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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

カテゴリー「恋愛♡」の記事一覧

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Precious Moments

思い返せば、

そこにはいい思い出しか残っていないことに、

今更きづいて



枯らしたはずの涙が

また流れる。。


I Wanna See U From the Bottom of My Heart.


もうまたオイル交換しなきゃな


The Carpenters   『Yesterday Once More』


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春の夜の夢のごとし

『こんにちは。お久しぶりです』


あ。


ずっと見たかったはずなのに、いざその顔を目にすると言葉が出てこない。赤いノズルを持ったまま私の体は固まったままだ。


『黙って来なくなったりしないで下さいよ』

「来てますよ」


ようやく絞り出した声がそれだった。少し怒ったような声になる。


『前に言ったでしょ。「僕のいるときに来なきゃダメです」って。来てくださいよ。ってか、書いてくれてたアドレス送れないんっすけど


行っていいんですか。まじっすか。。


けたたましい音が会話の合間に割り込む。


『あ、電話や。ちょっとすいません』



今の、信じていいですか。また前みたいに来ていいんですか。

遠ざかる背中を面映ゆく眺めていた。


音はなり続けている・・・・・


ォォォォッォォォォォΣ(´▽`ノ)ノォォォォォォォォォォ!          続くのリンクへ


・・・つづきはこちら

彼の背中

こんな気持ちになるなら、見なきゃいいのに。


通勤途中、ついついその場所でだけ0コンマ何秒の脇見運転。


後姿でさえ、判別してしまう私の目はいったいどうなっているのだろうと自分でも不思議に思う。


暑さのせいなのか、その日たまたまそう見えたのか、久しぶりに見た彼の背中は少し痩せたように見えた。


もう一度話がしたい、そう思ったけれど・・・

後姿でさえ、こんな気持ちになってしまうのなら、真正面から彼を見たら私はどうなってしまうのだろう。



きっと、今絶妙の均衡を保って何とかしている心が、崩れてしまう。


指1本触れることなく、崩されてしまう。


Damn。ああ、馬鹿野郎。


オムライスの怪

あの時と同じ笑顔が私を出迎える。

バックする私の後ろでよく通る声が響く。


エンジンを切った瞬間、すかさずドアを開ける。それを見、私は思わず小さく苦笑する。


こういうの、変わらないんだな・・・どこでも。


『会員カード持ってます?あ、はい、これですね。ありがとうございます、○○さん(私の姓)』



200点満点の笑顔だ。思わずこっちも200点の笑顔を返したくなるくらい。


居心地のいい、信頼できそうな場所は見つかりつつある。

でも、いちばん見たい、たとえ200点でなくても、いちばん見たい笑顔は今も別にある・・・。



・・・つづきはこちら

Past is Always Beautiful...

夜の闇が深くなってから行くのには、まだ少し慣れない。

特に今の季節なら尚更。



あらゆる今が過去とリンクする。

後輩の体格が彼に酷似していたりとか。(薄着の季節って)
顔が似ているよりも、ある意味キツい。



『あ、今日はこっちの方が安いですよ』と差し出された曜日限定の割引券。


その割引券を見て、「あ、ありがとうございますー」と笑った次の瞬間、過去がよみがえる。




―――そういえば。去年も同じ曜日限定キャンペーンをしていて、あの柴犬みたいな笑顔で差し出してくれたんだったっけ。

「へっへーもう持ってますw用意周到でしょww」と得意げに私が自分の券を目の高さに掲げて見せると、


『なんやーーー遅かった』と笑顔をますます破顔させたんだったっけ・・・。



そんなこと、半ば忘れかけていた。



よみがえった過去に、切なさが追いかけてくる。



もう、何よ。



あらゆる今の一場面が過去にリンクすることはあっても、過去が今にリンクすることはないのだ、決して。
それを思ったら、この心は引き攣れるように痛む



時々、衝動的に会いに行きたくなる。

でも実行する度胸はない。


会いに行けば、何か変わるだろうか。



どうせ好かれていないなら、とことん嫌われるまで行けばいいじゃないか、と思う。

でもそれは理屈であって、実際そんなことできやしないのだ。


それに顔を見れたって、絶対以前のような関係ではいられないのに。



なくしたものが大きすぎて、いまだに仕事以外は魂が呆けている。
馬鹿みたいに。



今の私みたいな1曲。

美恋 Miren


例の彼に連絡先を渡して、ご飯に誘って早ひと月。

今までこんなにも長い間、彼の顔を見ることもなければ喋らない日もなかった。

だいたい週1で行ってたしね

言葉を交わすことができない日も遠目に姿くらいは見えたし。


不思議な感じがする。一切喋っていないという事実が。


なんかまたひょっこり、話ができそうな気がする。
そのくらい、彼とのフランクな世間話はごくごく自然なことだった。


なんか、行けばいつかのように『もう来てくれてへんのかと思ったー』と小走りで何もなかったかのように来てくれそうな気もする。


でもそれには、お互いとても努力を要するのだろうな。きっと・・・




彼が口を開かない限り、私を避けている理由は永遠の謎のままだ。


可能性は結構たくさんある。


最近では、あんなにあからさまに逃げられることはないけれど、隣に並んでも、もうその窓が開くことはないし、挨拶代わりのクラクションも鳴ることはない。


そうして覚えた寂しさに、ぽっかりあいた心の穴の大きさとその形までまざまざと自覚する。


やっぱり、そう簡単に割り切れないよ。

本当に久しぶりに本気になってしまった人だからさ。


どれだけ気が合おうが、どれだけ心を許そうが、男と女は簡単にはいかない。

自分のすべてをさらけ出せる間柄であったとしても、点と点が線にならないことが山ほどあるし、惹かれあっていても気持ちだけではどうにもならないものだってある。


それをわからないほど、もう子どもでもないし。
でも自分を納得させるのはまだ時間が掛かりそうだ。


前のように笑って話ができないことが、こんなにもさびしいものだって知らなかった。
近くにいてほしい人だった。


恋愛対象、というのを抜きにしても、必要な人だったのだ。


でも、必要な人だからと好意をひた隠しにしてただの客としての付き合いには限界があるしね・・・難しいわな




返事もできないような意気地なし!と苛立つ一方でまだ、起きもしない奇跡をどこかで願っている私自身が悔しい。



彼の顔を遠目に見るだけで、切なさで心が抉られそうなのに、朝会えると、少し気分が違う自分がいることも好きじゃない。
もちろん前みたいに、あからさまに心躍ったりしないけれど。



特効薬は新しい恋なのだろうなぁ。


でもまだあなたの残像が心に強くありすぎる。


でも犬みたいにしっぽを振って、しつこくまとわりつくようなまねは私にはできないし。


『好き』さえ言えなかった。それが唯一の後悔。


どうせ返事がないなら、思いのたけをすべてぶちまけてやればよかった。

たとえそれであなたが苦しむことになっても。



なんて、できひんから言うねんけど
やっぱりどんな人でも、苦しんでほしくはない。今だって苦しめているかもしれないのに。


あーーーーーーーーーー
大好きだ、馬鹿野郎!!!!

でも確実に前には進んでいる。GWの頃に比べれば。

Won't Never Love Again

彼から何の音沙汰もないのは相変わらずだ。 もうきっとこの先もないだろう。




先日、久しぶりに朝の道路で彼らしき人物に遭遇した。
いつも会う場所ではなく、もっと手前で。


私の車に気付いたのか否かわからないが、側道から合流してきたかと思うとアクセルを全開にして、僅かな車の隙間を縫って2車線を行き来し、逃げた…もとい、走り去った。


どちらの返事にしても連絡がないという最悪の事態にだいぶやきもきしていた私にしてみれば、彼のこの行動はイラッとさせるのに十分だった。


いつもより遅い時間だったし、単に遅刻しそうで急いでいたのかもしれないけれど・・・

それにしたって30になろうかって男が女から逃げてんじゃねぇと。(短所:キレると口が悪い)


いらいらーん。 イラックマ出現



(逃げんなぼけーーーーーーーーーーーーー)と、私もアクセルをふかして、細心の注意を払いつつ追いかけてみた(何しとんねん)w


当然、車のプロである彼の運転にかなうわけもなく、横にはりついてやることはできなかったが、案の定彼の職場で左折する車。。


間違いないわ。


いらいらも、もちろんしたけど、ちょっとショックだった。なんか、拒絶って感じで。


いや、連絡ない時点で充分に『拒絶』やねんけど、姿見て逃げられるってフラれるよりある意味キツいで。だって人としてさ・・・なぁ?



そんなこんなを仕事の忙しさで紛らわす日々が続いた。

幸い、今、いい感じにどころか、ぶっ倒れるか!っていうくらいに忙しいので仕事をしていれば彼のことは考えなくて済む・・・というか、考える余地を与えさえしない。


いいことだ。。


こういうの『昇華』っていうのよね。心理学か何かの用語で。防衛機制の一種。どーでもいいけど。。笑


絶対脈なしだと断言していた恩師に玉砕しましたー報告。


『やっぱりね』って言うかと思ったら、『そうか』と一言。うん、大人のやさしさ(誰や)


『いるのよ、そういう、だれにでも優しい人』


彼に彼女がいないなら教えてやりたい。
女は自分に特別優しい人が好きなのだ。誰にでも平等に優しい人はただのいい人で終わる。そんなことしてたらカノジョできひんで笑 と。


ま、そんなの大きなお世話でいてはるんかもわからんけどね。



『でも、逃げたのもさー、その人にしてみれば精一杯の意思表示だったと思うよ。どうしていいかわからんのとちゃう』


どうしていいかわからんって、ええトシやのに中学生じゃあるまいし・笑


『今の30って一昔前の20歳くらいだもん。精神年齢』


おも~いお言葉。。。



『優しいからちゃんと断れないんよ。今の男性ってそういう人多いわよ~』


多いわよ~って、それ、どこ情報ですか。笑


『きっと顔見るのも辛いんじゃないかなあ。対処に困って逃げたんでしょ』


全部、憶測の域を出ないけどもしそうなら何とも情けない話ではある。


『あなたがお客さんだから余計にというのもあるかもしれない。』


「もしそうなら困らせてしまいましたねぇ。かわいそうなことしたかな・・私は断られればスパンと割り切って、何事もなかったように客でいる覚悟はしてたんですけど」


それもすぐには無理だけどね。。


『あなたの方が腹くくったら、そういうとこ男性的やもんなぁ。でも彼の方は何事もなかったようにとはたぶん無理だと思う。きっと今まであなたをまったくそういう目では見てなかったのよ。だから、困惑してると思う。』


ごめんね・苦笑


でも、まったくそういう目で見てなかった人が好意を知ってから意識し始めるって巷でよくある話だし、まだ一縷の望みは捨てちゃいけないかもと思うあたり、私も未練たらたらで女々しい奴だ。


「なんかねー、いるだけでめっちゃほっとするんです、その人。なんか心の拠り所と信頼できる車のお医者さんの大きなふたつを一度に失ったなって思ってねーはぁ~ほんっまにええ人やったんですよ!!!」


『言わへん方がよかったなぁ』


うーん、私はそうは思わない。
中途半端なまんま、期待だけさせられて、報われるかどうかわからないなか、仲のいいスタッフさんとして慕うのはもう無理だった。
大きな賭けではあったけれど、出てよかったと思う。


ただ、彼がそれで苦しんでいるのだとしたら、それは心苦しい。


でも同年代の女性に、ああいう思わせぶりな言動をとっていれば私ではなくたって遅かれ早かれ私のような客は出てくるだろう。

私が渡した手紙のせいで彼が困ったり悩んだりしているのだとすれば、私もほんとにそれは辛いけれど、でもそこは彼自身の問題で彼が乗り越えるべき課題なのだと思う。


それに困らせてごめんと、私は大丈夫だからと言ったところで、鬱陶しいだけだろうし。


私にできることは、彼のいないときに立ち寄るくらいだ。ささやかながら売り上げに貢献するだけだ。


でも、逃げた女々しい奴ってことで割り切ったら楽だったのに・・『本当に優しいから彼も辛いのよ』なんて言われたら、おさまった痛みがしくしくとぶり返す。


私が好きになる人がみんな煮え切らないのは、私が好きになる人がみんな優しい人ばかりだからだ。


あーーーーーーにえぇぇぇぇーーーーーーーーー


大丈夫。私の見る目は間違ってない。今回だってほら、こんなに素晴らしい人を好きになってよかった。


でもそんな素晴らしい人だからこそ、ツラいなぁ。


でも、ここは私自身の問題で、私が乗り越えるべき課題なのだ。これは彼には関係のないことなのだから。



彼のいる時間帯に行かなくなって(なんや、あの子こーへんかったらつまらんな)と思ってもらえたらシメたもんやとか考えるあたりやっぱり女々しい・笑 限りなく女々しい。女だから「女々しい」っておかしいけど・笑



前にも言ったけど、本当に縁があれば偶然再会したあの日のように何かしらの繋がりが出てくるだろうし、なければ次の出会いがある。


流れに身を任せつつ、チャンスを逃さないようにだけアンテナをしっかり張っていれば、あとはどうにかなっていく。
そういうものだ。


底なしに落ち込むだけじゃなく、こういうところを冷静に考えられるあたり、私も大人になったのだな・笑
ダテに年だけくってなくてほっとしたわ・笑


Anthony Hamiltonの曲を何気なく聴いていたら、やたら核心をついていたので載せますw

Anthony Hamilton 『Never Love Again』






[Verse 1]
How could i ever hide what I felt
How could you ever say you never knew
all along it was there on my mind in my heart, it was the feeling, i was in love.
you act as if you never knew my name, how could you treasure puttin me through so much pain, like a
child in the womb i needed you to give me love I miss that feeling of being loved

[Chorus]
How could I ever love again
how could I start to love again
After you broke me down, its hard to trust that feeling, to fall in love again

[Verse 2]
A man dont usually fall no more then twice and if he does you'll never know cause he wont say,
for the fear of being fooled taken twice by the heart, it's in his nature, to be afraid, he starts to
wonder if its really right, to let his past take control of his life, maybe I'll run into hope, someone
thats right for me, and she'll love freely and fall in love again

[Chorus]

Love
You know what they say about a man its hard for him to fall in love
Love
Once hurt he'll never give in its hard for him to trust
Love
Bowing down it was hard to cope, when ya love broke down on me it was hard for me to trust again

[Chorus - repeat]



私はNeverを打ち消してやるけどねww


それにしても、次に誰か調子のいいこと言ってくる人がいてもどうせこの人も気がないんでしょって思ってしまいそう。。


・・・やっぱ罪な男だーーーーーーーーーーー

I'm still dreaming of U....

わかってはいたけれど・・・


結構、

キツいな


・・と思う。




今まではあれほど夢の中でも会いたいと思っていたくせに、今は、夢の中でさえその笑顔を見るのが辛い。

そして、こんな時に限って夢のくせに鮮明で、なかなか消えてくれないのだ。



そうかと思えば、彼だけがいないスタンドが夢に出てきたり。




なんてことはない。

また彼と出会う以前の日々に戻るだけのこと。

たったそれだけのこと。



それがこんなにも寂しいことだったなんて。




しばらくはあのスタンドにも行かないだろう。
けれど、やっぱり居心地のいい場所だったから、時間が経てば彼のいない時間を狙って行こうとは思っている。


そろそろお腹の減ってきたまーち君を連れて行くのは迷わず決まった場所だったのに・・


何か月ぶりかで違うところに寄る。


もちろん、彼に会う回数を増やしたいがために少量ずつ給油する必要ももうない。


迷わず『レギュラー 満タン』を選ぶ。


そうしてガソリンを入れていても、当たり前だが誰も話しかけてはこない。


そうして気づく。


給油って、こんなにも無機質な行為だったのだな・・と。


そこにあんなに彩りを添えていたのは、彼だったのだ。



仕事で嫌なことがあったとき、
心の重さが、そっと軽くなったのも。

何でもない日常に、
きらきらと陽が射すのも。


全部。。



まーち君のことで何か不安なことがあるとき、だれに相談しようかと考えるとき、彼以外の顔が浮かばない。


某自動車メーカーで以前働いていただけあって、他の同業者より腕は確かだと思う。


少し前にエンジンの音がおかしい気がして立ち寄った近所のスタッフさんには『何もないと思いますが、何かあればディーラーに行ってみてください』と言われた。


自信を持って『絶対大丈夫!』と言える彼はすごかったのだな、と今頃知る。



信頼できるまーち君のお医者さんと、私の大きな心の拠り所。
大きなふたつを失ったのだな。。。



もう、あの笑顔を見ることがないと思うと、とてつもなく寂しい。



強がってみても、やっぱりまだ好きだ。


頑張って折り合いをつけるしかないし、26年生きてきて、辛すぎる別れのあとには必ずいい出会いがあることも経験で知っている。

本当に縁があれば、どこかで必ず繋がるし、そこに別れがあるならば、それは本来出会うべき人に出会うための別れなのだから。



ダメだとわかっていても会いに行きたくなってしまう。
そんな衝動に必死で歯止めをかけている。



なんで黙っているのでしょう。
いっそおまえなど嫌いだと言われれば、ちゃんとあきらめられるのに。


私が好きになる人って、みんな似ている。

はっきりフラない。

一番残酷だよ、それが




からっぽと寂しさ。

それは今も私を支配する。



でも、後ろは向かないから。


次に会うときには、あなたが思わず振り返るような女になっていたい。

寂しさと何か

空白の一行を、結局埋めた。

もう彼は今頃、それを読んでいるだろうか。


念入りに考えた小芝居を打ち、なるべく自然にそれを渡した。

そうして逃げるように、エンジンをかけ、ウインカーを出し、道路へ流れ出た。
背後にスタッフ特有のよく通る声で、彼の『ありがとーーーーございましたぁーーー』が聞こえる。




それから、1時間が一ヶ月に思えるような時を過ごした。

彼が退社するであろう時間を超えてからは、何かしていないと落ち着かない。


電話やメールがいつ来てもいいように、充電スタンドにさしっぱなしにしているスマホを恨めしげに見つめてもそれはうんともすんとも言わない。
今日が終わろうとするころ、(駄目かもしれない)と、思った。


それでもあきらめきれなくて、まるで女子高生のように枕元にスマホを置いて眠ったが、私が目を覚ますまでそれが鳴ることはなかったし、起きてからもそれは鳴らなかった。


重ったるい空から、雫が落ちるころには(駄目かもしれない)は確証になりつつあった。
だけれども認めたくなかった。

きっと私が添えたメールアドレスが書き間違っていたんだとか、彼が打ち間違えているんではないかとか、そんなありもしない希望的観測をいくつも考えてみたけれど、そんなことあるはずはないのだ。


仮にメアドに何らかの不具合があったにしても彼は私の電話番号を知っている。
どうしても私に連絡が取りたければ電話をしてくるだろう。



やっぱり、私はただの『ちょっと仲がいいだけの客』に過ぎなかったのだ。


たとえば結婚していたり、彼女がいたり、そうではなくても私を恋愛対象として見られないのであれば、一言そう言ってほしいなと思う。
はっきり言ってくれれば、一度に受けるつらさは大きくなるけれど踏ん切りもつけやすい。

彼の選ぶ相手が私でないのはすごくかなしいが、それでも彼の幸せを願えるくらいには私は理性を欠いてはいないし、彼のことを好きだから。


こうして、読んだのか読んでないのかすらわからない状況は余計にキツい。



ただ、ご飯に誘っただけで好意を打ち明けたわけではないから、真意が理解されていないかも知れないけれど。
だからと言って、それを確かめるべく再びあの場所を訪れるほど私は図太くないし、無神経でもない。


きっとしばらくは寄らないだろう。
手紙を渡したときの照れくささが記憶から霞んでも、きっと彼のいる時間帯には寄れないだろう。
彼の顔を見たらまた想いが再燃するのは目に見えているから。


最後に聞く声が、『ありがとうございました』なんて、あんまりだ。


もっと何か楽しい会話を焼き付けておきたかった。


職場の同僚が彼と同じ怪我をしたこととか、
彼おすすめのレシピを半信半疑で試してみたらおいしかったこととか、

他にも話したい内容は山ほどあったのだ。




駄目だったら、何の迷いもなく北摂に戻れる。

保険的な考えとして、そう思っていた。自分を南大阪にとどめている理由は、もはやもうそれしかなかった。
めでたしだったならずっとここにいて、駄目なら帰りたかった北摂にさっさと異動願いを出してしまえばいい。

帰りたかった北摂に帰れるんだからいいじゃないか、と。


でも実際はそんなに割り切れるもんでもないのだ。


連休最終日は、どんよりとした天候も手伝って何もする気になれなかった。

いちばん安心できるガーゼの布団にすっぽりとくるまって子どものように丸くなって眠り、さすがに何かしなければ・・とのそのそと重い体を引きずってシャワーを浴び、家庭訪問の下見に出かけた。

その下見に行くのさえ、彼の職場の前を通らねばならないのだから、面倒くさい。
彼は私の車に気づくだろうか。
そんなことを考えている自分に舌打ちをする。車内ではファンキーモンキーベイビーズの『君がいない』が流れていた。


空虚感が襲う。
心に穴が開くってこういうことなのか。
もうあの笑顔を見たり、ほっこりとしたその声を聴けないと思ったら、寂しさと何かが一緒くたになって私を襲う。


無理に忘れようと思うとつらいから、自然の成り行きに任せばいい。
時間とか、突然の出会いとか、そういったものに。


それでもその『寂しさと何か』は消えてくれない。


でも、と思う。


手紙にはきちんと言いたかったことは書いてあった。『好き』以外のすべては。

南大阪初の心の居場所になったこと。
彼が言った『お帰り』が何よりうれしかったこと。


たくさんの感謝の気持ち、それが言えたのだから上出来だ。



それに、彼を好きでいる間、私はいちばん幸せだった。

たとえば朝の奇跡とか。

いてくれるだけで私のプラスになったのだ。

この人の役に自分も立ちたいと、些細な言動がいとおしいと、そういう気持ちを思い出させてもらえたのだ。



そんな人にめぐり合えた私は幸せ者だ。



明日からはまた仕事に生きよう。時々は憎らしいけれど、でもかわいくて仕方ない「私の子どもたち」のために全力を注ごう。


でも、そうしてがんばっても、もうほっこり私に微笑んでくれる人がいないのだなぁ・・と思うと、がんばって押し込めた寂しさと何かがまたわいてくる。
今度はもっとわかりやすい形で。



恋愛に失敗して泣いたことなど、今までなかったのに。



私に力をくれてありがとう。
やっぱり自分で思うより相当大好きだったみたいだよ。。


怪我をしないように気をつけて、必ず幸せになってください。


ありがとう。貴方と出逢えて、夢のような1年半でした。









空白の一行

本当に好きになったなら、「好き」なんて軽はずみに言えない。

本当に好きになったなら、自分の想いを不躾にはぶつけられない。
受け止める側の思いを考えてしまうから。



きっとこうしている間にも、私の内側から君への好意は溢れ出ていて、そこここに零れ落ちているのだろう。
零れ落ちたそれが、冷たく光る地面でなくて、君の心に沁み込むなら、それを幸福と呼ぼう。


自分の手には負えないもの。さっさとぶつけてしまえばいいのに。そうして自分の手から少しでも離して楽になればいいのに。

・・・できない。


新年度が始まって、およそひと月。
予想はしていたけれど、君に逢えない日々が続く。 


そんな中、君との接点のひとつになった、あの事故に決着がついた。


ああ。もうそろそろ、こちらもけじめをつけなければならない時期に来たようだ。


だいたいが長すぎた。

事故の泥沼試合も、君と出逢ってから過ぎた時間も。



久しぶりに開けた封筒の中には、些か時間的に古い事柄が並んでいた。
元はといえば、3ヶ月前には渡しているはずだったのだ。


手直しを加えて、最後に。
一番大事な、一言を。 利害関係を破る一言を。 


加えていた。一度目の手紙には。


だが、加えるのを躊躇した。 


空白の一行を残し、手紙は封筒に入れられる準備をして、引き出しに眠っている。


その一行はそのまま私の迷いだった。




何もまだ、好意を打ち明けるわけじゃない。
ただ、利害関係を破るためのきっかけの一言だ。


それなのになぜ、こんなにも迷うのだろう。


その迷いを払拭したかった。迷わず、あぁ、この人ともっと多くの時間を共有したい!という気持ちを心に焼き付けて勢いで書いてしまいたかった。
だから行った。珍しく早く帰れた夕方。


けれど、目の前にしてみたら、迷いが増幅するばかり。


君を見ると、珍しく臆病風に吹かれる。
今の穏やかで、でもちょっと退屈な関係を壊してしまうのが怖くなる。


変わらない優しい笑顔に、ほっこりと心を癒していく声。
それらは今日も何も変わらない。



今の関係をぶち破ろうなんて思わない方がいいんじゃないか。
笑顔を見ながら思う。


もし君が、純粋に仕事への情熱だけで、私にいろいろ良くしてくれるのならば、私が利害関係をぶち破ろうとすることで君のその意思を破ることになる。


熱意を持って仕事をするだけで顧客にホレられていてはたまったもんじゃない。


まぁ私の場合、君の仕事ぶりがどうとか、良くしてくれるくれない云々じゃなく、それ以前に第六感で「この人だ」と思ったのだけど。


その言葉の中に、特別な感情があるか否かを確かめようとして繰り出す普通の一言に忍ばせた伏線。


ぎりぎりのところで交わされる普通の会話。
そこから君の気持ちは読めない。


きっと君に断られたなら、私は次の恋をするまでは君のいるときにそこには行けないだろう。

信頼の置ける車のお医者さんを探すのは簡単なことではない。



読み終えたあとの君の顔を想像する。

その後姿。 表情を予想するのは、できない。怖くて。


空白の一行を埋めずに様子を見るという選択肢もあるけれど。
それはローリスクローリターンだ。


怖いなんて。信じられない。
思いを飼いならしておけない苦しさより拒絶の恐怖がにわかに勝る。


空白の1行をどうするか、考えあぐねて今日も夜が更けていく。


結論の日はすぐそこに。




困るかどうかわからないけど、君を困らせるのが怖い。
そのことで傷つく私も、怖い。




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CPと闘いながら、やさぐれた社会人やってますw

詩を創るのが趣味。でも最近は忙しくてなかなか創作できません。

夕暮れの空が大好きですww
良い空があれば撮り貯めてますが、キレイに撮れないのがなやみ;

このブログでは日常や好きな音楽、本のレビューを綴ります☆徒然なる独り言にお付き合い下さい♪ 

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