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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

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夜明け前の闇が一番ふかい 1

冷心
 じわり染み入る
       言の葉や



俳句系の知識は皆無に等しいので、切れ字とか強意とか結構間違っている可能性がありますが・・・。そこは素人のものだと思って目を瞑ってください



久々の朝帰り。かーなり久しぶりだと思う。と言うのも、最近は二次会に参加するのを避けていたからだ。。


単に忙しいこともあるし、メンバーを見て、私がいると私に気を遣い、思う存分彼らがしたい話が出来ないのでは・・と思うときは暇であっても終電で帰っていた。


今日は本当は、終電よりもだいぶ前の電車で帰る予定にしていたが、私の意志は超弱い



最近は、電車とホームの「間」が怖くて、自分ひとりで帰るときには必ず間隔の少ない先頭車両に乗るようにしていた。
誰かと一緒に帰ると、もし私に何かあったときに迷惑を掛けてしまう・・かと言って、「一番前の車両に乗ります」と言うのを違和感なく短時間で説明するのは難しい。
そんなこともあって、同じ電車に乗る同僚とは帰る時間をワザとずらして自分ひとりで電車に乗ることになるようにしたりしていた。



今日も一人で帰る、と決めていたのだが、楽しい雰囲気にすっかり取り込まれ、気づいたら「私も(二次会)行きまーす」と言っていたのだったww


二次会も色々細かなハプニングはありつつも、いい感じに終わって、始発で帰ることに。
今日は同じ電車で帰る同僚が2人。


どうしよう・・最寄り駅でちゃんと降りられるのかな。


一抹の不安も電車は乗せて走る。


でも、実際にその車両で何かがあって乗らなくなった、というわけではないし、今日は私の他は男性が2人。万が一、足を踏み外したりしても、どちらか1人だけに迷惑を掛ける・・という事態にはならないし、そのホームの隙間具合から考えても、私がすっぽり落ちるだけの幅はない。せいぜい足首がはまってしまう、くらいの危険性だろう。


大丈夫、大丈夫。。何度も言い聞かせる。同僚と言葉も交わして、気分も和らぐ。



こうして電車ひとつ降りるにも、こんなに深読みしなければいけないのが悔しい



最寄り駅に着いた。もう習慣になってしまったが、扉の窓からホームとの間隔をいちいち確かめる。扉が開いた。見覚えのある隙間。


私の足はちゃんとそれを飛び越えて、ホームの地面に着いた。

両足が地面を確かめた瞬間、安堵と喜びが錯綜する。



(よかった。私はまだここ[の車両]でも降りられる)



冬の夜明けは遅い。5時半を回っても朝日はまだ寝ているらしい。しかし、その闇も、今朝は悪い気はしなかった。


こんな些細なことに喜びを感じるようになってしまったか・・・と思う反面、こんな些細なことに喜びを感じえるのはすばらしいことでもあるじゃない、と思う。


この間P.T.と、言った言葉を思い出した。


「これからは発想の転換が大事やね。考え方を変えな毎日はあまりにもしんどい」



発想の転換。できないことが増える中で、それをいかにつらいこと・苦しいことと捉えずに前向きに考えられるか。
それがこれからの生き方の鍵になる。



ええやん。まだ私は少しくらい隙間が開いてたってホームに自力で降りられる




まだ色々書きたいけれど、今日はまた17時に出勤なので、寝ます・笑


たまには塾もハッピーマンデーにしようよぉ~




続きはまた近いうちにww

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同窓会

年が明けた2日。中学の同窓会があった

私の中学は田舎で学年全体でも100人近くしかいないため、クラスごとではなく学年全部でやってしまう。

2年前に開かれたそれには、あまり気が進まず行かなかったけれど、今回皆がどう過ごしているのかが気になって参加することにした。


会費4000円。の割りに、出てきたものは缶ビールに缶チューハイ、スーパーでよく売られているパーティー用のオードブルにお寿司。。と、4000円取るには高すぎないかと思うものであったが、同窓会のメインなんて旧友と話すことだ。



到着すると、皆もう来ていて食べ物や飲み物がだいぶ減っていた。目が悪いので遠くのほうに女の子の集団がたくさんいたが、皆変化していて誰が誰かわからない。


その場にとりあえず腰を下ろし、ぽつんと座っていると、ミク●ィでも交流のある男子が声を掛けてきた。この日一度で私だとわかった男子は、この人を含め2人。
中学のときはメガネに、髪の毛もすごいショートだったから気がつかなかったらしい。

再会したSくんに缶を手渡され、飲んでみると、

(うん、おいしいライムの炭酸ジュース)と思って、あっという間に1缶空けたら、、Sくんが

「めぐさん、酒強いん?」


へ?「酒」??これジュースやん、と缶を見てみれば、缶には「お酒」の文字が。そういえばさっきから、体がほんわか・・スプライトみたいなデザインの缶だったし、ジュースだと思い込んで飲んでいたのだった。アルコール度数も低かったから気づきにくいとは言え、自分が怖くなった瞬間だった・笑  父方の血を確実に引いているらしい。。


そのまま何人かの男子と話をし始めた。皆会社員になっていたり、銀行で働いていたり・・・。
一旦就職した会社をやめ、自分にさらに合うところへ転職が決定した子もいる。



中学の頃はそんなに男子ともフランクに話すタイプではなかったため、皆驚いていたようだった。

「雰囲気変わったな」

よくそういわれたけれど、「変わった」んじゃない。素の私が表に出るようになっただけ



初恋の人も来ているかと思ったが、残念ながら来ていなかった。
前回の同窓会には来ていたという話だったので期待していたのだが、なんで私が来たときに来てないねん


あの頃って、フラれてしまったりするとなかなか普通の友達として再び仲良くなるのは難しい。でも今ならそれが出来そうな気がしていて、彼ともいい友達になりたかったのだ。


次回の同窓会に期待するしかないか


アメリカの俳優スクールに通っていて、キャメロンディアスに会ったとか言う子もいれば、難病を克服して職場復帰したという子もいる。

誰かの歌にもあるけれど、本当に人生いろいろだ。


昔、私のことをめっちゃくちゃいじめていた男子とは数年前の高校の同窓会で和解をし、今回も何事もなかったかのように話をしていた。

私が春から中学校の教諭になるという話をしていると、その子が周りで聞いていた男子たちに、

「お前ら、『へぇ~先生かぁ』なんて言うてるけど、中学校の教師ってなかなかなれんのやぞ。実はめっちゃスゴい事なんやで
ってなんかムキになって言ってくれたのが、うれしかった


その男子が、単に自分のしたことを覚えてないだけかもしれないけれど、でも何のわだかまりも残さず再び話が出来るっていいこういうところが男子のいいところ。女子同士だとなかなか一度入った亀裂を何のわだかまりも残さずに修復する、なんて難しい。。

私が少し男っぽい性格をしていることもあるのかもしれないけれど、「あれはあれ」「これはこれ」。ネチネチいつまでもしてたってしかたないじゃない・・と思う。

女の子とも少し話をしたけれど、「あんまり賢い生き方をしてないな・・」と感じる子も何人かいて、そういう子の方も私には興味はないらしく、少し挨拶だけして終わった。
その反面、めっちゃまぶしい生き方をしている女の子もたくさんいて中学時代はあまり話をしなかったMちゃんは、自分の仕事に悩みながらもどうしたらより良くなるか、全力で考えてぶつかっている様子がすごくカッコ良かった。
「めぐちゃんと話をしてると、仕事へのモチベーションがあがる。なんかめぐちゃん、キラキラしてるな」なんて言われて、背中がむず痒かった

そういわれるようになったのも、教師を目指したから・・かなぁ

教師を目指す前は、声優を目指していて、結構本気で専門学校とかも探していたりした。
エヴァンゲリオンが社会現象になってから、にわかにアニメや声優ブームなんかも来たりして、何とか稼げる職業のように思っていたけれど、いまやアニメはあの頃よりもコアな人たちの間での人気になっていて、声優も俳優や女優が兼ねることが増えてきたこともあって、よほどの安定した人気を誇らなければ、その職だけで食べていくなんて事は難しく、バイトをいくつも掛け持ちするのが関の山だったりするのだろう。

自分がその「安定した人気」を得られるとも思わないから、高校のとき、ある日突然、「学校の先生になってやる」と思ったのは、私の人生が良い方向に向かう転機だったんだろうと思う。



バイト仲間と高校が同じである、Rくんとも再会し、「Sちゃんって知ってる?私とバイト先一緒やねん」と聞いてみると、

「同級生だってん。あいつ、いつも笑ってるやろ」という返事が返ってきた。
あの天性の明るい性格はどうやら高校のときも同じだったようだ。
S先生の明るさは人を巻き込む不思議な力があるし、見ていて救われる。でもきっと、その裏では、色々あるんだろう。明るさや笑顔が際立つ人というのは、結構高い確率で、見えないところで人が知らない苦労をしていたりするものだ。以前ちらっと聞いた話では、親御さんが厳しいらしい。でも、それを微塵も感じさせないあの明るさは、いつも見ていてうらやましいなぁ・・と思う。


同窓会っていいなぁ。みんなががんばっている姿に力をもらえる。また次の同窓会では、私も皆に力を与えられるような、そんな生き方をしていきたいな、と思った年明けだった
 

大人が忘れてきたもの

習慣とはおそろしいもので、冬期講習が終わったというのに朝の6時に目が覚めてしまった


冬期講習最終日の昨日は、ちょっとしたハプニングがあった。

京都方面の電車が人身事故の影響で大幅に遅れ、教室管理をする上司が出勤時刻に間に合わないという事態が発生
仕事始めの、しかも通勤ラッシュの時間帯になんで事故なんて起こすんだよ・・・とツッコミたい。。


私もその事故の影響で10分弱遅れたのだが、教室に着くと同僚のO先生がビルの管理人から借りてきた鍵で教室を開けようと試みていた。・・・が開かない。。


もう一度管理人に別の鍵を借りてきたが、それも開かない。いつも早起きして先生の次に早く来るTくんがその様子を見ている。


三度目の正直。O先生はデカいジュラルミンケースを抱えて現れた。ビルの管理人が面倒に思ったらしく、ビル内に入っているテナントなどの鍵をすべて渡した、と言うのだ。


「どんっだけ適当やねん!!」


みんなのツッコミが飛ぶ。。笑


結局マスターキーで教室を開け、エアコンをつけた。しかしやることは山積み。PCを起動させなければ生徒の入退塾の記録が取れない。とりあえず電源を入れてみた。


パスワードを聞かれた。知るか



と、そこへ電話が。   電話応対ニガテなんだよな~。。だってウチの塾の名前噛みそうだし
しかしかかってきた電話に出ないわけにいかない。


電話に出ると、


笑   めぐさん先生?   あ、よかったー先生、全然電話応対できる


上司からだった。噛まずにいえてよかった



上司からPCを起動するパスワードを聞きだし、PCがやっと立ち上がる。授業が始まったら電話は受話器をあげておいてよいと言われたので、担当の生徒が来たら遠慮なく外線ピ あはは、居留守


その間かかってきた電話は上司を除き、2件。いずれも電車の遅れで、出勤に影響のある講師からだった。
保護者からでなくてよかった


なんとか大幅な混乱は避けられたものの、慣れないことをすると肩が凝りますね・笑



色々と書きたいことはあるのだけど、今日は塾の話でまとめようかな

・・・つづきはこちら

irony~愛 違路に~

あけましておめでとうございます細々と続けているこのブログも、また新たな年を迎えることができました。
今年もよろしくおねがいします。




今日の話題は暗いので、読みたくない方はスルー推奨です。読む人は続きリンクから。




・・・つづきはこちら

不透明な真実

はじめこそ眠いばかりだった朝型勤務の冬期講習にも慣れてきたw
普段担当していない生徒の特徴もようやく掴めて来た、折り返し地点の昨日。



小さな事件が起きた。





通常授業でも担当している中1の女の子2人。2人は幼馴染のようで中学も同じクラス。

容姿端麗でネコのような雰囲気を持った髪の長い子(Mさんとしよう)と、人懐っこく、笑顔で元気のいい子(Sさん)。一見対照的な2人だが、実に仲がいい。朝が弱いMさんをSさんがモーニングコールして起こして一緒に来ることもしばしば。
その仲の良さは見ていてほほえましい



欠点はほとんどないが、唯一あるとすればおしゃべりが多く、なかなか演習をこなせないこと。

そして時々おしゃべりの度が過ぎてしまうこと。講師たちも気がつけば注意をするのだが、注意をしても一旦ヒートアップしたものは下がらないこともたまにある。


そういう子もいる、という事実を私は前々から身を以って知っていたので一旦2人の性格がわかってくれば、そういうときの扱いにも慣れた。

はじめは授業中にケータイを触ったり、机の上に置くなと注意したが「△先生はいいって言ったもん」の一点張りでなかなか机上からかばんに戻そうとしなかったが、この頃は「ケータイ出てるで」というだけで、片付けるようになったし、ケータイを事あるごとに触っていたMさんも私が横からケータイを閉じると、ぶーぶー相当の文句は言いながらもポケットにしまうようになった。
本当はMさんもかばんの中にしまうように指導したいけれど、何を言っても利かなかったはじめの頃に比べればポケットに入れるようになっただけ、大きな進歩かなと大目に見ている。


たまに「若干騒音だよ」と言いたくなる話し声も、「ちょっとうるさいで。もうちょっと声落とそう」と言えば、すぐに応じる素直さも見せる。ただ、そのままほうっておくとまた声のボリュームが上がってきてしまうので、その都度言い聞かせる根気は必要だが、言うことを利かない子よりはずっと良い子たちだ。



演習量は少なくとも確実に押さえていくようにさせ、同じ間違いをするたびにそれを正す。それでも苦にはならない。最終的に自分の力にしてくれるなら、同じことを何回言ったってかまわない。




昨日の授業中、Sさんが「なぁ先生。ウチらと喧嘩したらどーする?」と聞いてきた。

私の発した第一声は「はぁ?」だった。前後の文脈からはありえない話だし、そもそも「喧嘩」という表現が引っかかった。
一応彼女らの「先生」である私が「生徒」である彼女らと「喧嘩」をすることはありえない。


喧嘩というのはお互いが対等な立場で争いをしたときの場合に用いる言葉だから。「先生」と「生徒」で万が一、「喧嘩」をしたならば、それは先生の対応が悪いのでしかない。


だが、相手はまだ中1。そこまで深く考えて言葉を選んではいないだろう。


「まぁ、喧嘩はしないと思うけど。。私に注意されたりすることを言ってんの?」


「静かにしなさい」なら何度も言ってるけどなぁ。そのことではないだろうし



「もし、もし喧嘩したら、次の週まで引きずる?」と不可解なことを聞いてくる。



「喧嘩」の原因や内容にもよるが、注意や叱るというのは悪いことをしたその場で叱らなければ意味がない。あとになってうだうだ言ったって、子どもは「悪いことをして叱られた」ではなく「過去を蒸し返していやなことを言われた」で終わるのだ。



私は話をしなければならない問題なら、次の週にも話をするかもしれないが、その場で終わることなら次からは(おこらずに)何もなかったように振舞うと答えた。


たとえ、どんなに腹がたつことを言われようがそれでいちいち不機嫌さを引きずっていては「先生」をする資格はないと私は思う。



すると、「ふうん」と2人ともが意味ありげな表情を浮かべる。自分にとって都合の悪いことを隠すのはうまいのに案外こういうところの表情は素直に出るんだな、なんて思いながら、なぜそのようなことを聞くのか尋ねた。



最初はお決まりの「別に~」を口にしていた彼女らも、「なんで、気になるやぁん」と私が突っ込むとあっさりと話し始めた。一応そうは言ったものの、本当は聞いてもらいたかったんだなというのがすぐにわかるくらい素直な話し始めだった。



「でもな、ひきずる大人がいるねんなー」とSさん。


あらゆる予測ができた。姉と喧嘩したのか。学校で教師ともめたのか。はたまた親との喧嘩か。どれもよくあることだ。




話を5分と聞かぬうちにピンときた。同じ塾の某男性講師のことだった。彼は私の前任で彼女らに英語を教えていたが、先生と彼女らが合わなかったので私が後任になったと上司から聞かされていたからだ。


合わなかったと聞いてから、なんとなくその様子が想像できた。先生のほうはと言えば、真面目と誠実、優しさが服を着て歩いているみたいな形容が似合う人だったし、その反面、彼女らはやんちゃ極まりない。真面目な人からして見れば、高い月謝を払って通っておきながら、ぴーちくぱーちくおしゃべりをして、先生をからかって勉強をそんなにせずに帰っていく彼女たちを理解できないのも、まぁわからんでもない。



しかし、「合わない」の度合いは私の想像をはるかに超えていた。      続く

・・・つづきはこちら

ちっぽけな勇気

今年もバイトに明け暮れたクリスマスだった。

クリスマスは恋人たちのため・・・なんていうのは学生のためだけに存在するのかもしれない。平日ならば社会人は仕事だし、残業でも入ろうものならデートどころではない。学生最後のクリスマスだというのに、結局私はそんな学生の特権を行使出来ずにいるのだけれど・・・・。


街も仕事もその余韻に浸る暇を与えない。街はそそくさと来る新年に向けて装いを変えてしまったし、仕事も仕事で怒涛である



今回は珍しく朝型の冬期講習。6時に起きて出勤せねばならないのは結構眠いししんどいけれど、夕日を背に家路につけるのは案外便利だ。


スーパーだって開いている。ゴールデンタイムのTV番組だって見られる。仕事の帰りにどこかの駅のショッピングモールに足を伸ばすことも可能だ。

何より塾の業務形態というのは基本的に、人間の体のリズムとは逆行しているので、単純に朝起きて夕方帰るというスタイルは気分がいい



ただ、清清しいこんなスタイルにも欠点はある。

出勤の時間帯が朝のラッシュと重なってしまうこと私の住んでいるところは電車の始発駅ではないので絶対に空席など残っていない。そうなると大勢の中で、立っているのはなかなか苦痛だ。


今日は私の自転車が原付に囲まれていて出すことができず、仕方なく歩いて駅まで向かったのだが、駅につくころにはすっかり足は疲労していた。
この足で手すりだけで自分の体重を支えるのは不可能だ・・・と判断して、壁際に立っていたサラリーマンに声をかけ、立ち位置を変わっていただいた重い荷物を持っているにもかかわらず、快く譲ってくださったそのおじさんにただただ感謝である


そしてこれは私にとっても大きな一歩であった。今までこうして誰かに頼んだことがなかったから。でも声をかければ案外すんなりと譲ってくれるものだな、と実感した。


去年の初冬、介護等体験で一週間ほど京都方面の通勤電車でラッシュに揉まれた。そのときは、私はまだ片手でつり革を掴み、余裕で立っていられたのだ。
1年て、短いようで長い気がする。。昔の私を思い出しては、不思議な感覚に陥る。「あんな難しいこと」を私は難なくやってのけていたのか、と。

通勤ラッシュにもまれるのだって何ともなかったのに。そのときの不快感と言えば、無数のおっさんの口臭であったりしたが、今は「こけはしないか」という心配事が電車を降りるまでぐるぐる渦巻いている。


本当に情けない。そんなに長い時間、電車に乗るわけではないのに。。日ごろ何気なくしていたことの数々が、あまりにも尊いものだった。もろいものだった。そのありがたさをかみ締めて、必死に守らなければいけなかった。。


そんな状況でずっと踏ん張っている&精神的な緊張で勤務先の駅に着くころにはすっかり息が上がってしまう。一応教室に入る前に廊下で息を整えてはみるのだが、私の「お疲れ様です」は朝イチのそれとは思えないほど掠れている。まるでもうすべての勤務を終えた後のように。


歯がゆいなぁ、もどかしいなぁ。。でも、これが今の私の現実なのだから、受け入れてあげなければ。


もし、数年前の私に何か伝えることができたなら、普通の生活をもっともっと味わっておくようにというだろう。満員電車に揺られるような、そんなほんの些細なことを。。



春から社会人になるのに、こんなことで大丈夫なのか、という思いがよぎる。



教職員人事課から電話があったのは、そんなときだった。



まだ若そうな人事担当のSさんは気さくな人で、

「めぐさんが4月1日から採用されるにあたってね、いろいろ配慮しなければならないことについて一度直接お会いして話をしたいと思うんですよ。年明けはいつ都合がいいかな?あ、お休みは旅行に行ったり、バイトがあったりするかな??」



バイトはあっても、旅行って言う選択肢はないなぁ・・金がない



バイトが新学期移行日で休みになっている1日を指定すると、担当の人は、


「5階にね、●●っていう小さな部屋というか、会議室みたいなんがあるんですけどね、そこへ来ていただいて、そこの者に『Sに呼び出された』って言ってくれれば僕行きますんでー」



「学校の事以外でも、めぐさんが日常生活で気になることがあればお伺いしたいと思うんでね、お会いする日までに話すことをまとめておいていただけるといいかと思うんですわ」



そう言っていただけると、こちらも非常に心強いです、と告げ、電話を切った。



本当に心強い。  私が教師として勤まるだけの身体能力がなくなったら、リストラされてしまうのだろうか、と怯えていた。
もちろん、公立校の教員は公務員だから、懲戒免職にならない限り、リストラはない。しかし、現場を離れて、どっかの公的機関の事務員とかに降格される処分は往々にしてある。
それでも私にとっては「リストラ」に等しい。


私に難しいところは助けようとしてくださっているのが判って、すごく安心したのだ。



偶然じゃないんだね、私が受かったの。教師になってもいいって、きちんと認められていたんだね。



それが嬉しかった説明会の時に感じた大阪の教委は一緒に働きやすそうな感じだなという直感は間違っていなかった。


ここまで良くしてくださるのだから、私はもう本当に『全体の奉仕者』として奮闘する義務がある、と決意を新たにした。




*バイトの話もしたいけど、また今度ねやっぱり講習は疲労度が違うので、一気にブログを書く気力が起こらないんですよ

The Man I Loved...

めざましより、15分早く目が覚めた。浮き足立つような、不安の混じるような、変な気持ちがした。

前夜に飲んだ風邪薬が功を奏して、常に鼻をかんでいないとずるずるだった鼻水も、幾分引いていた。鏡を見た。前日までトナカイみたいだった私の鼻も幾分マシになっていた。

よし、これならファンデーションで隠してしまえる。



いつもより丁寧に化粧を施した。丁寧にする必要なんかどこにもないのに。



約束の3分前、約束の場所へ着いた。見慣れた姿はまだない。

授業でも微妙な遅刻は度々あるので、今日も少し遅れてくるのだろうと私は待った。



カバンの中のケータイが振るえ、電話に出る。


私の名前を呼んだ、ほっこりしたその声に、心があたたかくなるのは感じたものの、どこかあたたまりきらない部分が前より大きかったのも、同時にわかった。



見慣れた顔を見つけ、声をかけた。


そういえば授業以外で、こうして約束をして二人きりで会うなんて、これが初めてだ。


彼は彼の隣の席に、私を座るよう促す。


同じテーブル。隣の席。手を伸ばせば触れられる距離にいるのが、なんだか不思議だった。でも、私の心は落ち着いたまま。。


討論会が始まるまでの間、私と彼のした話と言えば、その日の討論の話題と教職の話、卒論の話。


彼と話をしていて気づいたことがある。彼はきっと、これまでもこれからも私を女としては意識しない。

彼は、私が教員志望で、教員になるから、興味があるのだ。
彼は教員仲間がほしいだけなのだ。。



仮に私を女として意識するかもしれなくても、彼は恋人や配偶者と教育の話がしたいのだ。


彼は絶対自分と同じ教員である女性と結婚するだろう。


でも、私は恋人や配偶者とは、そりゃ時には教育の話もしたいけれど、やっぱ四六時中そういう話は肩がこる。
私はむしろ、人生観とか精神論とか、そういう次元で話を絡めたいし、時には馬鹿なことを言い合って、ふたりお腹がよじれるまで笑いたい。そういうタイプだ。


きっと彼とずっと一緒にいたら、私は疲れてしまう。。というより、恋人や配偶者に求めているものが違いすぎる。
恋人や配偶者だからこそ、仕事がなんだとか、立場がなんだとか、そういうもの全部関係なく、自分そのものを見て欲しいというのは私だけではない筈だ。


私の推論が正しければ、彼の考えというのは、女性が「医者か弁護士と結婚したい」なんていうのと同じ次元ではないのか。。



彼は、学習年齢は高い。何でも知っているし、私の興味のないことも熱心に勉強する。


でも、ひとりの男としては実年齢よりも少し低い。


それに若干謙虚さに欠ける



いちど気づいたら、気づくわ気づくわ欠点・・・。。ってか、今までは良いとこしか見えてなかっただけだけど。。



リーダーシップも取れるし、細かなところによく気がつく。人当たりもいい。隣に居るだけで根拠のない安心感がある。教員としては申し分ない資質を持っている。受けたところからすべて合格通知をもらうのも頷ける。


この笑顔はやっぱり大好きだ、と思うし、隣にいたらほっとはするけれど、会話をすると小さないらいらがたまっていく。
おそらく恋愛経験は少ない。オンナゴコロにも疎い。まぁこれはだいぶ前からわかっていたけど。。でもだからこそ期待させるような言動を本人は無意識にする。


きっと、恋愛に勤しむより、子どもと戯れてたり、ボールを追いかけてるほうがすきなんだろうなぁ・・・。それはいいことではあるけど、そういう子どもっぽさは若干女性を疲れさせるよ・・。。



すぐ近くにある彼の完成された肩を見ながら、そんなことを考えていた。


全体的に細身なのに、無駄なく筋肉がついていて、肩から腕のそれは近くで見れば見るほど案外たくましい。
彼が昔からやっているスポーツを連想させる。 



また少し、私の心は彼から遠ざかった。


捨て犬の真実基準

卒論を書き終えた。先生のオフィスアワーには、何とか間に合った。


書き終わる前は、書き終えたらきっと清清しいと思っていた。確かに書き終えた瞬間は達成感があった。


でも今は・・・・・・・。。






オフィスアワーの時間帯は大学院の演習室にいると言っていたので、先生が居る筈の演習室へと向かった。ドアをノックしようとして、ふと思いとどまる。中から聞こえてくる声が、どうも声の質が違う。


後ろ側のドアから前側のドアの方へまわり、中から聞こえてくる声に耳をそばだてた。


『・・・・金剛山の・・・・・・・キジが・・・・』


途切れ途切れに聞こえてくるのは、そんな単語。

『金剛山のキジ?』何の授業やねん 奈良の桃太郎か



何かあったら電話をするようにと言われていたので、居る筈の場所にいるのがA先生ではないのがわかると電話を入れてみた。

いつもなら、どんなに忙しくても電話には必ず出はるのに何故か出ない。


うむむ???



とりあえず言われた場所にいないのは確かなので、大学院棟から文学部の研究棟に向かった。個研は真っ暗。合研も真っ暗。。


Where ??



もう一度、大学院のほうへ向かうも、状況に変わりなし    



帰ろうか。しかしせっかく書いたのだから何かコメント(またの名をダメ出し)を貰ってからにしたい。もしかしたらその前の授業のあと、学生の質問に答えているのかもしれない。その教室に行けばいるかもしれない・・・と5号館に向かって歩き出した。すると見覚えのある姿が前方から近づいてくる。


やっと見つけた(学校に着いてから40分後)


院生とお茶を飲んでいたという。初めから学食行けば早かったのね・・・   


今回も『』とか書式の問題での訂正をするように言われただけで、文章の訂正はほとんどなし。いいのかな?コレで。。


一応その訂正箇所を直すこと、くらいで内容はOKを貰った。


「よくやった」と先生。


一箇所、文献の解釈に疑問を持っていたが、私の解釈で合っていると言われ、ほっとした



その後、春から教員になることについて少し話をし、いずれ修学休暇を利用して院に進みたいことを改めて言うと、いつもは即座になんらかの返事をする先生が、「良いことだと思う」と言いながらも言葉を濁した。


その表情と様子を見て、悟った。   


あ、私が大学院に行くのは、あまり賛成でないのかもしれない・・と。


論文の事で初めにスラングについて研究したいと言ったときも、ダメだとは言わず、ただ首を縦には振らずに言葉を濁し続けた。


先生は余程の事でない限り「ダメ」とは言わない。ただ、そう言わないだけでそう向かわないように仕向けるのだ。


あ、私には出る芽はないと言うことか。。わかってはいたけど、はっきりした。

ただ先生はしきりと教頭・校長になるのに必要な大学院の課程の話をしていたから、それに気が進まないのかもしれないが、私の意図はハッキリ伝わらなかったらしい。
私は管理職にあまり興味はなく、定年までいち、教諭で在りたいと思っている。まぁでもそれは、教頭や校長の職務についての詳細を知らないというのもあるし、またそれらの仕事を知れば「なりたい」と思う日が来るかもしれないが。

私が院に行きたいのは、別に教頭や校長になりたいからではない。英語学をもう少し勉強したいという気持ちからだ。
ただ現職でありながら行く場合、何の専攻であろうが専修免許状を取得するのが条件だが。


まぁ、そっちにしても出る芽がなければ、いくら水をやっても意味がない。



大学院に進むことはもうないかもしれない可能性が、また濃くなった。


そう思ったら、急に寂しくなった。卒論を書き上げた私は、数ヵ月後にはここを去る。


無意識でずっと来たけれど、この大学は私が思っている以上に私の精神的な土台であったらしい。


まるで捨て犬のように心細い。ここを卒業したら、本当に私はひとりなのかもしれない。


帰る家をなくすような、そんな哀しみにふっと覆われている。。。

ラストスパート

床ずれ疑惑は、少しずつ払拭されつつある。

あれから、同じような傷ができていない・・というのと、看護師である友達が「できるとしても、そんなところに床ずれは通常はできない。まぁ、めぐさんの体の支え方に癖があったとするならまた別だけれど、めぐさんの今の状態から考えても、床ずれができるほど動けていないとは思わない。」とのことで。


医療のプロからそんな回答が得られれば、安心する。単純だけど、それが知識のない一般市民というものかも

このまま何事もなく、疑惑が去ってくれればいい





18日は14時から22時までゼミ。先生もほとんど何も食べずにしんどいだろうと思う。


ほとんどの子が完成して、事務に提出するのとは別にコピーを取って先生に出していく中、私を含め5人はうんうんと唸っていた。
英語における命名法を研究しているKくんは、「俺、先生に『好きに書け』って言われてんけどさぁ、好きに書いたらダメ出し食らうねん


「好きに書け」が一番困るよな



風邪のひどさがピークを迎えていた私は、「もう組み合わせなんて・・・あったかけりゃいい」とくまみたいにもこもこに着膨れてゼミに行き、バッグからはMy箱ティッシュ笑   皆の笑いを誘ったけど、これネタじゃなくて真剣
そんな私を見て、またもKくんが「めぐさん、点滴してもらってき」


効くのか?と尋ねると、ゼミ生の何人かが「なんか知らんけど、めっちゃ元気になる」と口を揃える。


この「なんか知らんけど」元気になるというのが、点滴のミソらしい





ゼミでただひとり教採に全滅だった女の子が、某大学の付属高校の試験に合格し晴れて就職が決まったそれも私学では珍しく、教諭で採用。待遇もいいらしい
先生は、院のゼミ生は全員、そして学部のゼミ生でも3人、教員になる者が出たのは快挙だとご満悦
確かに快挙かもしれない。英語教育学を専門にもしているB先生のゼミでも教員志望者は多くいたけれど、そのうち1人は院に進学するし、他の子も受かったという話を聞かない。


そして、いそいそとその子の論文になにやら書き加え、高笑いをする先生。そして「共犯者になってくれよな。まぁ・・(学会で)叩かれるのは私だけど」とにやっとその子を見やって笑う。
結構Aゼミのゼミ生は先生の持論を代弁するような卒論が多い。私のものだってそうだ。しかし、私の論文内容はそんなに意外性はない。
でも、その子の論文内容はおそらく英語学者たちを揺らがせること間違いなし。だって・・・・


『英語に未来時制などない』     なのだから。私もその持論は初めて聞いたから、ド肝を抜かれた。


そんなのは知らなかったと言うと、大学院の講義では正式にこの新理論を思いっきり展開しているらしい。なるほど、知らなくて当然か。


高笑いした瞬間の先生が、「教授」ではなく「言語学者」の顔になっていて、やっぱり先生はこういうときがいちばん生き生きしているなと感じた瞬間だった。
ただ、生きる糧を得るために教授職に就く人よりも、こういう研究が好きだというのが滲み出ている先生はいい


さて肝心の卒論だが、先生に見せても添削らしい添削は一向になく、あると言えば空白をあけるべきとか、ここは詰めとくべきとか、ここは『』じゃなくて' 'の方がいいとか、そのようなことが主だ。


ちゃんと書けていると言えば聞こえはいいが、若干こうまで添削箇所が少ないと不安になってくる。



今現在、第三章の第二節まで書き、あとは月曜までに第三節と、結論を書き、目次や参考文献、表紙をつければOKだ


「めぐさんの論文はねぇ、隙がないんですよねぇ。・・・いや、隙がないのは良いことなんですよ、きちきちっと理論的に書かれてあるから。でも、だからなかなかページ数が埋まらない」


あははバレてる~ 頭で文章を考えてからでないと書けないし、論理的な文章にするために必要なもの以外の余計な言葉は削ぎ落としているのだ。それでもどんどんページが埋まっていくのが、学を積んでいる人なのだろうが、かなしいかな、そこは私も所詮は学部生・・・なのだ。。


「こことここの間もスペース取ってしまえ~wwページがだいぶ違うぞ。ほら、ここもここも



そんなん勧める教授もまぁ珍しいだろうな  スペースを取ったって稼げる行数は限られてくるから、論をもっともっと膨らまさなければならない。


さて、今からバイト行って、帰ったら明日までに仕上げるぞ
土曜にチェックを入れてもらって、月曜に本提出

床ずれ??

「足や股関節の影響で寝返りが打ちづらくなる・・・ということはありますか」



そう問うた私に担当のP.T.は、YesともNoとも言わず、訝しむような表情を私に投げかけた。


私は男性P.T.から死角になるところに自分の体を向け、着ていたNIKEのハーフパンツのウエストを少しめくった。


下着のゴム(なんだろうか。違うような気がする。イマドキ、ウエストゴムの下着なんて誰も履かんだろう。でも何と表現していいかわからない。自分の着ている下着なのに素材がよくわかってない)が当たるか当たらないかの場所。腰骨がちょうど張り出しているあたりには、不釣合いなバンドエイドがでかでかと張ってあった。ガーゼ部分には、朝張り替えたばかりだというのに、少し膿がにじんでいるのが見て取れた。



「これ、どうしたん?」


ようやくP.T.がその口を開いた。事の次第を私は伝えた。



数日前に患部の擦過傷のようなものを見つけたこと。ズボンやスカートの生地が擦れて痛いのでバンドエイドを張っていること。どこにもぶつけたり擦ったりした覚えがないこと。。


CPが少し悪化してからは、ほとんどないに等しかった歩行時の上半身の揺れや腰の揺れが増えたから、細いところをすり抜けたり通るときによく足や腰をぶつける・・ということはある。しかし、ぶつけたのなら打ち身やアザになるはずだ。このようなじくじくとした擦過傷にはならない。



不吉な考えが頭をよぎる。


そういえば、ここ何ヶ月か眠ったときの姿勢で目覚めることが多いよなぁ・・とか。
腰の痛みで目が覚めたら、それは着ていたスウェットの凹凸が腰に当たりっぱなしで痛かったことを知ったりとか。。


―――‐―もしかして私は無意識のうちに寝返りを打つことができてないんじゃないか?
       今回の擦過傷もずっと同じ位置で寝ていたからじゃないか?



小さい頃はベッドなんてウチになかったから無意味にごろんごろん転がって遊んでいたけれど、そういえば最近、特定の方向への寝返りは覚醒時でも今からこっちに行くぞ!と自分で意識しなければ難しくなった。
でもだからって、床ずれなんて・・・・。。



「床ずれかな?なんて思ったんですけど、そんなんあるわけないですよね。だって床ずれって、長時間寝ることの多い介護が必要なおじいちゃんとかにありがちなイメージじゃないですか」


大きな影を自ら払拭するかのように、私の声は妙に明るかった。何故かその声は、訓練室の中で浮いて響いた。


「めぐみちゃん。床ずれは2時間程度同じ場所に圧が掛かり続けただけでもできるのよ」



・・・・・・・・・・・・・ぇ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



知らなかった。



「でも、比較的栄養状態のよくない人が床ずれにはなりやすいし、あなたの場合、若くて栄養状態も悪い感じじゃないでしょう。体力もある。それに自力で動けないほど身体機能がないわけじゃないからそれだけで床ずれと判断するのはできないけどぉ、」


P.T.の声はいつもと同じトーンだったが、僅かに固かった。

どうしたの?いつもみたいに豪快に「そんなのお年寄りがなる病気よー。あんたはまだまだ」とかって笑い飛ばしてはくれないの?


「けど、この間疲れてベッドに腰掛けたまま上半身だけ布団に倒したまま朝になってたとも言ってたでしょう。」



皆で笑い話にしたものだった。
リハビリとバイトが重なっている日に、帰宅後あまりの疲労に荷物を置いて、コートを脱いだらそのままベッドに座って「5分だけ」とバタっと上半身を倒した。そのまま目が覚めると日が昇っていて、体のあちこちが痛かった。
「器用な寝方するねー」なんて皆に笑われたものだ。


「それくらい疲れているときだと、普通の寝方をしたとしても寝返りを打つ体力もないくらい疲れていてできないということはあるかもしれんね。まぁでも股関節が固くなってくれば、前よりも打ちにくくなる可能性はあるよ」


やっと初めの問いの答えが出た。



今後も患部がひどくなるようなことがあったら皮膚科に、同じことが繰り返されたらすぐに伝えるように念を押された。


自宅でできるリハビリをもう1つ教わった。簡単そうに見えて案外しんどい。でも筋トレの一種だと思えばいい。



いつも渡される蛍光ピンクのナイロンバッグ。カルテと医療点数計算用紙が入っている。



「あ、今日はね、カルテ受付に置いてるから受付で声掛けて支払いして帰ってー」



偶然だろうな、とは思うけれど、カルテに私が見て都合の悪いものが書かれていて、だから私に直接渡さないのか・・・なんていうげすの勘ぐりをしたりしてしまう自分が嫌だった。
そもそも私がカルテを見ているところを誰かに見られたことはないし、見た後も向きから何から元のままにそのバッグの中にしまっているのだ。まさか、知らまい。



もし、これがただの擦り傷じゃなく、床ずれだったら?



闇がぽっかりと口を開けたのが見えた気がした。。

・・・つづきはこちら

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