは絶対届かない音と音を弾いているらしい。素人にはまるでわからない・・脱帽

「れんだん、らしいよ。2人組みたい」

『あ、それでか。』


れんだん、なんて響き懐かしい。小学校のときとかやったなぁ。


おいしい食事に、楽しい会話。
仕事の合間にこういう瞬間を挟むことって大事。


そして本日のBGMは・・・

「夏の夕暮れにしっとりと聴きたいこの曲。Stevie Wonder, Overjoyed」


親友からのツッコミ。『v 強調しすぎ』笑


今日は原曲で、載せますww
私が生まれた頃の曲。25年経っても、本当にいい曲って変わらずに愛されるんですよね


 

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スローモーション

左足が、上がらない。。。

違和感を感じ始めたのは、ひと月半ほど前だったろうか・・・。


立位で靴を脱ぐ際、いつも左手でどこかに掴まって、右手で片足ずつ外す。今までなら何の違和感もなく行えたことだった・・・が。

左足を宙に浮かした際に、上半身にふらつきが見られるようになったのだ。


疲れてるのだろうか。

初めはそう思っていたが、・・・否、思うようにしていたが、、


先日のふらつきは尋常ではなかった。上半身が折れるようにグラっと。。
左手で掴まっているのに、だ。

床が目の前で近くなる。


靴に伸ばしかけていた右手を、どうにかつかめる場所へ持って行き、自分の体重をそこに逃がす。さらに両手に力を入れて、バランスを崩しかけた上半身を反動で押すような形で、元の位置へと戻していく。


この間10秒と掛からない。しかし、私にはすべてがスローモーションのように感じられた。


あれほど酷いふらつきも、そんなに起こらないけれど、でも小さなふらつきは慢性化してきた。


きっとそのうち、それが『普通』になってしまうんだろう。




戦友、ちょっとあんた、酷だよ。仕打ちが。。


またひとつ、諦念が増えようとしている。。。

脆い綿菓子

以前、このブログで書いた、マルチ商法に足を突っ込んでいる友人からまた電話があった。

最近頻繁に、彼女がオフの日には遊ばないかとお誘いが来る。
数年前なら二つ返事でOKしていたのだけれど、この頃はのらりくらりとかわすようになった。どうせ会ったって、マルチの会社の話か、その会社の商品の話しかしないのだ。。


電話も極力取らないようにはしていたのだけれど、あまりにしつこいので出ることにした。


何気ない挨拶から始まって、今日の話はその会社とは関係ない、と語気を強める彼女。

・・・それにしても、と思う。
いつからこんなに押し付けがましい口調で喋るようになってしまったのか


彼女の話は、彼女が尊敬する講師の先生が講演会を開くので聞きにこないかと言うものだった。

よくわからないが、どうも自己啓発セミナーの類らしい。・・・もうそれだけで胡散臭い。
そもそもさぁ、今の私が自己啓発を必要としてるかどうか、考えてから電話しろよ・・・と思ったり・苦笑


セミナー内容について、突っ込んだ質問をしてみたのだが、彼女の話はイマイチ要領を得ない。

『とにかく素晴らしい人でね私もその人の話聞いて、自分に自信が持てたし、すっごい変わってん

「うん、それはわかったけど、その人はどんな話をしはるん?」

『うーーん、何て言ったらええんやろな。聞いてもらうんがいちばん早いねんけど・・私じゃうまいことよう言わんわ。でもとにかく聞いて欲しい

なんやそれ・・・と言うのを、口から出掛かってやめた。


これでも彼女、生保の営業が仕事である。
でもこの話し方じゃ、『うちの商品めっちゃええねん!とにかくええねん!!え?中身??私はうまいことよう言わんけど使ったら良さわかるから!とりあえず買って!』

って言ってんのと同じやんかねぇ

自分が人にものをすすめるのに、自身がそれについてよく知らないなんて論外
あんた、ほんとに営業務まってるのと問いたい。

早くもブラックめぐさんが降臨しそうになっていた
私はこういう人種に対して、ことごとく冷めている。

ちょっとイジワルをしてみたくなって、もっと突っ込んだことを聞いてみた。

「さっきさぁ、○○社(マルチの方)とは違う団体だって言ってたけど、○○社の社員たちの一部で立ち上げてんやんね?」

『うん』

「ほんなら、登記上もまったく別々のものってこと?」

『え?』

「会社立ちあげたら、登記簿に載るでしょ。(私もこの辺の法律はよく知らんねんけどちょっとハッタリ・笑)まったく別の会社として、別々に存在するのかって言う事」

『あー違う違う。会社じゃなくってね、その講師の先生の会社に賛同する○○社内のサークルって感じかな』


・・・さっきと言うてることがちゃうやんけーーーーと怒鳴りたいのを堪える。
いつからこんなに頭の弱い子になってしまったんだろう。昔はもっと聡明な子だったのに・・・


「さっきの説明と矛盾してない?」

『あ、ごめん。私の言い方が悪かったかな・・・』


悪い。超悪い。。最悪。。。(ブラック既に降臨中)


『とにかくね、私はめぐさんをその先生に是非会わせたくって私はめぐさんの人生をより良いものにしてほしいって思ってるんよ


おーーーーーい・笑   ちょい待ちぃな


突っ込みどころ満載の彼女の暴走トーク。


あのね、いつ私が今の私の人生が悪いなんて、言った?笑
より良くしてほしいなんて、いつ頼んだ?


勝手に人の人生の価値を、あんたに決める権利があんのかよ(怒)


そりゃ生きてれば色々ある。 
仕事は大変だし、体だって良くはない。子どももかわいいばっかしじゃない。

でも、私は今の私の人生に満足している。この仕事を選んだのだって後悔はしていない。
もしかしたら他の生き方もあったのかもしれないけれど、少なくとも他の生き方を選んでいたであろう自分を思っても、ちっとも羨望はわかないから、総括して、満足しているのだ。


順風満帆な人生は楽だが、空っぽだ。
尤もそんな人はいるのかと思うが。


やりきれない事たちや、社会の不条理を目の前にしても、それをあーだこーだと言い合える仲間も私にはたくさんいる。
人生って、そういうたくさんのやりきれない事もあってこそ、些細な幸せが光るものだと思うのだ。

そうして嘆きながらでも、明日へ向かっていく強さを、誰でも持ち合わせているのだから。


だから、私は今の私で満足だ。


それよりもいい年齢をして、『夢』だの『理想の自分になるため』だの現を抜かしている彼女は痛々しい。
地に足がついていないのは、誰から見ても明らかだ。

そりゃ、例えば『30歳までにいくら貯める』とか『今の彼氏と何年後には結婚する』とかそんな具体的な夢(というより目標と言ったほうがいいかも・・これは)ならば、持っていていいと思うけれど、漠然と夢を見る年頃ではないだろう、もう。
そんなんは高校生までに許される特権だ。少なくとも社会人3年目の言う事じゃない。


彼女の話では、いずれマルチの会社での仕事を軌道に乗せて、生保会社を辞める気でいるようだ。
だがそれは賢明ではないと思う。

軌道に乗っても、それは一時のこと。 あとは衰退が待っている。
長く軌道に乗っていられたとしても、その間に多くの大切なものを彼女は失うに違いない。
信用とか、友達とか、そういう簡単には築けないものを・・・・


きっと会社の幹部にマインドコントロールされてしまっているんだろう。
会社のことを話す彼女は尋常ではない興奮ぶりだし、誰が考えてもおかしいやろ・・ってなことも、100%正しいと信じて疑わない。

イタすぎて見ていられないよ。。


彼女の出鼻をくじいてやることにした。私は時々、とことん冷めてしまうと、とことん狡猾になれる生き物だと思う。

「あのさぁ、△ちゃん(友人)が言ってるのがすっごく良いんだろうなって言うのはよくわかるねんけどな、たぶん勧められる人って、私と同じようにそのセミナーなり商品なりをまったく知らん人がほとんどやんか。きっと頭ん中にいっぱい『?』があると思うねん。私もあるけど、それが今の話でな、まったく解消されへんかってんな。それでどこがええんかようわからんままやったら、やっぱし嫌やん。せやから最低限、△ちゃんが自分で中身を説明できるようになっとかなあかんちゃうかな。でないと、付いてきてくれる人は出てこーへんのちゃうかなと思う。そりゃ△ちゃんはそれについてよう知ってると思うけどな、勧める相手は無知やねんで」


穏やかな口調を意識して、でも仕事のときに生徒に言うような無言のニュアンスを口調の中に織り交ぜる。


『・・・うん、それはそうやな。そうするわ。ありがとう』


彼女の返事も穏やかだったが、言葉の調子の端々に少し弱い部分を突かれた後の独特のふらつきが見て取れた。


少し引き上げて、こちらに対する警戒心と言うか、敵意なりをほぐすことにする。

「夢のために△ちゃんはその仕事頑張ってるみたいやけど、△ちゃんの言うさぁ、夢とか理想の自分って何なん?」

再び彼女は嬉々として語りだす。得意分野とそうでないものの差が激しすぎて、すごくわかりやすい。
まぁ、そんなだからマルチの会社になんか引きずり込まれちゃうんだろうけどね


『私の「成功してる人」のイメージって、やっぱり収入をたくさん得てる人ってイメージがあるんな。』


その一言で、他の全ての言葉が褪せていく。他にも何か尤もらしいことを言ってはいたけれど・・・


結局は金儲けに目が眩んだんやね
金儲けに目が眩んで、そんな愚かな選択に走る、あるいは、正常な判断力が利かなくなって、その会社に引きずられたんだ。

これを哀れ以外の何と言おう。


私はと言えば、ますます彼女に軽蔑していた。


(もう友達なんかじゃない)


二次障害で困っているのさえ、自分のビジネスに利用しようとする人。いくらかそこに善意が混じっている筈って信じるようにはしていたけれど、結局100%金目当て。

あーあ、哀しいね。


『めぐさんの夢とか理想の自分ってどんなの?』


無邪気に聞いてくる彼女に私は言った。

「ないよ、そんなん」

え?と狼狽する彼女。


「K大に入りたいって言うのも夢なんかじゃなかったし、教師になりたいってのも『夢』って言葉では片付けられんのよな。それに全部実現してきたし。だから、もう夢とかない。ただ1日1日自分がすべきことをしていく中で、課題が見えてきて、それをクリアしていくように努力することがすなわち『理想の自分』に繋がるものやと思うし。でも、理想とか、漠然とはあるけど、それを本気で追いかけてどうこうのレベルじゃない。自分が今日出来ることをして明日につなげていくだけやん。それをしてたら、どんな状況でも、最悪にはならへんわ。
それに、私の夢とか理想とかってさ、△ちゃんが言うようなお金で解決するもんではないんよな。だから、理想の自分を実現するために、お金が必要だとは思わない。私は今の自分に満足してる。足りひんところもいっぱいあるけど、それを少なくしていくために今日をがんばってる。それでいい、私は」


『へぇ~そうなんや』 腑に落ちない様子の声。

でも今の彼女にはわからないだろう。 夢はただ甘く、弱く綿菓子のように存在するから『夢』なのだ。

そんな弱いもの、私は抱かない。

『夢だ』と言っている限り、夢のまま終わる。夢ってそういうものだ。 実現させるために抱くのはやっぱりもっと具体的なものだ。
今、綿菓子の甘さばかりを見ている彼女に、その脆さが見えているはずもない。


同じ大学を受け、共に落ちた。 私はそこは第3志望で、彼女は第1志望だった。
彼女はランクをかなり落とし、無理しなくても入れる大学に落ち着いた。まだその大学の一般入試も残っていると言うのに。

でも私は、あくまでそこは滑り止めでしかなく、第1志望に合格した。

その時点から、私たちの生き方は違っていたのかもしれない。 私は取りに行くと決めたものは、どれだけ遠回りをしても絶対取りにいく。(でもだから逆に、本気で取りに行くと思っていないものは取れない)
絶対譲れないものって、彼女にあるのかな。

まっすぐで、ひたむきで周りが見えないけれど、そういうところに芯の強さを感じない。
本当に欲しけりゃ、本気で取りに行けよ、と思う。

きっと本業の仕事もキツいのだろう。私だって職場によく来る生保のお姉さんをかなり邪険に扱っている節があるくらいだもの。もっとキツい人は、もっとキツい対応をするだろう。
だから、そんな、甘い綿菓子を求めるのか。
本業でもっと頑張ろうとは思わないのか。 尤もそれも自分がとりにいくと決めて取ったものかわからないけれど。



「でさぁ、そのセミナーっていつ?」(勿論行く気はない)

『今度の月曜日』


はぁん(ブラック、爆発寸前)


「あんな、その日仕事やねんけど」

『わかってる。でも19時からだし・・・22時までやってるから、途中からでも』


「私とこ、毎週月曜会議やねんか」

『会議かぁでもほんま一目その先生に会うだけでも!!!』


しつこいな。本音はその一言に尽きる。だいたい私は火曜も仕事なのよ。


「で、どこであんの?」

『S駅から近いよ』


S駅。大きなターミナル駅だが・・・昔住んでいたS市からなら電車で数駅、10分と掛からないが、今住んでいるところ・・ましてや勤務先からなら1時間半は絶対掛かる。第一絶対しんどい。 
これがデートとかなら何としても行くだろうが、そこまで行きたいものでもないし、そんなもののために翌日分の体力を消耗するのもアホらしい。

それに彼女の口からは『仕事帰りで疲れてるやろうけど・・・』とかそういう配慮の言葉がまったくない。
自分が来て欲しい、そればっかり良識ある人の話とは思えない。

「あのさぁ、△ちゃんも昔この辺にいたからわかる思うけど、そこまで行くの1時間半は掛かるよ?」


『うん、でも絶対めぐさんの人生にプラスになる話やねん。だから!!』


話にならない。 プラスになるかどうかは私が決める。


でも行かないといえば、とことん食い下がってくるだろう。


「会議も今、重要な案件抱えてるし、生指(生徒指導)もちょっとややこしいの学年で抱えてるから、絶対行けるって約束はできひん。だから、期待せんと待ってて」

『会議が早く終わって、問題もなかったら来てくれる?』


彼女って誰かと付き合ったら、絶対重いって思われるよなぁ・・・なんて頭の隅で思いながら、

「だからさ、突発的に事件が起こる現場やねん、ウチらは。18時に帰ろう思った日に限って、喧嘩だとか万引きとかで帰るの21時になることだって、ままあんねんからさ。絶対って言われへんねん」

『でも何もなかったら、来てくれる?』

「だからな・・・」


この押し問答が2回


余程『ウザいよ、そういうの』と言いたくて溜まらなかった。きっと言っても、自分のどこが悪いのか今はわからなさそうだから、やめたけど・・・。


「行けそうならメールする。メールがなかったらダメだと思って」


電話の向こうで、終電を告げるメロディが流れている。続いてアナウンス。

――――××行き、最終電車でございます。

ほどなく電車が滑り込む音。


『ねぇ。私の話聞いて、興味持ってくれた??』


(興味じゃなくて、失望するばっか)


「それ終電でしょ。早く乗りぃや。そっからなら、タクシー乗ってもだいぶかかんで。それじゃ、おやすみ」


『なぁ、興味持ってくれた?』

(鬱陶しいって・・・)


「うんうん。電車乗んねんやろ。切るよ、周りの迷惑になるし。 おやすみ」



きっとしばらく、彼女と話はしないだろう。


人間て、どこで判断を誤るのだろうか。


彼女は私たちの恩師にもセミナーに来てくれと勧誘していたらしい。

『この辺であるならまだしも、100km以上はなれたところにそれだけのために行けるわけないやんかー。ちょっと普通の判断ちゃうわな』と恩師も言う。


友達が本当にひとりもいなくなる前に彼女は洗脳から抜け出せるだろうか。


The Choice

Think About The Wall of Over 25   その

人生において、我々はいったい、いくつの選択を迫られるのだろう。



数日前に遡る。母から能天気な声で電話が掛かってきた。

『お父さんがねー、眩暈がして、目の前がぐるぐる回るって言うのー。頭が悪いって言うのよー』

「そらあんたと一緒におったら頭も悪なるやろうなぁ・・」

半分本気で言ったのだけれど、当の本人は『ははははは・・・』と笑う。


脳足りんって、ほんと、彼女みたいなのを言うのだろうね

『せやから、お父さんに電話してあげてよー』


ヲイ・・あんた、今目の前にいるんだろうがっ。 なんで、私にそんな事頼むんだ

旦那を『他人のことは知らん』と言い切れる彼女のことだから、これくらいで驚かないけれど・・・。。

ほんとに一度、本当に独りになればいいと思う。そして、いかに自分が周りの思いを踏みにじりながら生きているか、そしてその結果、どうなるのかを思い知ればいい。

ただ、本当にそうなっても彼女には痛くも痒くもないのだろうが・・・。


ほんまに異常や。 私はもう彼女のことは知らない。



「とにかく、手足が痺れるとか、吐き気もするって言い出したら、オヤジが嫌って言うても引きずってでも病院連れて行くんよわかった?」

はーい。 なんて間の抜けた返事が返ってはきていたが・・・・




その夜中、父親はトイレに駆け込み、しこたま吐いたらしい。

苦しみながら母に救急車を呼んで欲しいと言ったらしいが、サイレンの音が苦手な彼女は、寝てもう少し様子を見なさいよ、と言って、自分は寝てしまったらしい。


最初にそれを聞いたとき、開いた口がふさがらないどころか、何を考えているのだと思った。


眩暈+嘔吐。  クモ膜下出血の可能性だって大いにある。


本来ならば、父が拒否をしたとしても、無理に連れて行ってCTでも何でも撮るべき状況だ。
ところが母は、サイレンの音を避けたくて、それを拒否した。


増してや、我慢強い父のことである。少々のことでは医者に行かず、仕事で使う機械で腕の肉をスパっと切ってしまっても、自分で縛ってくっつけてしまうくらいの、医者嫌いが。倒れるギリギリまで「しんどい」と言わない父が。

救急車を呼んでくれと言ったのだ。

余程しんどかったに違いない。 尋常ではない体の変調に、不安もひとしおだった筈だ。


それなのに救いを求めた妻は、取り合わなかった挙句、自分は先に寝てしまった。


このときの父の気持ちを考えると、たまらない。


苦しかっただろう。不安だっただろう。 母が寝てしまったとき、少なからず打ちひしがれただろう。。


『今、呼んだげるからね。心配いらんよ。きっと暑さにあたったんでしょ』

それくらいのことが言ってあげられる母であったなら、父もいくらか和らいだろうに・・・




「あのオヤジが『呼んでくれ』って言ったのよなんで呼んであげへんかったん!!??それでもし、脳に病気とかあって、生死に関わることになってたら、あんたどう責任取るつもり

『でも、たいしたことなかったやん

だーーかーーらーー、そうじゃなくて、ねぇ


彼女にもしも・・・の話をしてもダメなのだ。たとえ話も通じない。


『あんたの話はいつも抽象的すぎてわからない・・・』


やっぱりアスペルガーだ。 病気だってわかっているけど・・・でも、抑えられない。


「あんたにオヤジを任せておけない。何かあったら、こっちに呼んで引き取るから。あんたは好きにしなよね。でも私はあんたとは一緒に住む気ないから」



本当に、今回は大事に至らなくて良かったけど・・・これから似たようなことがないとは限らない。

そして、万が一緊急事態の時に『寝て様子みなさいよ』と放置されて、朝になって『ねぇ~お父さんが起きてこないの~どうしよう~』なんてことになったら・・・と思うと背筋が寒くなる。



ついこの間も、自宅近くの細道で田んぼに軽四を脱輪させた。運転技能は長けている父が・・である。

年齢相応のではあるけれど、物忘れもある。


段々と、しかし、着実に老いているのだ。 いつ来るかわからない死に向かって走っている。それは私もだけれど・・・。



このまま母と二人にしておくのが、不安な状況になったら本気で大阪で同居も考えねばならないかもしれない。
ただ、田舎暮らしが長い年寄りが、素直にその申し出に首を縦に振るかはわからないが・・・。

住みにくいビルだらけのところに住むならば、不安でもここにいると言う可能性もある。
頑固な人だからね。



・・・それか。

今、押そうか否か迷っている地元LOVEな彼をプッシュしまくって、親の近くに住む方が良いのだろうか。


まだでも、大阪を捨てたくない。。
でも親は心配だ。母はどうでもいい。でも父は放っておけない。。



昔から私をよく知っている人は言う。

『あと2~3年で、事態は動いてくるだろうね』


嫌でも、時は動いていて、その中で彷徨いながら、いくつかの分岐点をどこに流されるか決めねばならないのだ。
所詮流れには逆らえない。 でも、どの流れを選ぶのか、選択する責任を負う。



親の老いとは、こんなにも―・・・


私も、そろそろ、寄りかかる柱がほしい。
ひとりじゃやっぱり怖いし、不安だ。


親がいなくなっても大丈夫なように。

私もそろそろ、また次の選択を迫られているのかもしれない。。

草鞋を履き替えるのは・・・

試験の解答用紙を作るため、PCにかじりついているときだった。

『めぐさんはずっとこの仕事、続けるん?』と隣の席の先生が聞いてきた。


「私は続けたいと思ってるんですけど・・・」

それを周りが認めてくれるかどうか・・・



『俺はもう早よ定年迎えたいわ。毎日毎日よ、ほんましんどいで。はっきり言うて肉体労働や。動いてなんぼの仕事やしや。 保護者も子どもも変わってきてる。これからはほんまに大変な時代やで。』

『俺の息子、今大学生やねんけどな、教師にはなるなって言うてんねん。本人もならへん言うてるしな。・・・あそこの郵便局にな、足の不自由な人、窓口で働いてんで。めぐさんもあんな仕事やったらよ、ずっと座ってできるし、ええと思うけどな。採ってくれるんもやっぱ若いうちやし、仕事かえるなら今のうちやで。俺が身内なら、そない言うけどな』



そういう仕事もあるってわかっていた。
わかっていたけど、それを敢えて選ばなかったのは、私がこの仕事を掴み取ったからだ。

もちろん、仕事を変えろと言っているわけではなくて、私の体を気遣って善意で言ってくれているのはわかる。
けれども、私はまだもう少しこの仕事を頑張るつもりだった。


しんどいけれど、しんどいって言いたいけれど、そうしたらまた同じようなことを言う人が増えるだろう。


隠れて背中をさする日々。
隠れてテーピングをする日々。。


やっぱり隠し通さなければならない。


定年まで続けるなんて、そんな傲慢は言わない。

だからもう少し、応援して欲しいって言うのは私のわがままか・・・。


I Need Ur Help But I Cant Call 4 It........

研究授業

毎年恒例になりそうな、この時期の研究授業。

今年は府教委から3名、市教委から1名。


あれ?市教委が2名いるやん・・・と思っていたら、お名刺いただいてびっくり肩書きの最初が『大阪府教育委員会』になっている。

栄転??


今年は1年生の授業。Whatを使った疑問文と、Itで答える一連の文法事項。


What's this?と色々なものを見せて言う。  ハイブリッド野菜の『トマピー』とか『キャベコン』『ポマト』などは子どもの関心も高い。

てか、ハイブリッド野菜、実用化してほしい特に『キャベコン』なんか、1本でロールキャベツと風呂吹き大根両方できるやん

おまけで、私の地元県警察のマスコットキャラクターもWhat's this?と聞いてみる。


『えーdog?』
『でも服着てるで』
『警察の服ちゃうん?』


ふふふ・・・わかるまい


「○○くんでーーーす!!!It's ○○」


『知らんわ』と一同総ツッコみ・笑



みなさま、『つれもてしよら、シートベルト』(一緒にしよう、シートベルト)www




若干子どもたちの表情も固かったけれど(まぁえらいおじさんと普段は見に来ない先生たちがずらーって並んで見てるんだから当然)授業も無事終わり、研究討議(反省会)。



為になる意見をいっぱいいただいた。特に今回、板書計画がちょっと甘かったから、その点はたくさんの人に言われてしまった

でもこれまでよりは褒められるところも多かった。 ちょっと進歩したって思っていいのかな??




でも何より嬉しかったのが、クールビューティーな先生(滅多に褒めない)に『授業、上手になったなって思った』って言われたこと。


教委のえらい先生に褒められるよりも数千倍嬉しいわ



でも、まだまだ。もっともっと子どもの目線が下がらない授業を目指したいw

SYM48

今日は久々の終電

大阪の大動脈は、日付が変わっても眠らない。
そんな大阪の大動脈に揺られて、私も運ばれて行く。

やっぱり大学時代の仲間っていい

話が合うし、遊びも何もかも共にしている相手と言うのは、過去も共有できる。社会にいちばん近い位置にいるときの仲間だから、会社の話もしやすい。


私が毎月渇望している、A教室の定例会だ
今回は大学生になった、かつての教え子や、今は名古屋で働いている人もわざわざ来てくれるというので、楽しみはいつもの数倍だった。


電車の接続が悪すぎて遅れて私が行くと、もう既に何人かは集まっていた。

最近飲みたくても飲めなかったビール(お金がなかったので、買えなかった)をオーダーww

乾杯のあと、万感の思いで(大げさ)で一口飲むw


・・・ふぁ~んまぃ(ごめんなさいね、オッサンみたいで・・・笑)


最近やっとお酒の味に慣れてきたであろう、教え子のI君は『やっぱビールまずいっすねぇ』と何とも言えない苦い顔をしている。

最近の子って、ビール飲めへん子多いよね。。

まぁでも、あと2年もすればビールの良さがわかるのだろう。特に働き始めたらビールのおいしさは一際わかるようになる筈。


久しぶりに会う、同じ教員のN先生とは、会えない間に積もっていた授業の話やら職場の話やらが尽きない。

別の職場で働いてるというのは有難いものである。
これがもし同じ職場なら(ギョーカイ用語で『同勤する』と言います)きっと私はここまで日頃感じていることを吐き出せないだろう。

しかも世間は狭いもので、辞めていった新任がN先生の大学の後輩だとは知っていたけれど、なんと面識があるらしい

『やっぱり○○君やったんかぁ~。彼から××市に配属になったって聞いて、しかもめぐさんの、新任の先生の話聞いててもしかしてと思ってたんやけど・・・』

ほんまに辞めてもたんは残念。うちの職場、特に新人に厳しいところだから1年は耐えてみてほしかった。
まぁ本人が決めたことだから、周りがとやかく言うのもあれやけどね。


私がとことん苦手なお局2号(育ちの良い)の話をしたら、あっさりと一言、

『とことん嫌われたらええやん。自分も嫌いなんやし』

目からウロコ~    そっか、好かれなくてもいいやん


今までずっとその2号に好かれようとばかり思ってきて、その考えしか持ってなかったから、これは新しい風だった。
例えば、誰か他の人に相談していたなら、『あの人(2号)はすごい先生やねんから、そんなん言うてんと謙虚になってもっと色々教えてもらうべきやで!!』とか何とか言われるに違いない。

なんか、私の側に立って、でも偏った意見じゃなく言ってくれたのがすごく嬉しかったし、心も軽くなった。

いつもそう。仕事から来る心の重みはN先生に相談すると、大概半分になる。

張り合わなくていいからかもしれない。
学生の頃から知っていて、教師ではない私の一面も知ってくれていて、私がヘタレ教師なことも、でもってヘタレだけでもないことも知ってくれているから、絶対私の人格そのものを否定しないって私もわかっているし、私もN先生の方が教師としてのキャリアは少し上で、その上、指導力もあって仕事の面で尊敬する面もたくさんあるから、無駄にしっかりしてええとこ見せなっていうのじゃなくて、安心してヘタレな面を見せられるから、気軽に相談できるのだと思う。


「○○君にも、もうちょいがんばってほしかったなぁ。うちの職場の特性やし、厳しいの。」

『若手で飲み行ったりせえへんの?』

「最近あんまそういうのないんですよねー。寂しいことやなぁと思うけど」

『だったら、めぐさんがそういう場作ったらいい』

「あーそっかぁ。『ヘタレ会』作ろうかなぁ」笑


さて、ヘタレ会発足なるか。乞うご期待



名古屋から駆けつけてくれたSさんとも会うのは久しぶりで、席も隣だったので、これまた話が弾む

最近彼は車が欲しいらしく、車の維持費の話やら会社のグチやらが主。

うむw 別に心配しなくても、あなたほどの収入があればきっと車1台くらい余裕でしょと思うのだけど、やっぱり車って金食い虫だからなぁ・・・

「もうガソリン代だけでもバカになりませんよぅー。私のご飯より高いんやから」と膨れていたら、

『でも「まーち君」とは体重が違うから』とアッサリ言われた。


・・・うまいこと言うなーw なんか悔しい 話のオイシイとこ全部持ってかれた感ある・笑


仕事のグチも、後ろ向きに話すんじゃなく、それを吐き出して明日への糧にするために話す感じだから、言っていても聞いていても苦にはならない。

ほんま学生時代ってよかったよねー。
ほんま戻りたいねー。

そんな話が出来るのも大学時代の仲間だからこそ 


今回は、nさんやOさん等、毎月毎月のレギュラーメンバーとそんなに話ができなかったのが残念だけど

久しぶりにキャラの濃さNO1のH先生も加わって、ほんまお腹がよじれるくらい笑えた。

でもすごいのが、H先生が来た瞬間、みんな各々小規模なグループで喋ってたのが、一斉にH先生の方に注目が集中して話題がひとつになる。

そのカリスマ性、私も欲しい(教師として)


職場では感情を出すのさえためらいがあるから、こうやってほんまに自然にお腹がよじれるほど、ほっぺたが痛くなるほど笑える瞬間って、泣きたいほど有難い。

そしてそして、そんな感情を出せる、私をわかってくれる仲間がいること。

もうほんまみんな大好きやかけがえなさすぎて泣きそう


私ほんまに、あそこでバイトしててよかった。
Old Good Days ばんざい


30を目前にして、色々みんな思うところがあって、そんな諸々を言い合えて、ろくでもない社会を罵って、古きよき日を共有できる。それってごっつ素敵やんね


ちなみにタイトルは、本日出た名(迷)言ww

ちなみにこんなのも・・・   『エブリディ ○○○』

もちろんカチューシャではありませんww

それを聞いた教え子Mさんの間髪入れない『嫌やー』が最高やった



また、来月を楽しみにして、週明けからの仕事がんばろう。


そっと押し出すように

新任の教諭が辞職して、回りまわってとある仕事の穴埋めをすることになった。

慣れなければややこしいことこの上ないし、更には失敗は許されない。大雑把で要領の悪い私に務まるんだろうか・・・という仕事だ。


今日、その仕事について、ベテランお局3号(たくさんいるので番号にしようと思う。ちなみに3号は今回初登場)からレクチャーを受けていた。

私はPC処理が苦手な同僚に代わってPCでの作業を中心でやることになったのだが・・・いくらその人よりはPCが使えるって言ったって、ワードとエクセルの基本操作しかできないのである。


『でも成績処理は毎回エクセルでしてるんやろ?あれくらい使えれば、この作業も余裕よ』なんて3号は涼しい顔だけれど



悪意のない言葉の刃ほど身に刺さるものはないものだ。

レクチャーの途中、問わず語りでこんなことを言い始めた。

『私の教え子に車椅子の子がおったんよ。なんでも幼稚園のときに滑り台から落ちて脊髄を折ったらしいんやけど。それがすっごくよく出来る子やって、コンピュータの専門学校に行って今はその道で活躍してるのよー。


思わず心に「だから?」という4文字が、浮かんできたのがわかった。
隣で同じように話を聞いている2人は、何も反応を返さない。

私はと言えば、悔しいんだかかなしいんだかわからないけれど、もやもやしていた。それもすごく。



だから私もそのくらいできないと使い物にならないってことか?

なんて考えてもやもやしてるんではなくて・・・


なんて言ったらいいんだろう・・・  障がいを持ってる・持ってないってカテゴライズされて喋られたこと?


んーーうまく表現できない。 なんか別に今、足が不自由だとかを話に出す必要があるんってすっごい違和感を感じた。


なんか話の論点、そこじゃなくない・・・というべきなのか。


どう言えばなぜもやもやしているのかを的確に伝えられるのだろう。今こうして言葉にしてみてもどれもしっくりくるものがない。


なんか釈然としないまま、苛立ちを抱えて退勤した。

言った本人に悪気はきっとまったくない。 でも私は少なからず傷ついているし、苛立ってもいる。



こんな時、こんなもやもやをそっと閉まっておくには、ちょっと重い。

色んな面倒くさい仕事を抱えて、体調も万全とは言えない中で、こんな小さなチクリチクリが突如やってくるのだ。


大々的に言えなくてもいい。
そっと押し出すようにでもいいから、そっと吐き出した強張った言葉たちを、誰かにそっと受け止めてもらいたい。
たとえ受け取った後に捨ててしまってもいいような言葉だ。


あーぁ、誰に言おう。


浮かばないのだった。 


親から電話が掛かってきた。誰でもいいから、押し出したかった言葉も、絶対言えない相手だ。
特にこんな話は。

当たり障りのない会話の後、更にもやもやは重みを増す。


あぁ、もうダメ・・そこまでじゃないけれど、でも・・・。


『泣け』

自分を解き放ってやることにした。 感情のままに泣くことを、普段の私は無意識下でも制御してしまっている。
『泣いてもいい』と自分に言ってやるか、泣けそうな本やDVDを観て、その涙と一緒に他の気持ちも流すかしか、泣く方法はない。


流れ落ちる雫を確かめながら、今日の私に言ってやる。


悔しかったなぁ。 悔しかった。


やっぱりそういうカテゴライズから、私は抜け出せないのかな。


そっと押し出すように、誰かに差し出せたなら、少し軽くもなるだろうに。

再会

仕事帰りによく寄るガソリンスタンド 少し帰路からは遠回りになってしまうのだが、2円引きの割引券を持っているのでよく通っている。


神戸への遠足の帰り、まだまだ元気いっぱいな生徒たちとは裏腹に、そんな彼らに元気を吸い取られ、さらに超巨大スズメバチに追いかけられ、逃げ惑った結果ヘロヘロだった私が、相棒の「まーち君」にご飯を与えている(給油)と・・・


人懐っこい笑顔と共に、小躍り気味にやってくる兄ちゃん1名。 明るい茶髪が目立つ。ついいつものガソリン代が安くなるカードを勧誘する兄ちゃんだと思い、やってきたのに気付かない振りをして給油を続けていると・・・


「お久しぶりです。最近見かけないので、来てくれてへんのかなーと思いましたよ」


てっきり、カード勧誘の兄ちゃんだと思っていた私、

(最近見かけへんって、ついこの間も来たやんかー。ワイパーの交換すすめたくせにぃ)と顔を上げた瞬間、目に入った名札。


あ・・・。


その人は、年末帰省をする際にオイル交換や安全点検をしてくれて、いつイカれてもおかしくないバッテリーを即座に交換してくれた整備士のMさんだった。
その時にわずかな時間ではあったが、話が盛り上がったことと、その人懐っこい笑顔が印象的だったのとで、もう一回会えたらいいなぁと思っていた人だった。
で、足繁くそのガソスタに通っていたものの、一向に姿を見かけず、季節も季節なので異動にでもなったのだろう・・・と最近はそのガソスタに行く頻度も薄れてきていた。


「えー結構来てますよ。ついこの間もオイル交換しましたもん、ここで」

『ほんまですか。僕いないときばっかりですねぇ。』

「この間は○○さんっていう優しそうなおじさんにオイル変えてもらいましたよw」

『あーだめっすよ、あんなおっさん』笑

「え、いいんですかそんなこと言って。バラしちゃいますよ・・・髪の毛の色変えはったんですね」


前は地色の黒だったからだ。それで名札を見るまで気がつかなかったと言うのもある。


『そうなんですよ。ちょっと調子のりました・笑』


嬉しそうにしているMさんに似合ってないですよ・・・とは口が割けても言えそうになさそうだ・笑


「あはは、なかなかやんちゃですね」 と 何気なく言ったのだが、

『なんか「やんちゃ」って学校の先生みたいな言い方っすねぇ』


ドキおぬし、なかなか鋭いなぁ・・・。「やんちゃ」が先生クサいかどうかは別にして、最近喋り方が教師クサいと言われるんだゎ

Mさんに教師であることを明かしていない私。別にバラしても何の事はないのだが、よく自分のことを知らない人に「教師である」と言うと、うわべのイメージだけで「すごいですね」と言われたり「カタい」という先入観を勝手に持たれるので、親しい間柄にならないと伝えないようにしている。


咄嗟に、「そうですかー?よく言われるんですよー説教じみた言い方するって~」 

咄嗟に出た割りには信じれそうな話だ。でも実際説教じみているかもしれないから、あながち嘘でもないかも知れない・笑


他愛無い話をしながら、窓拭きも終える。

『お車調子悪くないですか?今度は僕のいるときに来てくださいよー。ってか、来なきゃだめっすよー僕のお客様なんだから』

と、若干スネ気味に言われた。


(口うまいなー)なんて冷静に思いながらも、(やべぇ、母性本能をくすぐる奴ってこんな人のことを言うのかもしれない)とこれまた客観的に分析・笑

油断していると、胸のど真ん中に飛び込んできそうな人だ。きっと誰の中にでもすっと入っていけるのだろう。得な性格だろうな。 友達には困らない人間だろう。


以前は某自動車メーカーで整備士として働いていたと言う。偶然にも高校の同級生で、メル友のB君と同じ勤め先・同業種。(勿論勤務先の店舗は違うだろうが) しかも字こそ違うがファーストネームまで一緒。

何なん、コレ偶然が多すぎて気持ち悪い・苦笑  名前って運命を決定付ける要素なんだろうか。
でも性格には、多少影響するよね、名前。


事あるごとに『整備士ですから』と強調するMさん。ある考えが浮かぶ。

もしかすると、前の勤め先のメーカー(その話がほんまなら)を、何かの事情や不可抗力で自分の納得行かない形で辞めているんではなかろうか。自分が今の職場にいることを自分で100%肯定できてないのではないか。
そうだとしたら、屈託ない笑顔の下に苦悩を抱えているのだろう。

どうもその口調が、整備士の資格を持たず、それ以外の業務ばかりしている他のスタッフと自分は違うんだ、という意味にも取れる。


話をする度に、謎が深まる人物だ。


まぁいいや。どうでも。笑


たまに癒されに行こあの犬ころみたいな笑顔に。
 

ぺんぎん

最近ストレスが積み重なって、心はかぴかぴ

こんな時は無性に海の生き物が見たい。 大好きなペンギンやまんぼう、ジンベエザメはもちろん、 ふわふわ揺れるクラゲなんかもきっと癒されるだろう

本当なら海遊館あたりにその全てを見に行きたい所だけれど、そんな時間もお金もなく、その計画は夏休みまで温めておくことにして・・・

ならばせめて・・・と、職場と家のPCの壁紙をペンギンにし、更にはこのブログのテンプレもちょうど私好みのがあったのでそれに変えて、妥協している

(わぁいぺんぎんさん)と密かにテンションは上がる。


ナゼか昔からペンギンは大好きで、幼い頃滅多に物をねだったり、わがままを言わなかった私が叔母の家にいった時、その家にあったとてつもなくデカい(と当時は思った)ペンギンのぬいぐるみに一目ぼれし、どうしても離さなかったので見かねて叔母がくれた・・という伝説まである。

そのぬいぐるみ『ぺんちゃん』は今もボロボロになりながらも私の実家にある。

今でも時々『あの時、これより何倍も高いディズニーのオルゴールより「それよりぺんちゃんが欲しい!」って利かなかったもんねぇ。』なんてネタにされる・笑


でも是が非でも連れて帰ってきたかったぺんちゃんは、長らく私の実家での精神安定剤代わりになっていた。

普通のぬいぐるみよりもデカいし、ペンギンなのでお腹も出ている。横にもぼってり。
なんかおおらかなお母さんって感じがしていて、触っていると安心できたのだ。

今はその役目の何割かは「ぼーちゃん」が取って代わっているけれど、今でも実家に帰ると相変わらずそこにいてくれる。


あーぁ、早く本物のペンギン見に行きたいなぁ夏休み早く来ーーーい

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CPと闘いながら、やさぐれた社会人やってますw

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このブログでは日常や好きな音楽、本のレビューを綴ります☆徒然なる独り言にお付き合い下さい♪ 

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