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Think&Said to Myself

日々の日記と思いをミク●ィより赤裸々に(笑)綴りますw

カテゴリー「CPとつきあう」の記事一覧

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ちっぽけな勇気

今年もバイトに明け暮れたクリスマスだった。

クリスマスは恋人たちのため・・・なんていうのは学生のためだけに存在するのかもしれない。平日ならば社会人は仕事だし、残業でも入ろうものならデートどころではない。学生最後のクリスマスだというのに、結局私はそんな学生の特権を行使出来ずにいるのだけれど・・・・。


街も仕事もその余韻に浸る暇を与えない。街はそそくさと来る新年に向けて装いを変えてしまったし、仕事も仕事で怒涛である



今回は珍しく朝型の冬期講習。6時に起きて出勤せねばならないのは結構眠いししんどいけれど、夕日を背に家路につけるのは案外便利だ。


スーパーだって開いている。ゴールデンタイムのTV番組だって見られる。仕事の帰りにどこかの駅のショッピングモールに足を伸ばすことも可能だ。

何より塾の業務形態というのは基本的に、人間の体のリズムとは逆行しているので、単純に朝起きて夕方帰るというスタイルは気分がいい



ただ、清清しいこんなスタイルにも欠点はある。

出勤の時間帯が朝のラッシュと重なってしまうこと私の住んでいるところは電車の始発駅ではないので絶対に空席など残っていない。そうなると大勢の中で、立っているのはなかなか苦痛だ。


今日は私の自転車が原付に囲まれていて出すことができず、仕方なく歩いて駅まで向かったのだが、駅につくころにはすっかり足は疲労していた。
この足で手すりだけで自分の体重を支えるのは不可能だ・・・と判断して、壁際に立っていたサラリーマンに声をかけ、立ち位置を変わっていただいた重い荷物を持っているにもかかわらず、快く譲ってくださったそのおじさんにただただ感謝である


そしてこれは私にとっても大きな一歩であった。今までこうして誰かに頼んだことがなかったから。でも声をかければ案外すんなりと譲ってくれるものだな、と実感した。


去年の初冬、介護等体験で一週間ほど京都方面の通勤電車でラッシュに揉まれた。そのときは、私はまだ片手でつり革を掴み、余裕で立っていられたのだ。
1年て、短いようで長い気がする。。昔の私を思い出しては、不思議な感覚に陥る。「あんな難しいこと」を私は難なくやってのけていたのか、と。

通勤ラッシュにもまれるのだって何ともなかったのに。そのときの不快感と言えば、無数のおっさんの口臭であったりしたが、今は「こけはしないか」という心配事が電車を降りるまでぐるぐる渦巻いている。


本当に情けない。そんなに長い時間、電車に乗るわけではないのに。。日ごろ何気なくしていたことの数々が、あまりにも尊いものだった。もろいものだった。そのありがたさをかみ締めて、必死に守らなければいけなかった。。


そんな状況でずっと踏ん張っている&精神的な緊張で勤務先の駅に着くころにはすっかり息が上がってしまう。一応教室に入る前に廊下で息を整えてはみるのだが、私の「お疲れ様です」は朝イチのそれとは思えないほど掠れている。まるでもうすべての勤務を終えた後のように。


歯がゆいなぁ、もどかしいなぁ。。でも、これが今の私の現実なのだから、受け入れてあげなければ。


もし、数年前の私に何か伝えることができたなら、普通の生活をもっともっと味わっておくようにというだろう。満員電車に揺られるような、そんなほんの些細なことを。。



春から社会人になるのに、こんなことで大丈夫なのか、という思いがよぎる。



教職員人事課から電話があったのは、そんなときだった。



まだ若そうな人事担当のSさんは気さくな人で、

「めぐさんが4月1日から採用されるにあたってね、いろいろ配慮しなければならないことについて一度直接お会いして話をしたいと思うんですよ。年明けはいつ都合がいいかな?あ、お休みは旅行に行ったり、バイトがあったりするかな??」



バイトはあっても、旅行って言う選択肢はないなぁ・・金がない



バイトが新学期移行日で休みになっている1日を指定すると、担当の人は、


「5階にね、●●っていう小さな部屋というか、会議室みたいなんがあるんですけどね、そこへ来ていただいて、そこの者に『Sに呼び出された』って言ってくれれば僕行きますんでー」



「学校の事以外でも、めぐさんが日常生活で気になることがあればお伺いしたいと思うんでね、お会いする日までに話すことをまとめておいていただけるといいかと思うんですわ」



そう言っていただけると、こちらも非常に心強いです、と告げ、電話を切った。



本当に心強い。  私が教師として勤まるだけの身体能力がなくなったら、リストラされてしまうのだろうか、と怯えていた。
もちろん、公立校の教員は公務員だから、懲戒免職にならない限り、リストラはない。しかし、現場を離れて、どっかの公的機関の事務員とかに降格される処分は往々にしてある。
それでも私にとっては「リストラ」に等しい。


私に難しいところは助けようとしてくださっているのが判って、すごく安心したのだ。



偶然じゃないんだね、私が受かったの。教師になってもいいって、きちんと認められていたんだね。



それが嬉しかった説明会の時に感じた大阪の教委は一緒に働きやすそうな感じだなという直感は間違っていなかった。


ここまで良くしてくださるのだから、私はもう本当に『全体の奉仕者』として奮闘する義務がある、と決意を新たにした。




*バイトの話もしたいけど、また今度ねやっぱり講習は疲労度が違うので、一気にブログを書く気力が起こらないんですよ

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床ずれ??

「足や股関節の影響で寝返りが打ちづらくなる・・・ということはありますか」



そう問うた私に担当のP.T.は、YesともNoとも言わず、訝しむような表情を私に投げかけた。


私は男性P.T.から死角になるところに自分の体を向け、着ていたNIKEのハーフパンツのウエストを少しめくった。


下着のゴム(なんだろうか。違うような気がする。イマドキ、ウエストゴムの下着なんて誰も履かんだろう。でも何と表現していいかわからない。自分の着ている下着なのに素材がよくわかってない)が当たるか当たらないかの場所。腰骨がちょうど張り出しているあたりには、不釣合いなバンドエイドがでかでかと張ってあった。ガーゼ部分には、朝張り替えたばかりだというのに、少し膿がにじんでいるのが見て取れた。



「これ、どうしたん?」


ようやくP.T.がその口を開いた。事の次第を私は伝えた。



数日前に患部の擦過傷のようなものを見つけたこと。ズボンやスカートの生地が擦れて痛いのでバンドエイドを張っていること。どこにもぶつけたり擦ったりした覚えがないこと。。


CPが少し悪化してからは、ほとんどないに等しかった歩行時の上半身の揺れや腰の揺れが増えたから、細いところをすり抜けたり通るときによく足や腰をぶつける・・ということはある。しかし、ぶつけたのなら打ち身やアザになるはずだ。このようなじくじくとした擦過傷にはならない。



不吉な考えが頭をよぎる。


そういえば、ここ何ヶ月か眠ったときの姿勢で目覚めることが多いよなぁ・・とか。
腰の痛みで目が覚めたら、それは着ていたスウェットの凹凸が腰に当たりっぱなしで痛かったことを知ったりとか。。


―――‐―もしかして私は無意識のうちに寝返りを打つことができてないんじゃないか?
       今回の擦過傷もずっと同じ位置で寝ていたからじゃないか?



小さい頃はベッドなんてウチになかったから無意味にごろんごろん転がって遊んでいたけれど、そういえば最近、特定の方向への寝返りは覚醒時でも今からこっちに行くぞ!と自分で意識しなければ難しくなった。
でもだからって、床ずれなんて・・・・。。



「床ずれかな?なんて思ったんですけど、そんなんあるわけないですよね。だって床ずれって、長時間寝ることの多い介護が必要なおじいちゃんとかにありがちなイメージじゃないですか」


大きな影を自ら払拭するかのように、私の声は妙に明るかった。何故かその声は、訓練室の中で浮いて響いた。


「めぐみちゃん。床ずれは2時間程度同じ場所に圧が掛かり続けただけでもできるのよ」



・・・・・・・・・・・・・ぇ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



知らなかった。



「でも、比較的栄養状態のよくない人が床ずれにはなりやすいし、あなたの場合、若くて栄養状態も悪い感じじゃないでしょう。体力もある。それに自力で動けないほど身体機能がないわけじゃないからそれだけで床ずれと判断するのはできないけどぉ、」


P.T.の声はいつもと同じトーンだったが、僅かに固かった。

どうしたの?いつもみたいに豪快に「そんなのお年寄りがなる病気よー。あんたはまだまだ」とかって笑い飛ばしてはくれないの?


「けど、この間疲れてベッドに腰掛けたまま上半身だけ布団に倒したまま朝になってたとも言ってたでしょう。」



皆で笑い話にしたものだった。
リハビリとバイトが重なっている日に、帰宅後あまりの疲労に荷物を置いて、コートを脱いだらそのままベッドに座って「5分だけ」とバタっと上半身を倒した。そのまま目が覚めると日が昇っていて、体のあちこちが痛かった。
「器用な寝方するねー」なんて皆に笑われたものだ。


「それくらい疲れているときだと、普通の寝方をしたとしても寝返りを打つ体力もないくらい疲れていてできないということはあるかもしれんね。まぁでも股関節が固くなってくれば、前よりも打ちにくくなる可能性はあるよ」


やっと初めの問いの答えが出た。



今後も患部がひどくなるようなことがあったら皮膚科に、同じことが繰り返されたらすぐに伝えるように念を押された。


自宅でできるリハビリをもう1つ教わった。簡単そうに見えて案外しんどい。でも筋トレの一種だと思えばいい。



いつも渡される蛍光ピンクのナイロンバッグ。カルテと医療点数計算用紙が入っている。



「あ、今日はね、カルテ受付に置いてるから受付で声掛けて支払いして帰ってー」



偶然だろうな、とは思うけれど、カルテに私が見て都合の悪いものが書かれていて、だから私に直接渡さないのか・・・なんていうげすの勘ぐりをしたりしてしまう自分が嫌だった。
そもそも私がカルテを見ているところを誰かに見られたことはないし、見た後も向きから何から元のままにそのバッグの中にしまっているのだ。まさか、知らまい。



もし、これがただの擦り傷じゃなく、床ずれだったら?



闇がぽっかりと口を開けたのが見えた気がした。。

・・・つづきはこちら

Night has come

この間、久しぶりに地元のP.T.に電話をすると、嬉しいしらせを聞いた。


かつてブログでも書いたことがあったと思うが、同じ障がいを持つ年齢もそう違わない人が、無事出産したらしい

自然分娩ではなく、帝王切開だったらしい。私も股関節の開き具合によっては、将来帝王切開でなければ出産できないかもしれない・・とはP.T.から聞かされている。

しかし彼女の場合、股関節がどうの・・という問題で帝王切開になったのではなく、私もそれまで知らなかったのだが、1型糖尿病という持病を患っており、その影響で自然分娩だと危険かもしれないということで・・らしかった。


久しぶりに聞いたいいニュース。股関節が弱いと、子どもの体重が増えるに連れて抱っこして歩く・・とかいうのが難しくなる。子育てでも数々の困難が伴うだろう。自分で頭を絞ってどうすればいいのかと工夫しなければならないことが山ほどあるのは想像に難くない。


良い先輩ができた、と思う。彼女なら、どんな困難でもぶつかって乗り越えて切り開いていくだろう。


私も人の親になったときは、彼女から学べることが多くあるはずだ





・・・つづきはこちら

夜間装具

リハビリの後にバイト・・・というのにもだいぶ慣れてきたけれど、やはり帰ってくると眠気&独特の疲労感が襲う。今日も、まだまったく書けていない卒論第3章を書かなければならないのに、もう頭が働きそうにない

このブログを書いたら数時間仮眠を取って卒論執筆を頑張ろうと思う。





「夜間装具をつけてみない?」と担当のP.T.(理学療法士)が言った。


最近くるぶしの骨の出っ張りが退化しているような気がして、それをP.T.に話したのだ。前々から内転の悪化で内くるぶしの骨がいくらか筋肉に埋もれ目立たなくなって足首が前より寸胴に見えていたけれど、つい最近、外くるぶしにも同じような状態が見られることに気づいたのだった。

女として、きゅっとした足首・・・というのはなかなか諦めたくないもののひとつであるが、それがあったのは小5が最後だと思う。どちらか片一方だけなら、ファッションなどでごまかすことは出来るが、さすがに内外両方のくるぶしの骨となれば頭を抱えてしまう。
素足でスカートだって履きたい。


・・・・・ヤカンソウグ??


すぐに言葉の音と意味が頭で一致しなかった。今まで聞いた事のないものだったからだ。「夜間に装具をつける」のではなく「夜間装具」でひとつの単語らしい。。むむむーん


このブログでも紹介したことがあったかどうか思い出せないので、紹介すると装具とは、まぁ形状は障がいの種別や度合いによって多少の差はあるのだが、靴と同じように、履いて筋肉の状態を矯正したり、筋肉の硬直を防ぐ治療器具のひとつである。


足に障害がある場合、その箇所によって、普通の靴と変わらず足首までの長さのもの、膝下までのもの、太ももから足先までがっちり覆うタイプのもの・・があり、私は内転が膝から下の部位なので装具をつけるならば膝下までのものを使う。


昼間つける普通の装具は、幼少期から小学校の低学年まで使用した。金具が入っていて普通の靴とはかなり見た目も違うのでからかわれることもあったが、男子たちにはメカかなにかのように見える子もいるらしく、「それカッコいいから履かせて」なんて言ってくる子もいたっけ


何故つけなくなったかと言えば、小さい頃から服装などの見た目は気にする方だったので、装具のどうしようもないファッション性のなさ(ファッション性なんて追求していないから当然ではあるけど)と、金属がついているので単純に靴自体がめっちゃくちゃ重く、駆けずり回って遊ぶにはいささか不便だったからだ。


ヤカンソウグって何ですか?と尋ねると、文字通り寝ている間にはめて、筋肉が縮むのを防いだり、内転を緩和させたりする装具の一種なのだそうだ。

さすがにこの年齢になって、昼間外出するときに装具をしてくれと言われれば色々なことが気になって、躊躇すると思うが夜間、それも寝ている間なら検討する余地は充分にある。でも装具の特性上、重くて寝心地が悪かったら嫌だなーまぁでも、昼間の装具とは少し構造が違うみたいだけれど。。


「みんなねぇ、筋肉が柔らかくなったとか、歩き易くなったって聞くよ欠点は夏場は相当暑いみたい・・・


そりゃぁねぇ。。裸足でも暑いのにその上からひざ下から足先までごっついので覆って寝るんだから暑いわな


夜間装具が必要かどうか、整形外科の医師の診察が必要らしい(P.T.は専門職ではあるが、医師の資格はない)ので、月に一度、整外の先生が巡回してくれているという日に私も診察をしてもらうことになった。
病院と隣接している施設なのでいつでも医師の診察が受けられそうな感じがするが、やはり理学療法や作業療法などと整形外科は分けて考えられるものらしい。

特に私のようなCPの者は、普通の整形外科に行っても100%効果的なリハビリを受けることは出来ないので、リハビリを変えるときなどは調べることからして面倒くさい。
さらに医療制度が変わり、国は6ヶ月以上リハビリをしても回復が見込まれないとする場合、その医療負担額に国の予算を入れない・・・実質6ヶ月を越えるリハビリの打ち切りを決めた。


私のように機能回復なのが目的ではなく、今ある機能を維持するためにリハビリに通う人も沢山いる中、この決定は多くのリハビリが必要な人にとって打撃であった。


幸いにも今通っているリハビリ施設は、国の打ち切りを指定したリハビリ施設からは外れていたので、こうして6ヶ月以上通うことができている。

私の場合、リハビリに行くのと行かないのとで、そのときは大した差はなくても5年後、10年後は大きな差が出てくる。


その夜間装具とやらをつければ、また昔みたいに足首のくびれも戻ってくるかも・・と期待する一方で、夜間装具の値段はおよそ15万円。(両足)
補助金によって最低半額は出るらしいが、そこから先どれだけ多く負担してもらえるかは、世帯主の収入や本人の障がいの程度によって異なるという。でも一番良い条件では、本人負担額は1割なのだそうだ。

ひょえぇぇぇぇ~と素っ頓狂(だっただろう)顔で驚く私に、P.T.が笑う。

聞けば装具はどれもそのくらいの値段がすると言う。小さい頃、十何万もする装具を足がデカくなる度に買っていたのかと思ったら、もうもう両親を拝み倒したくなってくる・笑


早急に効果を期待するにはなるべく早くつけ始めるのがいいらしいけれど、いくら何割か補助が出ると言ったってすぐにほいほい出せるお金ではないし、親に言えば親に言ったで、「装具=それほど悪い」と受け取られかねない。
買うとしても4月以降になるとP.T.には告げ、1月にはとりあえず診察だけ受けることにした。







帰り際、見知らぬおばあさんに声を掛けられた。私がいつも同じ曜日のだいたい同じ時間帯に、同じ道を通りリハビリへ向かうので、何度かすれ違うことがあると言う。私はちっともそのおばあさんに気づいていなかった。


「その足はどうなすったの?」

「・・・生まれつきで」


話せば長いし、正確には生まれつきではないが、深く理解してもらう必要のない人や説明するのが面倒なときはこれで済ませてしまう。


「あらぁ~そう。にしても頑張るわねぇ。・・・・・・・かわいそうに。大変だろうけど、頑張ってね」


内心フクザツな思いを抱えて「ありがとうございます」と笑顔で返す。それが心の底からのものではないのは言わずもがな。

私だけではなくほかの障がいを持った人もおそらく同じだと思うけれど、「かわいそう」という言葉を毛嫌いする。過剰に反応する。


だって障がい=かわいそう なことではないから。
でも世の中の多くの人はそれをわかっていない。特に年配のおばちゃま世代がよく「かわいそう」と言う。


うちの祖母でさえだ。


でも本人は「かわいそう」と言われるのは、腹立たしくて仕方ないのだ。障がいを憐れまれたくない。憐れむべきものではないから。


「私は『かわいそう』なんかじゃない」と怒りにも似た感情を言った相手にぶつけたくなる日もある。


でも今日のおばあさんは、その表情を見れば悪意がないことは見て取れたから、たとえ表面だけでも取り繕うことに決めた。表現の仕方はどうあれ、その気持ちは嬉しいものだから。


でもやはり、おばあさんが去っていってしまうと、油断をすれば溢れそうになるなにかをぐっとこらえねばならなかった。
それは怒りにも似た感情であったり、それをぶつけられない苛立ちであったり、涙であったり。



黙って電柱にこぶしを押し当てた。ひんやりとその冷たさが伝わってきた。


本人と世間(特に年が上の)との認識のズレ。もどかしいけれど、でも、そのズレに抵抗を感じなくなってしまったら、それは私が「かわいそう」なのだと認めた証拠でもある。
いちいちこの感情の塊を自分の中で処理するのは、ものすごく精神力がいるけれど、でも私は「かわいそうな人」ではないから、抵抗できる自分でありたいと思う。


出来ないこともいっぱいあるけど、みんなが知らないこともたくさん知ってるもん。それはたとえ、日常生活の中で役に立たなくても、人生を生きるうえでの心の肥やしになるのよ


このブログを読んだ人は、間違っても「かわいそう」とは言わないでくださいね

現実に反する心の叫び

久々に体調を崩した。

不眠・寝汗・食欲不振・頭痛・頭重感・耳鳴り・胃のむかつき・肩こり
よくまぁ一時にこれだけ出てきたもんだ。複数の症状を出せるなんて体も器用だなそんな器用さいらないけどね

特に胃のむかつきから来る食欲不振が・・・。。何か食べると胃がむかむかするし、「食欲」自体はいつもどおりめちゃくちゃあって実際に食べ物を見ると「食べたい」と思うのだが、いざ食べようとすると胃が「いいわ~」と主張し始めるのだ。。

食は私の生きる楽しみのひとつなので、食べたいときに食べたいものがあるときに食べられないのがストレスになる



原因はこれだけの症状とその詳細から考えて、精神的なところから来るものだろう。自律神経が弱っていると考えるのが自然だ。
ストレスの原因もわかっている。ここのところ、ひどさを増す筋疲労。


たった数百メートルの距離を歩くのもしんどいと感じ、行くのが億劫になる。ちょっとそっからそこまで行っただけでも息が切れる。歩くたびに膝がダルく、その疲労感はひとりで歩いているときは何倍にもなる。


特にリハビリは、行った後は調子がいいが、行くまでに相当の体力を要する。駅から病院が遠いのだ。駅自体はバイト先の最寄り駅より数駅向こうにいったところだから、電車で30分もあれば乗り換えも含めて駅には到着できる。そんなに遠い距離ではない。しかし、駅から歩いてその病院までは急いで20分、普通に歩くと25分~30分は掛かってしまう。その歩くときが一番しんどい。足はダルいし、歩いているうちに汗をかき、今の季節湿った衣服を容赦なく北風が撫でていく
汗取りインナー・・・なんて今まで興味のカケラもなかったのに、ベタつく気持ち悪さと独特の寒さに耐えかねて今日は真剣にトリンプのカタログとにらめっこしていた。冬場は着替えを持っていくだけでもかさばるから、こうしたものが一枚あるだけで不快感が防げるのなら可愛くなくても買ってもいいかなぁと思う。

今日はバイトもあったので、気持ち悪くては授業にならないと朝から口に入れたのは胃薬を飲むために食べたビスケット数枚のみそれだけで23時まで食わずの状態でどうにかした。
帰宅したら、土日が休みなのをいいことに「食べたいもん食べよう」と決意し、おなかが一杯になるまで食べた。やっぱり食べること=幸せ


冬になったから、だから一時的に筋肉の状態が芳しくないのだと信じたい。でも去年の冬はここまでじゃなかった・・・。。
足を動かすのもぎこちない動きになるし、ひとつひとつの動作が鈍く、遅くなっている。そしてこの疲労感。
特に膝のすぐ上の筋肉と、ふくらはぎの疲労が顕著。

思うとおりにスムーズに動かないことへの苛立ちや情けなさが募る。単純に動くとしんどいから憂鬱というのもある。


自分の不甲斐なさを思い知る。自分の弱さを思い知る。自分はなぜこうなんだろうという思いがよぎる。



今までは夏のボーナスを貰ったら、それを頭金にして中古車を買おうと思っていた。でも最近は多少生活費を切り詰めてでも働き出したら一ヶ月でも早く欲しいと思うようになった。


明日は休みで、当初は難波にある和雑貨のお店を覗きに行く予定にしていたが、ヒキコします。。


 

過去が知らなかった喪失

今日は生憎の雨だった
この夏の、半端ないゲリラ豪雨&雷雨にも雷嫌いの私としてはだいぶ憂鬱な気分にさせられたが、冬の夜にしとしと降る雨もまた、容赦なく身体と心から熱を奪っていく。。


ここのところ、筋疲労なのか何なのか、少し歩いただけでも足がダル重い。ついこの間は、つり革ではなく手すり&壁にもたれていたにも関わらずだいぶ足にきた。少し焦る。。ここまでの変化は珍しいので一過性のものだとは思うけれど


少し早いが、自分へのクリスマスを買った

最近の筋疲労らしき変な症状に加え、ブーツの底が薄くなり歩いたときの衝撃がもろに足にくるので足の裏のタコがバージョンアップ(嬉しくない)していたので、気軽に履けるスニーカーが欲しいとこのところ思っていた。
底が薄くなったからと言って、ブーツを新調するのは安くても結構勇気が要る。。ブーツのほうは、ふかふかの中敷を購入してそれを底にはめて、痛みをしのぐことにした。やっぱり冬のオシャレにブーツは欠かせないし、ブーツ自体が私に合わないわけではないからやっぱり履きたい

冬の時期は足首も疲労や無理な力などが重なればかくんかくんとなりやすい。今回はバッシュのような、足首をしっかりホールドしてくれて且つ歩き易い靴を、、でもってカワイイもの(←欲張り。)と思っていた。


真っ先に考えたのがNIKEのコートフォースHi


これあ、こんなに賑やかじゃない定番カラーも他にたくさんあるよ

これはローカットVer.を履いたことがあって履き易かったから、Hiなら履き易いのは当たり前(のはず)


と思ってたけど、やっぱりバッシュ系の靴って見た目がゴツい。ならばせめて、カラーだけはカワイイものにしたいと思うのがオンナゴコロってやつで。。
コートフォースも、この黄緑かわいいけど、レアカラーでなかなか実店舗のお店には置いていないことが多い。他は黒や青、紫などなど。。

むむむ。。。他のメーカーの似たものも探してみようというわけで、卒論から3時間ほどエスケープして(ヲィ)ネットサーフィン開始

そうしたら、赤×ピンクのどこのメーカーか判別できない(多分ノーブランド)のかわいいバッシュがナント¥2980で売られていたさきほどのコートフォースが平均¥8000なのに対して、これは破格
メーカーものじゃなくてもコレだけかわいくておまけに安けりゃいいじゃないかと在庫を見たら、私のサイズは見事に完売ちーん・・・ぽくぽく。。


ABCマートのウエブサイトhttp://www.abc-mart.net/shop/top.aspxを見たのが運命の分かれ道。


そういやVANSのスニーカーもかわいいの多かったっけ・・・ってVANSのページを見て、



出逢ってしまった


こいつにwww







ネットから引っ張ってきたら画像デカいよ


これはカワイイその場でネット注文してもよかったんだけど、クレジットだと油断してあとで請求にビビりそうだからというなんともヘタレな理由で、梅田の実店舗へ出かけた。大日のイオンの中にある店でもよかったけれど、あそこみたいにひとつの建物にこれでもかとショップを詰め込んだところは無駄遣いの最も早い近道だ。それに今は貯金をしなければならない事情ゆえ、要らないモノは買うわけに行かなかった。買わないようにするには魅力ある商品を見ないに限る・笑

出かけたのは日曜日。3連休も真んなか。やっぱり人が多いし、おまけに筋疲労をだいぶ無理して歩いていたので内心はダルかった。。
それでも(ピンクのすにーかぁ)と心は躍る



ところが、わくわくして店に着き、これまたわくわくしながら、VANSのコーナーを探し回るものの色違いはざっくざく見つかるのに、何故かあのピンク×ゴールドがないショッキングピンクならあったが、さすがに・・・それは私の趣味でない  しかもそのショッキングピンクの上の棚だけぽっかり空いている。。


もしや、ここにあって売り切れたとか


メンズ専用のモデルばかりが置いてある棚も調べてみたが、ない。。


最後の手段で店員さんに尋ねてみた。


「申し訳ございません。この間まで置いてたんですが現在在庫切れとなっておりまして・・・」


がぴーーーーーん


前にクローバーのコンバースを買ったときには店員さん、親切にも在庫のある他店舗から取り寄せて自宅に無料配送してくれたのだが、今回の店員さんは「色違いいっぱいあるやろ。それ買ってけ」とでも言いたそうな感じ
結局サイズ合わせのためだけ、ためし履きをしてみてかわずに帰り、ネットで頼みました。ネットに在庫あってよかった

届くのは木曜か金曜楽しみこういう靴を買うと、バドミントンとかバスケとか、走り回るスポーツがしたくなる。そういえばバスケもバドも高校の体育以来やっていない。。
今やったら、どんな感じなんだろう。気持ちがいいだろうか。それとも以前のように動き回れなくて逆にストレスだろうか。

同級生のN君と20分間、鬼のようなラリーをしたことを思い出す。見ていた先生が、

「お前もなかなかしぶといな」なんて言っていた。


最後は腹を立てたN君が思いっきりスマッシュを打って終わった。。男子のくせにスマッシュなんてセコい。笑


学生時代は球技が好きだった。バスケでもバドでも卓球でも。実家のアパートの駐車場で一人ドリブルを日が暮れるまでしていたこともしょっちゅうだった。

唯一バレーとテニスはニガテだったけど。


教師として働き出したら、体育以外で生徒たちとすることはあるだろうか。


あの頃は失うものがあるなんて知らなかったから、聞かされても現実味を帯びなかったから。でも失うのならもっと飽きるほど、バスケでもドッジでも、もっともっとすればよかったと思う。


こう見えて昔は先生も、すごく機敏に動いていたんだから。


なんて皆が信じなくても。。。


5分間の爆弾

携帯から、このブログをご覧になっている方にはわかりづらい話で申し訳ないのですが・・・。。


だいぶ寒くなってきたので、PC用のテンプレを替えてみました期間限定です前まで使っていた日替わりで空模様が出るテンプレもスゴク気に入っているので、また雪の季節が終わったら復活させる予定です






急激に寒くなり、足が気温の変化についていけていないと感じる。季節の変わり目・・冬の訪れを如実に意識するのはこんなときだ。
3限目のバイトを終えて帰るころは大抵、残業を終えて帰路につくサラリーマンたちのセカンドラッシュに当たってしまう。当然座る席はない。そこで壁際や手すりに空きを探すが、そこもない。。

あるのはつり革のみ。  つり革は手が上に上がってしまうので体のバランスが取りにくい。その上、そこは揺れる車内。少し前の悪夢が蘇る。あれ以来、つり革だけに掴まって電車に乗ることにある種の恐怖を感じる。また転んだら・・・という予期不安がつきまとう。

片手だけでは心もとないので、両手で掴まるものの運悪く2つ目のつり革は、出入り口付近の一段高くなった場所。身長は低い方でもないけれど、どうしても背伸びをする格好になってしまい、足に負担が掛かる。


そんな私が乗っていると知ってか知らずか、この日の運転手さんがベテランなのか、発進時に急に速度を上げたり、駅に入った際に急に速度を落とすという事をせず、徐々に徐々に速度調節をしてくれた。
不意な横揺れは私にとって天敵だ。この心遣いはめちゃくちゃありがたい

一駅目までは爆弾のようなものを心に抱えながらも、何とか立っていることができた。しかし、一駅目を過ぎて半分ほど行ったかと言うとき、両足が震えだした。ずっと背伸びをするような格好でつり革に掴まって立ち続けていたため、緊張状態が頂点に達したらしい。

心の爆弾がカウントダウンに入ったかのような思いだった。
今、万が一横揺れがあったら、私は自分の体重を支えられない。。

幸い、次の駅は多くの乗客が降りる駅だったので、次まで我慢すれば、次の駅に着きさえすれば、席か、でなくても手すりの近くは空くだろうと踏んで、祈るように耐えた。

その間も震えは激しさを増す。そんなに暑くもないのに、転ぶかもしれない・・・と思ったら汗が止まらない。


1秒1秒が長い。ホームに電車が滑り込み、ドアが開く。私の目の前に座っていたサラリーマンが降りた。


私は我先にと、そこに座って、ほっと息をついた


足はまだ小刻みに震えていた。。


情けない、と思う。たった2駅・・・たった2駅を平常心で乗っていられない。。昔はヒールを履いていても片手だけで掴まって、もう片手で文庫本を読みながら30分でも1時間でも電車に乗れたというのに。


ようやく落ち着いて周りの乗客を見てみた。幸いにも私の近くにいかにもしんどそうな人やお年寄りはいなかった。昔は席が空いても自分がしんどくなければ立ったままで乗っていたのに。。


過去と比べるのは無意味だ、むしろナンセンスだと判ってはいるのについ比べてしまう。


いい加減、観念しろ。嘆いても過去は過去。時間は不可逆でどうしようもないこと。それに数年前の私より、精神的な充実は今の方がずっといい。


でもどこかで過去に後ろ髪を引かれてる私がいる。


人間て、案外往生際の悪い生き物なのかもしれないな。。

カルテ

深夜1時。卒論作業の合間に小腹が空いたのでコンビニへ。

ふらっとジャージにTシャツで外に出て、気温の差に驚いた。さ、寒い秋は確実にすぐとなりまでやってきているらしい。

夕焼けが一番澄むのもこの季節。オレンジ色の羽衣をまとった大学院棟と図書館が好きだ。レンガ調の壁にその色はよく映える
秋のうちに、そんな学舎をデジカメにおさめておこう。ここで迎える最後の秋だ。





「ぐぅぅぅぅ~」

地味だが派手な音が響いた。私は苦笑いをP.T.に向かって投げる。

昼食はしっかりと摂った。まだ昼の14時。おなかが減るような時間帯ではない。自分の腹の虫が鳴って気がついたが、私の胃は朝から何も食べていないかのように空っぽだった。腸も蠕動運動が活発になっている。

P.T.は笑って、「この訓練してるとねぇ、腹圧が掛かるらしくて胃腸の動きが活発になるみたいなん。ちっちゃい子なんか訓練中にウ●チしちゃう子もいるのよ~。おもしろいで」


便秘解消に良さそうね・笑

いつもリハビリが終わると、ピンク色のナイロン製のバッグを渡される。それを受付に持っていって、診療に掛かった費用を支払うシステムになっているのだ。
いつもはピンクのバッグの中に何が入っているのか気に留めたことはない。しかし、今日はふと気になった。

更衣室に行き、そのピンクのバッグを開けてみた。一つ目は、医療点数を書いた紙。


もうひとつは、私のカルテ。

リハビリはどこか、医療とはまた別のカテゴリに入れてしまいがちなので、はじめカルテというものがピンと来なかった。

好奇心に駆られるままにめくって見る・・・。そこには状態が事細かに記されていた。何気ない世間話で言った足の状態なども落とすことなく書かれている。会話をしながらメモを取ったりなどということを担当のP.T.はしていないので、全部記憶していることになる。



「0歳からP.T.を開始(ボバース)しかし、泣いて訓練にならないため、3歳ごろまで中断。再開してから高校卒業まで続行。大学入学と同時に来阪。一人暮らしである。それからは帰省時にのみP.T.を受けていたが、本人が身体能力の低下に不安を感じ、当院を紹介され、受診に至った模様。」


こんなことまで喋ったっけ??(・ω・?)


「歩けなくなるのではないかと不安を訴える。以前と同じように何かができないことが歯がゆいようだ」


「就職活動開始。パンプスでの会社間の移動に疲労を訴える。『キツい』と漏らす。足裏に多数のタコが見られる」


「右股関節に多少の縮みあり。痛みあり。一過性でよくあるようだ」


「右足首に擦過傷あり。サンダルのベルトで負傷。」


・・・・・「負傷」って・笑  そんな大げさなもんじゃないのに


「自動車教習開始(上肢操作用)手動装置の難しさを訴える。運転中に上肢の傾きあり。シートベルトをめいっぱい閉めるよう伝える」


そういえば、そんなこともあったなぁ。。教習を始めたばかりの頃、運転中に上半身が左に傾くのだ。元々何かに集中したり熱中したときにそうなりやすく、子どもの頃なんかはゲームをしながら体がぐんぐん傾いていって、それでもコントローラーを放さない私に両親は呆れ顔だった・笑
教習のときも運転に集中するあまりだと思う。そういえば最近、傾きはほとんど見られなくなっている。それだけ運転に慣れてきたということなのだろう


「本人談『最近ヒールのある靴をほとんど買っていない。見ても買おうと思わなくなった』機能低下のためか?」

靴箱で眠ったままになってるなぁ・・・昔の靴。。


一箇所、リハビリではない日に記述があった。

「本人から電話。教員採用試験一次試験合格」


足とは直接関係ないことだけれど、ちょっとそれを見てうれしくなった


あとは何語かよくわからない言語で機能的(足の)なことが書いてあった。カルテだからドイツ語だろうか。


カルテの中にも、普段はわからないP.T.の心遣いが見て取れる。なかなか、ここまで細かく普通は見ていないものだ。

P.T.やO.T.を受けている皆さん、機会があれば自分や自分のお子さんのカルテ、見てみるのもおもしろいですよ

Bridge between........

関西テレビで午後行われていた「ザ・ドキュメント」を見た。

以下、関西テレビのHPより抜粋させていただいた。


自立への絆 ~地域療育の現場から~
語り:豊田康雄(関西テレビ放送)

企画意図

平成17年の「発達障害者支援法」、18年の「障害者自立支援法」、19年には「特別支援教育を推進する学校教育法の施行」…。障害児・障害者を取り巻く環境がここ数年で激変している。これまでの療育を支えていた自治体の福祉予算は頭打ちとなり、「病院から在宅へ」の時代の流れが加速した。支援の現場は金も人も火の車。医療的ケアが必要でも、医師が不足している。家族による介護にも限界がある。

障害児支援は、「施設から地域へ」の舵は切られたが、「地域で障害児が自立する」ための明確な処方箋は、法律や行政からは見えてこない。その上、障害者と家族にとって、お互いの事情はそれぞれ異なる。一致しているのは、障害児を育てる親と本人たちの、自立への懸命の模索だ。番組では、さまざまな障害児の親子の家庭・療育現場を通して、「地域での自立」には何が必要かを考える。

番組内容

「兵庫県立のじぎく療育センター(神戸市西区)」。今年3月、50年の歴史に幕を閉じた。「医療・福祉・教育」の3つが併設され、30年前は、理想的療育環境の施設と言われた。その頃は最新の医療技術を求め、220のベッドは満床状態だった。しかしその後、医師不足や赤字財政などさまざまな要因で、廃止となった。ここに通っていた700人は、バラバラになった。「医療的ケアも必要な障害児の施設をつくる」という当初の説明は反故にされ、医師不足もあって、リハビリ病棟さえオープンできていない。

由良典子さんは、「のじぎく療育センター」で歯科衛生士として働いていた。障害児をもつお母さんたちに「障害児の母だから仕事できないはおかしい。自立しましょう」と声をかけてた。息子の中学3年の泰輔さんは筋ジストロフィー。筋ジストロフィーは筋力が落ち体が硬直する難病。限られた時間、出来るだけ泰輔さんと一緒に居たいと思うので、仕事は短時間だけにして家族との時間を大事にしている。その時間を預かってくれる施設のデイサービスに頼るのだが、体調が悪い時は、吸引など医療的ケアが必要で、受け入れてくれる施設が極端に減る。同じように「のじぎく」に子供が通っていた家族会副代表の平山真由美さんとともに、療育施設「ルネス花北(姫路市)」を見学にいく。そこで出会った宮田所長のある言葉から、自分たちの将来の有るべき姿が少しずつ見えてくる。

この「ルネス花北」に通う障害児の3つ子(6歳)がいる。姫路市に住む萩原さん一家。2歳から5歳の間、外来保育で障害児の子育てを伝授された。学んだことはリハビリの方法や抱き方などのノウハウだ。それはすなわち、「子どもをどのように自立させるか考える親の姿勢を作る」ことだった。3人で障害が一番重い、レナさんは就学にあたって、他の兄弟とともに「普通小学校へ行く」と譲らない。両親や「ルネス」の職員は、レナさんの強い意思をサポートする。この地域では、公立小学校に進学するためには、「就学指導」という壁がある。「加配」の先生のための予算繰りが、教育行政では先行してしまうのだ。6歳児3人兄妹はこの壁に向かってゆく。

 

スタッフ

ディレクター:塩川恵造
撮影:松本比呂之
編集:中島福夫

http://www.ktv.co.jp/b/document/index.htmlより。


豊田アナの声が密かに好きなので、ナレーションが豊田アナだとうれしい
家では子どもに絵本を読んだりもするのだそうで。結構演技もお上手な方なので、子どもさんが羨ましい


ま、そんなことは置いといて
このHPに書かれている「加配」とは担任の先生とは別に、障がい児のサポートのためにその児童にもうひとり先生を配置することだ。私も小学生のときは体育や遠足、さらには低学年のときはお手洗いまで隣についてきてくれた(尤もトイレの個室までは入らないが)。私の場合、先生についてきてもらわねば何かができないというわけではなかったけれど、担任の先生の負担は減る。
特に低学年だとごちゃごちゃしてしまいがちな児童に加えて私にまで気を配るとなれば、神経を研ぎ澄ませていなければならないだろう。
私はまだ恵まれていた。自治体にその予算を組むだけの余裕もあったし、自治体の受け入れ態勢が非常に整っていたのだ。
このドキュメントの兵庫県の例のように、特別なテストをさせられることもなく他の子がする就学前検診と少しの知能テストのみで普通学級に入れた。
もちろん、入学前には両親と共に何度も何度も学校をおとずれ、階段の手すりの増設だとかトイレに洋式便器をひとつつけてもらう事など、さまざまなサポートをしていただいた。


私はまだ人の親になったことがないので、親の話を聞いたり同じような障がい児を持つお母さんの話を聞くしかないのだが、今まで障がいを持った人と関わったことがほとんどないお母さんたちが、自分の子どもに障がいがあると知らされてまず思うのは「育てられるのか」ということらしい。うちの母親もそう思ったらしいし。
しかし、親は強くなっていくものだと周りのお母さん方を見て思う。

でもそんなお母さんたちとて、ひとりで頑張れる筈はない。なかには一人で乗り切ってしまう超人的なオカンもいるのかもしれないけれど、どんなに肝っ玉母ちゃんでもやはり心細い時、しんどい時、悩む時はある。

そういうときはやはり専門的な知識を持った人が相談に乗ったりすることとか、そうでなくても悩みやグチを気軽に言える誰かがお母さんの近くにいることが理想的。

私のように、望めば普通学級にいけることの裏にはいくつものハードルがあるということ、このドキュメンタリーを見るまでは感じなかった。
特別支援学校も特別支援学校の良さがある。本人の障がいの程度にあわせて、負荷の少ない環境で学校生活が送れること、本人に合わせた訓練の時間もあることなどなど。
しかし、最終的に彼らが適応していかなければならないのは健常者が圧倒的多数であるこの社会で。普通学級に通うことは特別支援に比べて困難も多いかもしれないけれど、いつかも書いたように、それに適応していくことが本人の力にもなるし、周りにも良い影響を与えるものなのだ。

私が一般枠でも受けられるのに身障の採用枠で受けたのもこういうところにある。もちろん先生の後押しというのもあるが・・・。。
本人も親御さんも「普通学級に」という意思があるのに、入るまでにこれほどの大変さがあるのは理不尽だ。本人に、少しこちらが助けることで適応できるだけの力があるならば、個別にテストやその他もろもろの大変な手順を踏まなくてもいけるように対応していけるのが理想的だ。

そういうハードルが高い一因は、やはり障がいに対する知識が少なかったり、前例がないとしり込みすることであったりするだろう。あるいは何か起きたときに学校側が責任をもてないということかもしれない。


でも多くの子どもやその親御さんは、学校側が故意に見落としたりほうっておいたのでなければ多少のケガ等では何も言わないし、学校側を責めもしないだろうと思う。普通学級に・・・と言った時点で、ある程度は覚悟を決めているだろうしね。健常児だってケガはする。

私が教師になったら、事例は少ないかもしれないけれど、そういう生徒がいた場合、積極的に間に入るなどして普通学級への適応を助けたい。と同時に不安に思ってる親御さんの相談にも乗れたらと思う。障がい児の育児不安とかだと小学校が主なんだろうけど、中学・高校になってくるとお母さんがどう育てる云々もあるけど、やっぱ本人がこれからどうやって社会に出、そこに自分の居場所を見出すかも中心になってくる。

大変だけど、やりがいはあると思う。

障がいを持っていない生徒たちには、自分の経験の中の些細なこと、これも折に触れて語っていきたいな


案外、その道のプロであるP.T.や相談に乗る機会も多いであろう保健師・社会福祉士でさえ、当事者でなければわからないことが多々あると言う。


そういえば私が「●●(某ショッピングセンター)のエスカレーター、レジの近くのほうは流れる速度が速くて怖いけど、エレベーターの近くのは少しゆっくり目だから乗りやすい」と友達に言ったら、その後、
「めぐさんに言われてから色んなとこのエスカレーターの速さが気になるようになってもた」と笑いながら苦情を言われた・笑
でも、そうして少しでも多くの人が気がついてくれるようになると私はうれしい。

バリアフリーは昔に比べるとだいぶ進んできたけれど、まだまだ多くの人にとって快適とは言えない。スロープだって、あっても角度が急ならば車椅子は転がり落ちていってしまう。


2つの世界の狭間で生きてきた私。中途半端かもしれないけれど、これからはその世界の架け橋になりたいのだ。これからを担う多くの子どもたちに何か伝えられたら
その思い、教委の人に伝わったかな。

 

手動運転装置②

昨日の続きに入る前に、この間の「レッドアーリー」に関して


間違いなく赤玉葱でした笑 なんか成長早くて冷蔵庫で1日放置してただけなのに根(芽?)が出てて、中にも変なのがあって結局食べれたのは外側の方の部分だけやったけど


最近懸賞にハマっていて、今日はホンダのFITとスバルのステラ、それに母名義で原チャの応募をしておきましたww

母ね、ああ見えて(って言うても大概の人知らないよね)原チャの免許だけは持ってるのだでももう前の原チャを廃車にしてから15年近くペーパードライバーですが。。原チャがあるとパートに行く時便利だと思うし


自分の車は、できれば卒業したらすぐにでもほしいんですが、卒業後の身分がわからない今の状態では絶対買えると言い切れる保証もなく・・・・・。。中古でもいいから絶対マーチ(現行の方)がいいんだけど、懸賞で当たればそれに乗るわ!1名様っていうのに救い上げられないかなー?FITにも確かピンクあったしぃ(ピンクとオレンジと黄緑をこよなく愛する22歳・・・)
前にプリウス応募したんやけど、案の定当たらんかったでもこの年でプリウス・・・・当たっても、親のんに乗らしてもらってるようにしか見えないからいいわーww笑


今日は教習の帰りに真っ赤なヴィッツを見た。真っ赤な車って、あんまり好きじゃなかったけど、夏(が近い)にヴィッツの赤ってなんか似合う。多分自分は乗らないだろうケド見てる分にはサワヤカでいいなぁと思った。夏といえば真っ青もかっこいいよね


さて昨日の続き

・・・つづきはこちら

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