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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

カテゴリー「学校奮闘記!」の記事一覧

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稀な日

今まで体調を崩すことは会っても職場でぶっ倒れることはなかったんだけど・・今日は様子が違いました。。

6時間目終了7分前。

例によって何もしない、教科書もノートも持ってこない一匹狼君にプリントを突き付けて(笑)
やり方を教えていたときのこと。


あれ・・何かお腹痛い。。


便秘がちなのでガスでも溜まっているのだろうか・・なんて特に気にも留めなかったのだけど、数十秒後には立てないほどになり、仕方なく教卓の椅子に座る。
その日しなければならないところは終えていたので、終了まで次回の宿題をするように命じてひたすら座って耐える。


そのうち冷や汗がだらだら流れ始めて、これヤバいヤバいよーーーと思いつつ、何とか平静を装って座っていたけれど、子どもたちの質問やら無邪気な話しかけにもはや笑顔で応じる余裕もなく・・めっちゃ真顔でトーンの低い声で返事するのがやっと。


生徒らもちょっと傷ついた顔になる。そりゃそうだわな。。


「ごめん、先生お腹いたいねん、今」と言うと、ちょっと納得した顔になってくれてよかったけど。


ほんま子どもって大人の態度とか些細な表情に敏感な生き物やなと感じたわ。


チャイムがなっても起立礼をする余裕すらなく、挨拶省くからと言い捨てる。

教室の奥にまで届く声を出すだけでもう、、痛い!



全員教室から出たのを確認して、教卓の上に突っ伏する。
トイレに行けばいくらかましになるだろうと思ったが、とてもじゃないが歩けない。

冷や汗で顔はべとべと。おでこから流れ出る汗も半端なく顔を伝うので、ぼたぼたと床に落ちる。
腕からもじわーとヤな汗が出てきて、教卓がべたべたになる。

掃除中の女子が「え、先生寝てる?」

いや、体勢は寝てるけど、寝れる状態じゃないんっすよ、今。苦笑

寝てないよ、と言いたいのだが、もう声も出したくない。


教卓に突っ伏するのももうしんどい。手元にあった椅子を引き寄せてそこに突っ伏する。

とにかくトイレに行けるよう、何とか少しでもましにしなければ!

教室を見回すと、あるはずの電子黒板のTVがない。
使い終わった先生が片づけにここにくるはず。。。


タスケテーーーーーーーーーーー!!!!


と、思っていたところに案の定TV台を転がす音が聞こえてくる。


あ、救世主emoji


『大丈夫スか?生徒が先生の様子がおかしいって』

「お腹痛くて・・あの引き出しに入ってる例のモノ持ってきてくれますか」

『あーはいはい』


腹痛+例のもの。それだけでわかってしまう先生もすごいが、先生がお腹痛くなったとき、何度かス〇ッパあげたことあったのよね。

勝手知ったる人の机。入ってきたのが先生でよかったわ。


それを飲んでさらに15分とどまる。

時折首振りで撫でていく扇風機の風に救われる。
この嫌な汗で、風がなかったらもう地獄だ。


女子たちが当番ではないその教室を掃除しながら心配そうに見守っている。


くそぉ、子どもにこんなとこは見せるまいと常日頃思ってるのに。


ひそひそと話し声が聞こえる。

『先生お腹痛いんやて』
『え、でもめっちゃヤバそうな顔してるやん。保健の先生呼んできた方がよくない?』
『妊娠かな・・』
『それはないやろ』


その心配は1ミリもないわ。笑


『先生、教科書とか職員室持ってっとくね』と言ってくれる子。ああもう天使みたい。


「ありがとうな。しかも部屋まで掃除してくれて」

『先生喋らん方がいいって!』


なんでそんなに君たち優しいの。泣けてくるわ先生。



冷や汗がちょっとひいてきたところでよろよろと立ちあがり、トイレに籠る。


髪の毛が嫌な汗のせいで、束になってはりついて気持ちが悪い。


どうにかこうにか痛みは去り、職員室に戻ったら、

『どーしたん!?顔真っ白やで』と言われ。



人の顔色の良い悪いはすぐわかるねんけど、自分の顔色にイマイチ鈍感な私は、トイレで見たときそんな違和感なかったけど・・なんで?と思ったが、真っ白だったらしい。


ひとりじゃ帰らせられない、と主任が私の車を運転し、主任が帰るときの為にもう1台後輩君の車まで出動し、護送されてる犯人のように帰路につく。


私のまーちゃんを細マッチョな主任が運転・笑

『対向車の人、なんでオッサンがこんなかわいいのん乗せて走ってんやとか思てんねんやろなぁ~』

主任がそういうのもそのはず。

私のまーち、リラックマだらけ・笑


はぁ。色々疲れました。鍋の残りラーメンにしようと思って、汁残しといたんやけど、とてもラーメンを受け付けられる状態じゃなく・・・さっき、しらすとご飯を少しかじっただけ。


あーーーーーー。

なんで急にこんなんなんねん。


今回、過敏性と因果関係があるかないかはわからへんけど、便の色がいつもと違ったのでちょっと心配です。


なんで私って普通の腹痛にはならないんだろう。。。
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最低なハズで最高の幕開けに幸あれ

やっぱり、起こる出来事というのは必然で、選び取るものもそう仕向けられていて、それに気すら付かなくて、抗えもしないんだろうかなぁ・・なんて、再認識。

人間の運命って、なんていうかこう、数奇で、神秘なもんですね。

・・なんて書いてる私も何が言いたいのかイマイチよくわかってない・笑

ってか、伝えたいことはあるんだけどもそれをうまくできないって方が正しいか。




今年度のはじめ、人事に絶望して幼馴染と飲んだくれて二日酔いになったのは記憶にまだ新しいところ。。

そこから、私の尊敬する人が主任に抜擢され、その人の下で働くことになって、それだけが救いと思っていたけれど。

それだけどころか、

どころか!!


神様ありがとうって言いたい、最悪なはずだった、最高の幕開け。



・・・つづきはこちら

いつか巣立つ日を

成績処理に追われる、世紀末・・いや、学期末の学校。

こういう締切絶対な事務作業やってると気分はいつでも世紀末やけどな(意味わからんわ)emoji



そんな良い子も眠ってしまう21時の職員室。
ウエハースなんてかじりながら、コーヒーで眠気を覚まして、ひたすら向かうのはエクセルの画面。

エクセルがない時代の人って、いちいち電卓ではじき出してたんだよなぁ、なんて思うと現代文明が有難いemoji


そんな中、同じく仕事中の後輩くん(と言っても、世間は狭い。私の同級生のゼミ友だちなのである)と思いもよらず深いい話に。


『この学年、ほんま良いッスよね』
「ほんまに。大人も子どももね。』


私がここに赴任してから、初めて出会えた「尊敬できる人」である主任を筆頭に、若い教師から「お父さん」と慕われる先輩や、頼れる中堅、若手。

ほんまに良い学年団に出逢えた。


転勤したくてしたくてたまらなかった私が、昨年度末に希望が通らなかったときには、あと1年どう過ごそうか、と落ち込んで、ヤケ酒飲んでクダまで巻いたが。笑


世の中本当に意味のないことなんてない。

絶望したはずの職場で、あぁ、いてよかったと思える大人や生徒たちに巡り合った。


それをまさか彼と共有できることになろうとは。


『先生のことをとやかく言う子がいないじゃないですか。それが嬉しいんっすよ俺。ほら、前は色々あったし・・』


時々いらっとすることもあるけれど、根はほんまに良い人で、人をよく見ているし、偏った 人の見方をすることもない。
そこにはいつも一目置いていた。


『いい意味で、ここ(他の学年)とかとは違って異質でしょ』


うちの生徒の多くは、ドライ。人に無関心なことが多い。

自分に関係なければ、あるいは自分にとって得になることでなければわれ関せずって感じ。


ニュータウンの子って、どこともそういう傾向にあるけれどね。


保護者の方も高学歴で、だれもが知っている大企業に勤めてはる人がほとんどだ。
当然、我が子への教育の情熱は並々ならぬものがある。

それはいいことだけれど、勉強さえできていれば・・とか勘違いする子も少ないけれどもいるのも事実。
勉強が苦手な子に対してあからさまに下に見るような態度を取ったり、周りの人をナメた態度を取る子もいる。
授業の態度が悪いので注意をすれば『だって塾でやってて、もうわかってるもん』とか抜かしたりね。


でも今年の子はそういうのがほとんどない。
たまにそういう子がいても、諭すと周りの子もうんうんとうなずきながら聞いてくれる。
たとえその張本人に話が入らなくても、私の話に周りの子が援護射撃してくれたりもする。


塾でやったって威張ってるヤツに言いたいけどね。
塾が学校を先取りして教えるのは当たり前のこと。
個別指導で特に要望がある場合とか、テスト前を除いては、塾なんて軒並み学校の先を勉強する場所なのだ。
元塾講侮るんじゃねえぞwwemoji


私が塾講やってた時は、塾で勉強してるのを理由に学校で態度が悪いのなんか許さなかったけどな。

勿論、一生懸命教えてらっしゃる塾講師の方がほとんどですが、中にほんまに一握り、いや半握り・・・学校を悪く言うことで自分とこの利益を上げようともくろんでる人もいたりするからなぁ。
塾も利益がなきゃ、商売が立ち行かないけど、でも学校をおろそかにしてまでって何か違う。


こっちもすべての子が塾に通わなくてもいいような授業せぇって言われたら、それはほんまにその通りやねんけどなemoji



話を戻して、そういう情に薄い子がほとんどいない。

勿論、授業にどうしても集中できなくて何度言っても話をやめない子もいるし、憎らしい口を叩く子もいる。
でも基本的に人の痛みがわかる子らであると思う。そういう子たちも。


普段なかなか集中して取り組めない子でも、私が階段を下りていて手すりの近くに何かモノが置いてあると必ずそれをどけてくれる。
こちらが頼む前に。

こういうのって、ほんまに気づかない人は気づかない。大人でも。


毎回100点を取ることも、いいことだと思うけど、こういうことに全然気づかないのなら、たとえ50点60点でも、人の立場にたって物を考えられることの方が私は大事だと思う。

自分が親になっても自分の子にはそうあってほしい。


たとえ今そうではなくても彼らはまだ発展途上だから、これから出会う人や出会う出来事によって考えが変わる可能性は大いにある。

そのお手伝いをするのも、私らの仕事の一端なのかな、と。


大変な子もいるけど、でもみんな思いやりは持ってる。


そんな集団、いいなと思う。


そして、そんな子たちに恵まれて、自ずと思うことは、


彼らの卒業を見届けたい、ということ。


でもかなしいかな。
私も後輩くんも転勤リーチなのだ。


『こんなに卒業するの見たいって思う学年、初めてちゃうかな』
「あーそれ。私も思う!」
『管理職に言ったらどうですか。どうしても残りたいって』
「でも最近はきっちり転勤させてるねん、とか言われて」
『何とかならんかな~。でも、考えたら人数の都合上、転勤なしになっても俺らが二人とも持ち上がるのはあり得ないっすもんね。持ち上がれないなら、別にここに未練ないしなぁ』

それは激しく同意・笑


『どっちか残って持ち上がりたいっすね。俺か先生か』
「あ、それいいですねー。卒業するとき、どんなんか連絡できるしね」

あーこの学年に3年までいたいなぁ。


そんな風につぶやいてしまう、そんな環境に今、初めて身を置いている。


ほんまにあの子たちと一緒に修旅だって行きたいし、卒業式を見届けたい。


「あぁ、こんな話してたらコーヒーじゃなくてビール飲みたい!!」(結局そこかよ・・)
『今度みんなでゴハン行きましょ♪』


お互い、一番しんどかった時期を同じ集団で過ごしているからこそ、わかる今の仕事の環境の素晴らしさ。

共有できてうれしかった。


そして、3年間を見届けられない寂しさがさらに増していく。

あたたかい支え

年々なぜか早まっていく授業参観の日程。
今年も昨年より数日早い。

正直なところ、2,3年ならまだしも1年生はこの時期、まだまだアルファベットが終わるか終らないかくらいのもので授業らしい授業にならない。

そんなときに参観もへったくれもあったもんじゃないと思うけれど、毎年決まってんだからしゃあないわなemoji


授業参観の日程を見越して、とりあえずギリギリ小文字のa~zを終わらせた。

自分たちの頃は、教師が一方的にしゃべってばかりの授業でも何ともなかったが、今はそうはいかない。

何をしようかと頭をひねり、結局フォニックス。


英語は綴り字と発音が一致しないことが多いので、アルファベットが読める=語が読めるとはならない。
慣れればたいしたことないのだが、初心者とか英語が苦手な人からすれば「なんでやねんemoji」ってなんねんやろな。

字と音が一致しなくなった原因については、話し出すと長くなるけれど、他の言語では母音の推移は起こらなかったのだろうか。
スペイン語なんて発音記号ないしね、そのまますぎて。。


フォニックスというのは英語の音と綴り字の規則性についての学問である。


時代と共に変化するけれども、干支がひとまわりする間にもいろいろなことが変わるなぁと思う。

自分たちが中学の頃はフォニックスよりも暗記で覚えろって感じだったし、教科書の文についても大事なところの説明のあと、訳をするってのが当たり前だった。

この「訳読」も今はほとんど行われなくなっている。

少し前に研修に出たら、もう訳を授業中にするなんてとんでもないみたいな風潮だったので驚いた。
去年はそのまま訳読スタイルを貫いたけれど、今年からは私も時代の流れに乗ろうと思う。


でも懸念もあって。

たぶん訳読をさせない意図っていうのは、今まで訳読に掛けていた時間を、たとえばリスニングで英語耳を鍛えるであったり、スピーキングを鍛えるための時間に使いましょうっていう意図なのだろう。
じっくり訳読をすれば15分はザラに掛かるし。

時代は机上の勉強から、実際に話せる人間を求めているのも事実だ。

それについて異論はないし、中高と6年も勉強していて話せるようになれないってのも変な話ではあるから、そういう意図はいいねんけれども。

英語の和訳と言うのは、日本語力とセンスが問われる。

今、小学校では作文指導を熱心にしないところも多いと聞く。

平和学習の感想文を書かせたときに、『てゆうか、〇〇(下の名)は原爆とかまじありえへんしと思ったw』と書いていて、ビビったわ。

「あんたのこの文章がまじありえへんのやー!」言うて返したけど・笑


小3から英語必修と言う流れに近い将来なるような中で、作文指導が減り、さらに訳読も減ったら、最終的に、

I played baseball with Tom yesterday. なんて文を、

私はしました野球をトムと昨日。   なんて本気で訳す子が出ないとも限らない。


まぁ、そんなことが起きてからわたわた言えばいいのかもしれないけど、ちょっと心配。


話を戻して参観。
平日ではないので、パパやじいちゃんも結構見に来る。4月は特に保護者の方も先生がどんなのか知りたい、とか、子どもの様子が見たいとかで参加率が高い。

子どもの頃は、参観日なんて先生がちょっとお洒落をして教壇にいるくらいでいつもと変わらんやんと思ってたけど。

先生が服装以外で何も変わらんなんてないと思い知っている・笑

何年経っても参観は緊張する。うん。
どんなに入念に計画を練ってシミュレーションしてもその緊張はあまり減らない。


やっぱり子どもが黙って一方的に授業を受けている姿よりも、何か活躍しているところを見たいのが親心ってものなのだろうな、と勝手に親心を想像し、短い自己紹介を組み込んだ。

これには自分が中学の頃の母の言葉がヒントになっている。

家に帰って友達の話をしていても上の空の母にちゃんと聞くよう文句を言ったら『あんたは〇〇ちゃんとか〇〇君って言うけど、小学校が違う子はお母さん聞いてもわからんもん』

父はわからんなりに、そういう名前の子がクラスにいるのねって感じでにこにこ聞いていたから、(普通はそうするだろうけど) 余計に母のその対応が寂しかったのだが、今ならアスペな母のことだから、自分の知らない名前の子がぽんぽん話題に出てきてもイメージできない話を聞くのは苦痛だったのだろう。

知らないから『じゃぁ遊びに連れてらっしゃいよ』と言うような人でもなかったし。

家が狭いのと散らかっている(のは母の問題でしかないけれど) のを負い目に感じている彼女は余程古くから知っている友達以外を呼ぶのを嫌がって、たまに頼み込んで連れてきても『どうせウチの中がどんなんか見に来て、家の中やりくってる(散らかしまくっている)って吹聴するんだろう』なんて嫌味しか言わなかった。

まだ年端もいかない子どもが家に遊びに来るのにそこまで裏の理由があるかって思うけどねw


そんなこんなで、お母さん方も子どもの口から出る友達の名前と顔が一致すれば更なる話題作りのきっかけにもなるし安心もできるだろうと。

名前、出身地、好きなもの、くらいを一人30秒程度で。

数日前に練習した時にはみんな声も小さいし、元々おとなしいクラスだからしーんとなって興ざめするんじゃないか、大丈夫かよぉ~と思っていたけれど、みんな自分の親にいいとこを見せたいという思いもあるのか、言われた通り、保護者の方々の方を向いて大きな声で発表していた。


本番に強いクラスかもw


フォニックスの練習中は、後ろで数人のお母さんが歯擦音や破裂音、軟口蓋音など私の真似をして生徒と一緒に発音してくれてはって。

そういうのって授業していてすごく心強いねんな。もう、心でありがとう言いまくって授業してたわ。

私が言った些細なことにもにこにこ反応してくれてはったり。有難い。


ひとりだけまったく表情変わらへんおじいちゃん居てはって、かなりドキドキしたわ・笑


更に嬉しかったのが、終了後にその発音してくれてはったお母さん方が私のところに来て、

『楽しい授業でしたー』と。


それだけでも嬉しいのにさらに、毎年新入生に配っている自分の体のことについての説明のプリントを、お家で一緒に読みはったみたいで、

『先生のお手紙(プリントのこと)とても感動して、子どもの前で泣いてしまいそうになりました。これからもよろしくお願いします』

とか、

『授業中は立ちっぱなしでつらくないんですか?』と案じてくださったり。

『うちの子、なんでも手伝えって言ってるから先生しんどい時は息子どんどん頼ってや。荷物持ちでもなんでもさせるから』と豪快に笑って帰るお母さんがいたり。

こっちが涙出るわそんなんemojiemoji


生徒も保護者も十人十色で、時には怒鳴りつけられるし、やくざまがいのお父ちゃんにどやされ脅されたり、、なんてこともあったけど。

中にこういう方もいるから、この仕事をしていくうえでほんまに有難いなと思うemoji


やっぱ教師だけの力で子どもを良い方向にってかなり厳しい。お家の人の協力があってこそ、教師もやっていけるもんだし。


もちろん、自分の耳には入らないだけで、応援してくれてはる方はたくさんいるのだけれど、こうして実際に言葉にして言われると、やっぱ心強い。


ほんま感謝やなぁemojiと思った日だった。


その感謝を子どもらにもっと還元してかなあかんな、と同時に身も引き締まる思いがした。


ありがとう。


花が教えてくれること

学校の中庭に、小粒の黄色い花弁がたくさん連なる花が植わっていて、それがほのかに良い匂いを振りまいている。

花特有の、いかにも『虫さん私ココ!』アピールな甘い香りではなく、ハーブっぽい感じだ。
ゼラニウムのような。けれども清涼感だけじゃなく、そこにカモミールのようなさわやかにほのかな甘さも加わって、こんな香りのアロマオイルをお家で炊けたら、絶対安眠できるだろうと思う。

匂いだけじゃなく、見た目もかわいらしい花だから、そのいい匂いを嗅ぎたくってついつい同じところに行くのでも中庭を通って行ってしまう。

残念ながら、その花の名前を私は知らない。


担任を外れて増える仕事、減る仕事があるけれど、減る仕事の一つに学級通信を書くと言うのがある。

元々書かない先生も中学や高校に入るとそれなりにいるけれど、私がクラスを持つと必ず書いている。
自分自身、文章を書くのが好きなので自己満足な部分も大いにあるが。


副担になっても時折、学校で出会う物事にふわっとタイトルが浮かんだり。
副担が副担の立場から学級通信を書いてみても、これはまたこれで面白いのだろうけど、うちの担任は出さない派だから担任を差し置いてそんな真似をするのも微妙というわけで、こんな企画は眠ったままだ。

『中庭の花がきれいに咲いています』とか、別になんてない話題だけれど、入れるとふっと優しくなれそうな。

でも。
担任を持っている頃、そんなふっと優しくなれそうな、直接クラスと関係ない話題を通信に書いたことが、一度もないと気が付いた。


花は毎年、そこに変わらず咲いているはずなのに。
花の種類は入れ替わり立ち代わりしたのかもしれないけれど、前の校長は中庭いじりを非常に熱心にやってはったし、季節の花がよく咲いた。


別に今年急に中庭に花が咲いたわけではないのに。
まるでそのことに今年初めて気が付いたみたい。


花が咲くと言う、平凡で非凡な風景を担任を持っているときには本当に景色の一部としてしかとらえることができていなかったんだな。。と反省。
だって、それだけ余裕がないってことだもんねぇ

今年はそんな変化に敏感で在りたい。
「中庭のお花がきれいやねぇ」と発信できるような、心の持ち方をしてみたいものだ。



TPOって何の略?

家庭科の衣服についてのところで、TPOって言葉習いますよね。

ある言葉の頭文字をとっているんだけれど、答えはもちろん、

T=Time 時間   P=Place 場所  O=Occassion 場合

ですが・・・


最近、これを知ったらしい体育のE先生が、得意げに私の隣の席のおっちゃん先生(彼は英語ではありません)に

『何の略だと思います??』とにやにやw



するとおっちゃん先生は、周りの期待以上の答えを放ってくれました


『えーーーっと・・・

ティーチャー・・・ ピクチャー・・・    ・・・・オッチャー・・・

周囲、吹き出すor爆笑。笑


オッチャーって何すか』笑


ちなみにVIPは、

Very Important Personです。  普通でしょw


Children's Mischief

放課後、よほど忙しくないときは生徒の机をまっすぐに揃え、掃除のときに取り残したごみを捨てるのが日課だ。


いつものようにあっちゃこっちゃに向いた机を揃えていると、机の中から紙切れが。
ルーズリーフか何かの端くれのようだったが・・・

拾い上げてみるとそこには・・

『○○(私の名前)の胸ちっちゃい。 ペチャパイ。かわいそー』という殴り書きが


見た目しか批判できないのがまだコドモですよね・笑 説教した腹いせかしら?


これでも昔は今より2カップ上だったんですけど・・・苦笑
大学に入って一人暮らしを始めて1サイズダウンし、(ちなみにウエストも減った)
就職して9㎏痩せてまた減り(なぜかウエストはそのまま)

今のサイズに・・・


太ろうと思って頑張ってるんですけどねぇ。。やっと2㎏回復。


パンツのポケットにたまたまボールペンが入っていたから、その殴り書きの横に

『やかましわ。』と返事を書いて、何事もなかったかのように机に戻しておいた・・ぷっw


週明けの反応楽しみーーーwww笑


遅刻魔ハイジ

平日は長い文章を書く気力がないから、日常の1コマを切り取って。


BGMはもちろん、


たーたーたったったーーー(イントロ)    くちぶえはなっぜぇ



ハイジの世界観を顔にだけ残し、素朴さのかけらもない(笑) C君(仮名)がハイジもびっくりするくらいのスキップで廊下を駆け抜けていく。


空き時間で校内を巡回中だった私とA先生、


『ハイジだねぇ・・・』

「いや、むしろペーター」 (どっちでもいい)



軽やかにさわやかな風を運んでくれるのはいいんだけど・・いいんだけどね・・ただ、その0コンマ何秒後かには・・・


「おーーーーーーーーーいチャイム鳴って4分も経ってんねん教室はよ行きーーーーーーー」


とがなる羽目に



残念すぎるハイジ。



ハイジのチャイム着席ができる日はいつ・・・・。。。。。。

つながり

この週末、同期会があった。

同じ市に同じ年に採用された中学校教諭たちの集まり。 『たち』と言っても8人ばかり。うち1人は40代のベテラン主婦さんだから、同期飲みにはあまり顔を出さない。


熱心な同期の1人が、年に2度、必ずみんなに声をかけてくれる。たまには女子だけでUSJに繰り出したりも。
同期の中では一番若い彼女らしく、遊びに行くところもとにかく若い


なんか、熱心に集まりを開こうと声をかける人がいるという点で、A教室の定例会と少し似ている



前回の集まりには参加しなかったのでほぼ1年ぶり。



今まで同期の集まりは何となく苦手だった。

いつまでも軌道に乗らない仕事に、同じ年に入った人たちが眩しく映りすぎて卑屈になってしまいそうだったから。

もちろんそれは彼らの問題ではなくて、すべて私の捉え方の問題なんだけれど。それと自分の弱さ。




でも、この日の同期会は違った。

ああ、同期の繋がりっていいなぁと初めて思えたのだった。


その日参加の同期は、

A中・1名。
B中・2名。
C中・1名。
そして我らがD中 3名。


3人もいるけれど、ひとりはまたちょっと違った仕事だから、絡む機会も少ないし、もうひとりは私が苦手とする人だった。


本人はきっと無意識のうちにだと思うが、非常に高圧的だし特に人の非を責めるときにはそれが顕著になる。
そして、言葉の発し方の粘度も増す。


本人は『優しそうとか言われるけど、ほんまは全然そんなんじゃないし冷淡』と言っている。


でもそれで開き直っていいのかよ・・・苦笑


過去には私に『妬ましい』とまで言った彼女。平然とはばからずに言える神経を疑った。



彼女のそういうところはどうにも好きにはなれないが、悪い人ではないし、色々助けてもらうこともあるので表面上は仲のいい状態を保っている。




そんな彼女が、仕事を辞めようか・・・というところまで追いつめられているらしい。

他人に辛辣なことを言う割には、突き抜けて自分を通せないようだ。見えないプレッシャーや思惑と言う針でチクチクとやられているようでたまらないのだと言う。


同期の話を聞いていても、うちの職場の人間関係は悪い方で、これが普通だと毒されてしまってはいけないんだな・・と見解を新たにしたけれど、その日の同期の吐露を聞いていたらまるで少し前の私だ。


自分のすることに自信がないがゆえに、仕事で起こる様々な不具合をすべて自分のせいだと思ってしまう。


自分のしていることがどれだけ正しくても、後ろ指を指す奴がいるとそれも正しくないと思ってしまう。



ひょっとしたら、彼女は自分が弱っているとき、無意識のうちに自分より弱いものに攻撃することで自分を守ろうとしているのかもしれないと思った。


威圧的な態度も、粘り気のあるアドバイスという仮面を被った嫌味も。


そう考えたら、本当は自分よりも弱い人なのかもしれない、と思って、そこまで嫌いでもなくなってしまえる。


プライドが高いからなかなか信頼しきっている人にではない限り弱い部分を見せられないのだろう。
だからそれを隠そうとしてそういう態度に出てしまうのかも。


弱さゆえに出してるものだとわかれば、そういうひとつひとつも軽く流せる。なんでこの人はこういう言い方や態度しかできひんのやろう・・・っていう苛立ちを感じずに済む。


少し前まで同じ状態にあったという話をすると、別の職場の同期が『お前はどうやってそこを抜けたん?』



答えは意外とシンプルで、けれども結構難しい。


「え、開き直った


「最初はミスをするんも怒られるんも陰口たたかれんも全部自分のせいや思ったけど、いつまでもそう思ってたら気ぃ持たへんしどんなことをしても批判をする人は批判する。でも絶対見てくれてる人もいるはずやし、言いたい奴には言わしとけ・・みたいな。 しょーみさ、学級通信を紙屑だのきれいごとの羅列だのっていう人もおったけど、私の通信はほんまにええこと書いてるって言ってくれる先生もいたし。それでいいんやと思う」


『紙屑とかいうの誰や』


てへぺろ。(使い方おかしい)


『あんたら2人が、うちにくれば絶対生き生き働けるのに。早く転勤願い出せよ』


「いっそみんな同じとこで働きたいよね」



こうして夜は更けていく。あらゆる毒気を抜きながら。


今日一番の収穫は同期っていいなと思えたことやな

職員室に射す夕陽

何人か気にかかる子がいるうちのクラスで、特に気にかかる子がひとり、いる。


おうちの事情が複雑で(最近はそういうのも多いけれど)度々欠席をする。


ちょっと身の回りのことにはルーズだけれど、ムードメーカーなので、そういう不得意なところも隠してしまって「愛すべきキャラ」として地位を獲得しつつある。

家庭訪問の時にも、『A君(仮名)が来たら、面白いから来てくれればいいのにってうちの子が言ってるんです』なんて声も聞かれ。


勉強は苦手で、プリントも教科書も机の中にぐっちゃぐちゃだけど、友達には愛される。


学校に来れば一安心なのだけれど、一旦休むと、しばらく休みが続く。


今や学年の先生で彼の名を知らない人はいない。


小学校の時は女性教師とあまり相性が良くなかったらしいので信頼関係を早く築きたい・・と言うのと、単純に生徒との関係が切れてしまったら、すごーくマズイ・・と言うのもあって、かなりまめに電話や訪問をしていた。


もともと私は1日、理由がわかっている欠席でも連絡がどうしてもつかない場合を除いては体調の確認と明日の連絡のために電話をする主義だ。

だから別に彼だけが特別というわけでもないのだが。


ひと月ほど前。例によって休みが続いた日に電話を掛けると、最後にこう言われた。


『いちいち電話して来たり、家に来たりせんとって』


160㎞のどストレートな直球を胸のど真ん中に・・・というべきか、ナイフで心臓を抉るようというべきか、そんくらいの衝撃。


子どもの言うことと言えばそうだけど、でも一生懸命してることを全否定・・・というか、まず私がその子に拒絶されたのがショックで。


しばらく職員室でずーーーーーーーーーーんとひたすらその日は暗いオーラを放っていたと思う。


来んといて言われた・・・(涙)   なテンションで。


みんな慰めてくれるけど、ずーーーーーーーーーーーん苦笑




そんな彼が2日続けて休んだので、例によって電話を入れた。


ぴったり10回コールしたが出ない。。


居留守?
それとも出かけているのだろうか。


まぁいいや。
帰る前にもう一度かけよう。


そう思って、やりかけていた仕事をしていた時。


電話が鳴った。



時刻は既に18時半過ぎ。


『この時間の電話って取りたくないよね~』なんて軽口を飛ばしながら、同僚が電話に出る。


応対をしながら、目線が私を捉える。絶対私に関係ある電話だ、と思った。


『A君から、本人』 と口だけが動く。





電話に出ると、聞きなじんだまだ声変りをしていない少し高い声が『あ、せんせぃ~』と言う。


どうしたのかと問うと、家の電話に学校の番号が不在で残ったため、かけ直したのだと言う。


胸の奥底から弾けて湧き上がる喜び。


それを一生懸命抑えながら、体の調子はどうかとか月曜の連絡などをする。


「ほな、また先生もみんなも待ってるからな。・・・はーい、さよなら~」


かちゃり、と受話器を置いた瞬間、もう湧き上がるそれを抑えられない。


「やったぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


同じ学年の先生しかそこにいないのをいいことに、感情を爆発させた。


『何なに?!どうしたん?』


「『電話も家にもこんといて』って言ってた子が、自分から掛けてきたんですよぉぉーーーーーーーー
「もうヤバいっめっちゃ嬉しい

油断すれば、小躍りしそうになる・笑


その場にいた先生が口々に『よかったねぇ』と言ってくれる。



ああ。


こんな瞬間に、色んな苦労やしんどさはすべて洗い流されていくのだ



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CPと闘いながら、やさぐれた社会人やってますw

詩を創るのが趣味。でも最近は忙しくてなかなか創作できません。

夕暮れの空が大好きですww
良い空があれば撮り貯めてますが、キレイに撮れないのがなやみ;

このブログでは日常や好きな音楽、本のレビューを綴ります☆徒然なる独り言にお付き合い下さい♪ 

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